看護師業界ウォッチャー

その他

インフォームドチョイスとは?その意義と4つの原則

インフォームドチョイスとは、患者が医師から十分な説明を受け、治療法のメリットとリスクを理解した上で、自分で治療法を選択することです。これは、医療における患者の権利のひとつであり、患者の自己決定権を尊重した医療を行うために重要な考え方です。インフォームドチョイスを受けるためには、患者は医師から治療法に関する十分な説明を受ける必要があります。医師は、治療法のメリットとリスク、治療を受けなかった場合のリスク、治療を受ける際の注意点などについて、わかりやすく説明しなければなりません。患者は、医師の説明を受け、治療法について理解した上で、自分で治療法を選択することができます。
精神科

看護師の昇華-受け入れがたい状況への対処法-

昇華は、受け入れがたい状況に晒された際に、欲求に対する葛藤や不安を軽減させるための防御機能の一つです。昇華は、欲求を社会的に許容される、または賞賛されるような形式に転換することによって行われます。昇華は、芸術、スポーツ、学問、社会奉仕活動など、さまざまな分野で行われる可能性があります。昇華は、個人にとっての利益だけでなく、社会にとっても利益をもたらす可能性があります。例えば、芸術における昇華は、新しい芸術作品を生み出し、社会を豊かにすることができます。スポーツにおける昇華は、身体的および精神的な健康を促進し、社会に貢献することができます。学問における昇華は、新しい知識を生み出し、社会を向上させることができます。社会奉仕活動における昇華は、社会に貢献し、社会をより良い場所にすることができます。
皮膚科

看護師必見!プレドニゾロンの基本知識

プレドニゾロンとは、合成副腎皮質ホルモン剤であり、ステロイド製剤の代表格である。抗炎症作用や抗アレルギー作用、免疫抑制作用など多くの作用があり、非常に多くの疾患(喘息や慢性閉塞性肺疾患、アレルギー疾患、膠原病など)に対して有効性が認められており、その使用頻度は高い。 プレドニゾロンは、1955年にイギリスで開発された。それ以来、世界中で広く使用されるようになり、現在では最も重要な医薬品のひとつとなっている。プレドニゾロンの作用は、細胞膜の脂質と結合することによって起こる。この結合により、細胞の機能が変化し、炎症やアレルギーを抑える効果が得られる。 プレドニゾロンは、錠剤やシロップ、注射剤などさまざまな剤形がある。通常、プレドニゾロンは1日1回、朝食後に服用する。プレドニゾロンの用量は、疾患の種類や重症度によって異なる。プレドニゾロンは、長期にわたって服用すると副作用が現れることがある。主な副作用としては、体重増加、顔のむくみ、食欲亢進、胃腸障害、骨粗鬆症、感染症などがあげられる。プレドニゾロンを服用する際には、これらの副作用に注意する必要がある。
救急・ICU

看護師が知っておきたい用語『アンプタ』とは?

アンプタ(あんぷた)とは、(四肢の)切断、切除術を意味する医療界の用語である。切断を意味する英語、Amputationに由来する。四肢の切断は、外傷や病気など様々な原因により行われる。外傷による切断は、交通事故や労働災害などによって起こることが多い。病気による切断は、糖尿病や末梢動脈疾患、悪性腫瘍などによって起こることが多い。四肢の切断は、患者の身体機能や生活に大きな影響を与える。そのため、切断後のリハビリテーションや装具の装着など、様々なサポートが必要となる。
アレルギー・膠原病

看護師が知っておきたい『中枢性免疫寛容』とそのしくみ

中枢性免疫寛容とは、免疫系が自己抗原を異物として認識しないことを可能にする能力を獲得するメカニズムである。この仕組みは、自己組織と非自己組織を区別することで、免疫系が自己組織を攻撃しないようにする役割がある。 中枢性免疫寛容は、主に胸腺で行われる。胸腺は、胸部の中央部に位置するリンパ組織で、免疫細胞であるTリンパ球の分化と成熟の場となっている。胸腺では、Tリンパ球が自己抗原と接触し、自己抗原に対する反応性を獲得する。しかし、この反応性は、Tリンパ球が胸腺から放出される前に抑制される。これにより、Tリンパ球が自己抗原を異物として認識することがなくなり、自己免疫疾患の発生を防ぐことができる。
脳・神経

看護師が知っておきたい『もやもや病』

もやもや病とは、脳の主要な動脈が狭窄または閉塞し、脳に十分な血液が供給されない疾患です。この病気は、日本人やアジア人に多く、日本で最初に報告されました。脳血管撮影で、この血管網がもやもやした像に見えることから、日本語の「もやもや病」が国際的に受け入れられています。 もやもや病は、10歳以下の小児と30~50歳の成人で発症することが多く、半数は15歳以下です。この病気は、指定難病にも指定されています。もやもや病の原因は、まだ完全には解明されていませんが、遺伝的要因や環境要因が関係していると考えられています。 もやもや病の症状は、脳梗塞や脳出血、一過性脳虚血発作などがあります。脳梗塞は、脳の血管が詰まって脳組織が壊死する病気です。脳出血は、脳の血管が破れて脳内に血が流れ出す病気です。一過性脳虚血発作は、脳の血管が一時的に詰まって脳の血流が低下する病気です。 もやもや病の治療は、脳梗塞や脳出血、一過性脳虚血発作などの症状を改善するために、薬物療法や手術療法が行われます。薬物療法は、血管を拡張して脳の血流を改善する薬や、血液をサラサラにして脳梗塞や脳出血を防ぐ薬などが使用されます。手術療法は、閉塞した血管をバイパスしたり、新しい血管を作る手術などが行われます。
略語

デルマの意味とは?看護師に必須の用語

デルマとは、皮膚科のことである。ドイツ語のDermatorogieに由来し、英語ではdermatology(ダーマトロジー)と呼ばれる。デルマは、皮膚の疾患や症状を診断し、治療する専門の医学分野である。皮膚科医は、皮膚に関するあらゆる疾患を扱うが、中でも、湿疹、乾癬、にきび、白斑、皮膚がん、水虫などがよく知られている。 デルマは、皮膚の構造や機能、および皮膚の疾患や症状について研究する学問分野でもある。デルマの研究は、皮膚の疾患や症状の治療法の開発につながっており、皮膚科医は、皮膚の疾患や症状に悩む患者さんの治療に役立てている。 デルマは、皮膚の健康を維持するために重要な分野である。皮膚は、人間の体の中で最大の臓器であり、身体の表面を覆い、外界から身を守る役割を果たしている。また、皮膚は、感覚器官としても重要な役割を果たしており、触覚、痛覚、温覚などの感覚を伝達している。デルマは、皮膚の健康を維持し、皮膚の疾患や症状を治療することで、人間の健康を維持するのに役立っている。
呼吸器

看護師に必須の用語『咳喘息』とは

-咳喘息とは何か- 咳喘息は、喘鳴(ぜんめい)や呼吸困難を伴わない慢性(8週間以上)の咳嗽(がいそう)が唯一の症状で、呼吸機能はほぼ正常、気道過敏性は軽度亢進、気管支拡張薬が有効という特徴をもつ喘息の亜型である。咳喘息は、喘息の一種であり、咳が主な症状である。喘息は、気管支が狭くなって呼吸がしづらくなる病気であり、咳、喘鳴、呼吸困難などの症状が現れる。喘息には、アレルギー性喘息と非アレルギー性喘息の2種類があり、咳喘息は、非アレルギー性喘息に分類される。咳喘息は、気管支が過敏になっていて、わずかな刺激でも咳が出やすくなるのが特徴である。咳喘息の症状は、咳が主な症状であるが、痰が絡むこともある。また、胸が締め付けられるような感じがしたり、息苦しさを感じたりすることもある。咳喘息は、気管支拡張薬やステロイド薬などの薬で治療することができる。
皮膚科

看護師のための必須用語:ハンセン病

ハンセン病とは、抗酸菌の一種であるらい菌による慢性感染症のことです。皮膚と末梢神経を主な病変とし、進行すると、顔面や四肢の変形、失明、麻痺などの症状が現れます。ハンセン病は、呼吸器を介して感染する感染症であり、治療せずに放置すると、重篤な障害を引き起こす可能性があります。 ハンセン病は、古くから存在する感染症であり、世界各地で流行しています。日本でも、かつてはハンセン病患者が多数存在しましたが、現在では、治療法の進歩により、患者数は激減しています。しかし、ハンセン病は、完全に根絶されたわけではなく、現在でも、世界には、ハンセン病患者が数百万人も存在しています。 ハンセン病の治療には、主に抗菌薬が使用されます。抗菌薬は、らい菌を殺菌し、感染を抑制する働きがあります。ハンセン病の治療は、長期にわたることが多く、完治までには数年かかる場合があります。しかし、早期に治療を開始すれば、ハンセン病の症状を軽減し、障害を予防することができます。
組織・制度

看護師に必須の用語『OJT』とは?

OJTとは、On-the-Job Trainingの略で、上司や先輩と実際に仕事をするなかで、業務上必要な知識・技術・技能を身につける教育訓練手法のことである。OJTは、職場での実務経験を通じて、業務に必要な知識や技術を習得することができるため、即戦力となる人材を育成することができる。また、OJTは、先輩や上司とのコミュニケーションを図ることで、職場での人間関係を構築することができるため、職場での居場所を早く見つけることができる。OJTは、看護師にとって、必要な知識や技術を身につけるために欠かせない教育訓練手法である。
医療機器・設備・器具

看護師に必須!初診料とは?

初診料とは、患者さんが保険医療機関を初めて受診したときに算定される点数のことで、この点数は患者さんの治療費の一部をカバーするために使用されます。初診料は、その月の同じ病気について初めて受診した場合にのみ算定されます。つまり、その月の間に同じ病気について別の医療機関を受診しても、初診料は算定されません。また、初診から1ヶ月以上経過している場合も、同じ病気や症状であっても初診料は算定されません。初診料の額は、受診する医療機関によって異なる場合があります。
循環器

看護師に必須の用語!発作性心房細動とは?

発作性心房細動とは、300~600回/分の頻度で心房が不規則に興奮し、脈拍がばらばらになる症状を特徴とする不整脈の一種です。心房細動は、ときにめまい、動悸、胸の痛みや圧迫感、息切れ、疲労などの症状を引き起こす可能性があります。これらの症状は、通常数分または数時間以内に消失しますが、数日から数週間続く場合もあります。 発作性心房細動は、心電図検査によって診断されます。心電図検査は、心臓の電気的活動を記録する検査です。発作性心房細動は、不規則で粗い心房細動の波形によって特徴付けられます。心胸部CT、冠動脈造影、甲状腺機能検査、24時間ホルター心電図などが行われることもあります。
その他

看護師が知っておきたい『TD』

TD(てぃーでぃー)とは、処方された薬を服薬する日数のことである。処方箋に入力する際に使われる略語。TDはドイツ語tage Dosenの略。「~TD」が「~日分投与」を意味する略語なので、「3TD」の場合は「3日分の薬を処方」という意味になる。 TDは、薬を処方する際に、処方箋に記載される。処方箋には、薬の名前、用法、用量、回数、期間などが記載される。TDは、期間の欄に記載される。TDは、患者が薬を服薬する日数を表す。TDは、薬を適切に服用するためには重要な情報である。TDを守らないと、薬の効果が十分に発揮されない可能性がある。また、TDを守らないと、薬の副作用が現れる可能性もある。
消化器

看護師に必須の用語『ランソプラゾール』

ランソプラゾールの作用は、プロトンポンプを阻害することで胃酸の分泌を抑制することです。プロトンポンプとは、胃壁の細胞に存在する酵素で、胃酸の分泌に関与しています。ランソプラゾールはこの酵素を不可逆的に阻害するため、胃酸の分泌を抑制する効果が強く、持続時間が長くなります。 ランソプラゾールは、胃酸過多や逆流性食道炎などの胃腸疾患の治療に使用されます。また、非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)を服用している患者さんの胃粘膜保護にも使用されます。 ランソプラゾールを服用する際には、以下の点に注意が必要です。 * 空腹時に服用する。 * 服用後30分は横にならない。 * 他のお薬との相互作用に注意する。 * 妊娠中や授乳中は医師に相談する。 ランソプラゾールを服用中に、腹痛や下痢などの副作用が現れることがありますが、これらの副作用は通常軽度で、数日で消失します。もし、副作用が気になる場合は、医師に相談してください。
循環器

【マルファン症候群】看護師が知っておきたい基礎知識

マルファン症候群とは、結合組織の障害により種々の症状を呈する先天性の遺伝疾患である。遺伝子変異によってコラーゲンの異常が生じ、心臓、血管、肺、眼などの臓器に様々な症状が現れる。マルファン症候群の有病率は1万人あたり3~5人とされ、男性と女性で同じ頻度で発症する。この症候群は、1896年にフランスの医師アントナン・マルファンによって初めて報告された。 マルファン症候群の主な症状としては、次のようなものがある。 * 心臓弁膜症(大動脈弁閉鎖不全症、僧帽弁閉鎖不全症など) * 大動脈瘤 * 大動脈解離 * 肺気腫 * 自然気胸 * 水晶体脱臼 * 網膜剥離 * 緑内障 * 脊椎側弯症 * 胸郭変形(鶏胸、漏斗胸など) * 手足の指が長い(クモ指、クモつま先) * 関節の過可動性 * 筋肉の低緊張 * 体格が細く、身長が高い マルファン症候群の治療は、症状に合わせて行われる。心臓弁膜症や大動脈瘤などの合併症がある場合は、手術が必要となることもある。また、肺気腫や自然気胸などの呼吸器系の合併症がある場合は、薬物治療やリハビリテーションが行われる。マルファン症候群は、適切な治療を行うことで、寿命を延ばすことができる。
呼吸器

看護師に必須の用語『ファウラー位』

ファウラー位の主な目的は、腹部の手術後にドレナージを促進させることです。腹部の手術を受けると、腹部にはドレーンと呼ばれるチューブが挿入されます。このドレーンは、腹腔内に溜まった体液や血液を排出する役割を果たします。ファウラー位をとることで、ドレーンが体液や血液をよりスムーズに排出することができるようになります。 また、ファウラー位は腹部臓器による肺の圧迫を軽減することにも役立ちます。腹部臓器が大きくなると、肺を圧迫して呼吸を困難にすることがあります。ファウラー位をとることで、腹部臓器が持ち上げられ、肺を圧迫する力が弱まります。そのため、呼吸が楽になり、肺活量が向上します。 さらに、ファウラー位は体位ドレナージや経管栄養時の逆流防止にも役立ちます。体位ドレナージとは、痰や分泌物を気道から排出させるための体位のことです。ファウラー位をとることで、痰や分泌物が気道から流れ落ちやすくなり、排出が促進されます。また、経管栄養を行う際には、ファウラー位をとることで、栄養剤が逆流するのを防ぐことができます。
整形外科

看護師に役立つ腰痛の基本知識

腰痛とは、背骨の下部である腰の領域に痛みを伴う状態のことです。腰痛は、腰の筋肉、靭帯、椎骨、神経のいずれかの問題が原因で起こることがあります。また、腰痛は、骨粗鬆症、関節炎、坐骨神経痛、椎間板ヘルニアなどの疾患によっても引き起こされることがあります。腰痛は、日常生活に支障をきたすことが多く、仕事や家事をこなすことが困難になることもあります。また、腰痛は、睡眠障害、うつ病、不安などの精神的な問題を引き起こすこともあります。 腰痛の原因は様々ですが、最も一般的な原因は、腰の筋肉や靭帯の緊張や損傷です。これは、重い物を持ち上げたり、不自然な姿勢で長時間作業したりすることによって起こることがあります。また、腰痛は、椎間板ヘルニアや脊椎分離症などの疾患によっても引き起こされることがあります。腰痛の症状は、腰の痛みや違和感、痺れ、筋肉の痙攣などがあります。また、腰痛は、歩行や立位、坐位などの日常生活の動作を困難にすることもあります。
消化器

看護師に必須の用語『肝中心静脈閉塞症(SOS)』

肝中心静脈閉塞症とは、肝臓の毛細血管である類洞に血栓が生じることで周囲の肝細胞が障害される、造血幹細胞移植後の合併症の一つです。肝類洞閉塞症候群(veno-occlusive disease;VOD)とも呼ばれます。肝中心静脈閉塞症は、造血幹細胞移植後によくみられる合併症であり、その発症率は20%程度です。肝中心静脈閉塞症は、肝臓の毛細血管である類洞に血栓が生じることで、肝臓の血流が悪くなり、肝機能が障害される病気です。肝中心静脈閉塞症は、重症化すると、肝不全に至る可能性もあります。肝中心静脈閉塞症は、造血幹細胞移植後に起こることが多く、その原因は、造血幹細胞移植時に使用する薬剤や、移植された造血幹細胞が肝臓にダメージを与えることなどが考えられています。肝中心静脈閉塞症は、肝機能検査や画像検査によって診断されます。肝中心静脈閉塞症の治療は、主に薬物療法が行われます。肝中心静脈閉塞症は、重症化すると、肝不全に至る可能性もあるため、早期発見と早期治療が重要です。
小児科

水いぼについて知っておくべきこと

水いぼの原因はポックスウイルスの一種である伝染性軟属腫ウイルスであり、接触感染により感染します。水いぼの症状は、皮膚に小さな隆起ができて、次第に大きくなり、中央にへそができることです。水いぼは、一般的に無害で、自然に治癒しますが、かゆみや痛みを伴う場合があります。水いぼの治療法は、主に塗り薬やレーザー治療などがあります。水いぼの予防には、感染者を避けること、接触した場合は石鹸でよく手を洗うことが大切です。
小児科

看護師必見!トイレトレーニングの基礎知識

トイレトレーニングとは、幼児におけるトイレでの排泄を目指した訓練のことである。トイレの場所と目的を教えるところから始まり、徐々に排泄のタイミングを自分でコントロールできるようにしていく。おむつを外す時期は、子供の成長や環境によって異なる。 また、おむつを外すと子どもは「おしっこしたい」「うんちしたい」と伝えようとするが、最初は上手く言葉で表現できないことも多い。そんなときには、しぐさや表情で子どもの意思を読み取る必要がある。トイレトレーニングは、根気と忍耐が必要だが、子どもが自分自身で排泄できるようになると、大きな自信につながる。 トイレトレーニングは、子どもにとって大きなチャレンジである。しかし、親のサポートがあれば、必ずできるようになる。トイレトレーニングを始める時期は、子どもによって異なるが、一般的には1歳半~2歳頃から始めるのがよいとされている。
消化器

内視鏡的食道静脈瘤結紮術とは?治療方法や注意点

内視鏡的食道静脈瘤結紮術とは、内視鏡を用いて食道静脈瘤を結紮することで、静脈瘤からの出血を防ぐ治療法です。食道静脈瘤とは、食道にできる静脈瘤のことです。静脈瘤は、血液が逆流して血管が膨らんだ状態であり、破裂すると出血を起こします。食道静脈瘤は、肝硬変などの肝疾患によって肝臓の血流が滞り、食道の静脈に負担がかかることで生じます。食道静脈瘤からの出血は、吐血や下血を引き起こし、命に関わることもあります。内視鏡的食道静脈瘤結紮術は、食道静脈瘤からの出血を防ぐために、静脈瘤を内視鏡を用いて結紮する治療法です。内視鏡は細い管状の医療機器で、先端にカメラとライトが付いており、食道の中を観察することができます。内視鏡的食道静脈瘤結紮術では、内視鏡を食道に挿入し、食道静脈瘤を細い輪ゴムで結紮します。結紮された静脈瘤は、やがて血流が止まって壊死し、消失します。内視鏡的食道静脈瘤結紮術は、食道静脈瘤からの出血を防ぐ有効な治療法ですが、食道静脈瘤の根本的な原因である肝疾患を治療しないと、再発する可能性があります。
血液・造血

看護師必須の用語「血小板」

血小板とは、止血の役割をもつ血球である。骨髄中の巨核球により産生される核を持たない微小な細胞で、血管が損傷した部位で凝集することにより血栓を形成する。通常約10日間血液中を循環したあとに主に脾臓で処理される。 血小板の産生はトロンボポエチン(TPO)により促進される。巨核球の産生が低下する急性白血病やトロンボポエチン産生が低下する肝硬変では血小板数が低下する。 血小板は、止血の役割を担う重要な血球である。血管が損傷した際に、血小板が凝集して血栓を形成し、出血を止める。血小板の数が低下すると、止血機能が低下して出血傾向が生じる。
小児科

看護師に必須の用語『りんご病』とは?

りんご病とは、ヒトパルボウイルスB19を病原体とした、小児期に起こる伝染性の発疹性疾患である。正式名称は伝染性紅斑であり、予後は良好で自然治癒する。感染すると顔がりんごのように赤くなるため、国内では通称「りんご病」と呼ばれている。 りんご病は、主に5~15歳の小児に多く発症する。感染経路は、飛沫感染と接触感染の2つである。飛沫感染は、感染者の咳やくしゃみなどによってウイルスが空気中に放出され、それを吸い込むことで感染する。接触感染は、感染者の血液や体液に触れることで感染する。 りんご病の潜伏期間は10~20日である。感染初期は、発熱、頭痛、筋肉痛などの症状が現れる。その後、顔面と四肢に発疹が現れる。発疹は最初、淡いピンク色であるが、次第に鮮やかな赤色になる。発疹は通常1~2週間で消えるが、まれに数ヶ月続くこともある。 りんご病は、通常、軽症で自然治癒する。しかし、妊婦がりんご病に感染すると、胎児に感染する可能性がある。胎児感染は、流産、死産、先天性異常を引き起こす可能性がある。そのため、妊婦は、りんご病の感染を避けるために注意する必要がある。
感染

看護師必見!黄熱とは?

黄熱は、黄熱ウイルスを原因微生物とするウイルス性の出血熱です。黄熱ウイルスはネッタイシマカなどによって媒介されます。感染症法では4類に分類され、診断した医師は直ちに保健所へ届け出ることが求められています。 黄熱は、熱帯地域や亜熱帯地域で発生する感染症です。アフリカ、南アメリカ、中央アメリカ、東南アジアなどで多く見られます。日本では、1942年に発生した黄熱が最後であり、現在は国内での発生はありません。 黄熱の症状は、発熱、頭痛、筋肉痛、関節痛、悪心、嘔吐などです。重症化すると、黄疸、出血傾向、腎不全、肝不全などを引き起こし、死に至ることもあります。 黄熱の治療法は、対症療法が主です。解熱剤、鎮痛剤、水分補給などが行われます。重症例では、輸血や人工透析が必要になることもあります。 黄熱の予防には、ワクチン接種が有効です。黄熱ワクチンは、生ワクチンと不活化ワクチンの2種類があります。生ワクチンは、黄熱ウイルスを弱毒化したもので、効果は10年間持続します。不活化ワクチンは、黄熱ウイルスを不活性化したもので、効果は3年間持続します。 黄熱ワクチンは、黄熱流行地域への渡航前に行うことが推奨されています。また、黄熱流行地域に滞在する際には、蚊に刺されないように注意することが大切です。