看護師に必須の用語『ジスキネジア』

看護師の研究家
ジスキネジアという用語を聞いたことがありますか?

看護師になりたい
ジスキネジア?聞き覚えがないです。

看護師の研究家
ジスキネジアとは自分の意志に関係なく身体が動いてしまう不随意運動のことです。パーキンソン病の治療薬や抗精神病薬を長期間服用すると起こることが多いです。

看護師になりたい
なるほど、ジスキネジアは薬の副作用として起こるんですね。勉強になりました。
ジスキネジアとは。
ジスキネジアとは、自分の意思に関係なく身体が動いてしまう不随運動の一種のことです。ジスキネーゼとも呼ばれます。病気の症状として現れたり、薬の副作用として現れたりします。
ジスキネジアは、口周囲や舌(口舌ジスキネジア)、顔、頸部で起こることがあります。舌を突出したり、捻ったり、舌打ちをしたり、舌なめずりをしたりします。咀嚼や開口を繰り返したり、口すぼめをしたり、唇が細かく震えたり、歯を食いしばったり、顔をしかめたり、首が勝手にある方向を向いたりすることもあります。
また、ジスキネジアは四肢や体幹で起こることもあります。指を繰り返し曲げ伸ばししたり、手をねじるような動きをしたり、立ったり座ったりなどの動作を繰り返したり、足や膝がくねくね動いてじっとしていられなかったりすることもあります。
ジスキネジアの症状は、軽いものであれば放置しても構いませんが、激しい動きが長時間続くと体は疲労し、症状を抑えようとすればするほど悪化する傾向があります。痛みを伴ったり、日常生活に大きな支障をきたす場合は、適切な治療や対処が必要になります。
ジスキネジアを引き起こす要因としては、パーキンソン病の治療薬や抗精神病薬などが考えられます。パーキンソン病の治療薬として使用される「L-ドパ(レボドパ)」などを長期間服用すると、脳が薬に敏感に反応し、薬が効き過ぎてジスキネジアの症状が現れることがよくあります。
また、抗精神病薬によって引き起こされるジスキネジアの症状は、ゆっくり、あるいは遅れて発症することが多いため、遅発性ジスキネジアと呼ばれます。
ジスキネジアの症状

-ジスキネジアの症状-
ジスキネジアは、自分の意志に関係なく身体が動いてしまう不随意運動の一種です。ジスキネジーともいいます。疾患の一症状として表れることもあれば、投薬の副作用として表れることもあります。
ジスキネジアの症状は、身体のどの部位に現れるかによって異なります。口周囲・舌(口舌ジスキネジア)、顔、頸部で起きる動きの例としては、舌の突出、捻転、舌打ち、舌なめずり、咀嚼、開口などの反復、口すぼめ、口唇振戦(唇の細かな震え)、歯を食いしばる、顔をしかめる、首が勝手に片側を向くなどがあります。
四肢、体幹で起こる動きの例としては、指を繰り返し曲げ伸ばしする、手をねじるような動きをする、立ったり座ったりなど同じ動きを繰り返さす、足や膝がくねくね動いてじっとしていられないなどがあります。
ジスキネジアの症状は、気にならない程度の動きであれば放置して構いませんが、激しい動きが長時間続くと体は疲労し、動きを抑えようとすればするほど悪化する傾向にあります。痛みを伴ったりと、日常生活にも大きな支障をきたすものは、適切な治療・対処が必要となります。
ジスキネジアの原因

ジスキネジアにはさまざまな原因があります。最も多い原因の一つは、パーキンソン病の治療薬であるL-ドパ(レボドパ)などのドーパミン補充薬を長期間服用することです。L-ドパは脳内のドーパミンを増やし、パーキンソン病の症状を改善する効果がありますが、長期間服用していると、脳がL-ドパに敏感に反応するようになり、過剰なドーパミンがジスキネジアの症状を引き起こすことがあります。
また、抗精神病薬もジスキネジアを引き起こすことがあります。抗精神病薬は、統合失調症や双極性障害などの精神疾患の治療に使用される薬ですが、服用を始めてから数日から数週間後にジスキネジアの症状が現れることがあります。抗精神病薬によるジスキネジアは、通常は薬を中止すると症状が消失しますが、場合によっては薬を中止しても症状が持続することがあります。
ジスキネジアを引き起こす可能性のある他の原因としては、以下のようなものがあります。
* 脳卒中
* 脳腫瘍
* 脳炎
* 髄膜炎
* 薬物乱用
* 遺伝
ジスキネジアの症状は、軽度のものから重度のものまでさまざまです。軽度のジスキネジアは、顔や手足にわずかな筋肉の震えや不随意運動がみられる程度ですが、重度のジスキネジアになると、歩行や食事などの日常生活に支障をきたすこともあります。
ジスキネジアの治療方法

-ジスキネジアの治療方法-
ジスキネジアは、薬の副作用として起こる場合と、疾患の症状として起こる場合があります。治療法は、原因によって異なります。薬の副作用として起こっている場合は、薬を減量または中止することで症状が改善することがあります。疾患の症状として起こっている場合は、その疾患の治療を行うことで症状が改善することがあります。
ジスキネジアの治療には、薬物療法、外科療法、その他の治療法があります。薬物療法は、ジスキネジアの症状を軽減するために使用されます。外科療法は、ジスキネジアの原因となっている病変を治療するために使用されます。その他の治療法としては、運動療法、理学療法、作業療法などがあります。
ジスキネジアの治療は、症状の程度や原因によって異なります。そのため、治療法は医師と相談して決めることが大切です。
