看護師業界ウォッチャー

循環器

看護士に必須の用語『大動脈瘤』について

大動脈瘤とは、大動脈壁の一部の全周ないしは局所が拡張した状態である。大動脈は、心臓から全身に血液を送り出す血管で、動脈の中で最も太い血管である。大動脈瘤は、大動脈の壁が弱くなって膨らみ、破裂する危険性がある。大動脈瘤は、動脈硬化、高血圧、喫煙、糖尿病、家族歴などの要因によって起こる。大動脈瘤は、無症状であることが多く、健康診断などで偶然発見されることが多い。 大動脈瘤の症状として、胸痛、背部痛、腹部痛、呼吸困難、嗄声(させい)、 swallowing 困難、血痰、喀血などが挙げられる。大動脈瘤が破裂すると、失血死や臓器不全を引き起こすことがある。大動脈瘤の治療法としては、薬物療法、血管内治療、外科手術などがある。薬物療法は、血圧を下げたり、動脈硬化を進行させないようにする薬を投与する。血管内治療は、大動脈瘤の中にステントグラフトを挿入して拡張を抑える方法である。外科手術は、大動脈瘤を切除して人工血管を挿入する方法である。
感染

看護師が知っておきたい免疫抑制薬の基本知識

免疫抑制薬とは、体内で起こっている異常な免疫反応や炎症反応を抑える薬剤のことである。免疫反応とは、体外から侵入してきた異物を排除する仕組みであり、炎症反応とは、組織が傷ついたときに起こる反応である。免疫抑制薬は、これらの反応を抑えることで、臓器移植後の拒絶反応や自己免疫疾患の症状を緩和する効果がある。 免疫抑制薬は、主に臓器移植後に使用される。臓器移植では、移植された臓器が拒絶反応を起こさないように、免疫抑制薬を投与する必要がある。免疫抑制薬は、移植された臓器の細胞を攻撃するリンパ球の働きを抑えることで、拒絶反応を防ぐ。 また、免疫抑制薬は、自己免疫疾患の治療にも使用される。自己免疫疾患とは、本来なら体を守るはずの免疫系が、自分の体を攻撃してしまう病気である。免疫抑制薬は、免疫系の働きを抑えることで、自己免疫疾患の症状を緩和する。 免疫抑制薬は、さまざまな副作用を引き起こす可能性がある。主な副作用としては、感染症、肝機能障害、腎機能障害、骨粗鬆症などがある。免疫抑制薬は、これらの副作用を考慮しながら、慎重に投与する必要がある。
消化器

ブルンベルグ徴候とは?原因と症状について

ブルンベルグ徴候とは、腹膜炎などの際に腹膜が炎症を起こしているときに、腹壁を手で垂直に押して急に離すと鋭い痛みを感じる症状のことです。これは、反跳痛とも呼ばれ、腹膜刺激症状の1つです。腹膜刺激症状とは、腹膜に炎症が起こったときに現れる症状のことで、他の症状には、腹痛、腹部の圧痛、筋緊張、腸蠕動音の亢進などがあります。 ブルンベルグ徴候は、腹膜炎の診断に重要な手がかりとなります。腹膜炎は、腹膜に細菌やウイルスが感染して炎症を起こす病気であり、腹痛、発熱、嘔吐、下痢などの症状が現れます。ブルンベルグ徴候は、腹膜炎の早期診断に役立つため、腹痛などの症状がある場合は、医師に相談することが大切です。 ブルンベルグ徴候は、腹膜炎以外にも、腸閉塞、憩室炎、腹腔内出血などの病気でも起こることがあります。そのため、ブルンベルグ徴候が現れた場合は、医師の診察を受けて、正確な診断を受けることが大切です。
整形外科

看護師必須用語『他動運動』とは?

他動運動とは、身体の特定部位を第三者が用手的に、または器具などの外力によって動かすことです。麻痺などによって随意的に筋収縮が行われない場合や筋力が著しく低下している場合、外傷後や術後などの拘縮予防、関節可動域の維持・拡大、皮膚の柔軟性の維持のために行います。他動運動に対し、自力で動かすことを自動運動といいます。 他動運動には、さまざまな種類があります。例えば、関節を曲げたり伸ばしたりする運動、筋肉を収縮させたり弛緩させたりする運動、皮膚をマッサージしたり擦ったりする運動などです。他動運動を行う際には、患者の状態や目的に合わせて、適切な運動量や運動頻度を決定することが重要です。 他動運動は、患者の筋力や関節可動域の維持・拡大、拘縮予防、褥瘡予防、疼痛緩和、心肺機能の維持・向上など、さまざまな効果が期待できます。また、患者の身体的・精神的なリハビリテーションにも役立ちます。
循環器

PTCAとは?冠動脈狭窄治療の手法を解説

PTCAの概要 経皮経管的冠血管形成術(PTCA)は、カテーテルと呼ばれる細い管を動脈に挿入して行われる、冠動脈の狭窄や閉塞を改善するための治療法です。狭窄や閉塞部位に小さな風船を挿入し、膨らませて血管を広げることで血流を回復させます。PTCAは、狭窄や閉塞部位が1~2カ所の場合に行われることが多く、心臓外科的手術に比べて侵襲性が低く、入院期間も短いため、広く行われています。 PTCAは、まず、鼠蹊部や腕の動脈に小さな切開を加えてカテーテルを挿入します。カテーテルの先端に風船が付いたものが用いられ、カテーテルの先端が狭窄や閉塞部位に達したら、風船を膨らませて血管を広げます。風船を膨らませることで、血管の内腔を広げ、血流を回復させます。 PTCAは、狭窄や閉塞部位が1~2カ所の場合に行われることが多く、心臓外科的手術に比べて侵襲性が低く、入院期間も短いため、広く行われています。ただし、狭窄や閉塞部位が複数個所ある場合や、狭窄や閉塞部位が複雑な場合は、PTCAによる対応が困難なため、心臓外科的にバイパス術が必要となる場合があります。
感染

エンテロウイルスを知る!看護師に必要な豆知識!

エンテロウイルスは、腸管内で増殖するウイルスです。ピコルナウイルス科の1本鎖RNAウイルスであり、ポリオやコクサッキーウイルスを含む67種類があります。エンテロウイルスの感染症は夏に多く、流行する型は年によって異なります。エンテロウイルスは、主に経口感染によって広がります。これは、ウイルスが汚染された食べ物や飲み物を介して体内に入ることを意味します。また、ウイルスを保有する人の咳やくしゃみに含まれる飛沫を吸い込むことによっても広がる可能性があります。エンテロウイルス感染症の症状は、ウイルスによって異なりますが、一般的には発熱、頭痛、筋肉痛、疲労などがみられます。重症例では、脳炎や心筋炎を引き起こす可能性があります。エンテロウイルス感染症の治療法はなく、症状を和らげるための対症療法が中心となります。エンテロウイルス感染症を予防するためには、以下のことに注意しましょう。 * 汚染された食べ物や飲み物を避ける。 * 手を頻繁に洗う。 * 鼻や口を触らない。 * 咳やくしゃみをする際には、口と鼻を覆う。 * 病気の人との接触を避ける。 エンテロウイルス感染症は、多くの場合、軽症で済みますが、重症化することもあるため注意が必要です。上記の予防策を講じて、エンテロウイルス感染症のリスクを減らしましょう。
血液・造血

造血幹細胞移植の基礎知識

造血幹細胞とは、赤血球、白血球、血小板など、血液細胞のすべてのもとになる細胞のことです。骨髄に存在し、常に新しい血液細胞を産生しています。造血幹細胞は、骨髄を採取して移植することで、血液疾患や免疫不全疾患の治療に利用されます。 造血幹細胞は、おもに骨髄に存在していますが、末梢血や臍帯血にも存在します。骨髄が採取できない場合には、末梢血や臍帯血から造血幹細胞を採取して移植することもできます。造血幹細胞移植は、白血病、悪性リンパ腫、再生不良性貧血、骨髄異形成症候群などの血液疾患や、重症複合免疫不全症候群(SCID)などの免疫不全疾患の治療に用いられています。 造血幹細胞移植は、化学療法や放射線療法などの前処置を行い、患者の骨髄を破壊した後、健康なドナーから採取した造血幹細胞を患者の体内に移植します。移植された造血幹細胞は、患者の骨髄に定着して新しい血液細胞を産生し始め、造血機能を回復させます。
皮膚科

看護師必見!機械性蕁麻疹とは?

機械性蕁麻疹とは、衣類・手袋・時計・ネックレスなどと皮膚がこすれたり、掻爬するなどの機械的な刺激を皮膚に与えたりすることによって生じる蕁麻疹の一種です。機械性蕁麻疹は、皮膚の特定の部位に発生する局所型の蕁麻疹と、身体の広い範囲に発生する全身型の蕁麻疹の2種類に分類されます。 機械性蕁麻疹は、皮膚が機械的刺激にさらされた後、数分以内に発症します。発症部位は、機械的刺激を受けた部位が中心となり、その周囲に紅斑や浮腫が生じます。機械性蕁麻疹の症状は、軽度の皮膚の赤みから、強い痛みや不快感、呼吸困難を引き起こすこともあります。 機械性蕁麻疹の原因は、皮膚が機械的刺激にさらされることによって、皮膚の肥満細胞からヒスタミンやロイコトリエンなどの炎症性メディエーターが放出されるためと考えられています。機械性蕁麻疹の治療は、抗ヒスタミン薬やステロイド薬などの薬物療法が中心となります。また、机械的刺激をできるだけ避けることも大切です。
血液・造血

腹水検査とは?目的と方法を徹底解説

腹水検査は、腹腔内に腹水が認められる場合に、その性状を確認し原因疾患を推定する目的で行われる検査です。腹水は、通常腹腔内に存在する少量の液体のことで、様々な原因で増加することがあります。腹水検査は、腹水の原因を特定し、適切な治療を行うために非常に重要です。 腹水検査の目的は、主に以下の3つです。 1. 腹水があるかどうかを確認する。 2. 腹水の性状を調べる。 3. 腹水の原因を推定する。 腹水検査は、医師の診察や血液検査、画像検査などの結果をもとに、必要に応じて行われます。検査は、局所麻酔をして針を腹腔内に刺して腹水を採取する方法で行われます。採取した腹水を検査室で分析し、腹水の性状や原因を特定します。 腹水検査は、比較的安全な検査ですが、まれに合併症が起こる可能性があります。合併症としては、感染症、出血、腸穿孔などがあります。腹水検査を受ける前に、医師から合併症のリスクについて説明を受け、納得した上で検査を受けるようにしましょう。
その他

ジギタールとは?最新のデジタル検査法を解説

ジギタールとは、デジタル・エクザミネーション(digital examination)の略語で、指診のことを意味する。直腸管、もしくは肛門管から指で触診して、対象部位の状態を把握し,疾患の有無を診断する。特に直腸指診のことを指す場合が多い。直腸指診とは、直腸および肛門の病気を発見するために、指で肛門から直腸内を触診することである。直腸指診は、直腸がん、痔、肛門裂傷、前立腺肥大症などの診断に役立つ。
医療機器・設備・器具

看護師が知っておくべき『ケリー鉗子』の基礎知識

ケリー鉗子は、先端がわずかに湾曲した鉗子の一種で、血管をつかんだり止血したりするために使用されます。湾曲が強いものから弱いものまで、様々な種類があります。ケリー鉗子は、深いところにある臓器や血管を剥離することにも使用できます。ペアン鉗子やコッヘル鉗子と並んで、手術において欠かせない器具となっています。 ケリー鉗子には、大きく分けて2つの種類があります。一つは、血管を把持するのに適した「血管鉗子」です。血管鉗子は、先端が細く湾曲しており、血管を傷つけずに把持することができます。もう一つは、組織を把持するのに適した「組織鉗子」です。組織鉗子は、先端が広く平らになっており、組織をしっかりと把持することができます。 ケリー鉗子は、素材や形状によってさらに細かく分類することができます。例えば、ステンレス鋼やチタンで作られたもの、先端が直線的なものや湾曲しているもの、先端が尖っているものや丸みを帯びているものなどがあります。 ケリー鉗子は、適切な種類を選択することで、様々な手術に適した形で使用することができます。
その他

看護師必須用語『生体侵襲』とは

生体侵襲とは、生体に対して何らかの刺激を与えることで変化をもたらす外力や刺激のことです。手術や医療処置のように、外部から体を直接的に傷つける行為から、薬剤投与、腫瘍や炎症、中毒や感染といった内部から発生する生体変化、恐怖や不安などの精神的な因子まで、生体侵襲はさまざまなものがあります。 生体侵襲は、生体の恒常性を乱し、さまざまな反応を引き起こします。例えば、手術や医療処置による生体侵襲は、痛みや炎症、出血などの局所的な反応を引き起こすことがあります。また、薬剤投与による生体侵襲は、肝臓や腎臓などの臓器に障害を引き起こすことがあります。さらに、腫瘍や炎症、中毒や感染による生体侵襲は、発熱や倦怠感、食欲不振などの全身的な反応を引き起こすことがあります。 生体侵襲は、生体にさまざまな反応を引き起こす可能性があるため、看護師は生体侵襲を認識し、適切なケアを行うことが重要です。看護師は、生体侵襲を受けた患者の状態をアセスメントし、患者のニーズに応じたケアを提供する必要があります。
循環器

看護師に必須の用語『肺動脈楔入圧』

肺動脈楔入圧とは、バルーンカテーテルを右心房から肺動脈へ挿入し、バルーンを膨らませて肺動脈を塞いだときにカテーテルの先端にかかる圧のことである。肺動脈楔入圧は、左心房圧および左室拡張末期圧の指標にできるため、左心系の機能評価や診断に用いられる。正常値は5~13mmHgである。 肺動脈楔入圧を測定するためには、まずバルーンカテーテルを右心房から肺動脈へ挿入する。次に、バルーンを膨らませて肺動脈を塞ぐ。すると、カテーテルの先端にかかる圧が肺動脈楔入圧である。肺動脈楔入圧を測定することで、左心房圧や左室拡張末期圧を推定することができる。 肺動脈楔入圧は、左心系の機能評価や診断に有用な指標である。肺動脈楔入圧が高い場合、左心系の機能が低下している可能性がある。逆に、肺動脈楔入圧が低い場合、左心系の機能が亢進している可能性がある。肺動脈楔入圧を測定することで、左心系の機能評価や診断を行うことができる。
アレルギー・膠原病

看護師に必須の用語:タクロリムス

タクロリムスは、臓器移植時の拒絶反応の制御や、ベーチェット病、関節リウマチ、乾癬性関節炎、皮膚筋炎、多発筋炎、全身性エリテマトーデス、クローン病、ネフローゼ症候群など、自己免疫性疾患やサイトカイン異常疾患にも用いられる薬物です。 タクロリムスは、免疫抑制剤の一種であり、T細胞の活性化を抑制することで、免疫反応を抑制します。T細胞は、免疫系において重要な役割を果たす白血球の一種であり、体内の異物や感染症に対して攻撃を行います。しかし、自己免疫疾患の場合、T細胞が自分の体の組織を攻撃してしまい、炎症や組織破壊を引き起こしてしまいます。タクロリムスは、T細胞の活性化を抑制することで、自己免疫疾患の症状を改善します。 また、臓器移植において、タクロリムスは拒絶反応を予防するために使用されます。拒絶反応とは、移植された臓器が体内で異物として認識され、攻撃される反応のことです。タクロリムスは、T細胞の活性化を抑制することで、拒絶反応を予防します。 タクロリムスは、経口投与される薬物です。通常、1日2回に分けて服用します。タクロリムスの副作用としては、腎機能障害、高血圧、高血糖、肝障害、高カリウム血症などがあります。また、タクロリムスは他の薬物との相互作用があるため、他の薬物を使用している場合は、医師に相談することが大切です。
その他

看護師に必要な現病歴の理解

現病歴とは、現在の病気(主訴)が、いつから、どのように始まり、どのような経過をとってきたのか、前医ではどのような治療を受けたのか、どのように症状が変化したのか、といった情報をまとめたものです。現病歴は、患者の病気を理解し、適切な治療方針を立てるために必要な情報です。 現病歴の聴取は、問診によって行われます。問診では、患者に現在の病気について詳しく尋ねます。いつから病気の症状が現れたのか、どのような症状があるのか、症状はどのように変化したのか、前医ではどのような治療を受けたのか、といったことを尋ねます。 現病歴を聴取する際には、患者の話をよく聞き、患者の症状を正確に理解することが大切です。また、患者の話を遮ったり、患者の話を否定したりしないように注意が必要です。患者の話をよく聞くことで、患者の病気を理解し、適切な治療方針を立てることができます。
血液・造血

アレルギー検査のRISTとRAST

RISTとは、radioimmunosorbent test(放射性免疫吸着試験)の略語であり、IgEに対する特異抗体を用いて血清中のIgEの総量を測定する検査法です。I型アレルギーを疑う場合に行われる検査で、IgEの総量を測定することで、アレルギー反応を起こしているかどうかを調べることができます。 IgEは、アレルギー反応に関与する抗体の一種であり、ダニや花粉などのアレルゲンに接触すると産生されます。IgEは、肥満細胞や好塩基球などの表面に結合し、アレルゲンが再び接触すると、肥満細胞や好塩基球からヒスタミンなどの化学物質が放出されてアレルギー症状を引き起こします。 RISTは、血清中のIgEの総量を測定することで、アレルギー反応を起こしているかどうかを調べることができます。RISTの結果が陽性の場合、IgEの総量が多いため、何らかのアレルゲンにアレルギー反応を起こしている可能性があります。しかし、RISTの結果が陽性でも、必ずしもアレルギー症状が現れるわけではありません。
産婦人科

看護師必見!垂直感染とは?

垂直感染とは、病原体が親から子どもに伝播される感染様式のことである。垂直感染を起こしうる疾患には、風疹・梅毒・ヘルペス・B型肝炎・HIV感染症などがある。 垂直感染は、妊娠中の胎内感染、出産時の産道感染、出生後の経母乳感染などによって起こる。胎内感染は、妊娠中に母親が感染症にかかった場合に、胎盤を通じて胎児に感染する。産道感染は、出産時に母親の産道を通過する際に、胎児が感染する。経母乳感染は、出生後に母親の母乳を通じて、乳児が感染する。 垂直感染は、子どもに重篤な健康被害をもたらす可能性がある。例えば、風疹の胎内感染は、先天性風疹症候群を引き起こし、聴覚障害、視覚障害、心臓疾患などの障害を引き起こす可能性がある。梅毒の胎内感染は、先天性梅毒を引き起こし、皮膚障害、骨障害、神経障害などの障害を引き起こす可能性がある。 垂直感染を防ぐためには、妊娠中の母親が感染症にかからないように予防することが大切である。妊娠中に感染症にかかってしまった場合は、適切な治療を受けることが大切である。また、出産後は、母乳で育てないことが望ましい。
検査・診断

血液ガス分析ってなに?看護師が知るべき基礎知識

血液ガス分析とは、血液(動脈血あるいは静脈血)を検体として分析し、肺胞におけるガス交換能や、酸・塩基平衡を調べる検査である。血液ガス分析は、呼吸器疾患や循環器疾患、代謝性疾患などの診断や治療、重症患者の管理などに用いられる。 血液ガス分析では、血液中の酸素分圧(PaO2)、二酸化炭素分圧(PaCO2)、酸素飽和度(SaO2)、pH、重炭酸イオン濃度(HCO3-)などの項目を測定する。これらの項目は、肺胞におけるガス交換能や、酸・塩基平衡を評価する上で重要である。 肺胞におけるガス交換能は、肺胞と毛細血管の間で酸素と二酸化炭素が交換される効率を示す。肺胞におけるガス交換能が低下すると、血液中の酸素分圧が低下し、二酸化炭素分圧が上昇する。 酸・塩基平衡は、血液のpHが正常な範囲に維持される状態をいう。酸・塩基平衡が乱れると、血液が酸性に傾いたり、アルカリ性に傾いたりする。酸・塩基平衡が乱れると、さまざまな症状が現れる。
消化器

看護師に必須の用語『大腸がん』について

大腸がんとは、大腸(結腸および直腸)から生じる悪性腫瘍の総称です。大腸がんは、日本人の悪性腫瘍による死亡原因の第3位を占めており、男性では第2位、女性では第3位となっています。大腸がんは、50歳以上の高齢者で多く発症しますが、近年では若年者での発症も増加しています。 大腸がんは、初期段階では自覚症状がほとんどありません。進行すると、血便、下痢、便秘、腹痛などの症状が現れます。また、貧血、体重減少、疲労感などの症状が現れることもあります。 大腸がんの診断は、大腸内視鏡検査や大腸CT検査などにより行われます。大腸内視鏡検査では、大腸の内部を観察して、がんの有無を確認することができます。大腸CT検査では、大腸の断層画像を撮影して、がんの有無を確認することができます。 大腸がんの治療は、がんの進行度や患者さんの年齢、全身状態などによって異なります。早期の大腸がんの場合は、内視鏡手術や腹腔鏡手術などにより、がんを切除することが可能です。進行した大腸がんの場合は、開腹手術や化学療法、放射線療法などにより、治療が行われます。
消化器

看護師必携!門脈圧亢進症について

門脈圧亢進症とは、門脈系統の血管内で、血圧(門脈圧)が異常に高くなる状態のことである。門脈圧の正常値は100~150mmH2Oだが、常時200mmH2O以上に上昇した場合を門脈圧亢進症としている。 門脈圧亢進症の原因は、肝硬変、肝癌、血栓症、寄生虫感染症など、さまざまなものがある。 門脈圧亢進症の症状としては、腹水、食道静脈瘤、脾腫、黄疸、腹痛などがある。 門脈圧亢進症の治療は、原因となる疾患の治療が基本となる。また、門脈圧を下げるための薬物療法や、腹水を抜くための処置なども行われる。 門脈圧亢進症は、重症化すると生命に関わることもあるため、早期発見と治療が重要である。
検査・診断

看護師必携!尿検査を徹底解説

尿検査とは、尿中の成分を調べ、さまざまな疾患や健康状態を診断するための検査です。尿は、腎臓でろ過された血液が膀胱に貯蔵され、尿道を通って排出された液体です。尿には、老廃物、水分、電解質、その他の成分が含まれています。尿検査では、尿中のこれらの成分の濃度や量を測定することで、疾患や健康状態を診断することができます。 尿検査は、さまざまな疾患や健康状態を診断するために使用することができます。例えば、尿検査は、糖尿病、腎臓病、膀胱炎、尿路感染症、脱水症、電解質異常、肝臓病、薬物中毒などを診断するために使用することができます。また、尿検査は、妊娠の有無を確認するためにも使用することができます。 尿検査は、一般的に、尿を採取して検査室に送付することで行われます。検査室では、尿中の成分の濃度や量を測定し、疾患や健康状態を診断します。尿検査は、一般的に安全で痛みを伴わない検査です。ただし、尿検査を受ける前に、医師に服用している薬やサプリメントを伝えておく必要があります。これらは、尿検査の結果に影響を与える可能性があります。
呼吸器

看護師が知っておきたい異常呼吸パターンの基礎知識

異常呼吸パターンとは、正常な呼吸パターンから逸脱した呼吸パターンを指します。異常呼吸パターンは、1)呼吸回数の異常、2)呼吸の深さの異常、3)呼吸リズムの異常、4)呼吸様式の異常に分けられます。 1)呼吸回数の異常とは、正常な呼吸数である1分間あたり12~20回から逸脱した呼吸数を指します。呼吸回数が1分間あたり20回以上になると頻呼吸と呼ばれ、1分間あたり12回未満になると徐呼吸と呼ばれます。 2)呼吸の深さの異常とは、正常な1回換気量である400~500mLから逸脱した1回換気量を指します。1回換気量が400~500mL未満になると浅呼吸と呼ばれ、1回換気量が400~500mL以上になると深呼吸と呼ばれます。 3)呼吸リズムの異常とは、正常な呼吸リズムであるほぼ規則正しいリズムから逸脱した呼吸リズムを指します。呼吸リズムが不規則になると、呼吸性不整脈や呼吸性アシドーシスなどの異常をきたすことがあります。 4)呼吸様式の異常とは、正常な呼吸様式である胸式呼吸や腹式呼吸から逸脱した呼吸様式を指します。呼吸様式が胸式呼吸や腹式呼吸から逸脱すると、呼吸効率の低下や呼吸困難などの異常をきたすことがあります。
組織・制度

看護師に必須の用語『看護加算』その仕組みと活用方法

看護加算とは、看護師によって提供される看護ケアを評価した上で点数化し、診療報酬に加算することである。質の高い看護ケアを提供したことへの評価や、質の高い看護ケアを目指す医療機関が増えるようにするために設けられた。 看護加算には、基本看護加算、特定看護加算、高度看護加算の3つがある。基本看護加算は、すべての入院患者に対して算定される加算であり、患者の状態に応じた看護ケアを提供したことを評価する。特定看護加算は、特定の疾患や状態を有する患者に対して算定される加算であり、より高度な看護ケアを提供したことを評価する。高度看護加算は、高度な専門知識や技術を要する看護ケアを提供したことを評価する加算である。 看護加算は、医療機関の収入に大きな影響を与えるため、医療機関は質の高い看護ケアを提供することに力を入れている。看護加算の算定要件は毎年改定されており、医療機関は常に最新の情報を把握しておく必要がある。
内分泌・代謝・栄養

抗セントロメア抗体とは?

抗セントロメア抗体は、染色体の中心部のセントロメア部位に存在する抗原に対して産生される自己抗体です。全身性強皮症(こうぜんせいきょうひしょう、systemic sclerosis、SSc)に特異的な自己抗体として知られており、SScの診断において重要な役割を果たしています。SScは、皮膚、肺、腎臓、心臓など全身の様々な臓器が硬化して機能障害をきたす膠原病の一種です。 抗セントロメア抗体は、SScの患者さんの約30~50%に陽性となります。SScの臨床症状は、皮膚の硬化、レイノー現象、肺線維症、腎障害などが主なものですが、抗セントロメア抗体が陽性の場合、皮膚の硬化やレイノー現象などの皮膚症状が強く現れることが多いとされています。また、抗セントロメア抗体が陽性の患者さんは、SScの中でも経過が比較的良好な傾向があることが報告されています。