看護師業界ウォッチャー

呼吸器

看護師に必須!肺塞栓の基礎知識

肺塞栓とは、心臓や静脈にできた血栓が血管の一部が詰まることで肺に血液を送ることが難しくなる病気です。血栓は、血液中の固形物が凝固して塊状になったもので、血液の流れを塞いでしまいます。肺塞栓は、命に関わる重篤な病気で、早期治療が重要です。肺塞栓は、さまざまな原因で起こりますが、最も多いのは、長時間同じ姿勢で座ったり立ったりしていることによるものです。これは、血液の流れを遅くし、血栓ができやすくなるためです。肺塞栓のリスクを高める他の要因としては、肥満、喫煙、妊娠、がん、心臓疾患、人工関節置換術などが挙げられます。
医療機器・設備・器具

看護師必須の用語『鑷子』とは?

鑷子には、さまざまな種類があります。その中でよく使用される鑷子には、有鉤鑷子と無鉤鑷子があります。有鉤鑷子は、先端に鉤がついている鑷子です。皮膚切開や閉創時に使用されます。無鉤鑷子は、先端に鉤がついていない鑷子です。柔らかい組織に対して使用されます。有鉤鑷子は、組織への接着面積が小さく組織を挫滅しない利点がありますが、鉤によって脆弱な組織を損傷する恐れがあるため、注意が必要です。 また、鑷子は、使用目的に応じて、さまざまな素材で作られています。ステンレス鋼、チタン、プラスチックなどがあります。ステンレス鋼の鑷子は、耐久性があり、錆びにくいのが特徴です。チタンの鑷子は、軽量で、金属アレルギーを起こしにくいのが特徴です。プラスチックの鑷子は、使い捨てができて、感染のリスクを軽減できます。 鑷子は、看護師にとって欠かせない道具です。看護師は、鑷子を使って、傷口の処置、薬の投与、採血などを行います。鑷子は、正しく使用することで、患者の安全と健康を守ることができます。
内分泌・代謝・栄養

看護師に必須の用語『タンパク質』について

タンパク質は、アミノ酸が結合した高分子化合物です。アミノ酸は、炭素、水素、酸素、窒素からなる化合物で、20種類のアミノ酸がタンパク質を構成しています。タンパク質は、細胞内のリボソームで合成され、生体内で様々な機能を果たしています。 タンパク質は、身体の構成成分として筋肉、臓器、骨、皮膚などを作っています。また、酵素、ホルモン、抗体などの働きをするタンパク質もあります。酵素は、化学反応を促進する働きをしており、ホルモンは、体内の様々な機能を調節する働きをしています。抗体は、細菌やウイルスなどの異物を排除する働きをしています。 タンパク質は、食事から摂取することができます。タンパク質を多く含む食品には、肉、魚、卵、乳製品、大豆などがあります。タンパク質が不足すると、筋肉量が低下したり、免疫力が低下したりするなどの症状が現れます。 タンパク質は、生命を維持するために不可欠な栄養素です。タンパク質を十分に摂取することで、健康な身体を維持することができます。
産婦人科

母乳の基礎知識と看護師の役割

母乳とは、母親の乳腺から分泌される分泌物のことです。乳腺は、乳房組織の中に散らばっている小さな腺です。各腺は、乳頭につながる小さな管で構成されています。母乳は、これらの腺で生成され、乳管を通って乳頭から分泌されます。 母乳の分泌は、プロラクチンとオキシトシンという2つのホルモンによって調節されています。プロラクチンは、母乳の生成を促進するホルモンです。オキシトシンは、母乳の放出を促進するホルモンです。プロラクチンとオキシトシンは、どちらも脳の下垂体から分泌されます。 母乳の分泌は、妊娠中に始まり、出産後も続きます。母乳の分泌量は、出産後数日でピークに達し、その後数か月間はそのまま維持されます。母乳の分泌量は、母乳を与える頻度や赤ちゃんの年齢によって異なります。母乳を与える頻度が高いほど、母乳の分泌量が多くなります。赤ちゃんの年齢が高いほど、母乳の分泌量が少なくなります。 母乳は、赤ちゃんにとって最適な栄養源です。母乳には、赤ちゃんに必要な栄養素がすべて含まれています。母乳は、赤ちゃんを感染症から守る抗体も含まれています。母乳を与えることで、赤ちゃんの健康を維持することができます。
循環器

看護師に必須の用語『V5』とは?

医療分野におけるV5とは、12誘導心電図における胸部誘導の1つです。黒の電極を用いて、V4と同じ高さの水平線と左前腋窩線上の交点から心臓の電気活動を捉えます。V5は、心臓の左室後壁の電気活動を最もよく反映する誘導であり、心筋梗塞や狭心症、心筋症などの心臓疾患の診断に役立ちます。 V5は、12誘導心電図を施行する際に、必ず記録される誘導のひとつです。12誘導心電図とは、心臓の電気活動を12方向から捉える検査方法であり、心臓の異常を診断する上で重要な検査です。V5は、心臓の左室後壁の電気活動を最もよく反映する誘導であり、心筋梗塞や狭心症、心筋症などの心臓疾患の診断に役立ちます。 V5は、12誘導心電図を施行する際に、患者さんの左胸部に電極を貼付して記録します。電極は、V1からV6までの6個が胸部に、aVL、aVR、aVFの3個が四肢に貼付されます。V5の電極は、左胸部の第5肋間隙、左前腋窩線上に貼付されます。 V5の波形は、P波、QRS波、T波の3つの部分から構成されています。P波は、心房の収縮によって生じる波であり、QRS波は、心室の収縮によって生じる波であり、T波は、心室の拡張によって生じる波です。V5の波形は、心臓の異常を診断する上で重要な情報となります。
救急・ICU

看護師の知識を深める!『ハイケアユニット(HCU)』のすべて

ハイケアユニット(HCU)とは、重症患者や術後患者のケアを提供する高度な医療ユニットのことです。一般的に、集中治療室(ICU)よりもケアのレベルは低く、一般的な病棟よりもケアのレベルは高いです。ハイケアユニットでは、患者の状態を注意深く監視し、必要に応じて迅速に対応できるよう、看護師が常に配置されています。 ハイケアユニットの役割は、重症患者や術後患者のケアを提供することです。ハイケアユニットでは、患者の状態を注意深く監視し、必要に応じて迅速に対応できるよう、看護師が常に配置されています。また、ハイケアユニットでは、患者の状態を改善するための治療や処置が行われます。 ハイケアユニットの機能は、重症患者や術後患者のケアを提供することです。ハイケアユニットでは、患者の状態を注意深く監視し、必要に応じて迅速に対応できるよう、看護師が常に配置されています。また、ハイケアユニットでは、患者の状態を改善するための治療や処置が行われます。
検査・診断

看護師に必須!アニオンギャップとは?

アニオンギャップとは、血液中の陽イオンと陰イオンの差のことである。アニオンギャップは、代謝性アシドーシスの原因を鑑別する指標として有用である。アニオンギャップは、ナトリウムイオンとカリウムイオンの濃度から、クロライドイオン、重炭酸イオン、リン酸イオン、硫酸イオンの濃度を除いた数値である。アニオンギャップは通常、3~10mEq/Lの範囲である。 アニオンギャップの増加は、代謝性アシドーシスの原因を示唆する。代謝性アシドーシスとは、血液中の酸性度が高くなる状態のことである。代謝性アシドーシスの原因には、乳酸アシドーシス、ケトアシドーシス、尿毒症などがある。 アニオンギャップの増加は、これらの疾患の診断に役立つ。例えば、乳酸アシドーシスでは、アニオンギャップが10~20mEq/Lまで増加する。ケトアシドーシスでは、アニオンギャップが20~30mEq/Lまで増加する。尿毒症では、アニオンギャップが30~40mEq/Lまで増加する。
内分泌・代謝・栄養

非経口栄養法とは?その必要性と種類について簡単に

非経口栄養法とは、口から食べ物を摂取せずに栄養を得る方法のことである。栄養補給方法の一つであり、主に消化器系の疾患や、意識障害、摂食障害などの患者に対して行われる。非経口栄養法には、静脈栄養法と経腸栄養法の2種類があり、それぞれに異なる特徴がある。 静脈栄養法は、末梢静脈または中心静脈に栄養剤を注入して栄養補給する方法である。経口摂取ができない場合や、経口摂取だけでは十分な栄養が得られない場合に選択される。静脈栄養法は、栄養剤を直接体内に注入するため、消化器系の負担が少なく、短期間で大量の栄養を補給することができる。しかし、感染症のリスクや、末梢静脈の場合は血管炎を起こすリスクがある。 経腸栄養法は、胃や小腸に栄養剤を注入して栄養補給する方法である。消化器系の機能が低下している場合や、経口摂取が困難な場合に選択される。経腸栄養法は、栄養剤を直接消化器系に注入するため、消化器系の機能を維持することができる。しかし、下痢や嘔吐などの消化器症状を起こすリスクがある。
感染

看護師が覚えておくべき結膜炎の基礎知識

結膜炎とは、眼瞼と眼球の表面を覆う粘膜組織である結膜に炎症が起こる病気です。結膜は、眼球結膜と眼瞼結膜の2つに分けられ、眼球結膜は強膜が角膜に移行する部分までの眼球を覆っています。この結膜の部分に炎症を起こすと、通常、赤くなったりピンク色になったりします。結膜炎は、細菌やウイルス、アレルギーなどさまざまな原因で起こります。細菌による結膜炎は、ブドウ球菌やレンサ球菌、肺炎桿菌などによって引き起こされることが多く、ウイルスによる結膜炎は、アデノウイルスやヘルペスウイルスなどによって引き起こされることが多くあります。アレルギーによる結膜炎は、花粉やハウスダスト、動物の毛などによって引き起こされることが多くあります。
アレルギー・膠原病

看護師が知っておくべき抗リン脂質抗体症候群

抗リン脂質抗体症候群(APS)は、抗リン脂質抗体の存在を特徴とする自己免疫疾患の一種です。抗リン脂質抗体は、リン脂質という脂肪の一種に対する抗体であり、血液凝固を制御するタンパク質の働きを阻害します。このため、APSの患者さんは血栓症(血液の塊が血管を塞いでしまう病気)のリスクが高くなります。 APSは、女性に多く発症する病気で、20歳から40歳の間に発症することが多いです。また、SLE(全身性エリテマトーデス)や関節リウマチなどの他の自己免疫疾患を合併している患者さんに多くみられます。 APSの症状は、血栓症の種類によって異なります。脳梗塞や心筋梗塞などの動脈血栓症の場合、手足のしびれや脱力、胸の痛みなどの症状が出現します。肺梗塞などの静脈血栓症の場合、息切れや胸の痛み、咳などの症状が出現します。また、皮膚や粘膜に血栓ができてしまう皮膚静脈血栓症の場合、赤い斑点や線状の発疹が出現します。 APSの診断は、抗リン脂質抗体の検査と血栓症の既往歴を組み合わせて行われます。抗リン脂質抗体には、狼瘡アンチコアグラント(LA)と抗カルジオリピン抗体(aCL)の2種類があり、どちらか一方でも陽性であればAPSと診断されます。 APSの治療は、血栓症の予防と治療が中心となります。血栓症の予防には、抗凝固薬(血液をサラサラにする薬)が使用されます。抗凝固薬には、ワルファリンやヘパリンなどがあり、患者さんの状態に合わせて使い分けられます。血栓症の治療には、血栓を溶かす薬(溶栓薬)や血栓を取り除く手術(血栓除去術)が行われます。
腎・泌尿器

性器ヘルペスとは?原因・症状・治療法を解説

性器ヘルペスの原因は単純ヘルペスウイルス(HSV)の感染です。HSVには、主に性器に感染するHSV-2と、主に口やのどに感染するHSV-1の2種類があります。性器ヘルペスの感染経路は、主に性行為です。HSV-2は、性器の接触による感染がほとんどですが、HSV-1は、性行為以外にも、口唇ヘルペスなどのHSV-1感染者とのキスや食器などの共有による感染もあります。性器ヘルペスの感染は、ウイルスが皮膚や粘膜の損傷部から侵入して起こります。感染後は、主に感覚神経節に潜伏感染します。潜伏感染してから症状が出るまでの期間は、個人差があり、数週間から数年とさまざまです。
アレルギー・膠原病

看護師に必須の用語『プロスタグランジン』ってなに?

-プロスタグランジンって何?- プロスタグランジンとは、細胞膜に存在する脂質から合成される生体活性物質のひとつです。体内のあらゆる臓器や組織に分布しており、幅広い生理作用を持っています。その主な役割としては、血管拡張、気管支拡張、子宮収縮、発熱、炎症などがあげられます。また、痛みを軽減したり、血小板の凝集を抑制したりする作用も持っています。 プロスタグランジンは、アラキドン酸という脂質から合成されます。アラキドン酸は、細胞膜のリン脂質に多く含まれており、プロスタグランジン合成酵素によってプロスタグランジンに変換されます。プロスタグランジン合成酵素には、シクロオキシゲナーゼ(COX)とリポキシゲナーゼ(LOX)の2種類があり、COXによってプロスタグランジンE2(PGE2)やプロスタグランジンI2(PGI2)が、LOXによってプロスタグランジンF2α(PGF2α)やプロスタグランジンD2(PGD2)が合成されます。 プロスタグランジンは、合成されるとすぐに分解されます。プロスタグランジンを分解する酵素には、プロスタグランジン分解酵素(PGデグラデーゼ)とプロスタグランジンEシンターゼ(PGES)の2種類があり、PGデグラデーゼによってプロスタグランジンE2(PGE2)やプロスタグランジンI2(PGI2)が、PGESによってプロスタグランジンF2α(PGF2α)やプロスタグランジンD2(PGD2)が分解されます。 プロスタグランジンは、体内の様々な生理機能に関与しており、その働きは多岐にわたっています。そのため、プロスタグランジンは薬の開発においても重要な役割を果たしており、解熱剤、鎮痛剤、抗炎症剤、気管支拡張剤、子宮収縮剤など、様々な薬剤に利用されています。
組織・制度

特定集中治療室とは?看護師が知っておくべき基礎知識

特定集中治療室(ICU)の歴史は、19世紀後半にまでさかのぼります。当時、病院では結核や肺炎などの感染症が蔓延しており、重症患者を隔離して治療する必要性が高まっていました。1859年、英国の医師トーマス・レイノルズは、ロンドン大学病院に最初のICUを設置しました。このICUは、隔離室と集中治療室の両方の機能を備えており、重症患者の死亡率を大幅に低下させることに成功しました。 その後、ICUは世界各地に広まり、1950年代には、集中治療室を専門とする医師や看護師が登場するようになりました。日本では、1960年代に最初のICUが設置され、1970年代には、厚生労働省がICUの施設基準を定めました。現在、日本では約1,000のICUがあり、重症患者に対して集中的な治療・看護が行われています。 ICUの目的は、重症度・緊急度の高い患者の生命を維持し、回復を促進することです。ICUでは、医師や看護師が24時間体制で患者の状態を監視し、適切な治療や看護を行います。また、ICUでは、最新の医療機器や薬剤が使用されており、重症患者の死亡率の低下に貢献しています。
内分泌・代謝・栄養

看護師が知っておくべき「ケトン体」とその役割

ケトン体は、アセトン、アセト酢酸、β-ヒドロキシ酪酸の総称です。飢餓状態や糖尿病などにより、エネルギー源として血糖を利用できないと、中性脂肪は脂肪組織で遊離脂肪酸に分解されます。ケトン体は、この分解された脂肪酸から、エネルギー源の代わりとして肝臓で産生され、血中に放出されます。 ケトン体は、脳や筋肉などの組織でエネルギーとして利用されます。また、ケトン体は、肝臓でブドウ糖に合成されることもできます。ブドウ糖は、脳や筋肉などの組織の重要なエネルギー源です。 ケトン体は、通常は血中や尿中に少量しか存在しません。しかし、飢餓状態や糖尿病などにより、エネルギー源として血糖を利用できない状態になると、ケトン体の産生量が増加し、血中や尿中にケトン体が蓄積されます。 血中や尿中のケトン体の量が多くなると、ケトアシドーシスという状態になります。ケトアシドーシスは、酸中毒の一種で、意識障害や昏睡に至ることもあります。 ケトアシドーシスは、糖尿病の患者に多く見られますが、飢餓状態やその他の状態でも起こり得ます。ケトアシドーシスの症状には、口渇、多尿、脱水症状、疲労、頭痛、吐き気、嘔吐などがあります。 ケトアシドーシスは、緊急の治療が必要です。治療は、輸液やインスリン投与などによって行われます。
腎・泌尿器

看護師に必須の用語『排尿中枢』とは

排尿中枢は、排尿機能を統合する器官である。排尿中枢は、前頭葉や橋にある高位中枢と仙髄にある下位中枢にわけられる。高位中枢は、排尿反射の開始や停止を制御し、下位中枢は、反射の伝達や膀胱の収縮を制御する。 高位中枢は、大脳皮質、大脳基底核、視床下部、脳幹などからなる。大脳皮質は、排尿意欲を形成し、排尿反射の開始や停止を制御する。大脳基底核は、排尿反射の調節に関与する。視床下部は、排尿反射の調節に関与する。脳幹は、排尿反射の伝達に関与する。 下位中枢は、仙髄にある。仙髄は、排尿反射の伝達に関与する。膀胱は、尿を貯蔵する器官である。膀胱には、尿道括約筋があり、排尿を制御する。尿道括約筋は、仙髄から支配を受けている。 排尿反射は、尿意を感じてから排尿を行うまでの過程である。排尿反射は、高位中枢と下位中枢の協調によって行われる。排尿反射が障害されると、排尿困難や失禁などの症状が現れる。
呼吸器

COPD とは?原因や症状、治療法を知る

COPD(慢性閉塞性肺疾患)とは、気道や肺胞の異常による慢性的な呼吸器症状を特徴とする肺疾患です。COPD の最も重要な危険因子は喫煙であり、受動喫煙やバイオマス燃料の煙を含むその他の曝露も原因となります。COPD の一般的な症状には、息切れ、咳、痰、息切れが含まれます。COPD は進行性の疾患であり、時間の経過とともに悪化する場合があります。COPD の治療法はありませんが、症状を改善し、病状の進行を遅らせるための治療法はあります。COPD の主な治療法には、気管支拡張薬、ステロイド、長期酸素療法などが含まれます。COPD 患者は、定期的に医師の診察を受け、肺の機能を監視し、治療計画を調整する必要があります。COPD は、しばしば、肺癌や心臓病などの他の病気を引き起こす可能性があるため、早期に診断して治療することが重要です。
その他

看護師の必須用語『リビングウィル』を解説!

リビングウィルは、不治の病にかかったり傷害を受けたりした場合に、延命治療に対して事前に自分の意思を表明するものです。尊厳死と密接に関連しており、「尊厳死宣言」「事前宣言書」とも呼ばれます。リビングウィルは、医療行為に関するものだけでなく、葬儀の方法や臓器提供の可否などについても自分の意思を表明できます。 リビングウィルは、自分の意思を尊重して治療方針を決定するためには重要なものです。また、家族や医療従事者に自分の治療方針を伝えることで、治療をめぐるトラブルを避けることができます。
呼吸器

看護師に必須の用語『胸腹式呼吸』とは?

胸腹式呼吸とは、呼吸様式の一つで、横隔膜呼吸とも呼ばれています。呼吸をする際に横隔膜を上下に動かしながら胸と腹を膨らませたり、縮めたりする呼吸法です。腹式呼吸とも呼ばれ、主にヨガやピラティスなどのエクササイズや、リラクゼーションの方法として用いられています。 胸腹式呼吸を行うことで、横隔膜の動きを活発にすることができます。横隔膜は、肺と腹部を隔てる筋肉で、呼吸をする際に上下に動いて肺を膨らませたり、縮めたりしています。横隔膜の動きが活発になると、肺がより多くの空気を取り込むことができるようになり、呼吸が深くなります。また、横隔膜の動きが活発になると、腹腔内臓器のマッサージ効果も期待できます。 胸腹式呼吸は、呼吸器疾患や循環器疾患、消化器疾患などの疾患のある方にもおすすめです。呼吸器疾患のある方は、呼吸が浅くなりがちですが、胸腹式呼吸を行うことで呼吸を深めることができます。循環器疾患のある方は、心臓への負担を軽減することができます。消化器疾患のある方は、腹腔内臓器のマッサージ効果で症状を緩和することができます。 胸腹式呼吸は、誰でも簡単にできる呼吸法です。リラックスしたいときや、呼吸を深めたいときなどにぜひ試してみてください。
その他

看護師が知るべきプライマリーケアとは?

プライマリーケアとは、病気や怪我をしたとき最初に受ける医療のことです。初期診療とも言われます。プライマリー(primary)とは、「初期の」「最初の」といった意味です。健康不安を感じた場合には、直接大病院で診察を受けるのではなく、まずは地域のかかりつけ医(プライマリーケア医)に相談し、適正な処置あるいは適切な専門医を紹介してもらうことが良いとされています。 プライマリーケア医は、患者さんの健康状態を総合的に把握し、適切な治療やケアを提供します。また、予防接種や健康診断などの予防医療にも力を入れています。プライマリーケア医は、患者さんの健康を生涯にわたってサポートする役割を担っています。 プライマリーケアは、患者さんの健康を維持増進し、病気の早期発見・早期治療につなげる重要な役割を果たしています。また、医療費の抑制にも貢献しています。
その他

看護師に必須の用語『酩酊状態』とは?

酩酊状態とは、アルコールやその他の薬物を摂取したことによって生じる、急性の中毒状態のことである。酩酊状態は、摂取した薬物の種類や量、個人差などによって症状は様々である。 一般的に、酩酊状態になると、気分の高揚、判断力の低下、運動失調、言語障害などの症状が現れる。また、嘔吐、下痢、呼吸抑制、意識障害などの重篤な症状が現れることもある。 酩酊状態は、個人の健康に悪影響を及ぼし、社会問題にもつながる。酩酊状態による事故やトラブルは、毎年多くの被害者を出している。 酩酊状態を防ぐためには、アルコールやその他の薬物の摂取を控えることが大切である。また、酩酊状態の人がいた場合は、適切な対応をする必要がある。
救急・ICU

看護師必須用語『初療室』について

初療室とは、救急搬送患者が最初に運ばれ、初期診療を受ける部屋のことである。初療室は、救急外来や救急救命センターなど、救急医療を専門に行う医療機関に設置されていることが多い。初療室では、気道管理、呼吸および循環管理に必要な各種医療機器や薬剤を備え、緊急に開胸や開腹などが行なえるような手術器具も常備されている。そのため、初療室は、救急搬送患者の命を守るために重要な部屋である。 初療室には、医師や看護師、救命士など、救急医療の専門家が常駐しており、24時間体制で患者の受け入れを行っている。初療室に搬送された患者は、まず、医師や看護師による問診や診察が行われる。その後、患者の状態に応じて、必要な処置が行われる。処置には、酸素投与、点滴、気管挿管、心肺蘇生などがある。また、緊急手術が必要な場合は、手術室に搬送される。
略語

看護師が知っておきたい「Dx」の意味とは?

Dx(でぃーえっくす)とは、診断を意味する医療業界の略語である。診療録・薬歴・看護記録などを記す際に使用される。英語のDiagnosisに由来する。Dxのなかでも、臨床診断(clinical diagnosis)は「Clinical Dx」、最終診断(final diagnosis)は「Final Dx」などと記す。つまり、患者の状態や病気を診断する際の用語である。ただし、デキスター(簡易血糖測定器またはそれによって測定された血糖値)のことを意味して「Dx」と書くこともあるため注意が必要である。また、カルテ等に使われる同様の略語には他に、Fx(骨折)、Rx(Rp.、処方)、R/O、n/pなどがある。
内分泌・代謝・栄養

看護師必見!バセドウ病の基本知識

バセドウ病の原因は、自己免疫疾患によるものであることが判明しています。自己免疫疾患とは、本来であれば体を守るべき免疫機能が、自分の正常な細胞を攻撃してしまう病気です。バセドウ病の場合は、B細胞が甲状腺刺激ホルモンレセプター抗体という抗体を産生してしまい、甲状腺を刺激してしまうことで、甲状腺の機能が亢進してしまいます。 甲状腺刺激ホルモンレセプター抗体が産生される原因はまだ十分には解明されていませんが、遺伝的要因や環境要因などが関与していると考えられています。遺伝的要因としては、HLA-DR3やHLA-B8などの特定のHLA抗原を持つ人がバセドウ病を発症しやすいことが知られています。環境要因としては、ストレスや感染症などがトリガーとなって発症するケースがあるとされています。
精神科

看護師に必須の用語『不穏』について

看護師に必須の用語『不穏』 不穏とは、周囲への警戒心が強く、落ち着きがなく興奮している状態である。不穏は、認知症やせん妄、精神疾患などのさまざまな原因によって引き起こされる。 不穏の症状には、以下のようなものがある。 ・落ち着きがない ・歩き回る ・叫ぶ ・暴れる ・物を投げる 不穏は、患者自身や周囲の人を傷つける危険がある。そのため、不穏の患者に対しては、適切な看護ケアを行う必要がある。不穏の看護ケアには、以下のようなものがある。 ・患者を落ち着かせる ・患者の安全を確保する ・不穏の原因を特定する ・不穏の原因を治療する ・患者の家族や介護者と協力する 不穏は、適切な看護ケアを行えば、改善することができる。不穏の患者に対しては、忍耐強く、思いやりのある看護ケアを行うことが大切である。