看護

小児科

看護師に知っておいてほしい!脳性麻痺の基礎知識

脳性麻痺(のうせいまひ、cerebral palsy;CP)とは、妊娠期間から新生児期に、脳の運動野が受けた損傷が原因で起こる姿勢・運動障害の総称である。遺伝性疾患、進行性疾患は除外される。1000人に1~2人の割合で起こるとされている。脳性麻痺は、軽度なものから重度なものまで、その程度はさまざまだ。軽度の場合、歩行や日常生活に支障がないこともある。重度の場合、歩行が困難になったり、車いすが必要になったりする。脳性麻痺の原因は、脳の運動野が損傷を受けることだが、その原因はさまざまだ。早産、低出生体重児、多胎妊娠、分娩時の酸素不足、脳出血、脳梗塞、髄膜炎、脳腫瘍など、さまざまな原因が考えられる。脳性麻痺の治療法は、脳の損傷を回復させる方法はないが、リハビリテーションによって、姿勢や運動機能を改善することはできる。リハビリテーションには、理学療法、作業療法、言語療法などがある。脳性麻痺は、障害を持った子どもの成長や発達に大きな影響を与えるが、適切なリハビリテーションとサポートによって、社会生活に適応することができる。
血液・造血

免疫抑制薬って何?

免疫抑制薬とは、体内で起こっている異常な免疫反応や炎症反応を抑える薬剤のことである。免疫抑制薬は、臓器移植後の拒絶反応や、自己免疫疾患、膠原病、悪性リンパ腫、白血病などの治療に使用される。免疫抑制薬には、ステロイド薬、アザチオプリン、シクロスポリン、タクロリムス、ミコフェノール酸モフェチルなどがある。これらの薬剤は、免疫系を抑制することで、拒絶反応や自己免疫反応を抑える効果がある。ただし、免疫抑制薬は、感染症のリスクを高めるなどの副作用があるため、医師の指示に従って服用することが重要である。
その他

ジャパンコーマスケールって知ってる?

ジャパンコーマスケール(Japan Coma Scale、JCS)は、日本で最も普及している意識障害の評価方法です。JCSは、1974年に日本脳神経外科学会の意識障害評価委員会によって作成されました。JCSは、意識障害の程度を3段階で評価します。 ・覚醒期(A期)刺激を加えなくても、患者さんが自発的に反応を示す。 ・昏睡期(C期)刺激を加えないと反応を示さない。 ・中間期(B期)刺激を加えると反応を示すが、自発的な反応は示さない。 JCSは、それぞれ段階がさらに3段階で評価されます。覚醒期は、A1からA3まで、昏睡期はC1からC3まで、中間期はB1からB3までです。JCSのスコアは、JCS 300のように、3桁の数字で表されます。最初の数字は覚醒期の段階、2番目の数字は中間期の段階、3番目の数字は昏睡期の段階を示しています。 JCSは、意識障害の重症度を評価するのに有用なツールです。JCSのスコアが高いほど、意識障害の重症度が高いことを示しています。JCSは、意識障害患者の治療経過を追跡するのにも有用です。
アレルギー・膠原病

看護師必須!IgA血管炎について

IgA血管炎は、アレルギー反応の関与した小血管炎(毛細血管、細動脈、細静脈に生じる血管の炎症)の1つです。IgA血管炎は、IgA抗体が血管壁に沈着することで起こる自己免疫疾患です。IgA抗体は、細菌やウイルスなどの異物を攻撃する抗体の1つですが、IgA血管炎では、この抗体が血管壁に沈着して血管を攻撃してしまいます。血管が攻撃されると、炎症が起こり、血管壁が傷ついたり、血管が詰まったりします。その結果、さまざまな症状が現れます。IgA血管炎は、主に皮膚、関節、腎臓、肺を侵します。皮膚では、紫斑や水疱などの発疹が現れます。関節では、関節痛や腫れが起こります。腎臓では、血尿やタンパク尿などの症状が現れます。肺では、咳や息切れなどの症状が現れます。IgA血管炎の治療法は、ステロイド薬や免疫抑制剤などの薬物治療が中心です。IgA血管炎は、早期に発見して治療することで、症状を改善させ、合併症を防ぐことができます。
眼科

飛蚊症の知識を深めて看護の質を高めよう

飛蚊症とは、視野に虫のようなものが飛んでいるように見える症状のことである。正式には「muscae volitantes」と呼ばれ、蚊が飛んでいるように見えることからこの名前がついている。飛蚊症は、目の構造の一部である硝子体に濁りが生じることで起こる。硝子体は、目の後部にあるゼリー状の物質で、光を網膜に届ける役割がある。硝子体に濁りが生じると、光が網膜に届きにくくなり、視野に虫のようなものが飛んでいるように見えるようになる。飛蚊症は、加齢や近視、糖尿病、高血圧、外傷など、さまざまな原因で起こる。ほとんどの飛蚊症は良性で、治療の必要はない。しかし、飛蚊症が突然現れた場合や、飛蚊症の数が急に増えた場合、視界が欠けたり、光が歪んで見える場合は、網膜剥離などの重篤な疾患の可能性があるので、早めに眼科を受診することが大切である。
医療機器・設備・器具

留置針:看護師に必須の用語

留置針とは、動静脈の血管内に留置できる注射針のことである。(indwelling needle)。留置針は、患者の状態をモニタリングするために、または点滴や薬剤を投与するために使用される。留置針は、通常、腕の静脈に挿入されるが、他の場所に挿入されることもある。留置針は、長期間留置できるように設計されており、数日から数週間まで留置されることがある。留置針を使用する際には、感染のリスクを減らすために、十分な注意を払うことが重要である。
医療機器・設備・器具

看護師が知っておきたい術野とは

-術野(じゅつや)の意味と概要- 術野とは、手術を行っている、目で見える部分のことである。例えば、手術の際、手元を視認できるように腹壁や臓器等をカギ状の医療器具で押さえることを、「術野を広げる」という。 術野の範囲は、手術の種類や部位によって異なる。また、術野を広げる方法も、手術の種類や部位によって異なる。例えば、腹部の手術では、腹壁を切開して広げる。胸部の手術では、胸壁を切開して広げる。 術野を広げる際には、組織や血管を傷つけないように注意する必要がある。また、術野を清潔に保つことも重要である。術野が汚染されると、感染症を引き起こす可能性がある。 術野の範囲と広げ方は、手術の成功に大きく影響する。そのため、医師や看護師は、術野を十分に理解し、適切に広げる必要がある。
その他

看護師に必須!『抗がん剤治療レジメン』を詳しく解説

抗がん剤治療レジメンとは、がん治療において、投与する薬剤の種類や量・投与速度・期間・投与順などを時系列で示した計画書のことである。抗がん剤治療レジメンは、がんのタイプ、進行度、患者の年齢や健康状態など、さまざまな要因を考慮して作成される。抗がん剤治療レジメンは、がんの治療計画において重要な役割を果たしており、適切な抗がん剤治療レジメンを作成することで、がんの治療効果を高め、副作用を軽減することができる。 抗がん剤治療レジメンは、通常、主治医の指示のもと、看護師が作成する。看護師は、抗がん剤治療レジメンを作成するにあたって、患者の病歴、検査結果、治療歴などを考慮する。また、看護師は、抗がん剤治療の副作用について患者に説明し、患者の同意を得たうえで、抗がん剤治療レジメンを作成する。
血液・造血

魚油(Fish Oil):看護師に必須の用語

魚油とは、原料となる魚(イワシやサバなど)を煮熟し、脂肪分を分離・抽出したものです。その成分の大部分は脂肪酸であり、中でもEPA(エイコサペンタエン酸)とDHA(ドコサヘキサエン酸)が特に注目されています。EPAとDHAは、体内で生成することができない必須脂肪酸であり、健康維持のために食事から摂取する必要があります。魚油は、魚介類から直接摂取することもできますが、サプリメントとして摂取することも一般的です。近年の研究では、魚油に含まれるEPAとDHAが、心臓病、脳卒中、認知症、うつ病、関節炎などの予防や改善に効果があることが示されています。また、魚油には、抗酸化作用や抗炎症作用もあることが知られています。魚油は、健康維持のために積極的に摂取したい食品の一つです。
呼吸器

看護師に必須の用語『バギング』とは?

バギングとは、バックバルブマスクを利用して空気を送る方法です。人工呼吸の方法のひとつで、用手換気ともいいます。バギングは、口と口を密着させて行う人工呼吸とは異なり、感染リスクが少ないため、医療従事者はポケットマスク(フェイスマスク)やバックバルブマスクなどの器具を使ってバギングを行っています。バギングは、患者の呼吸が停止した場合や、呼吸が弱くなった場合に行われます。バギングを行うことで、患者の肺に酸素を送り込み、二酸化炭素を排出することができます。バギングは、患者の命を救う重要な処置です。
整形外科

看護師が知っておきたい義足の基礎知識

-義足の定義と種類- 義足とは、欠損した箇所につなげて装着する人工の足のことです。義足の材料や構造は、欠損の程度や患者のライフスタイルに合わせて選択されます。義足には主に以下の4種類があります。 * 硬性義足足首が固定されており、膝を曲げることはできません。最も単純な構造であり、安価で軽量なため、一時的な使用や歩行能力が低い患者に適しています。 * 関節義足足首が可動式になっており、膝を曲げることができます。硬性義足よりも歩行が自然になり、活動範囲が広がりますが、高価であり、メンテナンスが必要になります。 * マイクロプロセッサ制御義足コンピュータ制御の義足で、歩行速度や路面状況に合わせて自動的に調整されます。高価であり、メンテナンスが必要になりますが、最も自然な歩行が可能になります。 * ハイブリット義足硬性義足と関節義足の両方の特徴を備えた義足です。足首は可動式ですが、膝を曲げることはできません。硬性義足よりも歩行が自然になり、メンテナンスも容易ですが、関節義足ほど高価ではありません。 義足の選択は、患者のライフスタイルや活動レベル、経済状況などによって異なります。医師や義肢装具師と相談して、最適な義足を選択することが大切です。
内分泌・代謝・栄養

看護師に必須の栄養用語『乳酸』

乳酸の産生プロセスは、糖を利用する際に、嫌気性代謝でグルコース(ブドウ糖)が代謝されると産生される物質である。このプロセスは、酸素が存在しない状況下で行われるため、無酸素性代謝とも呼ばれる。乳酸の産生は、筋肉の収縮時に発生するエネルギー源として利用されるが、過剰に産生されると疲労や筋肉痛の原因となる。また、乳酸は、肝臓や腎臓で代謝されて最終的には二酸化炭素と水になる。乳酸の産生プロセスは、以下の3つの段階に分けることができる。 1. グルコースの分解 グルコースは、細胞内のミトコンドリアで分解され、ピルビン酸になる。この反応は、解糖系と呼ばれるプロセスで行われる。 2. ピルビン酸の変換 ピルビン酸は、乳酸デヒドロゲナーゼという酵素によって乳酸に変換される。この反応は、嫌気性代謝で行われる。 3. 乳酸の代謝 乳酸は、肝臓や腎臓で代謝されて最終的には二酸化炭素と水になる。この反応は、クエン酸回路と呼ばれるプロセスで行われる。
眼科

看護師に必須の用語『眼瞼下垂』を徹底解説

眼瞼下垂とは、目を開けた時に正常位置よりも瞼縁(けんえんまぶたのふち)が下がる病態のことです。眼瞼下垂は、眼瞼挙上筋または、その支配神経の障害により起こります。眼瞼挙上筋は、まぶたを持ち上げる筋肉です。眼瞼下垂は、片目だけに起こる場合もあれば、両目に起こる場合もあります。また、程度にも差があり、軽度の場合にはほとんど気にならない程度のものから、重度の場合にはまぶたが完全に閉じたままで、目を開けることが困難になるものまであります。 眼瞼下垂は、先天性と後天性に分類されます。先天性眼瞼下垂は、生まれつき眼瞼挙上筋が弱かったり、支配神経に異常があったりして起こります。後天性眼瞼下垂は、加齢、外傷、腫瘍、脳卒中、糖尿病などの病気によって起こります。 眼瞼下垂の症状は、まぶたが下がること以外にも、眼精疲労、頭痛、肩こり、複視(ものが二重に見える)などの症状が現れることがあります。眼瞼下垂は、見た目にも影響を与えるため、コンプレックスを感じてしまう人もいます。また、重度の場合には、視界が狭くなり、日常生活に支障をきたすこともあります。
医療機器・設備・器具

看護師に必須の用語『術野』とは

術野とは、手術を行っている、目で見える部分のことである。例えば、手術の際、手元を視認できるように腹壁や臓器等をカギ状の医療器具で押さえることを、「術野を広げる」という。術野は、手術を受ける患者の安全を確保するためにも重要であり、手術を行う医療従事者は、術野を清潔に保ち、細菌の感染を防ぐために、さまざまな対策を講じている。 術野は、手術の対象となる部位によって異なる。例えば、腹腔内手術の場合は、腹壁を切開して術野を確保する。また、胸腔内手術の場合は、胸壁を切開して術野を確保する。術野の大きさは、手術の内容や患者の状態によって異なるが、一般的には、手術を行うことができる大きさになるように確保される。
血液・造血

急性前骨髄球性白血病とは?症状や治療法を解説

急性前骨髄球性白血病(APL)とは、急性骨髄性白血病(AML)の一種で、AMLの約10%を占める病気です。APLは、血液細胞ががん化して増殖し、正常な血液細胞を置き換えてしまうことで起こります。APLは、他のAMLとは異なり、特定の染色体異常(t(15;17))によって引き起こされます。APLは、他のAMLよりも治癒率が高いことが特徴です。 APLの症状は、他のAMLと同様、発熱、貧血、出血、骨痛などです。APLでは、DIC(播種性血管内凝固症候群)や、APL特有の症状であるプロミエロサイト白血病新症候群(APL-SBS)が起こることがあります。APL-SBSは、肺に血液が漏れて呼吸困難を起こす症状です。APLの治療は、化学療法が中心となります。APLには、白血病プロミエロサイトレチノイン酸レセプターアルファ(PML-RARα)を標的とした分子標的薬が有効です。APLは、他のAMLよりも治癒率が高いことが特徴です。
アレルギー・膠原病

看護師が知っておきたい!Fractalkineとは何か?

Fractalkineは、細胞膜結合型ケモカインの一種で、活性化血管内皮細胞上に発現していることが知られています。Fractalkineの受容体は、CX3CR1であり、単球、マクロファージ、樹状細胞などの免疫細胞に発現しています。Fractalkineは、これらの免疫細胞を血管内皮細胞に接着させ、血管外への遊走を誘発します。また、Fractalkineは、免疫細胞の活性化を促進し、炎症反応に重要な役割を果たしています。 Fractalkineは、1997年に初めて単離され、命名されました。Fractalkineという名前は、Fractal-like(フラクタル様)とChemokine(ケモカイン)を組み合わせたもので、Fractalkineの分子構造がフラクタルに似ていることに由来しています。Fractalkineは、単一のポリペプチド鎖からなる約80アミノ酸のタンパク質です。Fractalkineは、細胞膜結合型ケモカインであるため、細胞膜に結合した状態で存在します。 Fractalkineは、血管内皮細胞、滑筋細胞、マクロファージ、樹状細胞など、様々な細胞によって産生されます。Fractalkineは、炎症反応、アテローム粥状硬化、肥満、糖尿病などの様々な病態に関与していることが知られています。
救急・ICU

グリーフケアを知ることで看護師として患者さんに寄り添う

グリーフケアとは、身近な人との死別を経験し、悲嘆に暮れる人を、悲しみから立ち直れるように支援することである。グリーフとは、深い悲しみを意味する。グリーフケアでは、遺族に寄り添う姿勢が大切であるとされている。悲しみを表現する機会を設けたり、悲しみの感情を理解したりすることで、遺族の悲しみを軽減することができる。また、グリーフケアでは、遺族が悲しみを乗り越えて前に進むための支援も行われる。遺族が悲しみを乗り越えるためのサポートを行うことで、遺族が悲しみから立ち直れるようにすることができる。
その他

3-3-9度方式で意識レベルを正しく評価

3-3-9度方式とは、意識障害の程度を評価するための日本の方法であり、ジャパンコーマスケール(JCS)とも呼ばれます。この尺度は、主に外傷後の意識障害の評価に使用されますが、他の原因による意識障害の評価にも使用できます。 3-3-9度方式は、患者の意識レベルを3つの領域(眼を開ける能力、音に対する反応、痛み刺激に対する反応)で評価します。それぞれの領域は、0点から3点までの4段階で評価され、合計点が患者の意識レベルを表します。 3-3-9度方式の評価結果は、患者の意識障害の程度と回復の見通しを予測するために使用されます。また、治療のモニタリングと患者の状態の変化の早期検出にも使用されます。
整形外科

看護師に必須の用語『体性痛』について

体性痛とは、発生部位によって分類された疼痛の種類の一つです。体性痛は、皮膚、筋肉、骨、関節、腱、靭帯など、身体の組織に直接的な損傷がある場合に起こります。体性痛は、鋭い、鈍い、ズキズキする、刺すような、灼熱感があるなど、様々な感覚で表れます。また、体性痛は、持続的な痛みや、断続的な痛み、または、活動によって悪化する痛みなど、様々なパターンで現れます。 体性痛の原因は、怪我、病気、感染症、炎症、変性性疾患など、様々なものがあります。体性痛は、しばしば、身体的な症状を伴いますが、精神的な症状を伴うこともあります。体性痛は、日常生活に支障をきたすことが多く、患者の生活の質を低下させる可能性があります。 体性痛の治療は、原因によって異なります。怪我の場合は、安静や固定が必要となる場合があります。病気や感染症の場合は、薬物治療や外科手術が必要となる場合があります。炎症の場合は、抗炎症薬や冷却療法が必要となる場合があります。変性性疾患の場合は、理学療法や作業療法が必要となる場合があります。 体性痛は、患者の生活に大きな影響を与える可能性のある疾患です。体性痛でお悩みの方は、早めに医師にご相談ください。
その他

看護師に必須の用語『病識』について

病識とは、患者自身が病的な状態にあると自覚することを指す(insight into disease)。病識が低いと、治療を拒否したり、治療を中断したりする可能性が高くなる。病識を高めるためには、患者に病状を丁寧に説明したり、治療の必要性を納得させたりすることが重要である。 病識は、精神疾患の患者に特に重要である。精神疾患の患者は、自分の病気を自覚していないことが多く、そのため治療を拒否したり、治療を中断したりすることが多い。病識を高めるためには、患者に病状を丁寧に説明したり、治療の必要性を納得させたりすることが重要である。また、患者の家族や友人にも、患者の病状について説明し、患者の治療を支援してもらうことが大切である。 病識は、身体疾患の患者にも重要である。身体疾患の患者は、自分の病気を自覚していることが多いが、それでも治療を拒否したり、治療を中断したりすることがある。病識を高めるためには、患者に病状を丁寧に説明したり、治療の必要性を納得させたりすることが重要である。また、患者の家族や友人にも、患者の病状について説明し、患者の治療を支援してもらうことが大切である。
循環器

【看護師必見】経皮経冠動脈血栓溶解療法とは?

経皮経冠動脈血栓溶解療法(PTCR)とは、冠動脈の閉塞を治療するためのカテーテル治療法のひとつです。カテーテルを患者の動脈に挿入し、ガイドワイヤーを閉塞した血管まで送り込み、血栓を砕いて血流を改善する薬剤を注入します。PTCRは、急性心筋梗塞の治療に有効な方法とされていますが、発症からの経過時間が重要で、心筋梗塞発症から6時間以内に実施することが最も効果的とされています。 PTCRは、発症から6時間以内の急性心筋梗塞の患者に適用されます。カテーテル治療は、発症後の経過時間によって、救急カテーテルと緊急カテーテルに分類されます。救急カテーテルは、発症後12時間以内に実施され、緊急カテーテルは発症後12時間以上経過してから実施されるカテーテル治療です。PTCRは、救急カテーテルとして行われます。 PTCRは、局所麻酔下で行われます。まず、患者の太ももの動脈にカテーテルを挿入し、ガイドワイヤーを閉塞した血管まで送ります。次に、血栓を砕く薬剤を注入します。薬剤が血栓を溶かし始めると、血流が改善され、患者の症状が軽減されます。PTCRは、通常1時間以内に完了します。 PTCRは、急性心筋梗塞の治療に有効な方法ですが、合併症のリスクもあります。最も多い合併症は、出血と血管損傷です。他の合併症には、不整脈、腎不全、脳卒中などがあります。PTCRを受ける前に、医師と合併症のリスクについて話し合うことが大切です。
皮膚科

褥瘡の治癒過程を判定するツール『DESIGN』とは?

DESIGN®(デザイン)とは、日本褥瘡学会が2002年に2000年褥瘡治療ガイドライン改訂委員会においても褥瘡の治癒過程を判定するために提唱された褥瘡アセスメントツール(褥瘡の状態を判断するための指標)のことである。 DESIGNとは、 ・Dep浸出液 ・E上皮化 ・S大きさ ・I炎症 ・G肉芽組織 ・N壊死組織 これらの頭文字をとったものである。 褥瘡の治癒過程を判断するために、各項目を0~4段階で評価し、合計20点満点で評価し、その評価に基づいて褥瘡の治癒段階を判定する。 DESIGN®(デザイン)は、褥瘡の治癒過程を客観的に評価することができ、褥瘡の予防と治療に役立つツールである。
呼吸器

看護師に必須の用語『バイパップ』について

バイパップとは、気管挿管や気管切開を行わない換気法の総称であるNIPPV(Non-Invasive Positive Pressure Ventilation)を行うための人工呼吸器の商品名である。BiPAP(bilevel Positive Airway Pressure)とも呼ばれる。バイパップは、主に睡眠時無呼吸症候群や慢性閉塞性肺疾患(COPD)などの呼吸器疾患の患者に使用される。バイパップは、患者の鼻または口にマスクを装着して、空気圧を加えることで呼吸を補助する。バイパップは、患者の呼吸状態に合わせて、吸気圧と呼気圧を調整することができる。バイパップは、患者の呼吸を改善し、睡眠の質を高める効果が期待できる。
職種・資格

専門看護師の役割から見た、看護の未来

専門看護師とは、複雑で解決困難な健康問題を抱えた個人や家族に、水準の高い看護を提供できるよう、専門分野で卓越した知識と技術を備えた看護師のことです。専門看護師は、患者さんの状態を評価し、適切なケア計画を作成し、ケアの実践を行います。また、他の看護師や医療チームのメンバーにコンサルテーションを提供したり、教育や研究活動を行ったりすることもあります。 専門看護師は、13の専門分野で認定されています。それぞれの分野で、専門看護師には異なる役割が期待されています。例えば、がん看護の専門看護師は、がん患者さんとその家族に、がんの診断、治療、ケアに関する情報を提供し、心理的なサポートを行います。精神看護の専門看護師は、精神疾患のある患者さんのケアを行い、精神保健に関する知識とスキルを他の看護師に提供します。地域看護の専門看護師は、地域住民の健康を維持・増進するために、地域で活動する医療従事者や行政機関との連携を図り、地域住民に適切なケアを提供します。 専門看護師は、高度な知識と技術を備えた看護師として、患者の健康を維持・増進するために重要な役割を果たしています。