看護師業界ウォッチャー

血液・造血

看護師に必須!サリドマイドを理解しよう

サリドマイドの歴史 サリドマイドは、1950年代に西ドイツの化学・製薬会社であるゲーデオン・リヒターによって開発された抗てんかん薬です。当初、その安全性と効果により絶賛され、妊婦を含む幅広い人々に処方されました。しかし、1961年にドイツの医師であるヴィデキント・レナッハは、サリドマイドを服用した妊婦の出産した子供に奇形があることを発見し、サリドマイドの服用を中止するよう警告しました。 この警告にもかかわらず、サリドマイドはいくつかの国で販売され続けました。その結果、世界中で約12,000人の子供がサリドマイドの副作用を受けて生まれました。これらの子供たちは、四肢の欠損、聴覚障害、心臓病、その他の障害を患っていました。 サリドマイドの悲劇は、世界中の医薬品規制を強化するきっかけとなりました。また、妊婦に対する薬の処方のリスクについても改めて認識されるようになりました。サリドマイドは今日でも、再発・治療抵抗性の多発性骨髄腫、ハンセン病のらい性結節性紅斑の治療に使用されています。しかし、これらの薬剤は厳格に規制されており、妊婦には処方されません。
小児科

看護師に必須の用語『コミュニケーション』

コミュニケーションとは、2人以上の人々がお互いの考えや感情を共有するために情報を交換するプロセスであり、看護においては、患者の回復に欠かせない重要な要素です。看護師は、患者やその家族と効果的にコミュニケーションをとることで、患者が自分の状態を理解し、治療に協力できるようにすることができます。また、看護師は、他のチームメンバーとコミュニケーションをとることで、患者のケアを協調して行うことができ、効果的なコミュニケーションは、患者の安全と満足度を高めることにもつながります。 看護師と患者とのコミュニケーションは、患者の病状や治療について情報を交換することが主な目的です。看護師は、患者の状態を正確に把握し、適切な治療を提供するためには、患者から情報を収集する必要があります。また、患者は、自分の状態や治療について情報を提供することで、自分のケアに参加し、治療に協力することができます。 看護師と他のチームメンバーとのコミュニケーションは、患者のケアを協調して行うことが主な目的です。看護師は、他のチームメンバーと情報を共有することで、患者のケアにおける役割を明確にし、重複やミスを防ぐことができます。また、他のチームメンバーと協力することで、患者のケアをより効果的かつ効率的に行うことができます。 コミュニケーションは、看護において重要な要素であり、看護師は、患者やその家族、他のチームメンバーと効果的にコミュニケーションをとることで、患者の回復に貢献することができます。
消化器

看護師必須の用語『肛門』

肛門とは、消化管の末端で体外へと繋がる開口部であり、たまった便を体外へ排出する働きをする器官です。また、直腸から肛門に至る箇所は肛門管と呼ばれ、直腸と肛門管の境界は、粘膜が歯のようにいりくんだ格好をしているため歯状線と呼ばれます。 肛門には、内肛門括約筋と外肛門括約筋という2つの筋肉があります。内肛門括約筋は、意思に従って動かすことのできない平滑筋で、外肛門括約筋は、意思に従って動かすことのできる横紋筋です。通常、外肛門括約筋は、排便時以外は収縮し便が漏れないように作用しています。
小児科

看護師の重要用語『情緒』について

情緒とは、感情のことである。個人の中で生じる主観的な心理変化であり、身体的な変化を伴うこともある。情緒は、喜び、悲しみ、怒り、恐れ、驚きなどのように、さまざまな種類がある。これらの情緒は、状況や出来事に対する反応として生じ、行動や思考に影響を与える。 情緒は、人間の生活において重要な役割を果たしている。情緒は、私たちが世界を認識し、意味づけ、他者とコミュニケーションをとるための手段である。また、情緒は、私たちが мотивациюを得たり、目標を達成したりするための原動力にもなる。 しかし、情緒は、私たちに悪影響を及ぼすこともある。例えば、強いストレスを感じると、不安や抑うつなどのネガティブな情緒が生じ、身体的にも精神的にも悪影響を及ぼすことがある。また、情緒に任せて行動すると、衝動的な行動をとってしまい、後悔することがある。 そのため、情緒を上手にコントロールすることが大切である。情緒をコントロールするには、まず自分の情緒を認識し、理解することが必要である。また、ネガティブな情緒が生じたときには、それを否定したり、抑圧したりするのではなく、受け入れ、対処することが大切である。
感染

梅毒検査法STSとは?

STSとは、梅毒の感染の有無を診断する方法である。梅毒は、梅毒トレポネーマという細菌によって引き起こされる性感染症であり、初期症状は軽微で、気づかないうちに進行することが多い。そのため、感染に気づかずに放置しておくと、心臓や脳、神経などに障害を引き起こす可能性がある。STSは、梅毒の感染を早期に発見し、治療を開始することで、これらの合併症を防ぐことを目的としている。STSは、血液検査の一種であり、カルジオピリン、レシチンなどのリン脂質を抗原とする脂質抗原を用いて感染の有無を診断する。脂質抗原法ともいう。STSは、梅毒の感染を早期に発見することができ、治療を開始することで、合併症を防ぐことができる有効な検査法である。
呼吸器

看護師に必須の用語『バギング』とは?

バギングとは、バックバルブマスクを利用して空気を送る方法です。人工呼吸の方法のひとつで、用手換気ともいいます。バギングは、口と口を密着させて行う人工呼吸とは異なり、感染リスクが少ないため、医療従事者はポケットマスク(フェイスマスク)やバックバルブマスクなどの器具を使ってバギングを行っています。バギングは、患者の呼吸が停止した場合や、呼吸が弱くなった場合に行われます。バギングを行うことで、患者の肺に酸素を送り込み、二酸化炭素を排出することができます。バギングは、患者の命を救う重要な処置です。
呼吸器

看護師に必須の用語『バイトブロック』

バイトブロックとは? バイトブロックとは、気管挿管・人工呼吸管理中の患者が気管チューブを噛んでチューブを閉塞させてしまわないための医療器具です。全身麻酔時の患者や集中治療室の患者に用いられます。気管チューブは柔らかい素材で作られているため、歯で噛みつぶすことができます。そのため、歯で噛むことでチューブが閉塞・破損につながる恐れがあります。 バイトブロックは、患者が麻酔から覚醒した際、チューブの違和感で歯をくいしばることが多い際に使用されます。このときにバイトブロックがないとチューブが閉塞して呼吸が障害されることがあります。呼吸が障害されると、さらに力を込めて歯をくいしばることで悪循環に陥ります。上気道が閉塞された状態で過度の吸気努力をすると、胸腔内が非常に強い陰圧になるため、陰圧性肺水腫を引き起こす危険性もあります。吸気努力が強い若く強靭な男性ほど、抜管後に陰圧性肺水腫を起こすリスクが高まります。 バイトブロックを使用することで、これらのリスクを軽減することができます。また、バイトブロックを使用することで気管チューブの位置ずれも防止できます。
腎・泌尿器

看護師が知っておくべき反射性尿失禁

反射性尿失禁とは、尿意がないのにもかかわらず、膀胱にある程度の尿がたまると膀胱収縮反射が不随意に引き起こされ、尿が漏れてしまうことです。この反射は、脊髄の神経回路によって制御されており、排尿を促す役割を果たしています。しかし、何らかの原因でこの反射が過剰に働くと、反射性尿失禁が起こります。 反射性尿失禁は、高齢者に多くみられますが、若い人でも起こることがあります。男性よりも女性に多く、約5人に1人が経験していると言われています。反射性尿失禁の原因は、脳卒中、脊髄損傷、多発性硬化症、パーキンソン病などの神経疾患、前立腺肥大症、尿道狭窄症、膀胱炎などの泌尿器疾患などが考えられます。また、薬の副作用や、妊娠・出産によっても起こることがあります。 反射性尿失禁の症状は、尿意がないのにもかかわらず、突然尿が漏れてしまうことです。漏れる尿の量は、少量の場合もあれば、大量の場合もあります。また、頻尿や夜間尿失禁を伴うこともあります。反射性尿失禁は、日常生活に大きな支障をきたすことがありますが、治療によって症状を改善することが可能です。
その他

看護師がカルシウムについて知っておくべきこと

カルシウムは、生体内で最も多量に含まれる無機物であり、体内のカルシウムの99%は骨や歯に存在し、わずか0.1%が細胞外液中に存在する。カルシウムは、骨や歯の形成を助け、また、筋肉の収縮、神経の伝達、血液の凝固など、体に欠かせない役割を果たしている。 カルシウムの役割には、骨や歯の形成を助け、筋肉の収縮、神経の伝達、血液の凝固などがある。カルシウムは、骨や歯を構成する重要な成分であり、カルシウムが不足すると、骨粗鬆症や虫歯などの病気になりやすくなる。また、カルシウムは、筋肉の収縮を助け、神経の伝達を円滑にする働きがある。カルシウムが不足すると、筋力が低下したり、神経伝達障害を起こしたりすることがある。さらに、カルシウムは、血液の凝固を助ける働きがある。カルシウムが不足すると、出血が止まりにくくなったり、血栓ができやすくなったりすることがある。 カルシウムは、体内の多くの重要な機能に欠かせない栄養素であり、カルシウムが不足すると、さまざまな病気になりやすくなる。カルシウムを多く含む食品としては、牛乳、チーズ、ヨーグルトなどの乳製品、小魚、ひじき、わかめなどの海藻類、小松菜、ほうれん草などの緑黄色野菜などがある。カルシウムを多く含む食品を積極的に食べることで、カルシウム不足を防ぎ、健康を維持することができる。
検査・診断

看護師に必須の用語『TNM分類』とは?

TNM分類は、がんの病期を分類するためによく使用される方法です。個々の患者のがんの特徴を記述し、進行の程度を判断することができます。この情報は、治療計画や予後の推定に役立ちます。 TNM分類は、腫瘍のサイズ(T)、リンパ節への転移(N)、遠隔転移(M)の3つの主要な部分で構成されています。各部分は0から4までの段階に分かれており、0はがんがないことを意味し、4はがんが最も進行していることを意味します。 TNM分類は、医師が患者の状態を把握し、治療法を選択するのに役立ちます。また、患者が自分の病気について理解し、予後を推定するのに役立ちます。
皮膚科

看護師必須の用語「エラスチン」の基礎知識

エラスチンの役割とは? エラスチンは、血管壁、肺、腱、皮膚などの伸展性が必要な組織に存在する線維状の蛋白質です。ゴムのように伸び縮みする性質を持ち、組織の伸展性を維持する役割を果たしています。また、エラスチンは、血管壁の弾力性を維持し、血圧を一定に保つ役割も果たしています。さらに、肺では、エラスチンが肺胞の伸展性を維持し、呼吸をスムーズに行うのに役立っています。皮膚では、エラスチンが皮膚の弾力性を維持し、シワやたるみを防ぐ役割を果たしています。
脳・神経

看護師が知っておくべきワゴトニ―とは?

ワゴトニ―とは、迷走神経反射のことである。迷走神経は、脳幹から心臓、肺、胃、腸などの内臓まで伸びる神経で、消化器系の働きや心拍数、血圧をコントロールしている。ワゴトニ―が起こると、迷走神経の働きが過剰になり、心拍数が遅くなったり、血圧が低下したり、消化器系の働きが低下したりする。 ワゴトニ―は、様々な原因で起こりうる。例えば、長時間同じ姿勢でいる、強いストレスを受ける、過度の飲酒をする、などの原因があげられる。また、ワゴトニ―は、糖尿病や甲状腺機能低下症などの病気によっても引き起こされることがある。 ワゴトニ―の症状は、人によって様々である。主な症状としては、めまい、立ちくらみ、失神、心拍数低下、血圧低下、消化器系の不調(腹痛、下痢、便秘など)があげられる。 ワゴトニ―の治療法は、原因によって異なる。原因がストレスであれば、ストレスを取り除く治療を行う。原因が病気であれば、その病気の治療を行う。ワゴトニ―の症状が強い場合は、薬物療法やペースメーカーの埋め込みなどの治療が行われることもある。
検査・診断

看護師に必須の用語「ヘマトクリット」とは?

ヘマトクリットとは、血液中のヘモグロビン(酸素を運ぶタンパク質)と赤血球の割合を示す数値です。血液1mlあたりのヘマトクリットは、血液1mlあたりのヘモグロビンの量を血液全体の量で割って求めます。ヘマトクリットは、血液の粘度や流動性を測定するために使用されます。 ヘマトクリットが低い場合、血液はより水っぽくなり、心臓や血管に負担がかかりやすくなります。ヘマトクリットが高い場合、血液はより濃くなり、血液が凝固しやすくなります。ヘマトクリットは、血液中の赤血球の数を測定するために使用される赤血球数とともに、貧血や多血症などの血液疾患の診断に使用されます。
呼吸器

気管内チューブの種類と使用方法

気管内チューブの使用には、いくつかの注意が必要です。 まず、チューブのずれや誤抜去を防ぐため、粘着テープを使用して口の周囲に固定する必要があります。気管内チューブホルダー(チューブを固定する専用の器具)も販売されていますが、利便性、経済性から、通常は粘着テープとバイトブロック(歯の咬合からチューブを守る医療器具)を適切に用います。 また、気管内チューブの固定位置と深さ、サイズは記録しておきましょう。 気管内チューブを数日間に渡って使用する際は、口腔ケアと合わせて1日1回は粘着テープを貼りかえます。皮膚の清拭を必ず行い、清潔を保ちましょう。 使用後は廃棄し、再滅菌したり再使用したりしないでください。保管時は品質の劣化を防ぐため、直射日光や蛍光灯を避けパッケージに入れたまま保管します。
略語

看護師が知るべき『リハ』の基礎情報

リハビリテーションとは、医学的・心理的・社会的な観点から、病気や障害によって失われた機能を回復させ、日常生活や社会生活に復帰するための活動を支援するプロセスである。リハビリテーションは、理学療法、作業療法、言語聴覚療法、義肢装具療法など、さまざまな専門職によって行われる。 リハビリテーションの目的は、患者の自立と社会復帰を支援することであり、そのためには、患者の身体的・精神的・社会的な状態を総合的に評価し、その結果に基づいてリハビリテーション計画を作成する必要がある。リハビリテーション計画は、患者の状態に合わせて変更されることがあり、そのためには、患者の状態を定期的に評価することが重要である。
組織・制度

看護師必須用語『中央社会保険医療協議会』とは?

中央社会保険医療協議会(中医協)は、診療報酬の改定について審議する厚生労働相の諮問機関である。2年に1回改定され、改定の目的は、医療の質の向上、医療費の適正化、国民皆保険制度の持続可能性を確保することである。 改定の流れは、まず、厚生労働省が改定の方針を決定する。次に、中医協で改定の具体的内容を審議する。審議は、保険者、医療提供者、国民の代表者などからなる委員によって行われる。審議の結果、改定案がまとめられ、厚生労働大臣に答申される。答申された改定案は、閣議決定を経て、公布される。 改定は、医療の質の向上、医療費の適正化、国民皆保険制度の持続可能性を確保するために不可欠である。改定の目的と流れを理解することで、改定の重要性を認識し、改定への参加や協力をすることができる。
内分泌・代謝・栄養

看護師必須用語『甲状腺ホルモン』を徹底解説

甲状腺ホルモンとは、甲状腺から分泌され、全身に作用するホルモンです。主に、代謝の促進に関与しています。甲状腺ホルモンは、チロシンというアミノ酸から合成されます。チロシンは、食物に多く含まれている必須アミノ酸です。甲状腺は、チロシンをヨウ素と結合させて、甲状腺ホルモンを合成します。ヨウ素は、海藻や魚介類に多く含まれている必須ミネラルです。甲状腺ホルモンは、血液中を循環して、全身の細胞に取り込まれます。細胞に取り込まれた甲状腺ホルモンは、細胞の代謝を促進します。代謝とは、細胞がエネルギーを作り出す過程のことです。甲状腺ホルモンは、細胞の代謝を促進することで、体温の維持、心拍数の増加、筋肉の収縮、消化吸収の促進など、様々な体の機能に関与しています。
その他

看護師に必須!薬剤の服用回数に関する用語『t.i.d.』

看護師は、患者に薬を処方する際に、薬剤の服用回数に関する情報をカルテや処方箋に記載する必要があります。その際によく使用される用語が、「t.i.d.」「s.i.d.」および「b.i.d.」です。 「t.i.d.」は、「ter in die」の略で、1日3回を意味します。これは、最も一般的な服用回数であり、多くの薬剤が1日3回服用するよう指示されています。 「s.i.d.」は、「semel in die」の略で、1日1回を意味します。これは、比較的服用回数が少ない薬剤に用いられます。 「b.i.d.」は、「bis in die」の略で、1日2回を意味します。これは、1日3回よりも服用回数が少ないものの、1日1回よりも服用回数が多い薬剤に用いられます。 これらの用語は、カルテや処方箋に記載される薬剤の服用回数に関する情報をわかりやすく、簡潔に伝えるために使用されます。看護師は、これらの用語を正しく理解し、適切に使用することが重要です。
アレルギー・膠原病

アナフィラキシーショックとは?その症状と対処法

アナフィラキシーショックとは、食べ物、薬物、昆虫の刺傷など、さまざまなアレルゲンが体内に侵入した際に起こる、生命を脅かす可能性がある深刻なアレルギー反応です。アナフィラキシーショックは、全身の血管が拡張し、血圧が低下する(ショック状態)ことで起こります。また、呼吸困難、発疹、吐き気、嘔吐などの症状を引き起こすこともあります。アナフィラキシーショックは、軽度から重度までさまざまな程度で起こり得ます。軽度の場合は、じんましんや鼻水などの症状が出るだけですが、重度の場合は、血圧低下や意識障害を引き起こし、死に至る可能性もあります。アナフィラキシーショックは、適切な治療を受けなければ、死に至る可能性があるため、早期の診断と治療が重要です。
耳鼻咽喉科

看護師必見!口腔基礎知識

口腔は、口裂から咽頭に連なる器官であり、歯、口唇(こうしん)、頬部、口蓋(こうがい)、舌、唾液腺などから構成されています。口腔内は歯を除き口腔粘膜によって覆われています。口腔粘膜は、常に唾液腺から分泌される唾液によって潤っています。 口腔の主な器官である歯は、食べ物を咀嚼するための硬い器官であり、食べ物を細かく咀嚼することで嚥下しやすい状態にします。歯はエナメル質、象牙質、歯髄で構成されています。 口唇は口内に食べ物を留めたり、発音や表情を作ったりする働きがあります。内側は頬粘膜と頬筋、外側は皮膚で構成されています。 口蓋とは口腔の天井部分のことであり、発声や発音、嚥下に大きな役割を果たします。口蓋の前方2/3部分は骨成分を含み硬口蓋(こうこうがい)と呼び、後方1/3部分には骨部がなく軟口蓋(なんこうがい)と呼びます。 舌は哺乳・摂食・発音などの役割を果たす器官であり、横紋筋という筋肉で構成された筋肉塊であり、この筋肉の動きによって口内の食べ物の処理や、複雑な言語の発話などが可能になります。 唾液腺は唾液を分泌する器官であり、唾液には炭水化物の分解や、口腔内での咀嚼、嚥下、発声を助ける働きと口腔内の自浄作用があります。唾液の分泌がないと虫歯の原因となるプラーク(歯垢、歯の汚れ)の発生を抑えることができなくなります。
呼吸器

看護師に必須の用語『結核』について

結核とは、結核菌による感染症である。結核菌は、抗酸菌群に属する細菌の一つである。ヒトのさまざまな臓器に感染し症状を呈する。 結核は、空気感染する細菌性感染症である。感染した人の咳やくしゃみなどによって放出された結核菌を健康な人が吸い込むことで感染する。結核菌は、肺に感染することが最も多く、肺結核と呼ばれる。肺結核の症状は、咳、痰、発熱、倦怠感などである。 結核菌は、肺以外にも、リンパ節、骨、腎臓、脳などさまざまな臓器に感染することがある。肺以外の臓器に感染した結核は、肺外結核と呼ばれる。肺外結核の症状は、感染した臓器によって異なる。 結核は、適切な治療を受ければ治癒する。結核の治療には、抗結核薬が使用される。抗結核薬は、結核菌を殺菌または増殖を抑える薬である。結核の治療は、通常6~9ヶ月間行われる。 結核は、予防することができる。結核予防には、以下のことが重要である。 * 結核のワクチンを接種する。 * 結核患者と接触しないようにする。 * 結核患者から出た痰や咳やくしゃみなどの飛沫を吸い込まないようにする。 * 換気をよくする。 * 手をよく洗う。 結核は、適切な治療を受ければ治癒する。結核の予防には、ワクチン接種や感染予防策が重要である。
組織・制度

スタンダードプリコーションとは?知っておくべき感染予防の基本

スタンダードプリコーションとは、医療従事者が感染から身を守るために、患者との接触時に必ず行う基本的な感染予防策のことです。患者の汗以外の分泌物(血液、体液)、排泄物、傷のある皮膚、粘膜などを感染の危険のあるものとみなして、その取扱いに注意します。 スタンダードプリコーションは、感染症の有無を問わず、すべての患者を対象に、またどのような場合においても実施する必要があります。具体的には、手指衛生、手袋やガウンの適切な使用・廃棄、器具や器材の適切な消毒・滅菌などの取り扱い、患者の隔離などが挙げられます。 スタンダードプリコーションは、医療従事者と患者を感染の危険から守るために重要な感染予防策です。医療従事者は、スタンダードプリコーションを正しく理解し、実践することが求められます。
整形外科

看護師が知っておくべき肉離れの基礎知識

肉離れとは、急激な筋肉の収縮や誤った動作により、筋線維や筋膜が部分的に損傷した状態です。筋肉が強く伸ばされたり、突然収縮したときに起こることが多く、スポーツ選手に多く見られます。症状としては、筋肉の痛みや腫れ、内出血、運動制限などがあります。肉離れの程度は、損傷した筋線維の数や損傷の程度によって、軽度、中等度、重度に分類されます。軽度の肉離れは、数日で治癒しますが、重度の肉離れは、数週間から数ヶ月かかることがあります。肉離れの治療は、安静、冷湿布、鎮痛剤、理学療法などを行います。重度の肉離れの場合は、手術が必要になることもあります。肉離れを防ぐためには、ウォーミングアップとクールダウンをしっかり行うこと、適度な運動を行うこと、筋肉を鍛えることが大切です。
血液・造血

溶血性貧血とは?原因や症状、治療法をわかりやすく解説

溶血性貧血とは、赤血球が何らかの原因で破壊されることによって、末梢血中の赤血球数減少、貧血をきたす病態のことである。溶血は、赤血球が骨髄で作られ、循環系を約120日間循環した後、脾臓や肝臓で破壊される正常なプロセスである。しかし、溶血性貧血では、このプロセスが加速され、赤血球が正常な寿命よりも早く破壊される。 溶血性貧血は、遺伝性と後天性に分類される。遺伝性溶血性貧血には、鎌状赤血球症、地中海貧血、楕円赤血球症などがある。後天性溶血性貧血には、自己免疫性溶血性貧血、薬剤性溶血性貧血、感染症性溶血性貧血などがある。 溶血性貧血の症状は、貧血の程度によって異なる。軽度の貧血では、無症状の場合が多い。しかし、貧血が進行すると、疲労感、息切れ、動悸、めまい、頭痛、蒼白、黄疸などの症状が現れる。 溶血性貧血の診断は、血液検査によって行われる。血液検査では、赤血球数、ヘモグロビン量、ヘマトクリット値、網状赤血球数などが測定される。溶血性貧血が疑われる場合は、さらに詳しい検査が行われる。 溶血性貧血の治療は、貧血の程度、原因、患者の年齢や全身状態などによって異なる。軽度の貧血では、経過観察のみでよい場合が多い。しかし、貧血が進行している場合は、輸血や薬物療法が行われる。