看護師業界ウォッチャー

腎・泌尿器

看護師必須用語!尿路感染症とは?

尿路感染症(にょうろかんせんしょう、urinary tract infection)とは、腎臓・膀胱・前立腺・尿道のいずれかに病原微生物による障害を受け、感染が成立した状態をいう。尿路感染症は、尿路のどの部分に感染が起こっているかによって、尿道炎、膀胱炎、腎盂腎炎などに分類される。尿路感染症の症状としては、排尿時の痛みや不快感、尿の混濁、血尿、発熱、腰痛などがあげられる。 尿路感染症は、細菌やウイルス、真菌などの病原微生物が尿路に侵入することで起こる。尿路感染症の原因としては、性行為、排泄物の不衛生な処理、尿道カテーテルの使用、糖尿病などの基礎疾患などが考えられる。尿路感染症は、抗菌薬や抗真菌薬などの薬物治療によって治療されることが多い。
内分泌・代謝・栄養

ニューロレプト麻酔法とは?

ニューロレプト麻酔法とは、神経遮断薬と鎮痛薬を併用し、意識を保ちつつ強い鎮痛状態にさせる麻酔方法である。 神経遮断薬は、脳の機能を抑制して意識をなくす薬のことである。镇痛薬は、痛みを和らげる薬のことである。ニューロレプト麻酔法では、これら2種類の薬を併用することで、意識を保ちつつ強い鎮痛状態にさせることができる。 ニューロレプト麻酔法は、主に外科手術や歯科手術などの際に用いられる。また、救急医療や集中治療の際にも用いられることがある。 ニューロレプト麻酔法の利点は、意識を保ちつつ強い鎮痛状態にさせることができることである。これにより、手術中の患者の状態を把握することができ、また、手術後の回復も早くなる。 ニューロレプト麻酔法の欠点は、薬の副作用が起こることがあることである。薬の副作用としては、呼吸抑制、血圧低下、悪心、嘔吐などがあげられる。
産婦人科

看護師必見!人工授精法(AIH)とは?

人工授精法とは、精子または調整精子(洗浄し、swim up法などにより選別した運動良好な精子)を主に子宮腔内に注入し、受精の可能性を上昇させる治療法である。人工授精法には、男性不妊、女性不妊、または両方の不妊を治療するために使用されるさまざまな方法がある。 人工授精法の最も一般的な方法は、IUI (子宮内人工授精) である。この手順では、精子が直接子宮内に注入される。IUI は、精子数が少ない男性や、精子の運動性が低い男性に適している。 別の方法として、IVF (体外受精) がある。この手順では、卵子が体外で受精され、その後子宮内に移植される。IVF は、精子数が非常に少ない男性や、精子運動性が非常に低い男性に適している。 人工授精法は、一般的に安全な治療法である。しかし、まれに副作用が起こることもある。最も一般的な副作用は、痛み、出血、感染である。人工授精法を受けることを検討している場合は、医師と相談して、リスクと利点について話し合うことが重要である。
組織・制度

看護師の必修用語『インフォームド・コンセント』って?

インフォームド・コンセントとは、患者とその家族が、医師や医療チームからの正しい情報提供に基づいて、病気、検査、治療の内容を十分に理解し、その上で判断や意思決定が行えるように支援する考え方のことである。英語ではinformed consentという言葉のほかに、informed decision、shared decision makingという呼び方も使われている。 インフォームド・コンセントの原則は、患者の自己決定権を尊重し、患者の意思決定を支援することである。そのためには、医師や医療チームは、患者とその家族に、病気や検査、治療の内容について、わかりやすく十分な情報を提供する必要がある。また、患者とその家族は、医師や医療チームから提供された情報を理解し、納得した上で、治療を受けるかどうかを決めることができる必要がある。 インフォームド・コンセントは、医療行為の透明性と信頼性を高め、患者の自己決定権を尊重するために重要な考え方である。
検査・診断

看護師必携!尿検査を徹底解説

尿検査とは、尿中の成分を調べ、さまざまな疾患や健康状態を診断するための検査です。尿は、腎臓でろ過された血液が膀胱に貯蔵され、尿道を通って排出された液体です。尿には、老廃物、水分、電解質、その他の成分が含まれています。尿検査では、尿中のこれらの成分の濃度や量を測定することで、疾患や健康状態を診断することができます。 尿検査は、さまざまな疾患や健康状態を診断するために使用することができます。例えば、尿検査は、糖尿病、腎臓病、膀胱炎、尿路感染症、脱水症、電解質異常、肝臓病、薬物中毒などを診断するために使用することができます。また、尿検査は、妊娠の有無を確認するためにも使用することができます。 尿検査は、一般的に、尿を採取して検査室に送付することで行われます。検査室では、尿中の成分の濃度や量を測定し、疾患や健康状態を診断します。尿検査は、一般的に安全で痛みを伴わない検査です。ただし、尿検査を受ける前に、医師に服用している薬やサプリメントを伝えておく必要があります。これらは、尿検査の結果に影響を与える可能性があります。
消化器

看護師が知っておくべき胃炎の基礎知識

胃炎とは、胃粘膜が炎症を起こす病気です。胃の粘膜は、胃酸や消化液から胃を守っています。胃炎が起こると、胃の粘膜が炎症を起こして、胃酸や消化液から胃を守ることができなくなります。その結果、胃の粘膜が傷つき、胃痛や吐き気、嘔吐などの症状が現れます。胃炎には、急性と慢性の2つのタイプがあります。急性胃炎は、一時的な胃炎で、通常は数日から数週間で治ります。慢性胃炎は、長期にわたって続く胃炎で、治癒することが難しいです。胃炎の原因は、ピロリ菌感染、薬物、アルコール、喫煙、ストレスなどがあります。胃炎の症状は、胃痛、吐き気、嘔吐、食欲不振、体重減少、下痢、便秘などがあります。胃炎と診断された場合は、医師の指示に従って治療を受けることが大切です。
耳鼻咽喉科

看護師が知っておくべき唾液腺の基礎知識

唾液腺とは、口腔の周囲に存在し、唾液を分泌する組織のことです。唾液腺は、口腔内へ開口する導管を持っています。唾液腺には、大唾液腺と小唾液腺の2種類があります。大唾液腺は、耳下腺、顎下腺、舌下腺の3つです。小唾液腺は、口腔内に多数存在する小さな唾液腺です。唾液の95%は大唾液腺から分泌されます。耳下腺からは漿液性(さらさら)の唾液が分泌され、顎下腺や舌下腺からは粘液性(ねばねば)の唾液が分泌されます。唾液には、抗菌・殺菌作用、消化作用、自浄作用などさまざまな役割があります。
検査・診断

看護師に必須の用語『Rh血液型』とは

Rh血液型の歴史と背景 Rh血液型は、1940年にカール・ラントシュタイナーとアレクサンダー・ウィーナーによって発見された比較的新しい血液型です。当初、この血液型は「Rh因子」として知られていましたが、後に「Rh抗原」と呼ばれるようになりました。Rh抗原は、赤血球の表面にあるタンパク質です。Rh抗原を持っている人はRh陽性、持っていない人はRh陰性です。 Rh血液型は、輸血や妊娠に重要な役割を果たしています。Rh陰性の女性がRh陽性の男性と子供を授かった場合、母親の免疫系が胎児のRh抗原を異物と認識し、攻撃する可能性があります。これをRh不適合といい、胎児に溶血性貧血や黄疸を引き起こす可能性があります。Rh不適合を防ぐため、Rh陰性の女性には妊娠中に抗D免疫グロブリンを投与します。抗D免疫グロブリンは、母親の免疫系が胎児のRh抗原を攻撃するのを防ぐ抗体です。 Rh血液型は、臓器移植にも重要な役割を果たしています。臓器移植を行う際には、ドナーとレシピエントのRh血液型が一致している必要があります。一致していない場合、レシピエントの免疫系がドナーの臓器を攻撃する可能性があります。
呼吸器

看護師に必須の用語『多臓器不全』

多臓器不全とは、心臓、腎臓、肺、肝臓、中枢神経など、生命維持に必須な複数の臓器が同時に機能不全に陥る重篤な状態です。多臓器不全は、敗血症、外傷、重度の火傷、手術などのさまざまな原因によって起こります。また、がんや心臓病などの慢性疾患が原因で起こることもあります。 多臓器不全になると、全身の臓器に酸素や栄養素が行き渡らなくなり、さまざまな症状が現れます。たとえば、呼吸困難、動悸、むくみ、黄疸、意識障害などです。多臓器不全は、死に至る可能性が高い重篤な状態です。 多臓器不全の治療は、原因となる疾患に対する治療と、臓器機能を維持するための支持療法が行われます。支持療法には、人工呼吸、透析、輸血などがあります。多臓器不全の予後は、原因となる疾患の種類、発症までの経過時間、治療開始までの時間などによって異なります。
感染

知っておきたい!看護師必須の用語『パンデミック』

パンデミックとは、感染症の世界的な大流行のことです。パンデミックは、広範囲にわたって流行し、多くの人々を巻き込むため、大きな被害をもたらす可能性があります。パンデミックは、自然発生的に起こる場合もあれば、人為的に引き起こされる場合もあります。自然発生的に起こるパンデミックは、ウイルスや細菌などの病原体が突然変異を起こして感染力を高めたり、新しい病原体が発見されたりすることが原因で起こります。人為的に引き起こされるパンデミックは、生物兵器の使用や、病原体を意図的に拡散させることによって起こります。 パンデミックは、感染症の大流行であるため、人々が感染を防ぐための対策をとることが重要です。パンデミックの対策としては、マスクの着用、手洗いの励行、ソーシャルディスタンスの確保などが挙げられます。また、ワクチン接種もパンデミックの対策として有効です。ワクチン接種によって、感染症にかかったとしても重症化を防ぐことができます。 パンデミックは、大きな被害をもたらす可能性があるため、パンデミックの対策をしっかりと行うことが重要です。パンデミックの対策をしっかりと行うことで、感染症の流行を防ぎ、人々の健康を守ることにつながります。
その他

看護師に必須の用語『病識』について

病識とは、患者自身が病的な状態にあると自覚することを指す(insight into disease)。病識が低いと、治療を拒否したり、治療を中断したりする可能性が高くなる。病識を高めるためには、患者に病状を丁寧に説明したり、治療の必要性を納得させたりすることが重要である。 病識は、精神疾患の患者に特に重要である。精神疾患の患者は、自分の病気を自覚していないことが多く、そのため治療を拒否したり、治療を中断したりすることが多い。病識を高めるためには、患者に病状を丁寧に説明したり、治療の必要性を納得させたりすることが重要である。また、患者の家族や友人にも、患者の病状について説明し、患者の治療を支援してもらうことが大切である。 病識は、身体疾患の患者にも重要である。身体疾患の患者は、自分の病気を自覚していることが多いが、それでも治療を拒否したり、治療を中断したりすることがある。病識を高めるためには、患者に病状を丁寧に説明したり、治療の必要性を納得させたりすることが重要である。また、患者の家族や友人にも、患者の病状について説明し、患者の治療を支援してもらうことが大切である。
腎・泌尿器

看護師必須の用語『DEC』について

褥瘡(じょくそう)とは、寝たきりやその状態に近い人のおしりや腰、背中にできる床ずれのことです。褥瘡は、皮膚やその下の組織が圧迫され続けることで起こります。圧迫は、体重や医療機器などが長時間にわたって皮膚に当たっているときに起こります。 褥瘡は、軽度から重度までさまざまな程度があります。軽度の褥瘡は、皮膚が赤く変色したり、腫れたりします。重度の褥瘡は、皮膚が破れて、筋肉や骨が見えることもあります。褥瘡は、痛みや感染症、さらには死亡につながることもあります。 褥瘡を予防するためには、寝たきりの人の皮膚を清潔に保ち、柔らかい素材の服を着せ、体重を分散させるためのクッションやマットレスを使用することが重要です。また、寝たきりの人を定期的に動かして、圧迫を軽減することも大切です。
組織・制度

治験施設支援機関とは?SMOの意味や業務内容を解説

治験施設支援機関とは、治験を行う医療機関と契約し、その医療機関での治験業務を支援する機関のことである。治験施設支援機関は、治験の計画立案・実施・管理・データ収集・分析・報告など、治験に関するあらゆる業務を支援する。 治験施設支援機関には、治験の専門知識を持った医師や看護師、臨床研究コーディネーター、データマネージャー、統計学者などの人材が在籍している。治験施設支援機関が治験に参加することで、医療機関は治験の負担を軽減し、治験の質を向上させることができる。 治験施設支援機関は、医療機関と治験スポンサーとの橋渡し役を果たす。治験施設支援機関は、医療機関と治験スポンサーとの間のコミュニケーションを円滑にし、治験の円滑な遂行に貢献する。 治験施設支援機関は、治験の質を向上させるために、治験の標準化を推進している。治験施設支援機関は、治験のガイドラインを作成し、医療機関に提供している。治験施設支援機関は、医療機関が治験のガイドラインに従って治験を実施するように支援している。
医療機器・設備・器具

看護師に必須の知識!ネブライザーとは?

ネブライザーとは、薬液を霧状にして口や鼻から吸入する治療法のことです。気管支喘息やクループなどの疾患に用いられます。ネブライザーには、圧縮空気で霧を作る「ジェット式」、超音波で霧を発生させる「超音波式」、メッシュを使用して薬剤を霧状にする「メッシュ式」の3種類があります。ネブライザーの吸入法には、口を開けて吸入する「オープンマウス法」と、口を閉じて吸入する「クローズドマウス法」の2種類があります。
その他

看護師に必須!3-3-9度方式とは?

3-3-9度方式とは、日本の意識障害の評価方法である。ジャパンコーマスケール(JCS〈Japan Coma Scale〉)ともいう。この方式は、1974年に日本の脳外科医である杉田玄白によって開発され、1983年に日本脳神経外科学会によって承認された。 3-3-9度方式は、意識レベルを3つの項目によって評価する。最初の項目は、目の開き方である。目は、自発的に開いているか、刺激に対して開いているか、刺激に対して開かないかのいずれかである。2番目の項目は、言語反応である。言語は、正常、混乱、不適切、音のみ、無反応のいずれかである。3番目の項目は、運動反応である。運動は、自発的な運動、刺激に対する運動、刺激に対する運動なしのいずれかである。 3-3-9度方式は、意識障害の重症度を評価するのに役立つ。意識障害の重症度が高いほど、3-3-9度方式による評価スコアが低くなる。3-3-9度方式は、脳卒中、頭部外傷、薬物中毒などのさまざまな疾患で意識障害を評価するために使用される。
呼吸器

肺炎球菌とは?

肺炎球菌とは、グラム陽性双球菌の一種で、肺炎レンサ球菌や肺炎双球菌などとも呼ばれる細菌です。肺炎球菌は、通常は病気を起こさない常在菌ですが、様々な状況下で感染症を引き起こす可能性があります。特に、高齢者やHIV感染患者、脾臓機能低下患者のように免疫系の機能が低下している人は、肺炎球菌感染症にかかりやすいと言われています。また、喫煙、COPD、C型肝炎なども肺炎球菌感染の危険因子として挙げられています。肺炎球菌は、菌体表面に莢膜と呼ばれる構造を持ち、白血球などの食細胞から細菌本体を守る役割を担っています。また、少なくとも90種類以上の血清型が存在することがわかっています。
皮膚科

看護師が知っておきたい『円形脱毛症』の全て

円形脱毛症とは、コインのように円い脱毛巣が出現する疾患です。年齢や性別にかかわらず、再発を繰り返すことが特徴です。脱毛部は毛が脱落し、毛包が縮んでいることが特徴です。円形脱毛症の発生頻度は、地域にかかわらず1~2%と推測されています。また、家族内発生が2割程度みられます。どの年齢でも発症しますが、その1/4は15歳以下で発症し、全頭型や汎発型は小児に多くみられます。 円形脱毛症の原因は、まだ完全に解明されていませんが、自己免疫疾患の一種と考えられています。自己免疫疾患とは、本来は自分の体を防御するはずの免疫細胞が、自分の体の組織を攻撃してしまう病気です。円形脱毛症の場合は、免疫細胞が毛包を攻撃することで、脱毛が起こると考えられています。円形脱毛症の原因となる自己免疫反応は、遺伝的な要因や、ストレス、感染症などによっても引き起こされると考えられています。
血液・造血

看護師必須!好酸球とは?

好酸球とは、白血球の一種である。白血球は、体の免疫システムを担う細胞であり、感染症や外傷などから体を守る働きをしている。好酸球は、白血球の中で最も大型の細胞であり、細胞質には多数の顆粒を含んでいる。これらの顆粒には、寄生虫や細菌を攻撃する様々な物質が入っている。好酸球は、寄生虫感染症やアレルギー反応など、様々な疾患に関与していると考えられている。また、喘息や花粉症などのアレルギー疾患にも関与していると考えられている。好酸球は、寄生虫感染症の診断や治療にも利用されている。
感染

看護師に必須の用語『サルモネラ菌』

サルモネラ菌とは、グラム陰性桿菌の一種です。腸チフス、パラチフス、食中毒などの感染症を引き起こす可能性があります。サルモネラ菌は、動物の腸内や食品など、さまざまな場所に存在しています。動物の腸内では、サルモネラ菌は通常無害ですが、人間が感染すると、さまざまな症状を引き起こす可能性があります。 サルモネラ菌による感染症の症状は、感染した細菌の種類や感染した量によって異なります。一般的な症状としては、下痢、嘔吐、腹痛、発熱、頭痛、倦怠感などがあります。重症の場合、敗血症や髄膜炎を引き起こす可能性があります。 サルモネラ菌による感染症を防ぐためには、以下のことに注意しましょう。 * 生肉や生卵は、十分に加熱してから食べる。 * 食品は、清潔な水でよく洗う。 * 調理器具や食器は、使用前によく洗う。 * 動物の糞に触れた後は、石鹸と水でよく手を洗う。 サルモネラ菌による感染症にかかった場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
組織・制度

小児慢性特定疾患治療研究事業とは?

小児慢性特定疾患治療研究事業は、指定された小児慢性疾患の治療方法の研究や、患者の医療費負担の軽減などを目的とした事業です。この事業は、都道府県や指定都市、中核市が運営しており、対象となる疾患は、指定された疾患のリストに掲載されているものに限られています。 この事業の対象となる疾患は、長期にわたって治療が必要なものや、治療費が高額なものなど、患者の負担が大きいものが多いです。対象となる疾患のリストは、厚生労働省によって随時更新されており、現在では、約100の疾患が指定されています。 対象疾患の治療を受けるためには、あらかじめ医療費負担軽減のための申請を行う必要があります。申請が受理されると、医療費の自己負担額が一定額に軽減されます。軽減される自己負担額は、疾患によって異なります。 小児慢性特定疾患治療研究事業は、小児慢性疾患の治療費負担を軽減し、患者の生活をサポートするために重要な役割を果たしています。
脳・神経

看護師に必須!多臓器不全とは?

多臓器不全とは、心臓、腎臓、肺、肝臓、中枢神経などの生命維持臓器が同時に機能不全に陥る状態のことです。重症感染症、外傷、手術、薬剤の副作用など、さまざまな原因で起こり得ます。多臓器不全は、生命を脅かす非常に深刻な状態であり、早期診断と治療が重要です。 多臓器不全の症状は、臓器によって異なります。心臓の機能不全では、息切れ、動悸、胸痛、疲労感などがみられます。腎臓の機能不全では、尿量減少、浮腫、むくみなどがみられます。肺の機能不全では、息切れ、喀痰、呼吸困難などがみられます。肝臓の機能不全では、黄疸、腹水、肝硬変などがみられます。中枢神経の機能不全では、意識障害、けいれん、昏睡などがみられます。
呼吸器

手術前後の看護、覚えておくべき呼吸訓練器具

呼吸訓練器具の種類 呼吸訓練器具には、吸う力を訓練する器具と、呼出する力を訓練する器具の2種類があります。 吸う力を訓練する器具は、ゆっくりと空気を吸う速度を可視化して、最大限の吸気を維持させる訓練を補助するものです。これにより、最大吸気持続時間(最大限に吸い込んだ状態を保つ時間)を長くし、肺胞に十分な空気を取り込ませ、拡張させることができます。 呼出する力を訓練する器具は、空気を呼出する時に一定の抵抗を与えて、呼吸の訓練を補助するものです。この抵抗によって、肺から空気を呼出する時に一定の圧力がかかり、肺胞の虚脱を減らし、肺胞を拡張させることができます。 どちらの器具も、呼吸機能の改善と肺合併症の予防に効果があるとされています。
脳・神経

認知症とは?その概要と症状

認知症とは、一旦正常に発達した「記憶」「学習」「判断」「計画」といった脳の知的機能(認知機能)が、後天的な脳の器質障害によって持続性に低下し、日常や社会生活に支障をきたす状態をいう。かつて痴呆症と言われていたが、2004年に厚生労働省にて認知症への言い換えが決定された。認知症は、高齢化がすすむに従って急増しており、現在は65歳以上の10人に1人、85歳以上では3〜5人に1人が認知症である。 認知症の原因は多様であり、脳血管性認知症、アルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症、前頭側頭型認知症などが代表的である。また、認知症と診断されていても、日常生活には支障をきたしていない状態を軽度認知障害(MCI)という。 認知症の症状は、記憶障害、見当識障害、実行機能障害、理解・判断力の低下、失語、失行、失認などがみられる。また、周辺症状として、うつ、不眠、暴言・暴力、徘徊、幻覚、妄想などがみられることもある。 認知症の治療は、進行を遅らせたり、症状を軽減したりすることを目的として行われる。薬物療法、リハビリテーション、生活習慣の改善などが主な治療法である。 認知症は、本人の生活や家族の介護に大きな負担をかける疾患である。しかし、早期発見・早期治療によって、進行を遅らせたり、症状を軽減したりすることは可能である。そのため、認知症の症状が疑われる場合は、早めに医療機関を受診することが大切である。
消化器

看護師に必須の用語『十二指腸潰瘍』

十二指腸潰瘍とは、十二指腸粘膜の一部が、粘膜筋板よりも深くまで欠損した状態のことです。十二指腸は、胃と小腸をつなぐ消化管の一部分であり、食事が胃から小腸に送られる際に通過する器官です。十二指腸潰瘍は、十二指腸の粘膜が傷つき、炎症を起こした状態です。 十二指腸潰瘍の原因としては、ピロリ菌感染や、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の使用、ストレスなどが挙げられます。ピロリ菌は、胃や十二指腸に生息する細菌であり、十二指腸潰瘍の原因菌として知られています。NSAIDsは、痛みや炎症を軽減する薬ですが、十二指腸粘膜を傷つけることがあります。ストレスも、十二指腸潰瘍の発症に関連していると考えられています。 十二指腸潰瘍の症状としては、みぞおちの痛み、胸焼け、ゲップ、吐き気、嘔吐などが挙げられます。みぞおちの痛みは、空腹時や食事後に起こることが多く、痛みは数分から数時間続きます。胸焼けやゲップは、胃酸が十二指腸から逆流することで起こります。吐き気や嘔吐は、十二指腸潰瘍が重症化した場合に起こることがあります。 十二指腸潰瘍の診断は、問診、血液検査、胃カメラ検査などによって行われます。問診では、症状や病歴について詳しく聞かれます。血液検査では、ピロリ菌感染の有無を調べることができます。胃カメラ検査では、十二指腸の内視鏡検査を行い、潰瘍の有無や程度を調べます。 十二指腸潰瘍の治療法としては、薬物療法、内視鏡的治療、外科的治療などがあります。薬物療法では、ピロリ菌感染がある場合は除菌薬を、NSAIDsを使用している場合はNSAIDsの使用を中止し、胃酸分泌を抑える薬を投与します。内視鏡的治療では、内視鏡を用いて潰瘍の表面を焼灼したり、止血剤を注入したりします。外科的治療は、薬物療法や内視鏡的治療で効果が得られない場合に行われます。