看護師業界ウォッチャー

血液・造血

悪性リンパ腫:その種類・症状・治療法

悪性リンパ腫とは、白血球の一種であるリンパ球に由来する悪性腫瘍の総称です。リンパ節、脾臓、扁桃などが腫大する場合が多いです。血液細胞由来の癌の中で最も発症率が高く、日本での罹患率は人口10万人当たり20程度で、増加傾向にあります。小児、若年者にも発生しますが、60~70歳代がピークです。発症要因は不明なものも多いですが、遺伝子の変異や染色体異常から、遺伝性の要素や、病型によってはEB(エプスタイン・バー/Epstein-Barr)ウイルスやC型肝炎ウイルス、ヘリコバクター・ピロリなど、ウイルスや細菌の感染が関与する可能性も考えられています。
アレルギー・膠原病

看護師に必須の用語『蝶形紅斑』

蝶形紅斑とは、膠原病の一種である全身性エリテマトーデス(SLE)の患者に特徴的に現れる顔面の皮疹のことです。この皮疹は、両側の頬と鼻に広がる紅斑であり、ちょうど蝶が羽を広げている形に似ていることから、蝶形紅斑という名前がつけられました。蝶形紅斑は、SLEの患者のおよそ50%に現れる症状であり、SLEの診断基準の一つにもなっています。蝶形紅斑は、紫外線やストレス、感染症などをきっかけに悪化することがあります。治療法としては、ステロイド薬や免疫抑制剤などが用いられます。蝶形紅斑は、SLEの患者にとって、重要な症状の一つであり、早期発見と適切な治療が重要です。
その他

看護師が知っておきたいハプテンとは?

ハプテンとは、抗体と結合するが、分子量が小さいため単独では抗体産生を惹起する活性を示さない物質のことです。不完全抗原とも呼ばれます。ハプテンは、タンパク質、糖質、脂質、核酸など、さまざまな種類の分子で構成されている可能性があります。ハプテンは、単独では免疫応答を惹起しませんが、キャリアタンパク質またはキャリア分子と結合すると免疫応答を惹起することがあります。キャリアタンパク質は、免疫系によって認識され、免疫応答を惹起するタンパク質です。キャリアタンパク質に結合したハプテンは、キャリアタンパク質のエピトープとして機能し、免疫系によって認識されます。免疫系は、ハプテンに対する抗体を産生し、ハプテンを中和します。ハプテンは、さまざまなアレルギー反応の原因となる可能性があります。例えば、花粉、ホコリ、ダニなどのアレルゲンは、ハプテンとして機能し、免疫系によってアレルギー反応を引き起こすことがあります。また、ハプテンは、薬剤などの化学物質が原因となる薬物アレルギーの原因となる可能性もあります。
組織・制度

医療クラークの役割と資格

医療クラークとは、医療機関において、医師や看護師の指示に従って、患者のカルテを管理し、診療費を計算し、薬局や他の医療機関との連絡を行うなどの事務作業を行う医療事務職です。医療クラークは、患者の個人情報を扱うため、守秘義務が厳しく求められます。また、医療機関の経営状況を把握し、改善するために、経営に関する知識も必要です。 医療クラークは、医療機関の重要な業務を担うため、その役割は非常に重要です。医療クラークが適切に業務を行うことで、医療機関の円滑な運営に貢献することができます。また、医療クラークは、患者と医療機関の架け橋となり、患者の満足度を高める役割も果たしています。 医療クラークになるには、医療事務の専門学校や大学で学び、資格を取得する必要があります。医療事務の資格は、医療事務士、医療事務管理士、医療事務専門士などがあります。また、医療クラークとして働くためには、パソコンの操作スキルやコミュニケーション能力も必要です。 医療クラークは、医療機関の重要な業務を担うため、その役割は非常に重要です。医療クラークが適切に業務を行うことで、医療機関の円滑な運営に貢献することができます。また、医療クラークは、患者と医療機関の架け橋となり、患者の満足度を高める役割も果たしています。
腎・泌尿器

尿路損傷とは?その種類と対処法を解説!

-尿路損傷とは?- 尿路損傷とは、尿管や尿道が損傷することをいいます。尿管は、腎臓から膀胱に尿を運ぶ管であり、尿道は膀胱から体外に尿を排出する管です。尿路損傷は、外傷や手術などによって起こることがあります。 尿路損傷の症状は、血尿、排尿痛、排尿困難などです。尿路損傷が疑われる場合は、尿検査や画像検査などによって診断します。尿路損傷の治療法は、損傷の程度によって異なります。軽度の損傷であれば、保存的に治療することが可能です。しかし、重度の損傷であれば、手術が必要となることもあります。 尿路損傷は、男性よりも女性に多くみられます。また、高齢者よりも若年者に多くみられます。尿路損傷は、重症化すると命に関わることもあります。そのため、尿路損傷が疑われる場合は、すぐに医療機関を受診することが大切です。
検査・診断

看護師が知っておくべき『コンピューター断層撮影』

コンピューター断層撮影(CTスキャン)とは、X線を利用して物体をスキャンし、コンピューター処理によって内部画像を構成する技術、あるいは装置のことです。CTスキャンは、X線画像を複数の方向から撮影することで、物体の断面画像を得ることができます。得られた断面画像は、コンピューターで処理され、物体の内部構造を立体的に再現することができます。CTスキャンは、医学分野において、脳、肺、心臓などの人体の様々な臓器の画像診断に広く使用されています。また、産業分野においても、機械内部の構造檢查、製品の品質管理などにも使用されています。
検査・診断

看護師必須用語『アストラップ』とは?

アストラップとは、動脈血ガス分析のことである。動脈血の成分(水素イオン濃度、酸素分圧、二酸化炭素分圧、酸素飽和度)を分析することにより、肺が正常に機能しているかどうかを調べる目的で実施される。血液ガス分析のために動脈血を採取することを「アストラップをとる」などと言う。アストラップという名称は、コペンハーゲン大学の臨床検査教授、ポール・アストラップ博士がこの検査方法を確立したことに由来する。アストラップ博士は、当時デンマークで流行していたポリオ患者の呼吸状態を診るために血液ガス分析を開発した。
検査・診断

看護師必須!BMIの基礎知識

BMIとは、Body Mass Indexの略で、体重と身長から算出される体格指数のことです。肥満度や痩せすぎを評価する指標として広く用いられています。BMIの値は、体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)で計算します。 BMIの値は、18.5未満が痩せすぎ、18.5以上25未満が普通体重、25以上30未満が肥満(1度)、30以上35未満が肥満(2度)、35以上が肥満(3度)と分類されています。BMIの値が高いほど、肥満度が高く、健康リスクが高まります。 肥満は、心臓病、脳卒中、糖尿病、がん、高血圧、脂質異常症、不妊症、うつ病など、さまざまな健康問題を引き起こすリスクを高めます。また、肥満は、関節炎や睡眠時無呼吸症候群などの生活習慣病のリスクも高めます。 肥満を予防するためには、健康的な食生活と適度な運動を心がけることが大切です。健康的な食生活とは、野菜、果物、全粒穀物を多く摂り、加工食品、砂糖飲料、飽和脂肪、トランス脂肪を控えることです。適度な運動とは、週に150分の中強度の有酸素運動、または75分の高強度の有酸素運動、またはその組み合わせを行うことです。
内分泌・代謝・栄養

ラパとは – 看護師に欠かせない用語を解説

ラパとは、腹腔鏡のことである。腹腔鏡を指すLaparoskopie(ドイツ語)の頭の言葉をとってこのように略される。腹腔鏡を使った胆嚢摘出手術のことをラパ胆などと呼ぶ。 腹腔鏡とは、お腹の中を観察するためのカメラ付きの細い管のことである。お腹に小さな穴を開けて腹腔鏡を挿入することで、お腹の中の様子をモニターで見ることができる。腹腔鏡は、診断や治療のために使用される。 ラパは、お腹の中の病気を診断したり、治療するために使用される。例えば、ラパを使って、胆嚢結石や虫垂炎を診断したり、手術を行ったりすることができる。ラパは、従来の手術よりも傷口が小さく、回復が早いというメリットがある。 ラパは、医療の現場で広く使用されている。今後、ラパの利用はさらに拡大していくと考えられている。
小児科

看護師のための子ども用自動車座席の重要性

子ども用自動車座席とは、乗用車に備え付けられたシートベルトを安全に使用できない乳幼児を安全に自動車に乗せるための装備である。チャイルドシートとも呼ばれる。子ども用自動車座席には、乳児用と幼児用の2種類がある。乳児用は、生後9ヶ月までの子どもを対象としたもので、横向きに取り付けるタイプが一般的である。幼児用は、生後9ヶ月から4歳までの子どもを対象としたもので、前向きに取り付けるタイプが一般的である。 子ども用自動車座席は、万が一の事故の際に、子どもの身体を保護する役割を果たす。特に、乳幼児は首や頭が未発達のため、事故の際に大きな衝撃を受けやすく、重篤なケガをする可能性が高い。チャイルドシートを使用することで、乳幼児のケガのリスクを大幅に軽減することができる。 また、子ども用自動車座席は、子どもが車内で安全かつ快適に過ごすためのアイテムでもある。チャイルドシートには、子どもの身体を固定するハーネスや、頭や首を保護するためのヘッドサポートなどが備わっており、子どもが快適に過ごすことができるよう設計されている。
感染

看護師必見!垂直感染とは?

垂直感染とは、病原体が親から子どもに伝播される感染様式のことです。妊娠中の胎内感染、出産時の産道感染、出生後の経母乳感染などがあります。母子感染とも呼ばれます。 垂直感染を起こしうる疾患には、風疹・梅毒・ヘルペス・B型肝炎・HIV感染症などがあります。垂直感染は、胎児や新生児の健康に重大な影響を及ぼす可能性があります。感染の種類によっては、胎児の死亡や、先天的な異常を引き起こすこともあります。また、新生児に感染した場合には、重篤な症状を引き起こす可能性があります。 垂直感染を防ぐためには、妊娠中の定期健診やワクチン接種、出産時の適切な処置などが重要です。また、母乳育児をする場合は、適切な衛生管理を行うことが大切です。垂直感染の疑いがある場合には、速やかに医療機関を受診することが大切です。
その他

看護師必須!パフォーマンスステータスを知る

パフォーマンスステータスとは、患者の全身状態を日常生活動作のレベルに応じて0~4の5段階であらわした指標です。アメリカの腫瘍学団体の1つECOG(Eastern Cooperative Oncology Group)が提唱したもので、がん患者に使われることが多いです。現場ではPS(ピーエス)と呼ぶことが多いです。 PSは、患者の身体的、精神的、社会的な機能を総合的に評価して決定されます。PSが低いほど、患者の全身状態が悪く、日常生活動作が制限されています。逆に、PSが高いほど、患者の全身状態が良く、日常生活動作が自立しています。 PSは、がんの治療計画を立てる際に重要な情報となります。PSが低い患者は、より集中的な治療が必要になるかもしれません。また、PSが低い患者は、治療の副作用に耐える力が弱い可能性があります。 PSは、患者の予後を予測する指標としても使用されます。PSが低い患者は、予後が悪い傾向にあります。しかし、PSが低い患者でも、適切な治療を受けることで、予後を改善することが可能です。
眼科

看護師解説 → 核とは何か?

核とは、眼球の水晶体の中心部にある構造のことである。これは水晶体皮質が年齢とともに増加しながら中央へ移り、圧縮され次第に硬い構造になる。核は、水晶体の屈折率を決定する役割を果たしており、水晶体の厚さや形状を保つ役割も果たしている。核は、水晶体の中心部にあるため、光の屈折を強く受ける。そのため、核の厚さは、光の屈折率に大きく影響する。核の厚さは、年齢とともに増加するため、老化に伴って光の屈折率も増加する。核の厚さの増加は、水晶体の硬化にもつながる。水晶体の硬化は、水晶体の弾力を低下させ、ピントを合わせる力を弱める。そのため、老化に伴ってピントを合わせる力が弱まり、老眼が生じる。
腎・泌尿器

看護師に知っておいてほしい!電解質とは

電解質とは、水などの溶媒に溶かしたときに正と負のイオンに分かれること(電離すること)で、その溶液が高い電気伝導性を持つようになる物質のことである。主に、体液(細胞内液や血漿)に溶けて伝導性を持つようになるミネラルイオンのことを指す。体内の水分量やpH、浸透圧のバランスを保ち、神経伝達および筋肉の運動にも深く関わっている。血液検査および尿検査にて測定することができる。 電解質は、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、硫黄、塩素などの元素から構成される。これらの元素は、体内のさまざまな機能に不可欠である。例えば、ナトリウムとカリウムは、細胞内外の水分量を調節し、神経伝達の速度を調節する。カルシウムは、骨や歯を形成し、筋肉の収縮を調節する。マグネシウムは、エネルギー産生や筋肉の収縮に関与する。リンは、骨や歯を形成し、エネルギー産生に関与する。硫黄は、タンパク質やアミノ酸の合成に関与する。塩素は、体液の浸透圧を調節する。
循環器

看護師必須用語『高血圧』について

高血圧とは、正常範囲を超えて血圧が高く維持されている状態のことを指します。血圧は、心臓が収縮したり拡張したりする際に血管にかかる圧力を指し、収縮期血圧(最高血圧)と拡張期血圧(最低血圧)の2つで構成されています。高血圧は、脳卒中、心筋梗塞、動脈硬化、腎不全など、さまざまな重篤な疾患のリスクとなります。高血圧は、遺伝因子や環境因子が関与して発症するとされ、明らかな原因が不明の本態性高血圧と、原因が明らかな二次性高血圧の2つに分類されます。本態性高血圧は、高血圧全体の約90%を占め、原因は不明ですが、遺伝的要因や生活習慣、食生活、肥満などが関与していると考えられています。二次性高血圧は、他の疾患や薬剤の使用などが原因となって発症する高血圧であり、全体の約10%を占めます。二次性高血圧の原因としては、腎臓病、内分泌疾患、薬剤の使用などがあります。高血圧の診断は、血圧を測定して行われます。血圧は、腕の動脈に血圧計を装着して測定します。正常血圧は、収縮期血圧120mmHg未満、拡張期血圧80mmHg未満とされています。高血圧は、収縮期血圧140mmHg以上、拡張期血圧90mmHg以上と定義されています。高血圧の治療は、生活習慣の改善、薬物療法、外科的治療の3つがあります。生活習慣の改善としては、減塩、減量、禁煙、適度な運動、ストレス解消などが挙げられます。薬物療法は、降圧剤と呼ばれる薬剤を使用します。降圧剤には、カルシウム拮抗薬、β遮断薬、ACE阻害薬、アンジオテンシンII受容体拮抗薬などがあります。外科的治療は、重度の高血圧や二次性高血圧に対して行われます。外科的治療としては、腎動脈狭窄症に対する腎動脈ステント留置術、褐色細胞腫に対する腫瘍摘出術などがあります。
呼吸器

手術前後の看護、覚えておくべき呼吸訓練器具

呼吸訓練器具の種類 呼吸訓練器具には、吸う力を訓練する器具と、呼出する力を訓練する器具の2種類があります。 吸う力を訓練する器具は、ゆっくりと空気を吸う速度を可視化して、最大限の吸気を維持させる訓練を補助するものです。これにより、最大吸気持続時間(最大限に吸い込んだ状態を保つ時間)を長くし、肺胞に十分な空気を取り込ませ、拡張させることができます。 呼出する力を訓練する器具は、空気を呼出する時に一定の抵抗を与えて、呼吸の訓練を補助するものです。この抵抗によって、肺から空気を呼出する時に一定の圧力がかかり、肺胞の虚脱を減らし、肺胞を拡張させることができます。 どちらの器具も、呼吸機能の改善と肺合併症の予防に効果があるとされています。
呼吸器

肺胞-毛細管ブロック症候群とは?症状と原因

肺胞-毛細管ブロック症候群(ACブロック症候群、ACともいう)とは、肺胞と毛細管の間のガス交換が障害される状態のことである。これは、肺の毛細血管の炎症や肥厚、肺胞壁の肥厚、肺水腫、間質性肺疾患などのさまざまな原因によって起こる可能性がある。 ACブロック症候群は、低酸素症(血液中の酸素濃度が低い状態)と高炭酸ガス血症(血液中の二酸化炭素濃度が高い状態)を引き起こす可能性がある。症状としては、息切れ、疲労、胸痛、咳などがある。ACブロック症候群は、肺活量検査、動脈血ガス分析、胸部X線検査などの検査で診断される。治療法は、根本的な原因によって異なる。
その他

看護師必見!プレメディの種類と使用目的

プレメディとは、検査や手術に対する不安や緊張を除去したり、より大きな麻酔効果を得たりするために、検査や手術の前に患者に薬を投与することである。プレメディケーション(前投薬;premedication)の略で、プレメジ、麻酔前投薬ともいわれる。 プレメディは、手術や検査の前に行われ、患者の不安や緊張を和らげ、より大きな麻酔効果を得ることを目的とする。また、手術や検査中の痛みを軽減したり、吐き気や嘔吐を防ぐ効果もある。プレメディは、患者への負担を軽減し、手術や検査を安全かつスムーズに行うために重要な役割を果たしている。 プレメディで使用される薬剤は、患者の年齢、体重、健康状態などに応じて選択される。一般的には、鎮静剤、抗不安薬、鎮痛剤などが使用される。プレメディは、手術や検査の前日または当日の朝に投与されることが多い。
医療機器・設備・器具

看護師必須!ドレープの役割と種類

ドレープとは、手術や治療などにおいて、患者の体を覆うカバーのことです。手術を行う部位に穴が開いており、不潔域から術野・切開部を清潔に保つ目的で使用されます。器具やテーブルの上に敷くこともあります。近年は、使い捨ての商品が増えていますが、滅菌して再使用する布製のものが使用されることもあります。 ドレープを使用することは、手術や治療の安全性を確保するために重要です。ドレープによって、患者の体を細菌やその他の汚染物質から守ることができます。また、ドレープは手術部位を清潔に保つことで、感染症のリスクを軽減するのに役立ちます。
その他

看護師に必須の用語『有効量』とは?

-有効量とは- 有効量は他の用語では治療量と言います。薬剤が体内に入り、効果を発揮するために必要な投与量の範囲をいいます。この投与量を下回ると効果が得られない一方で、上回ると中毒を引き起こす可能性があります。医師が処方する薬には、この有効量が記載されています。有効範囲は薬の種類や個人差によって異なります。そのため、医師は患者の状態を考慮して、最適な投与量を決定します。 薬の効果は、有効量と投与量に依存します。一般に、投与量が増加するにつれて効果も高まりますが、毒性も増加します。有効量と中毒量の間には、安全域があります。安全域は、薬が効果を発揮するために必要な量と、中毒を起こす量との差です。 安全域が広い薬は、有効量と中毒量の間隔が大きいので、安全に使用することができます。逆に、安全域が狭い薬は、有効量と中毒量の間隔が小さいので、注意して使用することが必要です。
呼吸器

看護師が知っておくべき犬吠様咳嗽

犬吠様咳嗽とは、犬が吠えたような鳴き声の咳のことです。クループ(咽頭ジフテリア、急性声門下咽頭炎など)が発症した際の症状で、主に小児に見られます。上気道の炎症による浮腫が原因で咽頭狭窄が起こり、生じます。重症化すると呼吸困難に陥る恐れもあります。 犬吠様咳嗽は、クループの代表的な症状の一つです。クループは、上気道の感染症で、主にアデノウイルスやインフルエンザウイルスが原因で起こります。上気道の粘膜が炎症を起こし、腫れと浮腫が生じます。そのため、気道が狭くなり、呼吸が苦しくなります。また、炎症によって分泌される粘液が気道を塞ぐことで、さらに呼吸が困難になります。 犬吠様咳嗽は、クループの症状の中でも、特に特徴的な症状です。犬が吠えたような鳴き声の咳をするため、すぐにクループだとわかります。犬吠様咳嗽は、クループの重症度を示す指標の一つにもなっています。犬吠様咳嗽が強い場合は、クループが重症化している可能性が高くなります。 犬吠様咳嗽が疑われる場合は、すぐに医療機関を受診してください。クループは、適切な治療を受けなければ、重症化して呼吸困難に陥る恐れがあります。治療は、クループの原因となっているウイルスを殺すための抗ウイルス薬や、炎症を抑えるためのステロイド薬などが行われます。また、呼吸困難が強い場合は、酸素吸入や人工呼吸器による治療が必要になることもあります。
消化器

看護師に必要な用語『消化管穿孔』について

消化管穿孔とは、食道、胃、腸、あるいは十二指腸に穴が開いて、その穴から消化管の内容物が腹腔内に漏れ出すことをいいます。消化管穿孔の原因としては、腹部外傷、消化性潰瘍、腸閉塞、憩室炎、胆石症、膵炎、腫瘍などがあります。消化管穿孔は、腹膜炎を引き起こすことが多く、緊急手術が必要となる場合も多いです。消化管穿孔の症状としては、急激または持続的な腹痛、悪心、嘔吐、食欲不振、腸音の減弱または消失などがあげられます。消化管穿孔が疑われる場合は、速やかに医療機関を受診することが大切です。
呼吸器

看護師さん必見!エアリークについて徹底解説

エアリークとは、胸腔ドレナージ下で気胸などにより肺の開いた穴から出て胸腔内に溜まった空気がドレナージチューブから漏れている状態を指す。エアリークの有無は、肺に開いた穴の状態を推測する上で重要な情報である。エアリークがあるということは、肺に開いた穴が塞がっていない(気胸が改善していない)ことを示している。逆に、エアリークがないということは、肺に開いた穴が閉じ(気胸が改善している)可能性を示している。これが胸腔ドレーンを抜く指標の一つとなる。なお、ドレーンチューブが閉塞している場合にもエアリークはみられなくなるので注意する。
消化器

腹痛とは?看護師が知っておくべき症状と対処法

腹痛は、腹部に自覚される疼痛全般を指します。腹部は、横隔膜から骨盤まで、臓器が集中している部位です。腹痛の原因は、消化器系の疾患、泌尿器系の疾患、婦人科系の疾患、その他の疾患など、さまざまです。 消化器系の疾患による腹痛は、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃がん、大腸がん、過敏性腸症候群、クローン病、潰瘍性大腸炎などがあります。泌尿器系の疾患による腹痛は、尿路結石、膀胱炎、腎盂腎炎などがあります。婦人科系の疾患による腹痛は、月経痛、子宮筋腫、子宮内膜症、卵巣嚢腫などがあります。その他の疾患による腹痛は、ヘルニア、腹膜炎、胆のう炎、膵炎などがあります。 腹痛の症状は、その原因によって異なります。消化器系の疾患による腹痛は、胃痛、吐き気、嘔吐、下痢、便秘などの症状を伴うことがあります。泌尿器系の疾患による腹痛は、血尿、排尿痛、排尿困難などの症状を伴うことがあります。婦人科系の疾患による腹痛は、月経痛、不妊、不正出血などの症状を伴うことがあります。その他の疾患による腹痛は、発熱、悪寒、体重減少などの症状を伴うことがあります。 腹痛は、その原因によって治療法が異なります。消化器系の疾患による腹痛は、薬物療法、手術療法などが行われます。泌尿器系の疾患による腹痛は、薬物療法、手術療法、体外衝撃波結石破砕術などが行われます。婦人科系の疾患による腹痛は、薬物療法、手術療法、子宮動脈塞栓術などが行われます。その他の疾患による腹痛は、薬物療法、手術療法、放射線療法などが行われます。