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薬

看護師が知っておくべき『コンタミネーション』について

コンタミネーションとは、汚染、混入を意味する言葉で、化学や医療の現場で使われる業界用語です。英語の contamination に由来し、略してコンタミと呼ばれることもあります。単なる混入というよりは、意図しない混入・汚染といった意味合いが強く、マイナスのイメージが伴う言葉です。化学や医療の現場では、コンタミネーションを避けるために厳格な管理が行われています。コンタミネーションを防ぐためには、作業を行う前に手や器具を消毒すること、作業中は手袋やマスクを着用すること、作業中は飲食をしないことなど、基本的な感染予防策を徹底することが大切です。また、作業を行う環境を清潔に保つこと、不要なものを持ち込まないこと、作業中はドアや窓を閉めておくことなど、作業環境の管理も重要です。
小児科

看護師必携の用語『コット』とは

コットとは、産婦人科や小児科で使用されている、新生児用のキャリーベッドのことである。キャスターのついた、足の長いワゴンのような外観で、上段が透明なケース状になっている。保育器(クベース)のように、新生児や未熟児の体温管理や呼吸を助ける機械はついていない。 コットは、新生児を運搬したり、診察したり、処置をしたりする際に使用される。また、新生児が寝ている間、保護者が見守るためにも使用される。コットは、新生児の安全を確保するために、様々な安全対策が施されている。例えば、コットの側面には、新生児が落下しないようにするための柵が設置されている。また、コットの底には、新生児が快適に過ごせるようにするためのクッションが敷かれている。
内分泌・代謝・栄養

甲状腺機能低下症とは:症状、原因、治療法

甲状腺機能低下症とは 甲状腺機能低下症とは、甲状腺ホルモンの分泌が低下した病態を指します。甲状腺ホルモンは、体の代謝を調整する働きをしており、その分泌量が低下すると、体の代謝が低下して様々な症状が現れます。 甲状腺機能低下症の症状 甲状腺機能低下症の症状は、疲労感、倦怠感、体重増加、便秘、寒がり、肌の乾燥、むくみ、抜け毛、月経不順、うつなどがあります。また、甲状腺機能低下症が進行すると、心臓の機能が低下したり、脳の働きが鈍くなったりするなど、命に関わるような合併症を起こすこともあります。 甲状腺機能低下症は、血液検査で甲状腺ホルモンの値を測定することで診断されます。治療は、甲状腺ホルモンの薬を服用することで行われます。甲状腺ホルモンの薬は、1日1回、朝食前に服用します。薬の服用を続けると、甲状腺機能が正常に戻り、症状が改善していきます。 甲状腺機能低下症は、適切な治療を受ければ、症状をコントロールして健康な生活を送ることができます。ただし、甲状腺機能低下症は、進行すると様々な合併症を引き起こすことがあるため、早期発見と早期治療が大切です。
腎・泌尿器

看護師が知っておきたい「抗利尿ホルモン」とは?

抗利尿ホルモン(ADH)は、利尿を妨げる働きをもつホルモンです。バソプレッシン(Vasopressin)とも呼ばれます。脳下垂体から分泌され、血管を収縮させて血圧を上げる効果があります。 ADHは、体内の水分量を調節する働きをしています。体内の水分量が不足すると、ADHの分泌が増加して尿の量を減らし、体内の水分量を維持しようとします。逆に、体内の水分量が多すぎると、ADHの分泌が減少して尿の量を増やし、体内の水分量を排出します。 ADHは、血圧を調節する働きもしています。血管を収縮させて血圧を上げることで、血圧を維持しています。 ADHは、体内の水分量と血圧を調節する重要なホルモンです。ADHの分泌異常は、脱水症や高血圧などの疾患を引き起こす可能性があります。
耳鼻咽喉科

看護師にとって欠かせない用語『声』

声は、人から発せられる音であり、意思疎通の手段の一つである。高さ、音質、強さの3要素からなる。声は、人と人とのコミュニケーションにおいて重要な役割を果たしている。声のトーンや抑揚によって、感情や意図を伝えることができる。また、声の質によって、その人の性格や印象を判断することもできる。 看護師にとって、声は重要なツールである。看護師は、患者とのコミュニケーションにおいて、声を使って情報を伝えたり、患者の感情を理解したりする。また、他の医療従事者とのコミュニケーションにおいても、声を使って情報を共有したり、協力を求めたりする。 看護師の声は、患者の状態に影響を与えることもある。例えば、優しく穏やかな声かけは、患者の不安や緊張を和らげるのに役立つ。逆に、大きな声や怒鳴るような声は、患者の不安や恐怖感を増大させる可能性がある。そのため、看護師は、患者の状態に合わせて、適切な声かけをすることが大切である。 看護師は、声の重要性を認識し、適切な声かけをすることで、患者の状態を改善し、より良いケアを提供することができる。
呼吸器

看護師に必須の用語『広背筋』とは

広背筋は、背部の下方で三角形をなしている筋肉であり、浅背筋のひとつである。古くは闊背筋(かっぱいきん)と呼ばれた。腰部と胸部にかけて広がる三角形状の板状筋であり、背部で最も面積の広い筋肉である。広背筋の起始は第5胸椎から第5腰椎の棘突起・仙骨・腸骨稜後内側部・第9‐12肋骨であり、停止は外側上方に向けて収束して腋窩を通り上腕骨上部前面の小結節稜に付着する。広背筋の作用は上腕の内転であり、さらに上腕を内後方に引き寄せる働きをする。また、上腕を内旋させる作用もある。また、広背筋は強制呼気をする際の呼吸補助筋の一部となる。神経支配は胸背神経(C6-8)が司り、拮抗筋は三角筋と僧帽筋である。 広背筋は解剖学的にはさまざまな目印となる。広背筋外側下縁と腸骨稜と外腹斜筋後縁からなる三角形は「腰三角」と呼ばれ、後腹膜の抵抗の弱い部位であり腰ヘルニアの要因となる。また、広背筋上縁と肩甲骨内側縁と僧帽筋外側縁からなる三角形は「聴診三角」と呼ばれ、筋層が薄いために呼吸音が明瞭に聞こえるため聴診に適している。
医療機器・設備・器具

看護師が知っておくべきCTスキャンの基礎知識

CTスキャンとは、医療診断において広く使用されている画像検査です。体内のスライス状の画像を生成するために、X線とコンピューター技術を使用します。これは、骨、臓器、血管などの体のさまざまな構造の詳細な画像を提供することで、医師が病気を診断し、治療計画を立てるのに役立ちます。 CTスキャンは、頭部、胸部、腹部、骨盤など、体のあらゆる部位をスキャンするために使用できます。また、がん、心臓病、肺疾患などのさまざまな病気を診断するために使用されます。通常、CTスキャンは安全で痛みを伴わない検査です。ただし、造影剤を使用する場合、アレルギー反応やその他の副作用が発生する可能性があります。
内分泌・代謝・栄養

看護師に必須の用語『甲状腺がん』について

甲状腺がんとは、甲状腺組織中にできるがんである。甲状腺とは、首の前部にある小さな器官で、ホルモンを産生して体の代謝を調節している。甲状腺がんは、甲状腺の細胞が異常増殖して腫瘍を形成する病気である。甲状腺がんは、比較的まれながんであるが、女性に多く発症する傾向がある。甲状腺がんには、乳頭がん、濾胞がん、未分化がん、髄様がんの4種類がある。乳頭がんと濾胞がんは、甲状腺がんの80~90%を占める最も一般的なタイプである。未分化がんと髄様がんは、比較的まれなタイプであるが、より進行が早く、治療が難しい。甲状腺がんの症状は、腫瘍の大きさや場所によって異なる。初期の段階では、ほとんど症状が現れないことが多い。腫瘍が大きくなると、首のしこり、嗄声、呼吸困難、嚥下困難などの症状が現れることがある。甲状腺がんの診断は、血液検査、画像検査、組織検査などで行う。甲状腺がんの治療法は、腫瘍の大きさや場所、進行度によって異なる。主な治療法としては、手術、放射線療法、化学療法、分子標的薬療法などがある。甲状腺がんは、早期発見・早期治療が重要である。定期的な健康診断を受け、甲状腺の異常を発見したら、早めに医療機関を受診することが大切である。
アレルギー・膠原病

看護師に知っておいてほしい抗アレルギー薬

抗アレルギー薬の種類 抗アレルギー薬には、第一世代、第二世代、第三世代の3種類があります。 ・第一世代抗アレルギー薬は、最も古くから使用されている抗アレルギー薬で、ジフェンヒドラミンやクロルフェニラミンなどが含まれます。第一世代抗アレルギー薬は、眠気や口の渇きなどの副作用が出やすいのが特徴です。 ・第二世代抗アレルギー薬は、第一世代抗アレルギー薬よりも副作用が少ないのが特徴です。ロラタジンやセチリジンなどが含まれます。第二世代抗アレルギー薬は、眠気や口の渇きなどの副作用が出にくく、抗ヒスタミン作用が強いのが特徴です。 ・第三世代抗アレルギー薬は、第二世代抗アレルギー薬よりもさらに副作用が少ないのが特徴です。フェキソフェナジンやデズロラタジンなどが含まれます。第三世代抗アレルギー薬は、眠気や口の渇きなどの副作用が出にくく、抗ヒスタミン作用が強いのが特徴です。
内分泌・代謝・栄養

看護師必携!高血糖の基礎知識

高血糖とは、血糖値が生理的範囲(体が正常に機能できる状態)を超えて上昇した状態を指します。通常、食事を摂取すると、血糖値は上昇しますが、高カロリー食、高脂肪食、運動不足などの要因によって、インスリンの分泌量や作用が低下すると、高血糖を引き起こす可能性があります。 高血糖は、さまざまな健康問題のリスクを高める可能性があります。例えば、高血糖が続く状態が続くと、血管が損傷し、心臓病や脳卒中などの疾患のリスクを高める可能性があります。また、高血糖は、神経を損傷し、しびれや痛みなどの症状を引き起こす可能性もあります。さらに、高血糖は、免疫機能を低下させ、感染症のリスクを高める可能性があります。 高血糖を予防するためには、健康的な食生活を心がけ、適度な運動を行うことが重要です。また、肥満の方は、体重を減らすことで、高血糖のリスクを下げることができます。高血糖の症状が現れた場合は、医師の診察を受けることが大切です。
整形外科

【看護師必見】股関節の知識を深めよう!

股関節の構造と機能 股関節は、寛骨臼と大腿骨頭から成る球関節で、身体の中で最大の関節です。寛骨臼は、骨盤の左右両側にあるカップ状のくぼみで、大腿骨頭は、大腿骨の先端にある丸い突起です。これらの骨は、関節軟骨で覆われており、関節包によって保護されています。関節包には、滑液が入っており、関節の動きを滑らかにします。 股関節は、屈曲、伸展、外転、内転、回旋の動きが可能です。屈曲は、膝を胸に近づける動き、伸展は、膝を伸ばす動きです。外転は、足を横に広げる動き、内転は、足を内側に寄せる動きです。回旋は、足を内側にまたは外側に回す動きです。 股関節は、体重を支え、歩く、走る、ジャンプするなどの動作を可能にする重要な関節です。また、股関節は、体幹と下肢をつなぐ役割も果たしています。
救急・ICU

看護師に必須の用語『コードブルー』

コードブルーとは、患者の容態急変などの緊急事態が発生した場合に用いられる、救急コールのことである。コードネームで知らせることで、病院内の一般人などが混乱しないようにしている。コードブルーが全館放送でコールされた場合は、担当にかかわらず、手が空いている医師や看護師に至急全員集合してほしい場合である。スタットコールやドクターコールなどと言われることもある。 コードブルーは、医療従事者にとって最も恐ろしい事態の一つである。患者の容態が急変し、生命の危機に瀕していることを意味する。医療従事者は、迅速かつ正確に処置を施し、患者の命を救うために全力を尽くさなければならない。 コードブルーが発生した場合、医療従事者はまず、患者の容態を迅速に評価する。呼吸や脈拍、血圧などをチェックし、患者の状態を判断する。その後、医師の指示のもと、患者の容態に応じた処置を施す。心肺蘇生法や人工呼吸、薬剤投与など、必要な処置を迅速かつ正確に行う必要がある。 医療従事者は、コードブルーが発生した場合、常に冷静に行動しなければならない。焦ったり、パニックになったりすると、患者の状態を悪化させる可能性がある。また、医療従事者は、チームワークを大切にし、互いに協力して患者の命を救うために努力しなければならない。
小児科

看護師に必須の用語『コミュニケーション』

コミュニケーションとは、2人以上の人々がお互いの考えや感情を共有するために情報を交換するプロセスであり、看護においては、患者の回復に欠かせない重要な要素です。看護師は、患者やその家族と効果的にコミュニケーションをとることで、患者が自分の状態を理解し、治療に協力できるようにすることができます。また、看護師は、他のチームメンバーとコミュニケーションをとることで、患者のケアを協調して行うことができ、効果的なコミュニケーションは、患者の安全と満足度を高めることにもつながります。 看護師と患者とのコミュニケーションは、患者の病状や治療について情報を交換することが主な目的です。看護師は、患者の状態を正確に把握し、適切な治療を提供するためには、患者から情報を収集する必要があります。また、患者は、自分の状態や治療について情報を提供することで、自分のケアに参加し、治療に協力することができます。 看護師と他のチームメンバーとのコミュニケーションは、患者のケアを協調して行うことが主な目的です。看護師は、他のチームメンバーと情報を共有することで、患者のケアにおける役割を明確にし、重複やミスを防ぐことができます。また、他のチームメンバーと協力することで、患者のケアをより効果的かつ効率的に行うことができます。 コミュニケーションは、看護において重要な要素であり、看護師は、患者やその家族、他のチームメンバーと効果的にコミュニケーションをとることで、患者の回復に貢献することができます。
検査・診断

看護師必携!抗原検査について知っておくべきこと

抗原検査とは、免疫応答を引き起こす物質(抗原)を検出する検査です。抗原は、細菌やウイルスなどの病原体だけでなく、花粉やダニなどのアレルギー物質も含まれます。抗原検査は、血液、尿、便、喀痰などの検体を用いて行われます。抗原検査は、感染症の診断やアレルギーの原因を特定するために使用されます。また、抗原検査は、ワクチンの有効性を評価するためにも使用されます。抗原検査は、一般的に、迅速検査として行われます。迅速検査は、数分で結果が得られるため、感染症の早期診断や治療開始に役立ちます。抗原検査は、感染症の早期発見や治療開始に役立つ重要な検査です。
組織・制度

知っている?広域搬送拠点臨時医療施設

災害時の患者搬送を支える臨時医療施設 大規模災害が発生すると、多くの傷病者が発生し、医療機関はすぐにパンクしてしまいます。そこで、被災地外の災害拠点病院などへ患者を搬送する際、臨時で設置される医療施設が「広域搬送拠点臨時医療施設(SCU)」です。SCUは、DMAT(災害派遣医療チーム)が使用する医療施設で、災害発生時に患者を被災地外の災害拠点病院などへ搬送する際、患者の状態を安定させたり、治療を行ったりする役割を担っています。 SCUには、医師や看護師、薬剤師などの医療スタッフに加え、事務職員やボランティアスタッフなどが配置されています。また、医療機器や医薬品、食料などの物資も備蓄されています。SCUは、災害発生時に迅速に設置され、災害拠点病院などへの患者の搬送が行われます。 SCUを設置する場所には、被災地からのアクセスが良く、かつ、災害拠点病院などへの搬送がしやすい場所が選ばれます。また、SCUには、テントやコンテナなどの仮設施設が使用されることが多いです。
血液・造血

看護師に必須の用語『交差適合試験』について

交差適合試験とは、患者に提供されたドナーの血液製剤が適合するか判断するための検査のことである。クロスマッチ、クロスマッチ(ング)テストともいう。血液型が同じであっても、赤血球表面の抗原が異なる場合がある。この場合、ドナーの赤血球が患者の血漿と混ざると、抗原と抗体が反応して赤血球が破壊されてしまう。これを溶血反応という。交差適合試験は、溶血反応が起こらないことを確認するために実施される。 交差適合試験には、以下の2種類がある。 * -主要交差適合試験-患者の血漿とドナーの赤血球を混ぜて、溶血反応が起こらないことを確認する検査である。 * -副交輸試験-患者の血漿とドナーの血漿を混ぜて、溶血反応が起こらないことを確認する検査である。 交差適合試験は、輸血の前に必ず実施される。交差適合試験の結果が適合していると判断されれば、輸血が行われる。
組織・制度

看護師に必須の用語『コードブルー』の基礎知識

コードブルーとは、患者の容態急変などの緊急事態が発生した場合に用いられる、救急コールのことである。コードネームで知らせることで、病院内の一般人などが混乱しないようにしている。コードブルーが全館放送でコールされた場合は、担当にかかわらず、手が空いている医師や看護師に至急全員集合してほしい場合である。スタットコールやドクターコールなどと言われることもある。 コードブルーは、患者の容態急変の際に、迅速な対応を行うために不可欠なものである。コードブルーが発生した場合、医師や看護師は、直ちに患者の状態を確認し、必要な処置を開始する。また、他のスタッフにもコードブルーを知らせ、協力してもらうことで、患者の救命に努める。 コードブルーは、病院内での緊急事態の際に、迅速かつ適切な対応を行うための重要な手段である。コードブルーが発生した場合、医師や看護師は、落ち着いて行動し、患者の救命に努めることが求められる。
呼吸器

看護師に必須!誤嚥性肺炎の基礎知識

誤嚥性肺炎は、誤って唾液や食べ物、逆流した胃の内容物を気道に吸い込むことで起こる肺炎の一種です。誤嚥は、嚥下反射が弱まっている高齢者や寝たきりの患者さんに多くみられます。嚥下反射とは、食べ物を飲み込む際に気管への侵入を防ぐために咽頭が自動的に閉じる反射のことです。しかし、嚥下反射が弱まると、食べ物が気管に誤嚥しやすくなり、誤嚥性肺炎のリスクが高まります。 誤嚥性肺炎の症状には、発熱、咳、痰、息切れなどがあります。また、食欲不振、倦怠感、脱水症状などの症状もみられます。特に、高齢者や寝たきりの患者さんは、誤嚥性肺炎を発症しても症状が軽微なことが多く、発見が遅れるケースもあります。誤嚥性肺炎は、適切な治療を受けなければ、重症化して死に至ることもあります。
検査・診断

知っておきたい高齢者総合機能評価とは

高齢者総合機能評価(CGA)は、高齢者の状態を医学的評価だけでなく、生活機能、精神機能、社会・環境の3つの面から総合的に捉えて問題を整理し、評価を行うことで、QOL(Quality Of Life)を高めようとする方法です。高齢者は複数の疾患を併発していたり、ADL(日常生活動作)が低下していたりすることが多く、総合的な医療が必要であるため、疾患以外の状況も把握したうえで適切な医療・介護を行うためにCGAが行われます。CGAの実施は、高齢者の状態をより詳細に把握することができ、適切な医療・介護を提供することができるようになるため、高齢者のQOLの向上につながります。CGAは、医師や看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、社会福祉士など、さまざまな専門職種が協力して行うことが必要です。
循環器

看護師必須用語『高血圧』について

高血圧とは、正常範囲を超えて血圧が高く維持されている状態のことを指します。血圧は、心臓が収縮したり拡張したりする際に血管にかかる圧力を指し、収縮期血圧(最高血圧)と拡張期血圧(最低血圧)の2つで構成されています。高血圧は、脳卒中、心筋梗塞、動脈硬化、腎不全など、さまざまな重篤な疾患のリスクとなります。高血圧は、遺伝因子や環境因子が関与して発症するとされ、明らかな原因が不明の本態性高血圧と、原因が明らかな二次性高血圧の2つに分類されます。本態性高血圧は、高血圧全体の約90%を占め、原因は不明ですが、遺伝的要因や生活習慣、食生活、肥満などが関与していると考えられています。二次性高血圧は、他の疾患や薬剤の使用などが原因となって発症する高血圧であり、全体の約10%を占めます。二次性高血圧の原因としては、腎臓病、内分泌疾患、薬剤の使用などがあります。高血圧の診断は、血圧を測定して行われます。血圧は、腕の動脈に血圧計を装着して測定します。正常血圧は、収縮期血圧120mmHg未満、拡張期血圧80mmHg未満とされています。高血圧は、収縮期血圧140mmHg以上、拡張期血圧90mmHg以上と定義されています。高血圧の治療は、生活習慣の改善、薬物療法、外科的治療の3つがあります。生活習慣の改善としては、減塩、減量、禁煙、適度な運動、ストレス解消などが挙げられます。薬物療法は、降圧剤と呼ばれる薬剤を使用します。降圧剤には、カルシウム拮抗薬、β遮断薬、ACE阻害薬、アンジオテンシンII受容体拮抗薬などがあります。外科的治療は、重度の高血圧や二次性高血圧に対して行われます。外科的治療としては、腎動脈狭窄症に対する腎動脈ステント留置術、褐色細胞腫に対する腫瘍摘出術などがあります。
内分泌・代謝・栄養

抗ARS抗体とは何か?その働きと関わる疾患について

-抗ARS抗体の概要- 抗ARS抗体とは、アミノアシルtRNA合成酵素(ARS)に対する自己抗体である。ARSは、タンパク質合成に必要なアミノ酸をtRNAに結合させる酵素である。抗ARS抗体は、ARSを認識して結合し、ARSの機能を阻害することができる。その結果、タンパク質合成が阻害され、細胞が正常に機能できなくなる。 抗ARS抗体は、自己免疫疾患である膠原病の一種である、混合性結合組織病(MCTD)の患者に高頻度に存在する。MCTDは、関節炎、皮膚病変、間質性肺疾患、腎障害などの多彩な症状を呈する疾患である。抗ARS抗体は、MCTDの診断マーカーとして有用である。 また、抗ARS抗体は、がんの患者にも高頻度に存在する。抗ARS抗体は、がん細胞の増殖を促進することができ、がんの悪性化に関与していると考えられている。 抗ARS抗体は、自己免疫疾患やがんの診断や治療に有用なバイオマーカーとして期待されている。
アレルギー・膠原病

看護師が知っておくべき用語『膠原病類縁疾患』

膠原病類縁疾患とは、古典的な膠原病以外の、全身の結合組織に炎症が起きる自己免疫疾患のグループのことです。膠原病類縁疾患には、シェーグレン症候群、混合性結合組織病、多発血管炎性肉芽腫症、好酸球性多発血管炎肉芽腫症、顕微鏡的多発血管炎、高安動脈炎、巨細胞性動脈炎、ベーチェット病、成人スチル病などが含まれます。これらの疾患は、いずれも膠原組織が侵され、炎症が起こるという共通点があります。その結果、関節の痛みや腫れ、皮膚の異常、内臓の機能障害など、さまざまな症状が現れます。
血液・造血

看護師必須!好酸球とは?

好酸球とは、白血球の一種である。白血球は、体の免疫システムを担う細胞であり、感染症や外傷などから体を守る働きをしている。好酸球は、白血球の中で最も大型の細胞であり、細胞質には多数の顆粒を含んでいる。これらの顆粒には、寄生虫や細菌を攻撃する様々な物質が入っている。好酸球は、寄生虫感染症やアレルギー反応など、様々な疾患に関与していると考えられている。また、喘息や花粉症などのアレルギー疾患にも関与していると考えられている。好酸球は、寄生虫感染症の診断や治療にも利用されている。
整形外科

看護師が理解しておくべき『五十肩』

五十肩とは、肩関節の痛みと可動域の制限を引き起こす一般的な状態です。正式名称は「肩関節周囲炎」ですが、「四十肩」と呼ばれることもあります。五十肩は、40~50歳以降の方に発症することが多く、男性よりも女性の方がなりやすい傾向があります。かつては、腱板損傷や石灰沈着性腱板炎なども五十肩に含まれていましたが、現在では、これらのような炎症の原因が明らかな疾患は五十肩には含まれません。 五十肩の原因は、はっきりとはわかっていませんが、加齢や肩の使い過ぎなどが関係していると考えられています。五十肩になると、肩の痛みや可動域の制限のほか、夜間の痛みや腫れ、寝返りが打ちにくいなどの症状が現れることがあります。五十肩の治療法は、保存療法が中心となります。保存療法には、痛み止めや消炎剤の投与、理学療法、運動療法などがあります。保存療法で症状が改善しない場合は、手術が行われることもあります。