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血液・造血

急性骨髄性白血病未分化型とは何か?

急性骨髄性白血病未分化型とは、急性骨髄性白血病の一病型で、急性骨髄性白血病の約10%を占めます。未分化型の名称の通り、細胞分化が極めて未熟であり、白血病細胞の形態に多様性が見られます。また、急性骨髄性白血病の他の病型に比べて、染色体異常の頻度が高く、予後も不良です。 急性骨髄性白血病未分化型の特徴は、まず、白血病細胞の形態に多様性が見られることです。白血病細胞は、正常な細胞とは異なり、分化が未熟であることが多く、細胞の形や大きさにばらつきが見られます。また、急性骨髄性白血病未分化型では、特に白血病細胞の核の形や大きさに多様性が著しいことが特徴です。 次に、染色体異常の頻度が高いことです。急性骨髄性白血病未分化型では、急性骨髄性白血病の他の病型に比べて、染色体異常の頻度が高く、約半数の患者で染色体異常が認められます。染色体異常の種類としては、t(8;21)(q22;q22)とinv(16)(p13.1q22)がよく見られます。 最後に、予後が不良であることです。急性骨髄性白血病未分化型の予後は、急性骨髄性白血病の他の病型に比べて不良であり、5年生存率は20%程度です。予後不良の要因としては、染色体異常の有無、年齢、白血病細胞の増殖速度などがあります。
循環器

看護師が知っておきたい虚血性心疾患

虚血性心疾患は、冠動脈が動脈硬化などにより狭窄、あるいは閉塞することで、心臓を栄養する血流が不足(心筋虚血)して、発症する心疾患のことです。虚血性心疾患の症状としては、胸痛、息切れ、動悸、疲労、失神などがあります。胸痛は、心臓の筋肉が酸素不足に陥ったときに起こる痛みで、胸の中央部や左胸に圧迫感や締め付け感、焼けるような痛みなどが起こります。息切れは、心臓から全身に十分な血液を送り出せなくなったときに起こり、階段を上ったり、重い荷物を持ったりしたときに息切れがすることがあります。動悸は、心臓の拍動が速くなったり、不規則になったりして、ドキドキしたり、バクバクしたりすることがあります。疲労は、心臓が十分に働けなくなったときに起こり、ちょっとした動作でも疲れやすくなります。失神は、脳に十分な血液が送られなくなったときに起こり、気を失って倒れてしまうことがあります。虚血性心疾患の原因としては、動脈硬化、高血圧、糖尿病、脂質異常症、喫煙、肥満、運動不足などがあります。動脈硬化は、血管の内側にコレステロールやカルシウムなどの物質が蓄積して血管が狭くなる病気です。高血圧は、血液の圧力が高くなる病気です。糖尿病は、血液中の糖分が多くなる病気です。脂質異常症は、血液中のコレステロールや中性脂肪が多くなる病気です。喫煙は、血管を収縮させて血圧を上昇させ、動脈硬化を促進します。肥満は、動脈硬化や高血圧、糖尿病などの生活習慣病のリスクを高めます。運動不足は、動脈硬化を促進し、心臓の機能を低下させます。
消化器

看護師が知っておきたい「急性胆管炎」とは?

-急性胆管炎の概要- 急性胆管炎とは、胆管の感染によって引き起こされる急性の炎症性疾患です。細菌が胆管に侵入することで発症することが多く、胆石、胆管狭窄、すい臓がん、胆管がん、十二指腸乳頭部がん、総胆管嚢胞などによって胆管が閉塞している場合に起こりやすいです。胆管炎は、軽症のものから重症のものまであり、重症の場合には敗血症や死に至ることもあります。 急性胆管炎の症状としては、右上腹部の痛み、発熱、悪寒、嘔吐、下痢、黄疸などがあります。胆管炎が重症化すると、敗血症や肝不全、腎不全などの合併症を引き起こすことがあります。 急性胆管炎の治療は、主に抗菌薬の内服や点滴による薬物療法が行われます。胆石が原因の場合は、胆石の除去が必要になることもあります。胆管が閉塞している場合は、内視鏡や外科手術によって胆管の閉塞を解除する必要があります。
精神科

看護師必須用語『急性リチウム中毒』

急性リチウム中毒とは、炭酸リチウムを大量に摂取することによって起こる中毒のことです。炭酸リチウムは、躁うつ病の治療薬として使用されている薬剤で、リチウムイオン製剤のひとつです。リチウムイオンは、細胞内のイオン濃度を変化させることで、神経伝達物質のバランスを整える作用があります。急性リチウム中毒は、炭酸リチウムを大量に摂取することによって、このリチウムイオンの濃度が急激に上昇し、中枢神経系や消化器系、循環器系に様々な症状を引き起こす状態です。急性リチウム中毒の症状としては、嘔吐、下痢、脱水症状、手足の震え、けいれん、意識障害などがみられます。重症例では、昏睡状態に陥ったり、死に至ることもあります。
消化器

看護師に必須の用語『肝中心静脈閉塞症(SOS)』

肝中心静脈閉塞症とは、肝臓の毛細血管である類洞に血栓が生じることで周囲の肝細胞が障害される、造血幹細胞移植後の合併症の一つです。肝類洞閉塞症候群(veno-occlusive disease;VOD)とも呼ばれます。肝中心静脈閉塞症は、造血幹細胞移植後によくみられる合併症であり、その発症率は20%程度です。肝中心静脈閉塞症は、肝臓の毛細血管である類洞に血栓が生じることで、肝臓の血流が悪くなり、肝機能が障害される病気です。肝中心静脈閉塞症は、重症化すると、肝不全に至る可能性もあります。肝中心静脈閉塞症は、造血幹細胞移植後に起こることが多く、その原因は、造血幹細胞移植時に使用する薬剤や、移植された造血幹細胞が肝臓にダメージを与えることなどが考えられています。肝中心静脈閉塞症は、肝機能検査や画像検査によって診断されます。肝中心静脈閉塞症の治療は、主に薬物療法が行われます。肝中心静脈閉塞症は、重症化すると、肝不全に至る可能性もあるため、早期発見と早期治療が重要です。
検査・診断

看護師が知っておきたい基礎代謝とは?

基礎代謝とは、生命維持のために必要なエネルギーの最小量であり、安静時、消化吸収を行っていない状態での消費エネルギーのことです。 1日の消費エネルギーのうち、約60~70%を占め、臓器の維持、体温の調節、呼吸、血液循環など、生命維持に不可欠な機能を維持するために使用されます。 基礎代謝は、筋肉量や体格、年齢、性別などによって決まります。筋肉量が多いほど基礎代謝は高くなり、体格が大きいほど基礎代謝も高くなります。また、年齢とともに基礎代謝は低下し、女性よりも男性の方が基礎代謝が高い傾向にあります。 基礎代謝を上げることで、体重を減らしたり、肥満を予防したりすることができます。基礎代謝を上げるには、筋肉量を増やすことが有効です。筋肉量を増やすには、筋トレや運動を行うことが大切です。また、タンパク質を十分に摂取することも重要です。
その他

看護師必携!「既往歴」を徹底解説!

既往歴とは、病歴、これまでにかかった病気のことである。胎生期、幼児期、小児期、思春期、青年期、成人期といった時期ごとの、あるいは年齢ごとの、疾患名・治療法や健康状態をまとめたものである。既往症とは過去の病気、疾患、障害の状態をいう。 既往歴は、現在の病気の診断や治療法の選択に重要な手掛かりとなる。PH(Past History)、PMH(Past Medical History)、Pxと略す場合もある。 既往歴は、患者の健康状態を把握するために重要な情報である。既往歴を詳しく聴取することで、患者の現在の病気の原因や、治療法の選択に役立てることができる。また、既往歴を知ることで、患者の健康状態の変化に気づくこともできる。
呼吸器

知っておきたい看護師用語『気管支肺胞洗浄(BAL)’

気管支肺胞洗浄 (BAL) とは、肺胞の細胞数や種類、肺に関する病気の診断などのために行われる検査である。BAL (Bronchoalveolar Lavage) とも呼ばれる。この検査では、細い管 (気管支鏡) を気管から肺に挿入し、生理食塩水を注入して肺胞を洗浄する。洗浄液は回収され、分析のために検査室に送られる。 BAL は、肺の炎症や感染症、肺癌などの診断に使用される。また、肺の細胞の数を測定して、肺の働きを評価するのにも使用される。BAL は、一般的に安全な検査であるが、咳や喉の痛みなどの副作用が起こる可能性がある。
検査・診断

看護師が知っておくべき『境界悪性腫瘍』とは?

境界悪性腫瘍は、良性と悪性の中間的な性質を持つ腫瘍群です。良性と異なり、浸潤性増殖を示しますが転移は見られません。悪性と異なり、患者生存率は良好な場合が多く、適切な治療介入により治癒が期待できます。境界悪性腫瘍は、主に子宮頸部、卵巣、外陰部に発生し、女性に多くみられます。 境界悪性腫瘍は、その性質から良性と悪性のどちらに分類するか判断が難しい場合があります。そのため、境界悪性腫瘍と診断された場合は、慎重な経過観察や治療が必要になります。境界悪性腫瘍の治療法は、腫瘍の大きさや位置、患者の年齢や全身状態などによって異なります。主な治療法としては、手術、放射線療法、化学療法などがあります。 境界悪性腫瘍は、良性と悪性の中間的な性質を持つ腫瘍群です。適切な治療介入により治癒が期待できる場合が多く、患者生存率は良好です。境界悪性腫瘍と診断された場合は、慎重な経過観察や治療が必要になります。
医療機器・設備・器具

看護師の知識として取り入れよう!『キント』とは?

キントとは、「小児科」を示す用語である。ドイツ語で、子供をKindといい、そこから派生したものである。英語ではpediatricsといい、PEDと呼ばれることもある。小児科は、乳幼児から思春期までの子供たちの健康管理と治療を行う診療科である。一般的には、生後1か月から15歳までの子供たちを対象としている。小児科医は、子供たちの成長発達を診て、病気やケガの治療を行う。また、予防接種や健康診断も行う。キントは、子供たちの健康を守るために欠かせない診療科である。
その他

看護師に必須の用語『共鳴』について

共鳴とは、個々の物体が持つ固有振動数と同じ振動数を外部から与えることで、物体が振動を始める現象です。共鳴は、楽器の音色や声の響きなど、私たちの日常生活の様々な場面で観察することができます。例えば、ギターの弦を弾くと、弦が固有振動数で振動し、その振動がギターのボディに伝わることで音色が生まれます。また、マイクに向かって話すと、声帯が固有振動数で振動し、その振動がマイクに伝わることで声の響きが生まれます。共鳴は、物理学だけでなく、生物学や心理学など様々な分野で研究されており、人間の心と体の健康に重要な役割を果たしていることがわかっています。例えば、共鳴現象は、人間の感情や思考に影響を与えることが知られており、音楽療法やカウンセリングなど、様々な治療法に応用されています。また、共鳴現象は、人間の身体の健康にも影響を与えており、マッサージや鍼灸など、様々な治療法に応用されています。
耳鼻咽喉科

看護師に必須の共鳴【意味や事例を解説】

共鳴とは、個々の物体が持つ固有振動数と同じ振動数を外部から与えることで、物体が振動を始める現象である。共鳴は、音響、電気、機械など、さまざまな分野で観察される。例えば、音響では、音叉を叩くと、その固有振動数と同じ周波数の音が発生する。これは、音叉が空気の振動を共鳴させているためである。電気では、共鳴回路は、特定の周波数の電流を流すように設計されている。これは、共鳴回路がその周波数の電流を共鳴させているためである。機械では、振り子は、重力によって固有振動数で振動する。これは、振り子が重力の振動を共鳴させているためである。共鳴は、様々な分野で利用されている。例えば、音響では、共鳴を利用して楽器を作ったり、音響効果を設計したりしている。電気では、共鳴を利用して、無線通信やレーダーを作ったりしている。機械では、共鳴を利用して、時計やエンジンの振動を制御したりしている。
呼吸器

看護師が知っておくべき気管支喘息の基本知識

気管支喘息とは、慢性気道炎症の状態となっており、発作性呼吸困難、喘鳴を来す疾患です。気管支喘息には、アトピー型と非アトピー型に分けられます。 アトピー型気管支喘息は、アトピー素因を有する者に多くみられます。アトピー素因とは、アレルギーを起こしやすい体質のことです。アトピー型気管支喘息は、ダニや花粉、ハウスダストなどのアレルゲンが気道に侵入することで発作を起こします。 非アトピー型気管支喘息は、アトピー素因を有さない者にみられます。非アトピー型気管支喘息は、風邪やインフルエンザなどの感染症、運動、寒さ、ストレスなどの刺激が気道に侵入することで発作を起こします。 気管支喘息の発作症状は、呼吸困難、喘鳴、せきなどです。呼吸困難は、息苦しさや息切れとして感じられます。喘鳴は、ゼーゼー、ヒューヒューという音として聞こえます。せきは、痰を伴うことが多いです。 気管支喘息の発作は、数分間から数時間続きます。重症の発作では、命に関わることもあります。気管支喘息の発作が起きたら、すぐに医療機関を受診することが大切です。 気管支喘息の治療は、発作を予防するための長期管理と、発作を抑えるための短期管理の2つに分かれます。長期管理には、気管支拡張薬やステロイド薬などの薬物療法が行われます。短期管理には、気管支拡張薬などの薬物療法や酸素吸入などが行われます。
整形外科

看護師が知っておきたい義足の基礎知識

-義足の定義と種類- 義足とは、欠損した箇所につなげて装着する人工の足のことです。義足の材料や構造は、欠損の程度や患者のライフスタイルに合わせて選択されます。義足には主に以下の4種類があります。 * 硬性義足足首が固定されており、膝を曲げることはできません。最も単純な構造であり、安価で軽量なため、一時的な使用や歩行能力が低い患者に適しています。 * 関節義足足首が可動式になっており、膝を曲げることができます。硬性義足よりも歩行が自然になり、活動範囲が広がりますが、高価であり、メンテナンスが必要になります。 * マイクロプロセッサ制御義足コンピュータ制御の義足で、歩行速度や路面状況に合わせて自動的に調整されます。高価であり、メンテナンスが必要になりますが、最も自然な歩行が可能になります。 * ハイブリット義足硬性義足と関節義足の両方の特徴を備えた義足です。足首は可動式ですが、膝を曲げることはできません。硬性義足よりも歩行が自然になり、メンテナンスも容易ですが、関節義足ほど高価ではありません。 義足の選択は、患者のライフスタイルや活動レベル、経済状況などによって異なります。医師や義肢装具師と相談して、最適な義足を選択することが大切です。
検査・診断

気管支肺胞洗浄とは?

気管支肺胞洗浄とは、肺胞の細胞数や種類、肺に関する病気の診断などのために行われる検査です。BAL(Bronchoalveolar Lavage)とも呼ばれます。気管支鏡を用いて、肺胞に生理食塩水を注入し、それを吸引して回収します。回収された生理食塩水には、肺胞の細胞やタンパク質、細菌などが含まれています。これらの成分を分析することで、肺の状態を調べることができます。気管支肺胞洗浄は、肺炎、肺癌、間質性肺疾患などの診断によく用いられます。また、肺の移植前には、肺の状態を調べるために気管支肺胞洗浄が行われることがあります。
血液・造血

急性GVHDとは?その原因と症状、治療法を解説

急性GVHDは、骨髄移植や幹細胞移植を受けた患者に起こる合併症です。ドナー由来の免疫担当細胞が、患者の細胞を攻撃することで引き起こされます。急性GVHDは、移植後早期に発症し、皮膚、消化管、肝臓、肺など、さまざまな臓器を攻撃します。 急性GVHDの原因は、ドナーと患者の組織適合性の違いです。組織適合性は、HLA(ヒト白血球抗原)と呼ばれる遺伝子によって決まります。HLAが一致していない場合、ドナー由来の免疫担当細胞が、患者の細胞を異物と認識して攻撃します。 急性GVHDの症状は、臓器によって異なります。皮膚症状としては、発疹、紅斑、水疱などがみられます。消化管症状としては、下痢、嘔吐、腹痛などがみられます。肝臓症状としては、黄疸、肝機能障害などがみられます。肺症状としては、呼吸困難、咳嗽などがみられます。
循環器

知っておきたい!看護師必須用語『急性心筋梗塞』

急性心筋梗塞とは、心臓の筋肉が血流不足に陥り、損傷を受けた状態を指します。心臓の筋肉は、血液から酸素と栄養を受け取って活動しますが、この血流が何らかの原因で遮断されると、筋肉が酸素と栄養を十分に受け取ることができなくなり、壊死を起こします。この状態が急性心筋梗塞です。 急性心筋梗塞の主な原因は、冠動脈の血栓形成です。冠動脈は、心臓の筋肉に血液を供給する血管ですが、この血管が動脈硬化によって狭くなると、血栓ができやすくなります。血栓が冠動脈を完全に塞いでしまうと、心臓の筋肉に血流が供給されなくなり、急性心筋梗塞が起こります。 急性心筋梗塞は、突然、激しい胸の痛みを伴って発症します。胸の痛みは、数分間から数時間にわたって続き、安静にしていても治まりません。また、息切れ、冷や汗、吐き気、嘔吐などの症状を伴うこともあります。 急性心筋梗塞は、非常に危険な病気で、迅速な治療が必要とされます。治療法としては、血栓を溶かす薬剤を投与したり、冠動脈を拡張するための手術やカテーテル治療などが行われます。
検査・診断

看護師必須!『偽陽性』とは?

偽陽性は、検査においてその対象となる疾患があると示されるにもかかわらず、実際には疾患が存在しないことを指す検査結果です。これは、検査の限界や、他の要因による不正確な反応が原因で起こる可能性があります。 偽陽性例として、妊娠検査キットで妊娠していないのに陽性反応が出る場合が挙げられます。これは、検査キットが妊娠ホルモンであるヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)を検出することによるもので、妊娠していない女性でもhCGを生成する場合があるためです。他にも、ガン検診でガンがないのに、陽性反応を示す場合や、感染症の検査で感染していないのに、陽性反応を示す場合などが偽陽性にあたります。 偽陽性は、患者に不安やストレスを与える可能性があるほか、追加の検査や治療が必要になる場合があり、貴重な医療資源の無駄遣いにもつながります。そのため、偽陽性を減らすための取り組みが重要であり、検査の精度向上や、検査前に患者の病歴や症状を考慮した上で適切な検査方法を選択することが求められています。
血液・造血

魚油(Fish Oil):看護師に必須の用語

魚油とは、原料となる魚(イワシやサバなど)を煮熟し、脂肪分を分離・抽出したものです。その成分の大部分は脂肪酸であり、中でもEPA(エイコサペンタエン酸)とDHA(ドコサヘキサエン酸)が特に注目されています。EPAとDHAは、体内で生成することができない必須脂肪酸であり、健康維持のために食事から摂取する必要があります。魚油は、魚介類から直接摂取することもできますが、サプリメントとして摂取することも一般的です。近年の研究では、魚油に含まれるEPAとDHAが、心臓病、脳卒中、認知症、うつ病、関節炎などの予防や改善に効果があることが示されています。また、魚油には、抗酸化作用や抗炎症作用もあることが知られています。魚油は、健康維持のために積極的に摂取したい食品の一つです。
消化器

知っておきたい!看護師必須の用語『逆流性食道炎』

逆流性食道炎とは、胃食道逆流症(GERD)の一種で、酸性の胃内容物が食道や口腔内に逆流し、胸焼けなどを呈し、内視鏡検査で粘膜障害を認める状態のことです。GERDは、食道と胃の間に位置する下部食道括約筋(LES)が機能不全に陥り、胃の内容物が食道に逆流する状態です。逆流性食道炎は、GERDの中でも、食道の粘膜に炎症やびらんが生じている状態を指します。逆流性食道炎は、胸焼け、呑酸(呑み酸)、胸痛、咳嗽、咽頭痛、嗄声などの症状を引き起こします。また、逆流性食道炎が続くと、食道がんのリスクが高まることも知られています。
呼吸器

気管支肺胞洗浄の基礎知識

気管支肺胞洗浄とは、肺胞の細胞数や種類、肺に関する病気の診断などのために行われる検査である。BAL(Bronchoalveolar Lavage)とも呼ばれる。気管支鏡を肺の奥まで挿入して洗浄液を注入し、肺胞内の細胞や物質を回収する。回収された細胞や物質は、顕微鏡で観察したり、培養したりして検査を行う。気管支肺胞洗浄は、肺がん、肺炎、結核などの診断に有用な検査である。また、肺の炎症やアレルギー反応の程度を評価するためにも使用される。気管支肺胞洗浄は、比較的安全な検査だが、まれに気管支鏡の挿入による気道損傷や出血などの合併症が起こることもある。
呼吸器

看護師に欠かせない!禁煙外来を徹底解説

禁煙外来とは、日本において、禁煙を支援するための専門外来科目です。主な介入は、禁煙指導と薬剤処方です。平成18年度診療報酬の改定により、一定の基準を満たす患者に対する禁煙治療が保険適用となり、それによりニコチン依存症管理料の算定や薬剤の保険適用が認められました。 禁煙外来では、まず、患者さんのニコチン依存症の程度を評価し、それに応じた禁煙治療計画を立てます。禁煙治療計画には、禁煙指導、禁煙補助薬の処方、フォローアップなどが含まれます。 禁煙指導では、禁煙のメリットや禁煙方法について説明し、患者さんが禁煙を成功させるためのサポートを行います。禁煙補助薬には、ニコチンガムやニコチンパッチ、バレニクリン、チャンピックスなどがあります。これらは、ニコチンの渇望や離脱症状を軽減する効果があり、禁煙を成功させるための助けになります。 フォローアップでは、禁煙外来に通院している患者さんの禁煙状況を確認し、必要に応じて禁煙指導や禁煙補助薬の処方を調整します。禁煙外来は、禁煙を成功させたい人にとって、頼りになる施設です。