看護師業界ウォッチャー

アレルギー・膠原病

看護師に知っておいて欲しい『ANCA関連血管炎』とは?

ANCA関連血管炎とは、全身の血管に炎症が起きる病気の総称である。ANCAとは、「抗好中球細胞質抗体(こうこうちゅうきゅうさいぼうしつこうたい)」の略で、白血球の一種である好中球に含まれるタンパク質に対する抗体である。ANCA関連血管炎は、このANCAが血管壁の細胞に結合することで炎症が起こると考えられている。 ANCA関連血管炎には、いくつかの種類がある。代表的なものとしては、ベーチェット病、多発血管炎性肉芽腫症、顕微鏡的多発血管炎、好酸球性血管炎などがある。これらの病気は、それぞれ特徴的な症状や経過をたどる。
内分泌・代謝・栄養

看護師必須の中性脂肪とは?

中性脂肪とは、グリセリンと脂肪酸から構成される脂肪のことです。脂肪酸は、炭素、水素、酸素で構成された分子で、グリセリンは、炭素、水素、酸素で構成されたアルコールです。中性脂肪は、脂肪酸とグリセリンがエステル結合で結合したものです。エステル結合とは、カルボン酸とアルコールが反応して生成される結合のことです。中性脂肪は、エネルギーを貯蔵する働きがあります。また、体温を維持する働きや、臓器を保護する働きがあります。中性脂肪は、血液中にも存在します。血液中の中性脂肪の濃度は、食事や運動、睡眠などによって変動します。中性脂肪の濃度が高すぎると、動脈硬化や心臓病などのリスクが高まります。
略語

看護師に必須の用語『s/o』を徹底解説!

s/oとは、「~の疑い」を意味するSuspect Ofの略語である。カルテ記入などの際に使われる。例えば、「s/o 川崎病」は「川崎病の疑い」という意味になる。s/oは、医師が患者の病状を確定する前に、可能性のある診断を記録するために使用される。これにより、医師は患者の経過をより正確に追跡し、適切な治療計画を立てることができる。 s/oは、カルテ記入以外にも、医療従事者同士のコミュニケーションにおいても使用される。例えば、看護師が医師に患者の病状を報告する際に、「s/o 肺炎」と伝えることで、医師は患者の病状をより早く把握することができる。s/oは、医療現場において、患者の病状を正確に把握し、適切な治療計画を立てるために欠かせない用語である。
整形外科

看護師必須用語『肋骨』について

肋骨とは、胸部を覆う骨のことです。脊椎・胸骨とともに胸郭を形成しており、心臓や肺などの臓器を保護する役割を果たしています。肋骨は、通常12対あり、左右対称に並んでいます。肋骨の形状は、平らな形状をしており、前方は軟骨で胸骨と関節し、後方は椎骨と関節しています。肋骨の動きは、呼吸によって行われ、息を吸うときには肋骨が持ち上がって胸郭が拡大し、息を吐くときには肋骨が下がって胸郭が縮小します。また、肋骨は、呼吸以外に、体を支えたり、姿勢を維持したりする役割も果たしています。
その他

看護師に必須の用語『ナトリウム』

ナトリウムは、細胞外液中の陽イオンの90%を占める重要な電解質です。血漿浸透圧、酸塩基平衡、細胞外液量の調整に重要な役割を果たしています。 血漿浸透圧は、細胞の脱水や浮腫を防ぐために一定に保たれている必要があります。ナトリウムは、細胞外液の浸透圧を維持するのに役立ちます。また、ナトリウムは、酸塩基平衡を維持するのにも役立ちます。酸塩基平衡とは、血液のpH値を一定に保つことです。pH値が酸性に傾くと、ナトリウムは水素イオンと結合して中和し、pH値を上げようとします。逆に、pH値がアルカリ性に傾くと、ナトリウムは水酸化物イオンと結合して中和し、pH値を下げようとします。 さらに、ナトリウムは、細胞外液量の調整にも役立ちます。細胞外液量とは、細胞の外側にある液体の量のことです。細胞外液量は、細胞の脱水や浮腫を防ぐために一定に保たれている必要があります。ナトリウムは、細胞外液量を維持するのに役立ちます。
血液・造血

看護師必見!顆粒球とは何か?

顆粒球とは、白血球のうち骨髄系の細胞の一つであり、細胞質内に豊富な顆粒(殺菌作用のある成分)を有することを特徴とする。顆粒球は好中球、好酸球、好塩基球の3種類に分類される。 顆粒球は、骨髄で産生され、血液中を循環して全身の組織や臓器に分布する。顆粒球の主な役割は、細菌やウイルスなどの感染症の原因となる異物を貪食して殺菌することである。また、顆粒球は炎症反応にも関与しており、炎症部位に集まって炎症物質を放出する。 顆粒球の3種類である好中球、好酸球、好塩基球は、それぞれ異なる機能を持っている。好中球は、顆粒球の中で最も数多く存在しており、細菌やウイルスなどの感染症の原因となる異物を貪食して殺菌する役割を担っている。好酸球は、寄生虫やアレルギー反応に関与しており、寄生虫を殺したり、アレルギー反応を抑えたりする役割を担っている。好塩基球は、アレルギー反応や炎症反応に関与しており、ヒスタミンやヘパリンなどの炎症性物質を放出する役割を担っている。
感染

看護師が知っておくべき『細胞内寄生菌』

細胞内寄生菌とは、生きた細胞内に寄生して増殖する細菌の総称である。細胞内寄生菌は、通性細胞内寄生菌と偏性細胞内寄生菌に大別される。通性細胞内寄生菌は、細胞内と細胞外、どちらでも増殖できる病原性細菌である。代表的な病原性細菌として、結核菌、チフス菌、梅毒トレポネーマなどが挙げられる。偏性細胞内寄生菌は、寄生する細胞の外では増殖できない病原性細菌である。代表的な病原性細菌にリケッチア、クラミジアなどが挙げられる。
循環器

看護師に必須の用語『腹痛』とは?

腹痛は、腹部に自覚される疼痛全般を指す。腹痛の原因は様々で、消化器系の疾患、婦人科系の疾患、泌尿器系の疾患、神経系の疾患など、様々なものがある。また、腹痛の種類も様々で、鋭い痛み、鈍い痛み、絞扼痛、疝痛など、様々なものがある。 腹痛の原因と種類 腹痛の原因は様々だが、最も多いのは消化器系の疾患である。消化器系の疾患による腹痛には、胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、腸炎、過敏性腸症候群、潰瘍性大腸炎、クローン病などがある。また、婦人科系の疾患による腹痛には、月経痛、子宮内膜症、卵巣嚢腫、子宮筋腫などがある。泌尿器系の疾患による腹痛には、尿路感染症、膀胱炎、腎盂腎炎などがある。神経系の疾患による腹痛には、帯状疱疹、三叉神経痛、坐骨神経痛などがある。 腹痛の種類も様々だが、最も多いのは鈍痛である。鈍痛は、じわじわと鈍く痛む痛みのことで、長時間続くことが多い。また、鋭い痛みは、突然鋭く痛む痛みのことで、短時間続くことが多い。絞扼痛は、腸がねじれたり、詰まったりして起こる痛みのことで、波のように痛んだり、ひどくなったりすることが多い。疝痛は、腸が痙攣を起こして起こる痛みのことで、チクチクと痛んだり、ひどくなったりすることが多い。
血液・造血

看護師必見!好中球の役割とは?

好中球とは、白血球の一種です。白血球は、顆粒球(好中球、好酸球、好塩基球)、単球、リンパ球からなる細胞群です。顆粒球は、白血球の半分以上を占めています。好中球は、中性の色素でよく染まる顆粒を持つ顆粒球です。好中球は、白血球の中で最も多く、健康な成人の血液中に約50~70%含まれています。好中球は、細菌や真菌などの異物を貪食して殺す役割を持っています。また、炎症反応に関与し、組織の損傷を修復する役割も果たしています。
消化器

看護師に知っておくべき『マーゲンチューブ』について

マーゲンチューブとは、胃の内容物を排出したり、栄養剤や薬を投与したりするために胃に挿入する医療用のチューブです。マーゲンチューブは、さまざまな材質や形状のものがあり、症状や目的に応じて使い分けられます。挿入方法は、鼻や口から挿入する経鼻経口チューブと、腹部から直接挿入する胃瘻チューブの2種類があります。 マーゲンチューブは、胃の内容物を排出する減圧チューブとして用いられることが多く、胃内出血やイレウスなどの疾患の治療に用いられます。また、経口摂取が困難な患者に栄養剤や薬を投与する方法としても使用されます。経鼻経口チューブは、短期間の使用に適しており、胃瘻チューブは長期の使用に適しています。
眼科

看護師に必須の用語 – 眼球外壁とは

眼球外壁とは何か 眼球外壁とは、眼球の外側の構造を指す。眼球は、外壁と内容に分けられる。眼球の外壁は、外膜・中膜(ぶどう膜)・内膜の3層構造から成っている。 外膜は、眼球の表面を覆っている膜である。透明な角膜と、白く不透明な強膜から構成されている。角膜は、光を屈折させて網膜に届ける役割を果たしており、強膜は、眼球を保護する役割を果たしている。 中膜は、眼球の虹彩、毛様体、脈絡膜からなる。虹彩は、瞳孔の周囲にある色素が付いた部分であり、瞳孔の大きさを調節する役割を果たしている。毛様体は、水晶体の形状を変化させてピントを調節する役割を果たしており、脈絡膜は、眼球に栄養を供給する役割を果たしている。 内膜は、眼球の網膜からなる。網膜は、光を電気信号に変換して脳に送る役割を果たしている。
血液・造血

看護師必須の用語「血小板」

血小板とは、止血の役割をもつ血球である。骨髄中の巨核球により産生される核を持たない微小な細胞で、血管が損傷した部位で凝集することにより血栓を形成する。通常約10日間血液中を循環したあとに主に脾臓で処理される。 血小板の産生はトロンボポエチン(TPO)により促進される。巨核球の産生が低下する急性白血病やトロンボポエチン産生が低下する肝硬変では血小板数が低下する。 血小板は、止血の役割を担う重要な血球である。血管が損傷した際に、血小板が凝集して血栓を形成し、出血を止める。血小板の数が低下すると、止血機能が低下して出血傾向が生じる。
薬

低用量ピルは意外と知らない?その仕組みと効果について

低用量ピルの開発と歴史 低用量ピルは、1950年代後半に開発された避妊薬の一種です。それ以前は、女性の避妊手段は限られており、膣内避妊具やコンドーム、または定期的な断種に頼るしかありませんでした。低用量ピルの開発は、女性の避妊方法に革命を起こし、女性のセクシュアルヘルスとリプロダクティブヘルスに大きな影響を与えました。 低用量ピルの開発に貢献した主要人物には、アメリカの医師であり研究者であるグレゴリー・ピンカスとジョン・ロック、および生化学者のカール・ジェラーがいます。彼らは、ニューヨークの研究室で低用量ピルの初期の研究を行いました。そして、1957年に、世界初の低用量ピルである「エノービッド」が承認されました。 エノービッドは、すぐに人気のある避妊薬となり、1960年代までに、アメリカで最も広く使用されている避妊薬の一つとなりました。しかし、エノービッドには、吐き気、頭痛、不正出血などの副作用があり、一部の女性には深刻な健康問題を引き起こしました。そのため、1970年代になって、より安全で効果的な低用量ピルが開発されました。 現在、低用量ピルは、世界中で最も広く使用されている避妊薬の一つです。低用量ピルは、避妊の効果が高く、副作用も比較的少ないことが特徴です。また、月経困難症や子宮内膜症などの治療薬としても使用されています。
職種・資格

看護職にも知っておきたい『柔道整復師』

柔道整復師と医師は、どちらもケガや病気の治療に携わる専門家ですが、その役割や業務には違いがあります。柔道整復師は、骨や関節、筋肉などの損傷に対して、手技による整復や固定を行うことで治療を行います。一方、医師は、薬物や手術による治療を行うことができます。柔道整復師は、医師の同意のもと、保険請求が可能ですが、慢性的な肩こりや内臓疾患による腰痛や体の痛みの場合は、保険適用外となります。また、柔道整復師は、接骨院や整骨院を開業することができますが、医師は、病院やクリニックで勤務することが一般的です。柔道整復師と医師は、それぞれ異なる専門知識と技能を持っており、協力して患者さんの治療にあたることがあります。
その他

インフォームドチョイスとは?その意義と4つの原則

インフォームドチョイスとは、患者が医師から十分な説明を受け、治療法のメリットとリスクを理解した上で、自分で治療法を選択することです。これは、医療における患者の権利のひとつであり、患者の自己決定権を尊重した医療を行うために重要な考え方です。インフォームドチョイスを受けるためには、患者は医師から治療法に関する十分な説明を受ける必要があります。医師は、治療法のメリットとリスク、治療を受けなかった場合のリスク、治療を受ける際の注意点などについて、わかりやすく説明しなければなりません。患者は、医師の説明を受け、治療法について理解した上で、自分で治療法を選択することができます。
医療機器・設備・器具

看護師に必須の用語『フォーリーカテーテル』

フォーリーカテーテルとは、膀胱留置用カテーテルの呼称です。尿道を介して膀胱内に留置され、尿を排出するための医療機器です。尿道に挿入し、膀胱内に留置する細い管状の医療機器であり、排尿困難や尿閉など、さまざまな泌尿器科の疾患や手術後に使用されます。留置後はバルーンに生理食塩水を注入し、膀胱内にカテーテルを固定します。 フォーリーカテーテルは、フランスの外科医であるフレデリック・フォーリーが開発したことに由来しています。フォーリーカテーテルは、尿道に挿入し、膀胱内に留置する細い管状の医療機器であり、排尿困難や尿閉など、さまざまな泌尿器科の疾患や手術後に使用されます。留置後はバルーンに生理食塩水を注入し、膀胱内にカテーテルを固定します。 フォーリーカテーテルは、さまざまな素材で作られており、それぞれにメリットとデメリットがあります。一般的には、ラテックス、シリコン、ポリウレタンなどの素材がよく使用されています。ラテックス製のカテーテルは、柔軟性があり、挿入しやすいという特徴がありますが、アレルギー反応を起こしやすいというデメリットもあります。シリコン製のカテーテルは、柔軟性があり、アレルギー反応を起こしにくいという特徴がありますが、ラテックス製のカテーテルよりも高価です。ポリウレタン製のカテーテルは、耐久性があり、感染症を起こしにくいという特徴がありますが、挿入しにくいというデメリットもあります。
呼吸器

看護師に必須!気管カニューレの種類と使い方

気管カニューレは、大きく分けてカフの有無、窓の有無、内筒の有無で分けられます。 カフとは、チューブの先端部分に付いている風船のことです。このカフを適切な圧力で膨らませ、カニューレを通して気道へ換気を行うことで、人工呼吸器などによる換気を効率化できます。 窓とは、カニューレの屈曲部(口側)に開いている穴のことで、そこから空気の出入りができます。窓付きのカニューレを用いると、空気が声帯を通るので、発声ができるようになります。 内筒は、複管タイプの気管カニューレにのみある部分です。通常の気管カニューレ(内筒なし)が1本の管(単管)であるのに対し、内筒がある2重構造の気管カニューレ(複管タイプ)があります。複管タイプは、呼吸状態の改善にあたり発声練習をすることが可能です。人工呼吸器などを接続する場合は内筒を入れた状態で使います。
循環器

腹部大動脈瘤(トリプルA)とは?看護師に必須の用語

トリプルAとは、腹部大動脈瘤の略称です。腹部大動脈は、心臓から下半身に血液を運ぶ太い血管であり、動脈瘤とは、動脈の壁が膨らんでしまう病気です。正常な腹部大動脈は約2cmの太さですが、トリプルAになると10cm以上に膨らむこともあります。トリプルAは、次第に大きくなり、破裂すると命に関わる危険があります。そのため、早期発見と治療が大切です。トリプルAの症状は、腹痛、背部痛、下肢の痛みなどがあります。しかし、初期の段階では無症状の場合も多く、定期的な健康診断や人間ドックを受けることが大切です。トリプルAの治療法は、薬物療法、血管内治療、外科手術などがあります。薬物療法は、血圧を下げる薬や脂質異常症の薬を服用して、トリプルAの進行を遅らせることを目的としています。血管内治療は、カテーテルを挿入して、動脈瘤の内側に人工血管を留置して、トリプルAを塞ぐ治療法です。外科手術は、開腹してトリプルAを切除して、人工血管を縫い付ける治療法です。
小児科

看護師必須用語『蒙古斑』の豆知識

蒙古斑とは、新生児期から学童期に、主に腰部から殿部にかけて認められる境界がやや不鮮明の青色斑のことである。モンゴル人種に多く認められることからこの名前がついたが、人種を問わず認められる。 蒙古斑は、メラニン色素が皮膚の真皮層に沈着したもので、青色に見えるのはメラニン色素が光を散乱するためである。蒙古斑は良性のものであり、自然に消えていくことが多いが、まれに成人まで残ることもある。 蒙古斑は、通常は痛みもかゆみもなく、健康に害を及ぼすものではない。しかし、まれに蒙古斑が大きくなりすぎたり、形が不規則になったりした場合は、悪性腫瘍の可能性もあるため、医師の診察を受ける必要がある。
血液・造血

看護師必須用語「移植片対腫瘍効果」とは?

移植片対腫瘍効果とは、ドナー由来の免疫担当細胞(主にT細胞)がレシピエント(患者)体内に残存する腫瘍細胞を攻撃し、原病の治癒や制御がもたらす現象のことをいう。同種造血幹細胞移植で期待される、抗腫瘍効果である。移植片対白血病・リンパ腫効果、GVT(graft versus tumor effect)ともいう。 移植片対腫瘍効果は、T細胞が腫瘍細胞を認識して攻撃することで発揮される。T細胞は、腫瘍細胞表面に発現している抗原を認識して活性化され、腫瘍細胞を破壊する。この反応は、移植片対宿主反応(GVHD)の一種である。GVHDとは、ドナー由来の免疫担当細胞がレシピエントの正常細胞を攻撃することで起こる反応である。移植片対腫瘍効果は、GVHDの副作用の一つであるが、同時に、腫瘍を治癒する可能性を秘めた治療法でもある。 移植片対腫瘍効果は、白血病やリンパ腫などの血液のがん患者に対して行われる同種造血幹細胞移植で期待される抗腫瘍効果である。同種造血幹細胞移植とは、患者とHLA(ヒト白血球抗原)が一致したドナーから造血幹細胞を移植する治療法である。造血幹細胞は、骨髄や末梢血に存在する細胞であり、白血球、赤血球、血小板などの血液細胞に分化することができる。同種造血幹細胞移植を行うことで、患者の造血機能を回復させ、がん細胞を排除することができる。
その他

看護師に必須の用語『二次性』について

二次性とは、ある疾患に関連して発生する病気や症状のことである。続発性ともいう。対義語は特発性、または原発性である。二次性は、原発疾患の経過中に起こるものであり、原発疾患の治療により消失することが多い。しかし、中には二次性が原発疾患よりも重篤な場合もあり、注意が必要である。 感染症、悪性腫瘍、自己免疫疾患、薬剤など、二次性を引き起こす原因はさまざまです。また、二次性は、原発疾患と同じ臓器や組織に起こる場合と、異なる臓器や組織に起こる場合がある。 二次性は、原発疾患の症状を悪化させたり、新たな症状を引き起こしたりすることがある。そのため、二次性を早期に発見し、適切な治療を行うことが重要である。二次性を疑う症状がある場合は、医師に相談することが大切である。
血液・造血

染色体異常とは?看護師が知っておくべき基礎知識

染色体異常は、染色体の数の異常、もしくは構造の異常のことを指します。正常なヒトの染色体は、常染色体が44本(22対)と、性染色体が2本(男性ではXY、女性ではXX)の合計46本で構成されています。 染色体異常の種類は、大きく分けて3つあります。 1つ目は、数の異常です。これは、染色体が正常よりも1本多い、または1本少ない状態のことを指します。数の異常には、ダウン症候群やターナー症候群などがあります。 2つ目は、構造の異常です。これは、染色体が正常よりも欠損している、または重複している状態のことを指します。構造の異常には、クリ・デュ・シャ症候群やウルフ・ヒルシュホーン症候群などがあります。 3つ目は、染色体の配列の異常です。これは、染色体の一部が逆転したり、転座したりしている状態のことを指します。染色体の配列の異常には、慢性骨髄性白血病や急性骨髄性白血病などがあります。
アレルギー・膠原病

看護師に必須の用語『ヒスタミン』

-ヒスタミンの概要- ヒスタミンとは、生体内で炎症、アレルギー反応、胃酸分泌、神経伝達に関与している生理活性物質です。ヒスタミンは、肥満細胞、白血球、胃腸の細胞、脳の神経細胞などに存在する酵素により生合成され、そこで作用もしくは貯蔵されます。 ヒスタミンは細胞の表面にある受容体を介して作用を発現させます。生体には4種類の受容体(H1~H4)があり、それぞれ異なる作用を示します。 -ヒスタミンの受容体- * -H1受容体-炎症およびⅠ型アレルギー反応に関与する受容体です。気管支喘息、アレルギー性鼻炎、蕁麻疹やアナフィラキシーの症状を引き起こします。そのため、H1受容体へのヒスタミンの結合を阻害する薬が、これらの疾患の治療に用いられます。 * -H2受容体-胃酸分泌に関与する受容体です。このH2受容体の阻害薬が、胃潰瘍および十二指腸潰瘍の治療に用いられます。 * -H3受容体-脳の神経系細胞に存在し、神経伝達物質の量を調整することにより、神経伝達に関与しています。 * -H4受容体-脾臓や胸腺といった免疫組織および免疫系細胞に存在し、免疫調節に関与しています。
その他

看護師に必須の用語『う蝕』とは?

う蝕は、歯の感染症の一種で、歯の組織が溶けて穴が開く病気です。う蝕の原因は、口腔内の細菌(主にミュータンスレンサ球菌)が作り出した酸によって、歯のカルシウムやリンを溶かすことです。う蝕は、進行段階によって、エナメル質う蝕、象牙質う蝕、歯髄う蝕の3つに分類されます。エナメル質う蝕は、う蝕の初期段階で、歯の表面のエナメル質が溶け始めます。この段階では、歯の表面の色が白濁したり、褐色や黒色になったりします。象牙質う蝕は、エナメル質う蝕が進行して、歯の象牙質が溶け始めます。この段階では、歯がしみたり、痛みを感じたりします。歯髄う蝕は、象牙質う蝕がさらに進行して、歯の神経が入っている歯髄にまで達した状態です。この段階では、激しい痛みを感じたり、歯が壊死したりします。