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ラ音(ラッセル音)とは?聴取法と聴こえる原因

ラ音とは、気管や気管支に異常があると、胸部聴診の際に聴こえる異常な肺音のことである。ラッセル音の略である。ベルクロラ音、副雑音ともいう。ベルクロ(Velcro)社製のマジックテープをはがすときの音に類似していることに由来する。 ラ音は、気管や気管支に分泌物がたまったり、狭くなったり、炎症を起こしたりしたときに生じる。ラ音は、乾性ラ音と湿性ラ音の2種類に分類される。乾性ラ音は、気管や気管支に分泌物がたまったり、狭くなったりしたときに生じる。聴診すると、紙をこすったような音や、笛を吹いたような音が聞こえる。湿性ラ音は、気管や気管支に炎症を起こしたり、分泌物がたまったりしたときに生じる。聴診すると、ゼーゼー音や、ガラガラ音などが聞こえる。
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看護師に必須の用語『無気肺』とは?

無気肺とは、肺組織が虚脱し、肺の中の空気が減少した状態です。肺組織が虚脱すると、酸素と二酸化炭素の交換が適切に行われなくなり、呼吸困難や低酸素症を招きかねません。無気肺は、様々な原因で起こり得ます。最も一般的な原因は、気道が塞がれることによるものです。気道が塞がれると、肺組織に空気が入ることができなくなり、無気肺が起こります。気道を塞ぐ原因には、以下のようなものがあります。 * 粘液栓 * 腫瘍 * 異物 * 気管支炎 * 肺炎 * 肺水腫 * 胸腔穿刺 無気肺は、また、肺組織が障害されることによっても起こり得ます。肺組織が障害されると、肺組織が虚脱しやすくなり、無気肺が起こります。肺組織を障害する原因には、以下のようなものがあります。 * 外傷 * 手術 * 放射線療法 * 化学療法 無気肺は、さまざまな症状を引き起こす可能性があります。最も一般的な症状は、呼吸困難と低酸素症です。呼吸困難は、肺組織が虚脱すると、酸素と二酸化炭素の交換が適切に行われなくなります。低酸素症は、肺組織が虚脱すると、血液中の酸素濃度が低下します。無気肺は、また、以下のような症状を引き起こす可能性があります。 * 胸痛 * 咳 * 喀痰 * 疲労 * 食欲不振 * 体重減少 無気肺は、重症度に応じて、以下のように分類されます。 * 小さな無気肺 * 中程度の無気肺 * 大きな無気肺 小さな無気肺は、肺組織の一部が虚脱している状態です。中程度の無気肺は、肺組織の半分以上が虚脱している状態です。大きな無気肺は、肺組織全体が虚脱している状態です。
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人工呼吸器の換気モード:基礎知識と分類

換気モードとは、患者の人工呼吸器による換気方法のことです。換気モードは、患者の呼吸状態や疾患によって選択されます。換気モードには、以下のものがあります。 ・ACモード(Assist Control) ・SIMVモード(Synchronized Intermittent Mandatory Ventilation) ・PSVモード(Pressure Support Ventilation) ・PCVモード(Pressure Control Ventilation) 人工呼吸器は、患者の肺に空気を取り入れることで呼吸を補助します。人工呼吸器は、患者の呼吸状態に応じて、換気モードを切り替えることで、患者の呼吸をより効果的に補助することができます。
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看護師必須の用語『ブラ』とは

ブラとは、肺内に異常な量の気腔(肺嚢胞)が形成された病変を指し、嚢胞性肺疾患の一種です。嚢胞とは、肺組織内の小さな空気の袋のことです。ブラは肺のどの部分にもできますが、通常は肺の上葉に形成されます。ブラは、小さなものから大きなものまでさまざまです。小さなブラは、通常無症状ですが、大きなブラは、息切れ、咳、胸痛などの症状を引き起こす可能性があります。ブラは、肺の感染症や炎症、遺伝性の疾患など、さまざまな原因で発生する可能性があります。ブラの治療法は、原因によって異なります。
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看護師に必須の用語『努力性呼気曲線』

呼吸機能評価の基本指標である努力性呼気曲線は、努力呼出(強制呼出)時の呼気時間と呼出量の関係を示した曲線です。この曲線から得られる代表的な指標として、1秒率が挙げられます。1秒率とは、努力呼出開始から1秒間に呼出された呼気量のことです。1秒率は、呼吸機能を評価する際に最も重要な指標のひとつであり、慢性閉塞性肺疾患(COPD)や気管支喘息などの呼吸器疾患の診断や重症度評価に広く用いられています。 努力性呼気曲線は、呼吸機能評価の基本的な指標として、以下のような特徴があります。 1. 自覚症状との相関性が高い。 2. 再現性が高い。 3. 測定が簡単で、検査にかかる時間が短い。 そのため、呼吸器疾患のスクリーニングや診断、重症度評価に広く用いられています。
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看護師が知っておくべき「新生児呼吸窮迫症候群」

新生児呼吸窮迫症候群は、肺サーファクタントの不足によって引き起こされる呼吸窮迫症候群です。肺サーファクタントは、肺胞壁の内側を覆う物資であり、肺が呼吸の際に膨らんだり収縮したりするのを助けています。肺サーファクタントが不足すると、肺胞が十分に膨らまなくなり、呼吸が困難になります。 新生児呼吸窮迫症候群の原因として最も多いのは、早産です。早産児は、肺が十分に発達していないため、肺サーファクタントの産生量が少ない傾向にあります。また、常位胎盤早期剥離や前置胎盤出血などの周生期仮死、陣痛が始まる前に行われた帝王切開、多胎妊娠、母体糖尿病、男児であることなども、新生児呼吸窮迫症候群の発症危険因子となります。
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看護師が知っておくべき『断続性ラ音(湿性ラ音)』とは

断続性ラ音(湿性ラ音)とは 断続性ラ音は、肺や気道に分泌物がたまった状態(痰や水など)で、呼吸する際にそれらが気道を通って移動する際に生じる異常な呼吸音のことです。湿性ラ音とも呼ばれ、喀痰音や粘液音とも呼ばれることもあります。 断続性ラ音は、一般的に以下のような状態の時にみられます。 * 肺炎 * 気管支炎 * 肺水腫 * 気管支拡張症 * 肺結核 * 肺腫瘍 * 心不全 断続性ラ音は、聴診器を使って胸の音を聞いて確認することができます。断続性ラ音は、通常、吸気時に発生しますが、呼気時に発生することもあります。また、断続性ラ音は、肺のどの部分で発生しているかによって、音が異なる場合があります。 断続性ラ音がみられる場合は、その原因を特定するために、医師による検査を受ける必要があります。断続性ラ音の原因によっては、治療が必要になる場合があります。
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看護師が押さえておきたい喘息の基礎知識

喘息とは、気道が炎症を起こし、狭くなる慢性的な疾患です。気道が狭くなることで、呼吸が困難になり、咳や喘鳴(ぜーぜー音)などの症状が現れます。喘息は小児期に発症することが多く、成人も発症する可能性があります。喘息の原因は様々であり、ダニや花粉などのアレルゲン、空気汚染、運動、ストレスなどが誘因となる場合があります。喘息の治療には、吸入ステロイド薬や気管支拡張薬などが使用されます。喘息は適切な治療を受ければ、症状をコントロールして日常生活を送ることができます。
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看護師に必須の用語『僧帽筋』とは?

僧帽筋とは、肩関節の運動に寄与する上背部に位置する筋肉です。菱形状をしており、英語名のTrapeziusはその形状の「台形」に由来します。和名の「僧帽筋」は、カトリック教フランシスコ会の一派であるカプチン修道会の修道士がかぶる長頭巾(ながときん)に似ていることが由来です。僧帽筋は、外後頭隆起、項靱帯、上項線、第十二胸椎までの棘突起と周辺の靭帯による正中線から起始し、両側の鎖骨の外側3分の1、肩峰、肩甲骨の肩甲棘に停止します。上部より起始する筋線維は下方に向かい、その後横に向かって走行します。下部より起始する筋線維は上方に向かい、その後横に向かって走行します。全体としては肩甲骨・鎖骨外側端を脊柱に向かって引く働きをするが、起始する部位により各筋線維の走行が違うためさまざまな動作が可能となっています。上部は肩甲骨と鎖骨の肩峰端を上内方へ引き上げ、中部は肩甲骨を内側へ引き、下部は肩甲骨を内下方に引き下げる。また、僧帽筋は強制吸気をする際の呼吸補助筋の一部となります。支配神経は副神経と頚神経叢が司り、拮抗筋は前鋸筋と広背筋です。
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知っておきたい!看護師なら知っておきたい酸素飽和度

酸素飽和度とは、赤血球中のヘモグロビンのうち、酸素と結合しているヘモグロビンの割合のことである。動脈血の中にどの程度の酸素が含まれているかを示す指標となる。SpO2と記されたり、飽和を意味する英語saturationからサチュレーション、SAT(サット)と呼ばれることもある。酸素飽和度は、血中の酸素量を測定するために使用される無侵襲的な方法である。酸素飽和度は、通常、指先または耳たぶにセンサーを装着して測定される。センサーは、光を透過して酸素飽和度を測定する。酸素飽和度は、通常、95%以上である。酸素飽和度が低い場合、それは体が十分な酸素を得ていないことを示している可能性がある。酸素飽和度が低い場合、患者は息切れ、疲労、錯乱などの症状を示す可能性がある。酸素飽和度が低い場合は、酸素療法が必要になることがある。
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看護師に必須の用語『呼吸運動』

呼吸運動とは、外界の空気を肺に取り込んだり、排出したりするために、肺の拡張・収縮を行うことです。肺は、胸壁内腔を覆う壁側胸膜と肺を包む肺胸膜という2つの膜で覆われており、両膜の間は陰圧なので、胸郭や横隔膜を動かすことによって受動的に肺の拡張・収縮を行うことができます。 呼吸運動には、大きく分けて吸気と呼気の2つがあります。吸気は、横隔膜が収縮し、胸郭が拡張することによって行われます。呼気は、横隔膜が弛緩し、胸郭が収縮することによって行われます。 呼吸運動は、生命を維持するために不可欠な機能です。呼吸運動によって、酸素を肺に取り込み、二酸化炭素を排出することができます。また、呼吸運動は、体温を調節したり、血液を循環させたりする役割も果たしています。
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看護師に必須!肺塞栓の基礎知識

肺塞栓とは、心臓や静脈にできた血栓が血管の一部が詰まることで肺に血液を送ることが難しくなる病気です。血栓は、血液中の固形物が凝固して塊状になったもので、血液の流れを塞いでしまいます。肺塞栓は、命に関わる重篤な病気で、早期治療が重要です。肺塞栓は、さまざまな原因で起こりますが、最も多いのは、長時間同じ姿勢で座ったり立ったりしていることによるものです。これは、血液の流れを遅くし、血栓ができやすくなるためです。肺塞栓のリスクを高める他の要因としては、肥満、喫煙、妊娠、がん、心臓疾患、人工関節置換術などが挙げられます。
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レスピレーターの基礎知識

レスピレーターとは、人工呼吸器のことである。人工呼吸器を意味する英語respiratorに由来する言葉で、レスピと呼ぶ場合もある。正確にはventilator(べんちれーたー)といい、患者の呼吸が止まったり、抑制されたりした場合に、患者に装着して呼吸管理を行う専用の医療機器である。 レスピレーターは、患者の肺に酸素を送り込み、二酸化炭素を取り除く役割を果たしている。気管内挿管や気管切開によって気管にチューブを挿入し、そのチューブをレスピレーターにつないで使用する。レスピレーターは、患者の呼吸状態に合わせて、呼吸数や吸入酸素濃度などを調整することができる。 レスピレーターは、呼吸器疾患や心肺停止などの重篤な疾患の患者に使用される。また、手術中や麻酔下での患者にも使用される。レスピレーターを使用することで、患者の生命を維持し、呼吸状態の改善を図ることができる。
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看護師に必須の用語『結核』について

結核とは、結核菌による感染症である。結核菌は、抗酸菌群に属する細菌の一つである。ヒトのさまざまな臓器に感染し症状を呈する。 結核は、空気感染する細菌性感染症である。感染した人の咳やくしゃみなどによって放出された結核菌を健康な人が吸い込むことで感染する。結核菌は、肺に感染することが最も多く、肺結核と呼ばれる。肺結核の症状は、咳、痰、発熱、倦怠感などである。 結核菌は、肺以外にも、リンパ節、骨、腎臓、脳などさまざまな臓器に感染することがある。肺以外の臓器に感染した結核は、肺外結核と呼ばれる。肺外結核の症状は、感染した臓器によって異なる。 結核は、適切な治療を受ければ治癒する。結核の治療には、抗結核薬が使用される。抗結核薬は、結核菌を殺菌または増殖を抑える薬である。結核の治療は、通常6~9ヶ月間行われる。 結核は、予防することができる。結核予防には、以下のことが重要である。 * 結核のワクチンを接種する。 * 結核患者と接触しないようにする。 * 結核患者から出た痰や咳やくしゃみなどの飛沫を吸い込まないようにする。 * 換気をよくする。 * 手をよく洗う。 結核は、適切な治療を受ければ治癒する。結核の予防には、ワクチン接種や感染予防策が重要である。
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喘息発作とは?症状や治療法を解説

喘息発作とは、気管支喘息患者にみられる発作性の呼吸困難、喘鳴、咳の症状です。気道狭窄による気流制限のため生じます。軽度から致死的な発作まであり、自然に、また治療により改善します。なお、他の器質的心肺疾患により喘息様症状を呈しても喘息発作とは呼ばれません。 喘息発作は、喘息の最も重篤な症状の一つです。喘息発作が起こると、気道が狭くなり、呼吸が困難になります。喘鳴や咳、胸の痛みなどの症状が現れます。喘息発作は、命に関わる場合もありますので、早急な治療が必要です。 喘息発作を起こした場合は、すぐに医師の診察を受ける必要があります。医師は、喘息発作の重症度を評価し、適切な治療を行います。喘息発作の治療には、気管支拡張薬やステロイド薬などが使用されます。 喘息発作を起こさないようにするためには、喘息の治療をしっかりと行うことが大切です。喘息の治療には、気管支拡張薬やステロイド薬などが使用されます。また、喘息の発作を誘発する因子を避けることも大切です。喘息の発作を誘発する因子には、ダニ、花粉、ほこり、たばこの煙、ペットの毛などがあります。
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看護師必携!吃逆の知識と対応方法

吃逆とは、横隔膜の収縮運動と合わせて、気道(空気の通り道)中の声門が閉塞すると起こる現象のことである。しゃっくりともいう。一定間隔で“ヒック”という音が出ることが特徴。症状が続く場合、睡眠が妨げられたり体力が失われたりすることで生活に支障が出るため、治療が必要である。 吃逆は、横隔膜の収縮運動が強すぎたり、弱すぎたり、不規則になったりすることで起こる。横隔膜は、胸腔と腹腔を隔てる筋肉で、呼吸をコントロールしている。横隔膜が収縮すると、胸腔が拡大して空気を吸い込む。横隔膜が弛緩すると、胸腔が縮小して空気を吐き出す。 吃逆が起こると、横隔膜が不規則に収縮して、気道中の声門が閉塞する。これにより、息を吸おうとしたときに“ヒック”という音がする。吃逆は、通常は数分以内に自然に治まるが、中には数時間から数日続く場合もある。
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看護師が知っておくべき『いびき』の知識

いびきは、上気道の狭窄部位を空気が通過して軟口蓋などが振動して発生する音です。覚醒している際の安静時は通常鼻呼吸をしていますが、睡眠時や意識障害時は口呼吸が加わります。さらに筋緊張が緩むため軟口蓋や舌根が落ち込み、上気道が狭窄もしくは閉塞してしまうのです。そこを呼吸により空気が流れることで閉塞部位が振動して音が発生するのがいびきです。いびきの原因としては、口蓋垂や扁桃腺肥大・巨大舌・肥満による上気道閉塞・蓄膿症やアレルギー等による鼻閉状態・筋緊張が通常より緩む意識状態(脳血管障害や睡眠薬の影響等)などが挙げられます。いびきは必ずしも病的な現象ではありませんが、上気道閉塞をきたす何らかの疾患と関与している場合もあります。また、いびきにより自身の睡眠の質が低下する場合や、周囲の人への影響から社会生活の妨げになる場合もあります。そのため、いびきに対しての治療が必要な場合もあります。また、睡眠時無呼吸症候群(sleep apnea syndrome;SAS)では大きないびきが特徴的です。閉塞性睡眠時無呼吸症候群(obstructive SAS)では、治療として持続陽圧呼吸療法(Continuous Positive Airway Pressureの頭文字をとってCPAP・シーパップと呼ばれる)が行われることもあります。
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看護師に必須の用語『広背筋』とは

広背筋は、背部の下方で三角形をなしている筋肉であり、浅背筋のひとつである。古くは闊背筋(かっぱいきん)と呼ばれた。腰部と胸部にかけて広がる三角形状の板状筋であり、背部で最も面積の広い筋肉である。広背筋の起始は第5胸椎から第5腰椎の棘突起・仙骨・腸骨稜後内側部・第9‐12肋骨であり、停止は外側上方に向けて収束して腋窩を通り上腕骨上部前面の小結節稜に付着する。広背筋の作用は上腕の内転であり、さらに上腕を内後方に引き寄せる働きをする。また、上腕を内旋させる作用もある。また、広背筋は強制呼気をする際の呼吸補助筋の一部となる。神経支配は胸背神経(C6-8)が司り、拮抗筋は三角筋と僧帽筋である。 広背筋は解剖学的にはさまざまな目印となる。広背筋外側下縁と腸骨稜と外腹斜筋後縁からなる三角形は「腰三角」と呼ばれ、後腹膜の抵抗の弱い部位であり腰ヘルニアの要因となる。また、広背筋上縁と肩甲骨内側縁と僧帽筋外側縁からなる三角形は「聴診三角」と呼ばれ、筋層が薄いために呼吸音が明瞭に聞こえるため聴診に適している。
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肺拡散能検査とは?

肺拡散能検査の目的は、肺のガス交換能を調べることです。肺のガス交換能とは、肺胞から血液中に酸素を取り込み、血液中から二酸化炭素を排出する能力のことです。肺拡散能検査は、間質性肺炎や肺気腫などの肺疾患を診断するために使用されます。 肺拡散能検査は、身体に害がない程度の一酸化炭素を吸い込み、10秒程度、呼吸を止めてから、吐き出すことで行われます。呼気を分析することにより、一酸化炭素がどのくらい吸収されたかを調べます。一酸化炭素が多く残っている場合は、肺拡散能が低下しており、間質性肺炎や肺気腫が疑われます。 肺拡散能検査は、肺疾患の診断に有用な検査ですが、放射線被ばくなどのリスクを伴うため、医師の指示のもとで慎重に行われる必要があります。
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看護師に必須の用語『睡眠時無呼吸症候群』について

睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは、睡眠中に呼吸停止や低呼吸を認める病態です。呼吸停止とは、10秒以上の呼吸が停止すること、低呼吸とは、1分間に10回未満の呼吸をすることをいいます。SASは、睡眠中に何度も呼吸が止まり、目が覚めてしまう病気です。このため、睡眠時間が十分であっても、日中に強い眠気や倦怠感を感じることがあります。また、SASは、高血圧、心臓病、脳卒中の発症リスクを高めることもわかっています。 SASは、睡眠中の呼吸をモニタリングする検査(睡眠ポリグラフ検査)によって診断されます。睡眠ポリグラフ検査では、睡眠中の呼吸の状態、血中の酸素濃度、心拍数、脳波などを測定します。SASと診断された場合は、持続陽圧呼吸療法(CPAP療法)などの治療が行われます。CPAP療法は、睡眠中に鼻や口に装着するマスクから圧縮空気を送り込み、気道を広げて呼吸を改善する治療法です。
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看護師が知っておくべき『肺挫傷』とは?

肺挫傷とは、胸部打撲や強い圧迫などの外力が肺に作用して、肺の組織が損傷する状態をいいます。肺挫傷は、交通事故や転落事故、スポーツ中の事故などで起こることが多く、重症度によって軽症から重症までさまざまです。軽症の肺挫傷は、肺の一部分に小さな傷ができる程度ですが、重症の肺挫傷になると、肺が広く損傷したり、肺がつぶれてしまうこともあります。肺挫傷になると、咳やくしゃみなどの症状が出たり、呼吸困難や胸痛を伴うこともあります。また、肺挫傷が重症になると、肺に水がたまったり、肺が感染症を起こしたりすることもあります。肺挫傷の治療は、軽症の場合は安静と鎮痛剤の投与を行います。重症の場合は、人工呼吸器による呼吸管理や、肺にたまった水を抜く手術が必要になることもあります。
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肺炎球菌とは?

肺炎球菌とは、グラム陽性双球菌の一種で、肺炎レンサ球菌や肺炎双球菌などとも呼ばれる細菌です。肺炎球菌は、通常は病気を起こさない常在菌ですが、様々な状況下で感染症を引き起こす可能性があります。特に、高齢者やHIV感染患者、脾臓機能低下患者のように免疫系の機能が低下している人は、肺炎球菌感染症にかかりやすいと言われています。また、喫煙、COPD、C型肝炎なども肺炎球菌感染の危険因子として挙げられています。肺炎球菌は、菌体表面に莢膜と呼ばれる構造を持ち、白血球などの食細胞から細菌本体を守る役割を担っています。また、少なくとも90種類以上の血清型が存在することがわかっています。
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看護師に必須の用語『過換気症候群』とは

過換気症候群とは、呼吸が速くなりすぎてしまう病気です。呼吸が速くなりすぎると、体内の二酸化炭素濃度が下がり、さまざまな症状が現れます。過換気症候群の主な症状は、息切れ、動悸、めまい、胸痛、手足のしびれ、脱力感などです。過換気症候群は、ストレス、不安、疲労、睡眠不足、カフェインの過剰摂取などが原因で起こることが多いです。過換気症候群は、命に関わる病気ではありませんが、症状が強い場合は、医療機関を受診することが大切です。過換気症候群の治療は、原因となっているものを取り除くことが大切です。また、呼吸法を身につけたり、リラックス法を身につけたりすることも有効です。
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看護師に必須の用語『胸腹式呼吸』とは?

胸腹式呼吸とは、呼吸様式の一つで、横隔膜呼吸とも呼ばれています。呼吸をする際に横隔膜を上下に動かしながら胸と腹を膨らませたり、縮めたりする呼吸法です。腹式呼吸とも呼ばれ、主にヨガやピラティスなどのエクササイズや、リラクゼーションの方法として用いられています。 胸腹式呼吸を行うことで、横隔膜の動きを活発にすることができます。横隔膜は、肺と腹部を隔てる筋肉で、呼吸をする際に上下に動いて肺を膨らませたり、縮めたりしています。横隔膜の動きが活発になると、肺がより多くの空気を取り込むことができるようになり、呼吸が深くなります。また、横隔膜の動きが活発になると、腹腔内臓器のマッサージ効果も期待できます。 胸腹式呼吸は、呼吸器疾患や循環器疾患、消化器疾患などの疾患のある方にもおすすめです。呼吸器疾患のある方は、呼吸が浅くなりがちですが、胸腹式呼吸を行うことで呼吸を深めることができます。循環器疾患のある方は、心臓への負担を軽減することができます。消化器疾患のある方は、腹腔内臓器のマッサージ効果で症状を緩和することができます。 胸腹式呼吸は、誰でも簡単にできる呼吸法です。リラックスしたいときや、呼吸を深めたいときなどにぜひ試してみてください。