検査・診断

看護師が知っておくべき『コンピューター断層撮影』

コンピューター断層撮影(CTスキャン)とは、X線を利用して物体をスキャンし、コンピューター処理によって内部画像を構成する技術、あるいは装置のことです。CTスキャンは、X線画像を複数の方向から撮影することで、物体の断面画像を得ることができます。得られた断面画像は、コンピューターで処理され、物体の内部構造を立体的に再現することができます。CTスキャンは、医学分野において、脳、肺、心臓などの人体の様々な臓器の画像診断に広く使用されています。また、産業分野においても、機械内部の構造檢查、製品の品質管理などにも使用されています。
医療機器・設備・器具

小児集中治療室を知る

PICUとは、小児集中治療室の略で、重症の病気によって生命が危険な状態にある小児重症患者に対して集中治療を行う場です。英表記のPediatric Intensive Care Unitの頭文字をとり、PICUとも呼ばれます。小児専門病院や特定機能病院に設置されていますが、施設数は少なく、全国に約140施設しかありません。 PICUに入院する患児は、呼吸不全、心不全、敗血症、脳腫瘍、白血病など、生命に危険が及ぶ重篤な状態にあります。そのため、PICUには高度な医療機器が備えられ、専門的な知識と技術を持った医師や看護師が24時間体制で患児のケアにあたっています。 PICUでの治療は、患児の病態に応じて、人工呼吸器による呼吸管理、輸血、薬物投与、手術など、さまざまな方法で行われます。また、患児の家族へのサポートも行われます。 PICUでの治療により、多くの患児が救命され、社会復帰を果たしています。しかし、中には、後遺症が残ったり、亡くなってしまう患児もいます。そのため、PICUの医療スタッフは、患児とその家族に寄り添いながら、最善の治療を目指して日々努力しています。
産婦人科

新生児の回復治療室(GCU)とは?

新生児回復治療室(GCU)は、NICUで治療を受け、状態が安定した後に移され、ケアを受ける部屋である。継続保育室、回復治療室、発育支援室など様々な訳語が当てられる。GCUでは、NICUで受けた治療を継続しながら、より家庭に近い環境でケアを受けることができる。GCUの主な目的は、新生児の健康状態を維持し、発育を促進することである。GCUでは、新生児に以下のケアが行われる。 ・バイタルサインのモニタリング ・酸素投与 ・栄養管理 ・薬物投与 ・理学療法 ・言語療法 ・心理社会的サポート GCUの滞在期間は、新生児の健康状態によって異なる。一般的には、数日から数週間程度である。GCUを退院した後、新生児は自宅でケアを受け続けることになる。
アレルギー・膠原病

看護師に必須の用語『季節性アレルギーとは』とその特徴

季節性アレルギーとは、特定の時期にだけアレルギー反応が出るものであり、花粉症が有名である。花粉症は、植物が花粉を放出する春や秋に発症する。花粉は、風に乗って飛散し、鼻や口から体内に侵入することでアレルギー反応を引き起こす。花粉症の症状としては、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみ、涙目などがある。また、花粉症になると、倦怠感や頭痛などの全身症状が現れることもある。季節性アレルギーの原因は、植物の花粉である。花粉は、植物が受粉するために放出するもので、非常に細かい粒子である。花粉は、風に乗って飛散し、鼻や口から体内に侵入することでアレルギー反応を引き起こす。季節性アレルギーは、治療することができるが、完治することは難しい。治療としては、抗ヒスタミン薬やステロイド薬などが使用される。また、花粉症の症状を緩和するためには、マスクを着用したり、外出時にはメガネをかけたりすることが効果的である。
整形外科

看護師必見!『硬膜外麻酔』とは?

硬膜外麻酔は、局所麻酔の一種で、硬膜外腔に麻酔薬を注入して、特定の部位の知覚を遮断する麻酔法です。硬膜外腔は、脊髄を覆う硬膜と、その外側にある骨膜の間にある隙間です。麻酔薬は、硬膜外腔に注入されると、神経根に作用して、知覚を遮断します。 硬膜外麻酔は、主に分娩時や手術時に使用されます。分娩時では、産痛を軽減するために使用され、手術時には、手術部位の知覚を遮断するために使用されます。硬膜外麻酔は、全身麻酔に比べて副作用が少ないため、近年では使用される頻度が高まっています。 硬膜外麻酔を行うためには、まず、硬膜外腔に針を刺して、麻酔薬を注入します。針を刺す場所は、麻酔する部位によって異なります。分娩時には、腰椎の間に針を刺します。手術時には、胸椎や腰椎の間に針を刺します。 麻酔薬を注入すると、数分以内に麻酔の効果が現れます。麻酔の効果は、麻酔薬の種類や注入量によって異なりますが、一般的には数時間持続します。麻酔の効果が切れると、知覚は徐々に回復します。 硬膜外麻酔は、比較的安全な麻酔法ですが、まれに合併症が起こることもあります。主な合併症としては、頭痛、吐き気、嘔吐、低血圧などが挙げられます。また、硬膜外腔に針を刺す際に、神経を損傷することがあります。
皮膚科

看護師必須!日焼けの基礎知識

日焼けとは、紫外線線を浴びることによる急性の皮膚障害のことで、日光皮膚炎とも呼ばれます。紫外線線を浴びてから数時間後に皮膚が赤くなり、痛みを伴うようになります。さらに悪化すると、水膨れや皮膚の剥離が起こることもあります。 日焼けには、サンバーンとサンタンの2種類があります。サンバーンは、紫外線線を浴びてすぐに起こる日焼けで、皮膚が赤くなり、痛みを伴います。サンタンは、サンバーンの後に起こる日焼けで、皮膚が黒っぽく変化します。サンタンは、皮膚が紫外線線から身を守るためにメラニンという色素を生成することで起こります。 日焼けの原因は、紫外線線です。紫外線線は、太陽や人工の紫外線ランプから出ており、皮膚に当たると、皮膚細胞を損傷させます。皮膚細胞が損傷すると、皮膚が赤くなり、痛みを伴うようになります。また、紫外線線は、皮膚のメラニンを生成させる働きもあります。メラニンは、皮膚の色素で、皮膚を紫外線線から守る働きがあります。しかし、紫外線線を浴びすぎると、メラニンが過剰に生成されてしまい、皮膚が黒っぽく変化してしまいます。
医療機器・設備・器具

アンビューバッグとは?看護師に必須の用語を解説

アンビューバッグとは、患者の口と鼻から、マスクを使って他動的に換気を行うための医療機器です。人工呼吸法の主流として、救急現場の第一線で幅広く用いられています。バッグバルブマスクともいうが、デンマークのアンビュー社の製品が知られているため、アンビューバッグとも呼ばれます。 アンビューバッグの構造は、マスク、バッグ、バルブの3つから構成されています。マスクは、患者の口と鼻を覆うことができ、バッグは、空気を送るための袋状のものです。バルブは、空気の逆流を防ぐ機能があります。 アンビューバッグの使い方としては、まず、気道を確保することが大切です。次に、マスクで患者の口から鼻までを覆います。一人で行う場合は片手で、二人で行う場合は両手で固定します。最後に、バッグを押し空気を送ります。換気が十分に行われていれば、肺が膨張し、胸郭が上昇します。
検査・診断

赤血球数とは:看護師向けに解説

赤血球数は、血球成分の一種である赤血球の数のことである、全血球の99%以上を占める。RBCと記載される場合が多い。赤血球は、肺から取り込んだ酸素を全身の細胞に運び、細胞から排出された二酸化炭素を肺に戻す役割を果たしている。赤血球数が低下すると、貧血となり、倦怠感、息切れ、動悸、めまいなどの症状が現れる。また、赤血球数の上昇は、脱水症や心不全などの疾患が疑われる。赤血球数は、採血をして、血液中の赤血球の数を測定することで測定することができる。
消化器

経皮経肝膿瘍ドレナージとは?肝膿瘍治療の鍵を握る治療法

経皮経肝膿瘍ドレナージ(PTAD)とは、肝膿瘍の治療のために肝臓に針を刺して膿を排出させる処置のことです。肝膿瘍とは、肝臓に膿が溜まってしまう病気で、痛みや発熱、悪寒などの症状を引き起こします。PTADは、肝膿瘍の治療法としてよく行われます。 PTADは、局所麻酔をして、肝臓に針を刺して行われます。針を刺した後は、膿を排出するためにドレナージチューブを挿入します。ドレナージチューブは、膿が排出されるまでしばらくの間、肝臓に留置されます。 PTADは、肝膿瘍の治療に有効な処置ですが、合併症が起こる可能性もあります。合併症としては、出血、感染症、胆汁漏などが挙げられます。しかし、合併症が起こる確率は低く、PTADは安全な処置と考えられています。
眼科

看護師に必須!白内障とは何か?

白内障とは、水晶体の一部または全体がさまざまな原因で混濁する疾患です。水晶体は、瞳孔の後ろにある豆のような大きさの透明な組織で、光を網膜に焦点を当てて、物を見ることを可能にしています。白内障になると、水晶体が混濁して光が網膜に届きにくくなり、視力が低下します。 白内障は、主に加齢によって起こる病気ですが、生まれつき白内障がある場合(先天性白内障)や、外傷や病気によって白内障になる場合(後天性白内障)もあります。また、糖尿病やアトピー性皮膚炎などの全身疾患が原因で白内障になることもあります。 白内障の症状は、視力が低下する、ものが見える範囲が狭くなる、光がまぶしく感じる、ものが二重に見える、ものがかすんで見える、色あせて見えるなどの症状があります。白内障は、初期段階では自覚症状が少ないことが多く、進行するにつれて視力の低下などの症状が顕著になってきます。 白内障の治療法は、主に手術です。手術では、混濁した水晶体を取り除き、人工の水晶体を挿入します。白内障の手術は、日帰りで行うことが多く、手術後の回復も比較的早いです。白内障の手術は、視力を回復させる効果が高く、多くの患者さんが手術後に視力が向上しています。
循環器

看護師に必須の用語『フロセミド』について

フロセミドは、強力な利尿薬の一種であり、ループ利尿薬に分類されるお薬です。ループ利尿薬とは、腎臓のヘンレループという部分で尿の再吸収を阻害することで、尿量を増加させるものです。フロセミドは、心不全や高血圧、その他腎不全や肝不全に伴う浮腫の治療によく用いられます。浮腫とは、体内に余分な水分が貯留した状態のことです。フロセミドは、余分な水分を尿として排出することで、浮腫を改善します。フロセミドは、経口薬として服用することが多いですが、注射剤もあります。経口薬は、通常1日1回、朝に服用します。注射剤は、通常1日1回、静脈注射または筋肉注射で投与します。フロセミドの用量は、患者さんの状態や症状に応じて医師が決めます。フロセミドは、一般的に安全な薬ですが、いくつかの副作用を引き起こすことがあります。最も一般的な副作用は、脱水、低カリウム血症、低血圧です。その他の副作用には、めまい、頭痛、吐き気、下痢、腹痛などがあります。フロセミドは、他の薬と相互作用を起こすことがあります。そのため、フロセミドを服用している場合は、医師に他の薬を服用していることを伝えてください。
アレルギー・膠原病

看護師必見!赤沈検査の基礎知識と要点

赤沈(せきちん)とは赤血球沈降速度(blood sedimentation)のことで、赤血球が試薬内を沈んでいく速度をみる血液検査の1つである。ESR(erythrocyte sedimentation rate)ともいう。赤血球は通常、血液中を一定の速度で沈降しているが、炎症や感染症があると赤血球沈降速度が速くなる。これは、炎症や感染症があると血液中のフィブリンやグロブリンなどのタンパク質が増加し、赤血球がこれらのタンパク質と結合して沈降速度が速くなるためである。赤沈は、炎症や感染症の有無を調べるために用いられる検査である。正常値は男性で0~12mm/時、女性で0~20mm/時である。赤沈が上昇している場合は、炎症や感染症の可能性がある。しかし、赤沈の上昇は必ずしも炎症や感染症を示すわけではなく、貧血や妊娠、月経中などでも上昇することがある。そのため、赤沈の上昇を解釈する際には、他の検査結果や症状なども考慮する必要がある。
感染

看護師にも知っておいてほしい!保菌者とは

保菌者とは、感染症の病原体(細菌、ウイルス、寄生虫など)を体内に保有しているものの、その病気に発症していない状態のことです。保菌者は、病原体と本人の免疫力の均衡が保たれているため、臨床的な全身症状は見られません。しかし、保菌者は病原体を排出し続けているため、他人への感染源となりうる可能性があります。保菌者の状態は、キャリアとも呼ばれます。ウイルス性感染症の場合には一般的に「キャリア」を用いることが多いです。 保菌者になる原因は、さまざまな感染症によって異なりますが、一般的な原因としては、以下のようなものがあります。 * 感染症にかかった後に、病原体が体内に残存し続ける場合 * 感染症にかかっている人と接触した際に、病原体が体内に侵入する場合 * 感染症にかかっている動物や昆虫に噛まれたり、接触したりした場合 * 感染症の汚染された食品や水などを摂取した場合 保菌者の症状は、感染している病原体によって異なりますが、一般的には、以下のような症状が見られます。 * 無症状の場合が多い * 軽度の風邪や下痢などの症状が出る場合がある * 感染症の潜伏期中に、一時的に症状が出る場合がある 保菌者の状態は、感染症の病原体によって異なりますが、一般的には、生涯続くことが多いです。ただし、抗菌薬や抗ウイルス薬などの治療によって、保菌者状態を解除できる場合があります。
呼吸器

看護師必須の用語『ゴロ音』とは

ゴロ音とは、貯痰音が発生することによって生じる音のことである。貯痰音とは、呼吸によって気管に入ってきた異物や粘膜から分泌される粘液が排出されずに留まることによって生じるものである。ゴロ音は、咽頭ゴロ音やガラガラ音とも呼ばれる。 ゴロ音は、気道に異物や粘液が貯留することで、気流が乱れて発生する。ゴロ音は、その音によって、気管支炎、肺炎、肺水腫などの呼吸器疾患の診断に役立てることができる。また、ゴロ音が聴取される部位によって、気道のどの部位に異物や粘液が貯留しているのかを推測することができる。 ゴロ音を聴取する際には、聴診器を患者の胸壁に当てて、呼吸音や心音などの他の音を聞き分けることが重要である。ゴロ音は、呼吸音や心音よりも低い音であることが多いため、注意深く聴く必要がある。 ゴロ音が聴取された場合は、気道の異物や粘液を除去するために、去痰薬や気管支拡張薬などの薬剤を投与することがある。また、ゴロ音が重症の場合は、気管支鏡検査や気管切開術などの外科的治療が必要となる場合もある。
耳鼻咽喉科

看護師必見!「咽頭」とは?

咽頭は、鼻腔、口腔に続き、下方は喉頭、食道に至る管腔で、気道および消化管の一部です。咽頭は、上咽頭、中咽頭、下咽頭に分けられます。 上咽頭は、鼻腔の奥にあり、アデノイドがある場所です。中咽頭は、口蓋垂と扁桃腺がある場所です。下咽頭は、喉頭と食道の間にある場所です。 咽頭は、粘膜で覆われており、その粘膜には、線毛と杯細胞があります。線毛は、粘膜を覆う薄い膜の上で、常に動いており、異物を取り除きます。杯細胞は、粘液を分泌しており、粘液は、咽頭の粘膜を潤し、保護します。 咽頭は、呼吸と消化の両方に関与しています。呼吸では、咽頭は、鼻腔や口腔から吸い込まれた空気を通過させます。消化では、咽頭は、口腔で噛み砕かれた食物を食道に送り込みます。
その他

看護師に必須の用語『酩酊状態』とは?

酩酊状態とは、アルコールやその他の薬物を摂取したことによって生じる、急性の中毒状態のことである。酩酊状態は、摂取した薬物の種類や量、個人差などによって症状は様々である。 一般的に、酩酊状態になると、気分の高揚、判断力の低下、運動失調、言語障害などの症状が現れる。また、嘔吐、下痢、呼吸抑制、意識障害などの重篤な症状が現れることもある。 酩酊状態は、個人の健康に悪影響を及ぼし、社会問題にもつながる。酩酊状態による事故やトラブルは、毎年多くの被害者を出している。 酩酊状態を防ぐためには、アルコールやその他の薬物の摂取を控えることが大切である。また、酩酊状態の人がいた場合は、適切な対応をする必要がある。
組織・制度

総合周産期母子医療センターを徹底理解

総合周産期母子医療センターとは、周産期(妊娠22週~生後1週間未満の期間)の母子を対象とした医療施設であり、周産期医療を充実し、高度な医療を適切に供給する体制を整備するため、厚生労働省によって整備が進められている施設である。 総合周産期母子医療センターには、周産期医療に特化した産婦人科、小児科、新生児科などの診療科があり、また、母子保健に関する相談や指導も行っている。また、周産期医療に特化した設備や機器を備えており、安心して出産や子育てができる環境が整っている。 総合周産期母子医療センターは、周産期医療の中核的な医療施設であり、地域の周産期医療を支えている。また、周産期医療に関する研究や教育も行っている。
腎・泌尿器

看護師の知識『尿路管理』

尿路管理とは、排尿障害などを有する患者に対して適切な排尿法を確立することである。目的としては、まず上部尿路障害および腎機能障害、尿路感染症の予防が挙げられる。また、尿失禁をコントロールすることによる患者本人や介護者のQOL改善や、患者が社会生活へ適応するための支援なども尿路管理の目的の一つである。 尿路管理は、患者の状態に合わせてさまざまな方法で行われる。排尿障害が軽度の場合には、排尿を促す薬を投与したり、膀胱に尿を貯めるための訓練を行ったりする。排尿障害が重度の場合には、尿道カテーテルを挿入したり、膀胱瘻を造設したりする必要がある。 尿路管理を行う際には、患者のプライバシーに配慮することが重要である。また、尿路感染症の予防のため、清潔に保つことも大切である。
脳・神経

看護師が知っておきたい『滑車神経』

滑車神経は、脳神経の中で最も細い神経で、第Ⅳ脳神経とも呼ばれています。脳の背側から走行している唯一の脳神経であり、滑車神経核は中脳の下丘下部にあります。滑車神経は、中脳の背側を交差し、中脳外側面を回って左右の神経が交叉した後、脳外に出て背面から腹側に向かい、前方の上眼窩裂より眼窩に入って、上斜筋を支配しています。 上斜筋は、眼球の内側上方にあり、眼球運動を司る外眼筋の一つです。眼球運動のなかでも眼球を内側に回転させることによって、内側(鼻側)や下向きに動かす働きがあります。
産婦人科

看護師のためのピル徹底ガイド

ピルとは、一般的に避妊薬のことを指し、日ごろから避妊目的で内服するピル(経口避妊薬/低用量ピル)と、避妊失敗など緊急時に使用するアフターピル(緊急避妊薬)の2つがある。ピルは、女性ホルモンの一種であるエストロゲンとプロゲスチンの2種類の成分を含んだ薬で、排卵を抑制することで避妊効果を発揮する。ピルは、避妊だけでなく、月経痛や月経前症候群(PMS)の緩和、ニキビの改善など、さまざまな効果があることが知られている。ピルの飲み方は、月経開始日から1日1回、決まった時間に服用する。ピルを飲み忘れた場合は、できるだけ早く服用し、それ以降はいつも通りに服用する。ピルを服用中は、吐き気や嘔吐、下痢などの副作用が起こることがある。ピルを服用中に副作用が気になる場合は、医師に相談する。
内分泌・代謝・栄養

看護師に必須の用語『代謝(たいしゃ、metaboilsm)』

代謝とは、生体内で生じるすべての化学変化とエネルギー変換のことです。さまざまな栄養素が合成・分解されていく過程を指します。代謝の過程を物質の面からみた場合を物質代謝と呼び、エネルギー変化の面からみた場合をエネルギー代謝と呼びます。物質代謝には、異化と同化の2つの過程があります。異化とは、複雑な物質を分解してエネルギーを産生する過程のことです。同化とは、エネルギーと単純な物質を用いて複雑な物質を合成する過程のことです。エネルギー代謝には、基礎代謝、活動代謝、食事誘導性熱代謝の3種類があります。基礎代謝とは、安静時にからだを維持するために必要なエネルギー代謝のことです。活動代謝とは、運動などによって増加するエネルギー代謝のことです。食事誘導性熱代謝とは、食事の摂取によって増加するエネルギー代謝のことです。
消化器

看護師に必須の用語『肝機能障害』について

肝機能障害とは、さまざまな原因により肝臓の機能に異常が起きた状態である。肝臓は、体内で最も大きな臓器であり、重要な役割を担っている。肝臓は、食べ物を消化し、エネルギーに変換する。また、毒素を分解し、血液を浄化する。肝機能障害になると、これらの機能が低下し、さまざまな症状が現れる。 肝機能障害の原因は、アルコール性肝障害、ウイルス性肝炎、薬物性肝障害、自己免疫性肝疾患、遺伝性肝疾患などである。アルコール性肝障害は、過度な飲酒により起こる肝機能障害である。ウイルス性肝炎は、ウイルス感染により起こる肝機能障害である。薬物性肝障害は、薬物の副作用により起こる肝機能障害である。自己免疫性肝疾患は、自己免疫の異常により起こる肝機能障害である。遺伝性肝疾患は、遺伝子の異常により起こる肝機能障害である。 肝機能障害の症状は、倦怠感、食欲不振、体重減少、黄疸、腹水、下肢のむくみ、肝性脳症、肝硬変などである。倦怠感は、肝機能障害の最も一般的な症状である。食欲不振は、肝機能障害により、消化器系の機能が低下するため起こる。体重減少は、食欲不振により、栄養が不足するため起こる。黄疸は、ビリルビンが血液中に増加し、皮膚や白目が黄色くなる症状である。腹水は、肝硬変により、肝臓が硬くなり、門脈圧が上昇するため起こる。下肢のむくみは、腹水により、体内の水分が組織に貯留するため起こる。肝性脳症は、肝機能障害により、アンモニアが血液中に増加し、脳に障害が起こる症状である。肝硬変は、肝機能障害が進行すると起こる病態である。肝硬変になると、肝臓が硬くなり、肝機能が低下する。
感染

看護師の知っておくべきゲンタマイシンに関する基礎知識

ゲンタマイシンとは、アミノグリコシド系に分類される抗菌薬のひとつです。細菌のタンパク質合成を阻害し、細菌を死滅させる効果があります。そのため、さまざまな感染症の治療に使用されています。 ゲンタマイシンは、1957年に発見されました。以来、世界中で広く使用されている抗菌薬のひとつです。ゲンタマイシンは、注射剤、点滴剤、軟膏剤、点眼剤などの形態で販売されています。 ゲンタマイシンは、多くの細菌に対して有効です。主な対象となる細菌は、ブドウ球菌、連鎖球菌、大腸菌、仮性結核菌、緑膿菌などです。ゲンタマイシンは、これらの細菌による感染症の治療に使用されます。 ゲンタマイシンは、強力な抗菌薬ですが、副作用も報告されています。主な副作用には、聴力障害、腎障害、神経障害などがあります。そのため、ゲンタマイシンを使用する際には、医師の指示に従い、定期的に検査を受けることが大切です。
その他

看護師必須用語『カットダウン』とは?

カットダウンとは、切開して血管を露出させ、カテーテルを挿入する方法のことです。経皮的穿刺が困難な場合や、ラインを確実に確保したい場合に行います。通常、上腕の静脈(橈側皮静脈、尺側皮静脈、正中静脈など)を切開して行いますが、場合によっては他の部位の静脈を切開して行うこともあります。 カットダウンは、比較的簡単にできる手技ですが、合併症のリスクを十分に理解しておく必要があります。主な合併症として、感染症、出血、血腫、神経損傷などがあります。また、カテーテルの先端が血管壁を損傷する可能性もあります。 カットダウンは、医療現場でよく行われる手技ですが、合併症のリスクを十分に理解した上で、適切な手順で行うことが重要です。