救急・ICU

看護師に必須の用語『トリアージナース』

トリアージナースは、災害時や救急外来において、患者の重症度を判断し、診察の優先順位を決める重要な役割を担っています。災害時や救急外来では、多数の傷病者が同時に発生することが多く、限られた医療資源の中で、迅速かつ適切な処置を行う必要があります。そこで、トリアージナースは、患者の容体を瞬時に判断し、重症度に応じて病院搬送や治療の順番を決めることで、救命率の向上に貢献しています。 トリアージナースの役割は、患者の重症度を判断することだけではありません。トリアージナースは、患者やその家族に、病状や治療方針について説明し、不安や恐怖を和らげる役割も担っています。また、トリアージナースは、医療チームと連携して、患者の治療計画を作成し、治療の経過をモニタリングするなど、患者のケア全般に関わっています。 トリアージナースは、豊富な経験や資格を持つ看護師が求められる高度な専門職です。トリアージナースになるためには、看護師としての実務経験に加え、トリアージに関する専門的な知識や技能を習得する必要があります。また、トリアージナースは、迅速かつ適切な判断を下すことができる冷静さと、患者やその家族に寄り添うことができる思いやりの心も必要とされます。
その他

看護師必須用語『サマリ』とは?

サマリとは、医療・診療記録の一つであり、病歴等の要約を記したものである。要約を意味する英語のsummaryに由来する。 医療機関において、患者の病歴や診療経過、検査結果などをまとめたものを診療録という。診療録には、患者の主訴、現病歴、既往歴、家族歴、身体診察所見、検査結果、診断、治療経過、予後など、患者の健康状態に関するさまざまな情報が記載されている。 サマリは、診療録の一部であり、患者の病歴や診療経過を要約したものである。サマリは、患者の病状を把握し、治療方針を決定する際に重要となる。また、サマリは、患者の健康状態を他の医療機関に引き継ぐ際にも利用される。 サマリは、医療機関によって形式が異なるが、一般的には、患者の氏名、年齢、性別、主訴、現病歴、既往歴、家族歴、身体診察所見、検査結果、診断、治療経過、予後などが記載されている。サマリは、患者の病状を簡潔にまとめたものであり、医療従事者であれば、すぐに患者の病状を把握できるように書かれている。
脳・神経

看護師が知っておくべき『低カリウム性ミオパチー』

低カリウム性ミオパチーとは、血液中のカリウム濃度が低下することで全身に脱力が起きる疾患のことである。血液中のカリウム濃度が低下すると、筋肉の細胞が正常に機能しなくなり、脱力や麻痺などの症状が現れる。低カリウム性ミオパチーの原因として、尿路や消化器からのカリウムの喪失、副腎の原発性アルドステロン症などの内分泌障害、グリチルリチン製剤などによる偽性アルドステロン症などの薬剤誘発性などが挙げられる。低カリウム性ミオパチーの症状としては、首や手足などの全身の脱力、重症の場合は首が支えられずに垂れ下がってしまうこともある。また、2~3週間かけて徐々に症状が悪化していくのが特徴である。低カリウム性ミオパチーと症状が似ている病気として低カリウム性周期性四肢麻痺があるが、麻痺の持続時間が長いことと、クレアチンキナーゼ値の上昇が著しいことで判別できる。低カリウム性ミオパチーの治療としては、点滴によってカリウムを補うことが行われる。
呼吸器

看護師に必須!しゃっくりを理解しよう

しゃっくりの原因と症状 しゃっくりは、横隔膜、肋間筋、前斜角筋などの呼吸筋の間代性けいれんが起こり、声門が閉鎖することで、特徴的な「ヒック」という音が発せられる症状です。しゃっくりは、一般的に一時的なもので、数分または数時間で収まりますが、中には数週間、数ヶ月、または数年続くこともあります。 しゃっくりの原因は、さまざまであり、多くの場合、特定できません。しかし、しゃっくりを引き起こす可能性のある要因として、以下のものがあります。 ・満腹 ・早食い ・冷たいものや熱いものの摂取 ・アルコールの摂取 ・喫煙 ・ストレス ・疲労 ・睡眠不足 ・一部の薬の副作用 しゃっくりの症状は、主に「ヒック」という音ですが、以下のような症状を伴うこともあります。 ・胸の痛み ・腹部膨満感 ・吐き気 ・嘔吐 ・頭痛 ・めまい ・意識消失 しゃっくりが数日以上続く場合、またはひどい痛みやその他の症状を伴う場合は、医師の診察を受ける必要があります。
血液・造血

急性骨髄性白血病未分化型とは何か?

急性骨髄性白血病未分化型とは、急性骨髄性白血病の一病型で、急性骨髄性白血病の約10%を占めます。未分化型の名称の通り、細胞分化が極めて未熟であり、白血病細胞の形態に多様性が見られます。また、急性骨髄性白血病の他の病型に比べて、染色体異常の頻度が高く、予後も不良です。 急性骨髄性白血病未分化型の特徴は、まず、白血病細胞の形態に多様性が見られることです。白血病細胞は、正常な細胞とは異なり、分化が未熟であることが多く、細胞の形や大きさにばらつきが見られます。また、急性骨髄性白血病未分化型では、特に白血病細胞の核の形や大きさに多様性が著しいことが特徴です。 次に、染色体異常の頻度が高いことです。急性骨髄性白血病未分化型では、急性骨髄性白血病の他の病型に比べて、染色体異常の頻度が高く、約半数の患者で染色体異常が認められます。染色体異常の種類としては、t(8;21)(q22;q22)とinv(16)(p13.1q22)がよく見られます。 最後に、予後が不良であることです。急性骨髄性白血病未分化型の予後は、急性骨髄性白血病の他の病型に比べて不良であり、5年生存率は20%程度です。予後不良の要因としては、染色体異常の有無、年齢、白血病細胞の増殖速度などがあります。
産婦人科

看護師必須!腟スメアとは?

看護師必須!腟スメアとは? 看護師の研究家 腟スメアについて教えて下さい。 看護師になりたい 腟スメアとは、膣粘膜の剥離細胞や分泌物からなる膣内貯留物を調べることで、子宮頸がんの早期発見のスクリーニングとなる検査のことです。 看護師の研究家...
医療機器・設備・器具

看護師に必須の用語『ハイケアユニット』

ハイケアユニット(HCU)は、重症または重度の疾患を持つ患者を治療する高度治療室の一種です。HCUは、集中治療室(ICU)よりもケアレベルが低く、患者の状態が安定している場合に移されます。HCUでは、患者は依然として高度な医療監視と治療を受けていますが、ICUほど集中的ではありません。 HCUの看護師は、重症患者をケアする特別な訓練を受けた看護師です。HCU看護師は、患者の状態を監視し、投薬や治療を管理し、患者の家族とコミュニケーションを取ります。HCU看護師は、患者が安全で快適に過ごせるように、患者の状態を常に把握し、必要なケアを提供します。 HCU看護師は、患者の状態を監視し、変化があればすぐに医師に報告します。また、患者の痛みの管理や、患者の精神的なケアも提供します。HCU看護師は、患者の家族とコミュニケーションを取り、患者の状態や治療計画について説明します。 HCU看護師は、重症患者をケアする重要な役割を担っています。HCU看護師は、患者の状態を常に把握し、必要なケアを提供することで、患者の安全と快適を守ります。
医療機器・設備・器具

看護師のための膿盆の徹底解説

膿盆とは、医療器具のひとつで、ソラマメ型をした皿のことです。主にステンレス製ですが、MRI室で使用できるよう磁気に反応しない加工をしたものや、プラスチックや紙製の使い捨てのものもあります。形が似たものにガーグルベースンがありますが、こちらはベッド上でうがいをしたり、嘔吐物を受けたりするのに使います。在宅でも用いることができるため、介護用品として分類されます。 膿盆の用途は、膿や嘔吐物、手術で摘出した臓器・腫瘍などを入れたり、処置器具を置いたりすることです。用途に応じてサイズや深さを使い分けます。例えば、外科手術では、大きな膿盆が必要になる一方、採血では、小さな膿盆で十分です。また、膿盆は、患者さんの吐瀉物を受けたり、洗浄したりするのにも使用されます。 膿盆は、医療現場で欠かせない医療器具です。さまざまな用途で使用され、患者のケアに役立っています。
皮膚科

看護師に必須の用語・蜂窩織炎とは?

蜂窩織炎とは、真皮から皮下組織の広範囲な急性化膿性炎症疾患で、顔面や四肢、特に下肢に多くみられます。局所には境界不明瞭な発赤、腫脹、局所熱感、疼痛が主な症状で、発熱、頭痛、悪寒などの全身症状を伴うことがあります。蜂巣炎とも呼ばれます。 蜂窩織炎は、細菌による感染症で、通常は皮膚の小さな傷や切り傷から細菌が侵入して起こります。感染した傷口から細菌が真皮や皮下組織に広がり、炎症や膿瘍を形成します。 蜂窩織炎は、軽症から重症まで、さまざまな程度のものがあります。軽症の蜂窩織炎は、局所の痛みや腫れを伴うだけで、全身症状はありません。重症の蜂窩織炎は、発熱、頭痛、悪寒などの全身症状を伴い、入院が必要となることもあります。 蜂窩織炎は、抗菌薬による治療が行われます。軽症の蜂窩織炎は、経口抗菌薬で治療できますが、重症の蜂窩織炎は、静脈内抗菌薬が必要となります。蜂窩織炎の治療は、感染を治すことが目的ですが、治癒までには時間がかかることがあります。
眼科

看護師に必須の用語「緑内障」について

緑内障とは、視神経が損傷し、視野が狭くなる眼疾患です。緑内障は、眼圧が高くなることで視神経が損傷するタイプと、眼圧が正常でも視神経が損傷するタイプがあります。緑内障を治療するには、点眼薬やレーザー治療、手術などがあります。緑内障は、早期に発見し、適切な治療を受けなければ、失明する可能性があります。 緑内障は、世界中で多くの人が罹患している疾患であり、日本では約100万人が緑内障を患っていると言われています。緑内障は、高齢者ほど罹患率が高く、40歳以上になると緑内障を発症するリスクが高まります。緑内障には、原発緑内障と続発緑内障の2種類があります。原発緑内障は、原因不明の緑内障であり、続発緑内障は、他の疾患(例えば、糖尿病や高血圧など)が原因で起こる緑内障です。 緑内障は、初期段階では自覚症状がありません。そのため、定期的に眼科検診を受け、緑内障の早期発見に努めることが大切です。緑内障の治療は、病状や緑内障の種類によって異なりますが、点眼薬やレーザー治療、手術などがあります。点眼薬は、眼圧を下げることで視神経の損傷を防ぐ効果があります。レーザー治療は、眼房水の排出を促し、眼圧を下げる効果があります。手術は、眼房水の排出を促したり、視神経の損傷を修復したりするために、眼球を切開する手術を行います。
組織・制度

看護師に必須の用語『感染リンクナース』

感染リンクナースは、感染対策の専門知識を持った看護師です。患者と家族、および医療従事者を医療関連感染から守るために、各部署に配置されます。感染制御チーム(ICT;Infection Control Team)や、専従あるいは専任の感染管理認定看護師らの指導のもと病棟などに配置され、以下の仕事を行います。 ・専従あるいは専任の感染管理認定看護師らとの協働・連携 ・病棟での情報収集、上部組織との情報共有 ・病棟での教育・啓蒙・改善活動を行う ・サーベイランスへの参加 感染リンクナースは、感染対策のスペシャリストとして、医療機関の感染対策の向上に大きく貢献しています。
消化器

経皮経肝膿瘍ドレナージとは?肝膿瘍治療の鍵を握る治療法

経皮経肝膿瘍ドレナージ(PTAD)とは、肝膿瘍の治療のために肝臓に針を刺して膿を排出させる処置のことです。肝膿瘍とは、肝臓に膿が溜まってしまう病気で、痛みや発熱、悪寒などの症状を引き起こします。PTADは、肝膿瘍の治療法としてよく行われます。 PTADは、局所麻酔をして、肝臓に針を刺して行われます。針を刺した後は、膿を排出するためにドレナージチューブを挿入します。ドレナージチューブは、膿が排出されるまでしばらくの間、肝臓に留置されます。 PTADは、肝膿瘍の治療に有効な処置ですが、合併症が起こる可能性もあります。合併症としては、出血、感染症、胆汁漏などが挙げられます。しかし、合併症が起こる確率は低く、PTADは安全な処置と考えられています。
産婦人科

外陰真菌症を徹底解説!症状・治療法・予防法をマスター

外陰真菌症とは、主にカンジダという真菌(カビ)によって女性の外陰部に発生する病気である。掻痒感を伴うことから外陰部掻痒症とも呼ばれる。爪でかいてしまうため、二次的に皮膚炎が起きる場合もある。 カンジダは、健康な人の皮膚や粘膜にも存在する常在菌であるが、何らかの原因で増殖すると外陰真菌症を発症する。原因としては、抗菌薬の長期服用、糖尿病、妊娠、免疫力の低下などが挙げられる。 外陰真菌症の症状は、外陰部の発赤、腫れ、かゆみ、灼熱感などである。排尿時や性行為の際に痛みを伴うこともある。症状が悪化すると、外陰部に白い膜状のものができたり、ひび割れたり、ただれたりする。 外陰真菌症の治療には、抗真菌薬が使用される。抗真菌薬は、外用薬と内服薬のどちらか、または両方を併用して使用する。外用薬は、患部に直接塗布する。内服薬は、経口で服用する。治療期間は、症状の程度によって異なるが、通常は1~2週間である。 外陰真菌症を予防するためには、以下の点に注意することが大切である。 * 抗菌薬は、医師の指示通りに服用する。 * 糖尿病の予防と治療を心がける。 * 妊娠中は、定期的に産婦人科を受診する。 * 免疫力を高めるために、規則正しい生活と食事を心がける。 * 外陰部を清潔に保つ。 * かゆみや痛みなどの症状がある場合は、早めに受診する。
その他

看護師が知っておくべきV2についての解説

V2とは、12誘導心電図において黄色の電極を使い、第4肋間胸骨左縁から心臓の電気活動を捉える、胸部誘導の1つである。V2は、心臓の左室の電気活動を最もよく反映しているため、心筋梗塞や心筋炎などの心臓疾患の診断に有用である。また、ペースメーカーの機能を評価するのにも用いられる。 V2の正常な波形は、P波、QRS波、T波の3つから構成されている。P波は、心房の収縮によって生じる波であり、QRS波は、心室の収縮によって生じる波である。T波は、心室の拡張によって生じる波である。V2で異常な波形が認められる場合、心疾患の可能性があるため、医師による精査が必要である。
医療機器・設備・器具

看護師必須用語『マーゲンチューブ』について

マーゲンチューブとは、胃にチューブを挿入することによって、胃の内容物を排出したり、栄養や薬剤を投与したりするための医療処置です。マーゲンチューブは、主に、食事を摂ることができない患者や、胃の機能が低下している患者に使用されます。マーゲンチューブは、一般的に、鼻から挿入されますが、口から挿入される場合もあります。マーゲンチューブは、挿入後は、胃に留置され、必要に応じて、胃の内容物を排出したり、栄養や薬剤を投与したりします。マーゲンチューブは、患者にとって、非常に重要な医療処置であり、患者の状態を維持するために、重要な役割を果たしています。マーゲンチューブは、医師や看護師によって行われますが、患者や家族の協力も必要です。マーゲンチューブは、患者にとって、不快な処置であるため、患者や家族の理解と協力が必要です。マーゲンチューブは、患者の状態を維持するために、重要な医療処置であり、患者や家族の協力が不可欠です。
循環器

動脈血とは?酸素を多く含む鮮紅色の血液

動脈血の酸素含量は、呼吸器と循環器の健康を評価する重要な指標です。動脈血の酸素含量が高いことは、肺と心臓が十分に機能しており、全身に酸素を送り届けていることを示しています。逆に、動脈血の酸素含量が低いことは、肺や心臓に何らかの問題があり、酸素を全身に十分に送り届けることができていないことを示しています。 動脈血の酸素含量を測定するには、動脈血ガス分析を行います。動脈血ガス分析は、動脈から採取した血液を分析して、酸素分圧(PaO2)、二酸化炭素分圧(PaCO2)、pH値などを測定する検査です。動脈血ガス分析は、呼吸器疾患や循環器疾患の診断や治療経過の観察などに用いられます。 動脈血の酸素含量は、年齢や性別によって異なります。一般的に、成人男性の動脈血の酸素含量は95~100%、成人女性の動脈血の酸素含量は92~97%です。動脈血の酸素含量は、運動やストレスによっても変化します。運動中は、筋肉への酸素供給量が増加するため、動脈血の酸素含量が低下します。ストレスを感じているときも、動脈血の酸素含量が低下することがあります。 動脈血の酸素含量が低下すると、全身の組織や臓器に酸素が行き届かなくなり、さまざまな症状が出現します。動脈血の酸素含量が低下したときにみられる症状としては、息切れ、動悸、頻脈、チアノーゼ、意識障害などがあります。動脈血の酸素含量が低下した場合は、すぐに医療機関を受診することが大切です。
腎・泌尿器

排泄障害:看護師が知っておくべき用語

排泄障害とは、尿、便の貯留や排泄に問題があることを指します。排泄障害は、患者本人だけでなく、介護者のQOLも著しく損ねる可能性があります。 排泄障害の原因は、泌尿器、直腸、肛門疾患だけではなく、脳・脊髄疾患、認知症、高血圧、糖尿病、四肢の運動機能障害や睡眠障害と多岐にわたり、これらの原因が複雑に絡み合っていることが多くあります。 排泄障害は大別すると、排尿障害、畜尿障害、排便障害、畜便障害の4つに分類することができます。いずれの障害も、軽度なものから高度なものまであります。 排泄障害の治療は、症状や原因に応じて行われます。軽度の排泄障害の場合は、薬物治療や生活習慣の改善によって改善されることが多くあります。高度の排泄障害の場合は、手術が必要になることもあります。
耳鼻咽喉科

看護師が知ってておきたいアデノイドの基礎知識

アデノイドとは、鼻腔と咽頭の移行部にあたる上咽頭にある咽頭扁桃のことです。咽頭扁桃は、細菌やウイルスから体を守る役割をしています。アデノイドは、生後6ヶ月頃から大きくなり始め、3~6歳頃に最も大きくなります。その後、徐々に縮小し、成人ではほとんど消失します。 アデノイドが病的に腫大すると、鼻づまり、口呼吸、いびき、中耳炎、睡眠時無呼吸症候群などの症状を引き起こすことがあります。アデノイドの腫大は、アレルギーや感染症が原因であることが多いです。アデノイドの腫大が重症の場合には、手術でアデノイドを切除することがあります。
その他

看護師必須の用語『NC』とは?

NC (えぬしー、non-contributory) とは、看護師が患者のカルテに記録する際に使用される用語のひとつです。「特記すべきことなし」という意味を持ち、経過観察などの記録をつける際、特に目立った変化がないことを伝える時に用いられます。NC (えぬしー) と同様の意味で使われる用語として、n.p.(not particular, nothing particular) があります。NC (えぬしー) とn.p. は、どちらも患者さんの状態に特に変化がないことを簡潔に伝えるために使われる用語です。
薬

看護師に必須の用語『mol(モル)』とは?

モルとは、国際単位系で定義された、物質量の単位である。1molは、厳密に 6.02214076×1023の要素粒子を含んでいる。これは、炭素-12原子の質量の正確に 0.012キログラムと定義されている。モルは、物質の量を測定するために使用される。例えば、水1モルの質量は18.015グラムである。 モルは、化学反応を理解するためにも重要である。化学反応では、反応物のモル数と生成物のモル数は常に等しい。これは、物質の質量は反応の前後では変化しないことを意味している。モルは、化学物質の量を測定するために使用されるだけでなく、化学反応を理解するためにも使用される重要な単位である。
脳・神経

認知症とは?その概要と症状

認知症とは、一旦正常に発達した「記憶」「学習」「判断」「計画」といった脳の知的機能(認知機能)が、後天的な脳の器質障害によって持続性に低下し、日常や社会生活に支障をきたす状態をいう。かつて痴呆症と言われていたが、2004年に厚生労働省にて認知症への言い換えが決定された。認知症は、高齢化がすすむに従って急増しており、現在は65歳以上の10人に1人、85歳以上では3〜5人に1人が認知症である。 認知症の原因は多様であり、脳血管性認知症、アルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症、前頭側頭型認知症などが代表的である。また、認知症と診断されていても、日常生活には支障をきたしていない状態を軽度認知障害(MCI)という。 認知症の症状は、記憶障害、見当識障害、実行機能障害、理解・判断力の低下、失語、失行、失認などがみられる。また、周辺症状として、うつ、不眠、暴言・暴力、徘徊、幻覚、妄想などがみられることもある。 認知症の治療は、進行を遅らせたり、症状を軽減したりすることを目的として行われる。薬物療法、リハビリテーション、生活習慣の改善などが主な治療法である。 認知症は、本人の生活や家族の介護に大きな負担をかける疾患である。しかし、早期発見・早期治療によって、進行を遅らせたり、症状を軽減したりすることは可能である。そのため、認知症の症状が疑われる場合は、早めに医療機関を受診することが大切である。
医療機器・設備・器具

看護師が知っておくべきCTスキャンの基礎知識

CTスキャンとは、医療診断において広く使用されている画像検査です。体内のスライス状の画像を生成するために、X線とコンピューター技術を使用します。これは、骨、臓器、血管などの体のさまざまな構造の詳細な画像を提供することで、医師が病気を診断し、治療計画を立てるのに役立ちます。 CTスキャンは、頭部、胸部、腹部、骨盤など、体のあらゆる部位をスキャンするために使用できます。また、がん、心臓病、肺疾患などのさまざまな病気を診断するために使用されます。通常、CTスキャンは安全で痛みを伴わない検査です。ただし、造影剤を使用する場合、アレルギー反応やその他の副作用が発生する可能性があります。
小児科

看護師に必須の用語『ランドー反射』とは?

ランドー反射とは、生後6カ月~2歳ごろまでの乳幼児にみられる姿勢反射の一つです。児の腹部を抱えて水平腹臥位にすると、頸部を後屈し、頭部を挙上させて、体幹および下肢が伸展します。この状態で頸部を前屈させると、体幹および下肢が屈曲します。ランドー反射は、発育状態のチェックに用いられます。 ランドー反射は、乳幼児が姿勢を制御するのを助ける重要な反射です。この反射は、乳幼児が頭を上げ、首をコントロールし、バランスをとるのを助けます。ランドー反射はまた、乳幼児が這ったり、歩いたり、走ったりするのを助けます。 ランドー反射は、通常、生後6カ月頃に始まり、2歳頃までに消失します。ランドー反射が正常に発達しない場合、乳幼児は姿勢を制御するのが難しくなることがあります。これは、発達遅延や神経系の問題の兆候である可能性があります。 ランドー反射が正常に発達していないのではないかと心配な場合は、医師に相談してください。医師は、乳幼児の姿勢を評価し、ランドー反射が正常に発達しているかどうかを確認します。
循環器

看護師に必須の用語『生体弁』とは?種類や長所・短所を解説

生体弁は、異種生体弁、同種生体弁、自己生体弁の3種類に分けられる。 -異種生体弁-は、人間以外の動物の生体材料でつくった生体弁である。主にウシの心膜やブタの心臓弁が使用され、ヒトの心臓に使用するため入念に処理される。臨床で最も使用される生体弁である。 -同種生体弁-は、ヒトの死体、または脳死体から摘出した弁を凍結処理したものである。通称ホモグラフト -自己生体弁-は、患者の肺動脈弁を大動脈弁に移植する。オートグラフトとも呼ばれる。