看護師業界ウォッチャー

呼吸器

看護師が知っておくべき肺挫傷について

肺挫傷とは、胸部打撲や強い圧迫などで肺に歪みやずれ、圧の変化などの傷害が生じる状態のことである。肺挫傷は、交通事故、転落、暴行、スポーツ外傷など、さまざまな原因で起こり得る。肺挫傷の重症度は、損傷の程度によって異なる。軽度の肺挫傷では、肺の組織がわずかに損傷し、症状がほとんど現れないこともある。中程度の肺挫傷では、肺の組織がより広範囲に損傷し、咳、呼吸困難、胸痛などの症状が現れる。重度の肺挫傷では、肺の組織が大きく損傷し、呼吸困難、低酸素血症、ショックなどの症状が現れる。肺挫傷の治療は、重症度によって異なる。軽度の肺挫傷では、安静と鎮痛剤による治療が行われる。中程度の肺挫傷では、酸素吸入や呼吸器による治療が行われる。重度の肺挫傷では、人工呼吸器による治療が行われる。肺挫傷は、重症度によっては命に関わることもあるため、早期発見と適切な治療が重要である。
医療機器・設備・器具

看護師に必須の知識!ネブライザーとは?

ネブライザーとは、薬液を霧状にして口や鼻から吸入する治療法のことです。気管支喘息やクループなどの疾患に用いられます。ネブライザーには、圧縮空気で霧を作る「ジェット式」、超音波で霧を発生させる「超音波式」、メッシュを使用して薬剤を霧状にする「メッシュ式」の3種類があります。ネブライザーの吸入法には、口を開けて吸入する「オープンマウス法」と、口を閉じて吸入する「クローズドマウス法」の2種類があります。
内分泌・代謝・栄養

看護師必須用語『血糖値』の基礎知識

血糖値とは、血中のグルコース濃度のことである。グルコースは、体内の細胞がエネルギー源として利用する糖質の一種である。血糖値は、食事、運動、ストレスなどによって変動する。空腹時血糖値は、食事をしていない状態での血糖値である。空腹時血糖値が70~109(mg/dL)が基準値となっている。空腹時血糖値が126(mg/dL)以上になると、糖尿病と診断される。糖尿病は、血糖値が高い状態が続く病気である。糖尿病になると、血管や神経が障害を受けるなど、さまざまな合併症を引き起こす。血糖値をコントロールするためには、食事療法や運動療法、薬物療法などを行う必要がある。
内分泌・代謝・栄養

ラパとは – 看護師に欠かせない用語を解説

ラパとは、腹腔鏡のことである。腹腔鏡を指すLaparoskopie(ドイツ語)の頭の言葉をとってこのように略される。腹腔鏡を使った胆嚢摘出手術のことをラパ胆などと呼ぶ。 腹腔鏡とは、お腹の中を観察するためのカメラ付きの細い管のことである。お腹に小さな穴を開けて腹腔鏡を挿入することで、お腹の中の様子をモニターで見ることができる。腹腔鏡は、診断や治療のために使用される。 ラパは、お腹の中の病気を診断したり、治療するために使用される。例えば、ラパを使って、胆嚢結石や虫垂炎を診断したり、手術を行ったりすることができる。ラパは、従来の手術よりも傷口が小さく、回復が早いというメリットがある。 ラパは、医療の現場で広く使用されている。今後、ラパの利用はさらに拡大していくと考えられている。
消化器

看護師が知っておきたい盲腸の知識

-虫垂炎の原因と症状- 虫垂炎の原因において、最も重要な機序は糞石や食物残渣、リンパ組織腫大や腫瘍などにより虫垂内腔が閉塞し、2次性に感染が加わることである。 症状は、以下のように進行することが多い。 1. 疼痛(通常は心窩部や臍部に出現) 2. 悪心、嘔吐、急性の食思不振 3. 圧痛(右下腹部が典型的だが、腹部・骨盤のどの部位でも起こり得る) 4. 発熱 5. 白血球増多 虫垂炎の治療は、外科的治療(虫垂切除術)と保存的治療(抗菌薬、絶食)に大きく分けられるが、一概にはどちらが良いとは言えず、糞石の有無や腹膜刺激の強さなどを踏まえて総合的に決められることが多い。
その他

看護師に必須の用語『易疲労性』

易疲労性とは、通常より疲れやすい体質のことである。身体をあまり使っていないのに疲れを感じるもので、少し歩いただけでも疲れたり、いつもの仕事や作業を続けるのが困難になったりする。易疲労性は、さまざまな原因によって起こり得る。例えば、貧血、低血圧、心臓病、肺病、糖尿病、甲状腺機能低下症、慢性疲労症候群、線維筋痛症、うつ病、不安障害などである。また、薬の副作用や、睡眠不足、ストレス、過労なども易疲労性を引き起こすことがある。 易疲労性がある場合は、まずは原因を突き止めることが大切である。原因がわかれば、その原因に応じた治療を受けることで、易疲労性を改善することができる。例えば、貧血であれば鉄剤を服用したり、低血圧であれば塩分や水分を多く摂ったり、心臓病であれば心臓の治療を受けたりする。また、薬の副作用が原因であれば、その薬を中止したり、変更したりする必要がある。 易疲労性がある場合は、無理をせず、疲れを感じたらすぐに休むようにすることが大切である。また、規則正しい生活を心がけ、十分な睡眠をとるようにすることも大切である。また、適度な運動をしたり、ストレスを解消したりすることも易疲労性の改善に有効である。
血液・造血

看護師に必須の用語『Rh血液型とは』

Rh血液型とは、血液型の一種で、Rh抗原に対する抗体の有無によって分類されます。Rh抗原は、赤血球の表面にあるタンパク質の一種で、Rh陽性の人はRh抗原を持っていますが、Rh陰性の人はRh抗原を持っていません。 Rh血液型の基礎知識として、まずRh抗原とは、赤血球の表面にあるタンパク質の一種であり、Rh陽性の人はRh抗原を持っていますが、Rh陰性の人はRh抗原を持っていません。Rh血液型は、このRh抗原の有無によって分類され、Rh陽性とRh陰性の2種類に分けられます。 Rh血液型の遺伝は、Rh陽性の遺伝子を2つ持つとRh陽性、Rh陰性の遺伝子を2つ持つとRh陰性、Rh陽性の遺伝子を1つとRh陰性の遺伝子を1つ持つとRh陽性となります。 Rh血液型は、輸血の際に重要となります。Rh陰性の人はRh陽性の血液を輸血されると、Rh抗体を産生してしまい、次回以降のRh陽性の血液の輸血時に輸血反応を起こす可能性があります。そのため、Rh陰性の人にはRh陰性の血液を輸血する必要があります。 また、Rh陰性の女性がRh陽性の男性と子供を妊娠した場合、胎児がRh陽性である可能性があります。この場合、胎児の赤血球が母親の血液に入り込むことで、母親がRh抗体を産生し、胎児に輸血反応を起こす可能性があります。これをRh不適合妊娠と言います。Rh不適合妊娠を防ぐため、Rh陰性の女性にはRh免疫グロブリンを投与します。Rh免疫グロブリンは、Rh抗体の産生を抑える薬剤です。
整形外科

看護師必携!リーメンビューゲル紐革装具とは?

先天性股関節脱臼の治療に不可欠な装具 リーメンビューゲル紐革装具は、先天性股関節脱臼の乳児の足を固定し、脱臼状態を治療する装具です。一般的に生後間もなく~数か月の乳児が使用しますが、1歳になってから使用する場合もあります。しかし、歩行を始めてから使用すると整復できる確率が低くなることが多いです。 リーメンビューゲル紐革装具を使用すると、乳児は体を著しく固定され、動きを制限されます。そのため、不機嫌な状態、夜泣き、睡眠不足、運動不足による下痢や便秘などの症状が見られることもあります。数か月にわたって治療が及ぶため、栄養管理・健康管理には充分に注意が必要です。 リーメンビューゲル紐革装具で治療しているときも、入浴などの場合には一時的に装具を外すこともできますが、装具を外す時間をなるべく短くする必要があります。リーメンビューゲル紐革装具で脚部を開いたまま固定すると、ベビーカーやチャイルドシートに乗せにくくなることがあります。装具がずれると治療が長引くため、外出する際には脚が正しい状態で固定されているように頻繁に確認することが求められます。また、リーメンビューゲル紐革装具を装着している状態では靴をはかせることができません。冬期の外出時には、足元が冷えないようにカバーオールなどで覆うことが必要になります。
消化器

看護師に必須の用語『ランソプラゾール』

ランソプラゾールの作用は、プロトンポンプを阻害することで胃酸の分泌を抑制することです。プロトンポンプとは、胃壁の細胞に存在する酵素で、胃酸の分泌に関与しています。ランソプラゾールはこの酵素を不可逆的に阻害するため、胃酸の分泌を抑制する効果が強く、持続時間が長くなります。 ランソプラゾールは、胃酸過多や逆流性食道炎などの胃腸疾患の治療に使用されます。また、非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)を服用している患者さんの胃粘膜保護にも使用されます。 ランソプラゾールを服用する際には、以下の点に注意が必要です。 * 空腹時に服用する。 * 服用後30分は横にならない。 * 他のお薬との相互作用に注意する。 * 妊娠中や授乳中は医師に相談する。 ランソプラゾールを服用中に、腹痛や下痢などの副作用が現れることがありますが、これらの副作用は通常軽度で、数日で消失します。もし、副作用が気になる場合は、医師に相談してください。
アレルギー・膠原病

看護師に必須の用語『プロスタグランジン』ってなに?

-プロスタグランジンって何?- プロスタグランジンとは、細胞膜に存在する脂質から合成される生体活性物質のひとつです。体内のあらゆる臓器や組織に分布しており、幅広い生理作用を持っています。その主な役割としては、血管拡張、気管支拡張、子宮収縮、発熱、炎症などがあげられます。また、痛みを軽減したり、血小板の凝集を抑制したりする作用も持っています。 プロスタグランジンは、アラキドン酸という脂質から合成されます。アラキドン酸は、細胞膜のリン脂質に多く含まれており、プロスタグランジン合成酵素によってプロスタグランジンに変換されます。プロスタグランジン合成酵素には、シクロオキシゲナーゼ(COX)とリポキシゲナーゼ(LOX)の2種類があり、COXによってプロスタグランジンE2(PGE2)やプロスタグランジンI2(PGI2)が、LOXによってプロスタグランジンF2α(PGF2α)やプロスタグランジンD2(PGD2)が合成されます。 プロスタグランジンは、合成されるとすぐに分解されます。プロスタグランジンを分解する酵素には、プロスタグランジン分解酵素(PGデグラデーゼ)とプロスタグランジンEシンターゼ(PGES)の2種類があり、PGデグラデーゼによってプロスタグランジンE2(PGE2)やプロスタグランジンI2(PGI2)が、PGESによってプロスタグランジンF2α(PGF2α)やプロスタグランジンD2(PGD2)が分解されます。 プロスタグランジンは、体内の様々な生理機能に関与しており、その働きは多岐にわたっています。そのため、プロスタグランジンは薬の開発においても重要な役割を果たしており、解熱剤、鎮痛剤、抗炎症剤、気管支拡張剤、子宮収縮剤など、様々な薬剤に利用されています。
検査・診断

気管支肺胞洗浄とは?

気管支肺胞洗浄とは、肺胞の細胞数や種類、肺に関する病気の診断などのために行われる検査です。BAL(Bronchoalveolar Lavage)とも呼ばれます。気管支鏡を用いて、肺胞に生理食塩水を注入し、それを吸引して回収します。回収された生理食塩水には、肺胞の細胞やタンパク質、細菌などが含まれています。これらの成分を分析することで、肺の状態を調べることができます。気管支肺胞洗浄は、肺炎、肺癌、間質性肺疾患などの診断によく用いられます。また、肺の移植前には、肺の状態を調べるために気管支肺胞洗浄が行われることがあります。
検査・診断

看護師が知っておきたいグリア細胞とは?

グリア細胞とは、中枢神経系を構成するニューロン(神経細胞)以外の細胞のことです。神経膠細胞とも呼ばれ、哺乳類では、神経細胞の数倍から数十倍の数のグリア細胞が存在します。グリア細胞は、ニューロンの支持や栄養補給、免疫反応、情報伝達など、さまざまな役割を果たしています。 グリア細胞には、大きく分けて4種類あります。アストロサイト、オリゴデンドロサイト、シュワン細胞、ミクログリアの4種類です。アストロサイトは、ニューロンの周囲を取り囲み、支持や栄養補給を行っています。オリゴデンドロサイトは、ニューロンの軸索を覆うミエリンを産生しています。シュワン細胞は、末梢神経の軸索を覆うミエリンを産生しています。ミクログリアは、免疫反応を担っています。 グリア細胞は、中枢神経系の重要な構成細胞であり、ニューロンの機能をサポートしています。グリア細胞の異常は、さまざまな神経疾患を引き起こす可能性があります。
脳・神経

看護師が知っておくべき『低カリウム性ミオパチー』

低カリウム性ミオパチーとは、血液中のカリウム濃度が低下することで全身に脱力が起きる疾患のことである。血液中のカリウム濃度が低下すると、筋肉の細胞が正常に機能しなくなり、脱力や麻痺などの症状が現れる。低カリウム性ミオパチーの原因として、尿路や消化器からのカリウムの喪失、副腎の原発性アルドステロン症などの内分泌障害、グリチルリチン製剤などによる偽性アルドステロン症などの薬剤誘発性などが挙げられる。低カリウム性ミオパチーの症状としては、首や手足などの全身の脱力、重症の場合は首が支えられずに垂れ下がってしまうこともある。また、2~3週間かけて徐々に症状が悪化していくのが特徴である。低カリウム性ミオパチーと症状が似ている病気として低カリウム性周期性四肢麻痺があるが、麻痺の持続時間が長いことと、クレアチンキナーゼ値の上昇が著しいことで判別できる。低カリウム性ミオパチーの治療としては、点滴によってカリウムを補うことが行われる。
腎・泌尿器

看護師が知っておくべき混濁尿の知識

混濁尿の原因はさまざまですが、最も一般的なのは細菌感染症です。細菌は尿路(尿道、膀胱、尿管、腎臓)のどこでも感染症を引き起こす可能性があり、その結果、尿が濁ったり、悪臭を放ったりします。その他の一般的な原因としては、以下のようなものがあります。 * 脱水症状尿が濃縮されすぎて塩やその他の物質が結晶化することがあります。 * 尿路結石尿路に形成された固い沈着物で、尿の流れを妨げ、感染症を引き起こす可能性があります。 * 腎臓病腎臓が尿から老廃物や exceso de agua をろ過するのを困難にすることで、尿の濁りや悪臭を引き起こす可能性があります。 * 薬物アスピリン、抗生物質、造影剤などの特定の薬物は混濁尿の原因となる可能性があります。 * 妊娠妊娠中に尿が濃縮され、混濁する可能性があります。 * 尿路感染症これは尿路の細菌感染症であり、尿の混濁や悪臭を引き起こす可能性があります。 * 腎臓疾患これは腎臓の損傷や機能不全を引き起こす可能性があり、尿の混濁や悪臭を引き起こす可能性があります。 * 肝臓疾患これは肝臓の損傷や機能不全を引き起こす可能性があり、尿の混濁や悪臭を引き起こす可能性があります。 * 心不全これは心臓の機能不全を引き起こす可能性があり、腎臓の血流を低下させ、尿の混濁や悪臭を引き起こす可能性があります。 * 糖尿病これは血液中の糖分のレベルが高い状態を引き起こす可能性があり、腎臓の損傷や機能不全を引き起こし、尿の混濁や悪臭を引き起こす可能性があります。
感染

看護師に必須の用語『B型肝炎』

B型肝炎とは、B型肝炎ウイルス(HBV)が血液や体液などを介して肝臓に感染し、炎症を引き起こす病気です。急性肝炎と慢性肝炎の2つに分類され、急性肝炎は通常、成人の血液・体液感染による初感染で、慢性肝炎は乳幼児期に母子感染で初感染が起きた場合に発症する可能性が高くなります。急性B型肝炎は、1~6カ月の潜伏期間を経て、全身倦怠感、食欲不振、悪心・嘔吐、発熱、黄疸、肝腫大などの症状が見られます。慢性B型肝炎は無症状で数年から数十年経過して検診などで偶然発見されることが多く、肝硬変に進行してくる過程で症状が現れます。B型肝炎の診断は、ウイルスマーカーが有効で、まずHBs抗原でスクリーニング検査が行われます。治療は、急性B型肝炎は自然に治癒することが多く、保存的治療の適応になりますが、劇症肝炎に移行する場合には抗ウイルス薬や血漿交換、肝移植などの適応になる場合があります。慢性B型肝炎に対しては核酸アナログ製剤やインターフェロンが適応になりますが、根本的にB型肝炎ウイルスを除去することはできません。
その他

看護師に必須の用語『プロトコル』とは?

プロトコルとは、臨床試験(治験)などにおいて、あらかじめ定められた試験/治療計画のことである。プロトコルともいう。臨床試験では、新しい医薬品や治療法の安全性と有効性を評価するために、被験者に試験薬や治療法を投与してその効果を調べる。この際、被験者に投与する試験薬や治療法の量や投与回数、投与方法、投与期間、評価方法などは、プロトコルに記載されている。プロトコルは、臨床試験の安全性と有効性を確保するために重要な役割を果たしている。 プロトコルには、試験の目的、試験対象者、試験方法、試験期間、試験評価方法などが記載されている。また、プロトコルには、試験中に被験者に起こり得る副作用や有害事象、その対応方法についても記載されている。プロトコルは、臨床試験の実施前に倫理委員会の承認を得る必要がある。
アレルギー・膠原病

看護師必須!CD14とは?

CD14とは、主に単球やマクロファージに発現するタンパク質です。単球とは、血液中に存在する白血球の一種で、マクロファージとは、組織や器官に存在する白血球の一種です。CD14は、グラム陰性菌の表面に存在するリポ多糖(Lipopolysaccharide;LPS)に結合し、Toll様レセプター(Toll-like receptor;TLR)による認識を促します。TLRは、病原体の成分を認識する受容体です。LPSは、グラム陰性菌の細胞壁に存在する脂質であり、病原性の重要な因子です。CD14は、LPSを認識してTLRに結合することで、TLRを活性化し、病原体を認識するシグナルを細胞内に伝達します。このシグナルによって、貪食作用(菌やその他の固形物を取り込む作用)が促進され、貪食細胞の中で病原体が死滅します。
循環器

看護師に必須の用語『塞栓子』について

塞栓子とは、血管を閉塞させる原因の物質である。塞栓物ともいう。塞栓子には、血栓、腫瘍、脂肪、空気など、さまざまなものがある。塞栓子によって血流が遮断されることを塞栓症という。 塞栓子は、その原因によって、血栓性塞栓子、腫瘍性塞栓子、脂肪塞栓子、空気塞栓子などに分類される。 血栓性塞栓子は、血栓が血管を詰まらせて生じる塞栓子である。血栓は、血液が固まってできるもので、動脈硬化や不整脈、心臓弁膜症などが原因で生じることが多い。 腫瘍性塞栓子は、腫瘍細胞が血管に侵入して生じる塞栓子である。腫瘍性塞栓子は、悪性腫瘍に多く見られる。 脂肪塞栓子は、脂肪が血管に侵入して生じる塞栓子である。脂肪塞栓子は、骨折や手術などの外傷がきっかけで生じることが多い。 空気塞栓子は、空気が血管に侵入して生じる塞栓子である。空気塞栓子は、肺塞栓症や潜水病などの原因となる。
その他

フォーカス チャートの使い方を解説

フォーカスとは、患者の経過記録を系統的に記述する記録方式のひとつである。正式名称は、フォーカスチャーティング。英表記で、FOCUSと記されることもある。患者の状態を4つの項目に分類し、それぞれについて詳しく記録することで、患者の状態を総合的に把握することができる。この4つの項目とは、主訴(Chief complaint)、既往歴(History of present illness)、現病歴(Past history)、身体所見(Physical examination)である。主訴とは、患者が訴えている症状のことである。既往歴とは、患者のこれまでの病気や怪我についてのことである。現病歴とは、現在の病気や怪我についてのことである。身体所見とは、患者の身体診察所見のことである。これら4つの項目を記録することで、患者の状態を総合的に把握することができる。
内分泌・代謝・栄養

看護師必須の中性脂肪とは?

中性脂肪とは、グリセリンと脂肪酸から構成される脂肪のことです。脂肪酸は、炭素、水素、酸素で構成された分子で、グリセリンは、炭素、水素、酸素で構成されたアルコールです。中性脂肪は、脂肪酸とグリセリンがエステル結合で結合したものです。エステル結合とは、カルボン酸とアルコールが反応して生成される結合のことです。中性脂肪は、エネルギーを貯蔵する働きがあります。また、体温を維持する働きや、臓器を保護する働きがあります。中性脂肪は、血液中にも存在します。血液中の中性脂肪の濃度は、食事や運動、睡眠などによって変動します。中性脂肪の濃度が高すぎると、動脈硬化や心臓病などのリスクが高まります。
呼吸器

看護師に必須!気管カニューレの種類と使い方

気管カニューレは、大きく分けてカフの有無、窓の有無、内筒の有無で分けられます。 カフとは、チューブの先端部分に付いている風船のことです。このカフを適切な圧力で膨らませ、カニューレを通して気道へ換気を行うことで、人工呼吸器などによる換気を効率化できます。 窓とは、カニューレの屈曲部(口側)に開いている穴のことで、そこから空気の出入りができます。窓付きのカニューレを用いると、空気が声帯を通るので、発声ができるようになります。 内筒は、複管タイプの気管カニューレにのみある部分です。通常の気管カニューレ(内筒なし)が1本の管(単管)であるのに対し、内筒がある2重構造の気管カニューレ(複管タイプ)があります。複管タイプは、呼吸状態の改善にあたり発声練習をすることが可能です。人工呼吸器などを接続する場合は内筒を入れた状態で使います。
略語

看護師が知っておきたい「Dx」の意味とは?

Dx(でぃーえっくす)とは、診断を意味する医療業界の略語である。診療録・薬歴・看護記録などを記す際に使用される。英語のDiagnosisに由来する。Dxのなかでも、臨床診断(clinical diagnosis)は「Clinical Dx」、最終診断(final diagnosis)は「Final Dx」などと記す。つまり、患者の状態や病気を診断する際の用語である。ただし、デキスター(簡易血糖測定器またはそれによって測定された血糖値)のことを意味して「Dx」と書くこともあるため注意が必要である。また、カルテ等に使われる同様の略語には他に、Fx(骨折)、Rx(Rp.、処方)、R/O、n/pなどがある。
その他

看護師が知っておくべきロードアンドゴー

ロードアンドゴーとは、重傷を負った外傷患者をできるだけ早く病院に搬送するために、現場で観察と救命・応急処置を施した後、速やかに救急車に収容して搬送することです。 ロードアンドゴーの目的は、患者の生命と手足を救うことです。そのため、観察と救命・応急処置は迅速かつ正確に行うことが重要です。また、搬送中は患者の状態を常に監視し、必要に応じて処置を行う必要があります。 ロードアンドゴーは、救急救命の現場では必須の処置です。そのため、救急隊員や看護師は、ロードアンドゴーについて十分な知識と技能を身につけておく必要があります。 ロードアンドゴーで重要なのは、患者の状態を迅速かつ正確に観察することです。そのためには、救急隊員や看護師は、患者の意識レベル、呼吸、脈拍、血圧などのバイタルサインを測定し、外傷の有無や程度を確認しなければなりません。また、患者の既往歴や服用中の薬剤についても確認することが重要です。 観察の結果、患者の状態が重篤であると判断された場合、ロードアンドゴーを実施します。ロードアンドゴーでは、まず、患者の気道を確保し、呼吸と循環を安定させます。その後、外傷の処置を行い、患者の状態を安定させます。 患者の状態が安定したら、救急車に収容して病院に搬送します。搬送中は、患者の状態を常に監視し、必要に応じて処置を行います。
皮膚科

看護師が知っておくべき『体性痛』について

体性痛とは、身体の特定の部位に起こる痛みです。筋肉、骨、関節、皮膚など、体表の組織に起こる痛みを体性表在痛、内臓に起こる痛みを体性深部痛と呼びます。体性表在痛は、鋭い痛み、ズキズキする痛み、焼けるような痛みなど、さまざまな痛みとして感じられます。体性深部痛は、鈍い痛み、圧迫されるような痛み、绞痛などとして感じられます。 体性痛は、外傷、炎症、感染症、腫瘍など、さまざまな原因によって引き起こされます。外傷とは、身体に外からの力が加わって組織が損傷することで、骨折、脱臼、切り傷、打撲傷などが含まれます。炎症とは、身体の組織が損傷を受けると、その組織の周囲の血管が拡張して血液や炎症細胞が流れ込み、組織が腫れ上がる反応のことです。感染症とは、細菌、ウイルス、真菌などの病原体が体内に侵入して増殖し、組織を損傷することで引き起こされる病気です。腫瘍とは、身体の組織の一部が異常増殖したもので、良性腫瘍と悪性腫瘍があります。 体性痛は、その原因によって治療法が異なります。外傷の場合は、損傷した組織を修復する手術や、痛み止めの薬を服用するなどの治療を行います。炎症の場合は、炎症を抑える薬を服用したり、患部を冷やしたりするなどの治療を行います。感染症の場合は、感染症を引き起こしている病原体を殺す薬を服用したり、患部を切開して膿を取り除いたりするなどの治療を行います。腫瘍の場合は、腫瘍を切除する手術や、放射線療法、化学療法などの治療を行います。