仰臥位

記事内に広告が含まれています。
検査・診断

看護師必須!ラウエンシュタイン法を徹底解説

ラウエンシュタイン法とは、股関節斜位撮影をする肢位のことである。つまり、関節の角度のことである。仰臥位で非健側を45°挙上した斜位とし、健側の股関節を屈曲45°、外転45°とする。股関節の画像診断として広く活用されている。股関節の画像診断は、股関節の痛みや腫れ、歩行障害などの症状のある患者に行われる。股関節の画像診断には、X線撮影、CT検査、MRI検査などがある。X線撮影は、股関節の骨の状態を調べるために最もよく行われる検査である。CT検査は、股関節の骨や軟部組織の状態を調べるために有用である。MRI検査は、股関節の軟部組織の状態を調べるために有用である。
看護技術

看護師のための「半側臥位」の豆知識

半側臥位とは、仰臥位から左右どちらかに体幹を45度程度ひねった体位のことです。仰臥位と側臥位の中間の姿勢であり、大転子部や仙骨部への圧迫を防止することができます。半側臥位は、さまざまな状況で使用されます。例えば、手術後や怪我をした後の患者さんのケア、妊娠中の女性のケア、呼吸器疾患のある患者のケアなどです。また、半側臥位は、長時間同じ姿勢でいることで起こる圧迫性褥瘡の予防にも役立ちます。 半側臥位には、いくつかの種類があります。最も一般的なのは、患者の顔を上にして、上側の腕を体の横に伸ばし、下側の腕を体に沿わせて曲げた姿勢です。もう一つの種類は、患者の顔を下にして、上側の腕を体の横に伸ばし、下側の腕を体に沿わせて曲げた姿勢です。どちらの姿勢も、大転子部や仙骨部への圧迫を防止することができます。 半側臥位にする際には、患者の安全と快適性に注意することが重要です。患者さんの頭は、水平またはわずかに低く保つ必要があります。また、患者の膝は曲げて、足は床またはベッドの縁に置いておく必要があります。患者の体には、柔らかい枕やブランケットを置いて、快適性を高めることができます。 半側臥位は、患者のケアに欠かせない体位です。看護師は、半側臥位の種類や使用方法を理解し、患者の安全と快適性に注意しながら、適切な半側臥位にする必要があります。
整形外科

看護師に必須の用語『ラセーグ徴候』とは

ラセーグ徴候とは、仰臥位の患者の下肢を伸展させたまま持ち上げようとすると、大腿後面に疼痛を訴え、それ以上足を挙上できなくなる状態を指す。この状態が出現することを、ラセーグ徴候陽性という。ラセーグ徴候は、腰椎椎間板ヘルニアや仙骨神経根症などの腰部脊柱管狭窄症の診断に有用である。 ラセーグ徴候は、フランスの医師であるシャルル・ラセーグによって最初に報告された。ラセーグは、腰椎椎間板ヘルニアの患者にこの徴候が見られることを発見し、1883年に報告した。その後、ラセーグ徴候は、腰部脊柱管狭窄症の診断にも有用であることが判明した。 ラセーグ徴候は、腰椎椎間板ヘルニアや仙骨神経根症などの腰部脊柱管狭窄症の診断に有用である。これらの疾患では、腰椎の神経が圧迫されて痛みやしびれなどの症状が出現する。ラセーグ徴候は、腰椎の神経が圧迫されているかどうかを判断するのに役立つ。 ラセーグ徴候は、仰臥位の患者の下肢を伸展させたまま持ち上げようとすると、大腿後面に疼痛を訴え、それ以上足を挙上できなくなる状態を指す。この状態が出現することを、ラセーグ徴候陽性という。ラセーグ徴候は、腰椎椎間板ヘルニアや仙骨神経根症などの腰部脊柱管狭窄症の診断に有用である。
看護技術

看護師必須の用語『ファウラー位』とは

ファウラー位の体位とは、仰臥位で下肢を水平にしたまま上半身を45度程度上げた半座位のことである。この角度が90度の場合を座位、15~30度の場合をセミファウラー位と呼ぶ。そのままでは身体がずり落ちてしまうため、頭を起こす前に足を軽度起こしておくことが重要である。 ファウラー位は、腹部の手術後にドレナージを促進させることを目的とした体位である。しかし、腹部臓器による肺の圧排を軽減することから呼吸機能の改善や体位ドレナージ、経管栄養時の逆流防止の目的にも用いられる。 ファウラー位をとる際には、長時間、同一部位(坐骨結節部など)が圧迫されることによって褥瘡ができる可能性があるので適宜体位分散を図る必要がある。また、麻痺がある場合には時間の経過とともに身体が傾いてくるため、バスタオルなどを用いて支える必要がある。基本的には2時間以内おきに体位変換をする必要があるが、患者の病態や骨の突出具合などで異なる。褥瘡が発生するリスクが高い患者には、予防的に体圧分散器具を使用する。 脳梗塞急性期、骨盤骨折や椎体骨折などのベッドをギャッジアップできない特別な理由がある場合を除き、ファウラー位以上を保つことは仰臥位と比較して離床につながり、人工呼吸器患者では人工呼吸器関連肺炎の頻度が軽減する。