内分泌・代謝・栄養

看護師が知っておくべき!腫瘍マーカーってなに?

腫瘍マーカーとは、主に悪性腫瘍(がん)が存在している時に血液の中に産生される物質のことです。腫瘍マーカーは、がん細胞から分泌されたり、がん細胞が正常細胞を破壊した際に放出されたりして、血液中に出現します。腫瘍マーカーを測定することで、が んの早期発見や診断、経過観察、治療効果の判定などに役立てることができます。 腫瘍マーカーは、がんの種類によって産生される物質が異なるため、がんの種類を特定するためにも使用されます。例えば、肺がんの場合はCEA(癌胎児性抗原)、大腸がんの場合はCEAとCA19-9(炭水化物抗原19-9)、乳がんの場合はCA15-3(癌抗原15-3)、前立腺がんの場合はPSA(前立腺特異抗原)などが腫瘍マーカーとして使用されます。 腫瘍マーカーの測定は、血液検査で行われます。採血をして、血液中の腫瘍マーカーの濃度を測定します。腫瘍マーカーの濃度が正常範囲を超えている場合は、がんの存在が疑われます。ただし、腫瘍マーカーの濃度が正常範囲内であっても、がんが存在しないとは言い切れません。腫瘍マーカーは、がんの早期発見に役立ちますが、がんの診断を確定するためには、組織検査や画像検査などの他の検査も必要です。
医療機器・設備・器具

車いす:障害者や介護が必要な人のための乗り物

車いすとは、障害者や介護が必要な人が、自助または介助により日常生活を支援するための乗り物である。歩行に障害がある人の生活の質を向上させるために使われる。 車いすには、大きく分けて手動と電動の種類がある。手動は、自分で車いすを動かすもので、電動は、モーターで車いすを動かすものである。また、自走用車いすは、利用する本人の力などを利用して動かす車いすで、介助用車いすは、主に介助者が後ろから動かす車いすである。 車いすには、一般的な車いすのほかに、片麻痺者用車いす、リクライニング型車いす、起立機能付き車いす、スポーツ用車いすなどがあり、使用する方の状態や利用目的に応じて、様々な車いすが開発されている。
消化器

看護師に必須!経皮経肝的胆嚢ドレナージ

経皮経肝的胆嚢ドレナージ(PTGBD)とは、右肋間の皮膚と肝臓を介して胆嚢に細い管を入れ、溜まっている胆汁を体外に排出する治療のことである。急性胆嚢炎や閉塞性黄疸の治療として採用される。 PTGBDは、胆嚢の機能が低下して胆汁が排出されなくなった場合に行われる。胆汁が排出されないと、胆汁が胆嚢に溜まって胆嚢炎や閉塞性黄疸を引き起こす。PTGBDは、胆汁を排出することでこれらの症状を改善することができる。 PTGBDは、局所麻酔下で行われる。右肋間に小さな切開を入れ、そこから肝臓を介して胆嚢に細い管を入れる。この管を通して胆汁を体外に排出する。PTGBDは、通常数日から数週間行われる。 PTGBDは、一般的に安全な治療法である。しかし、まれに合併症が起こる可能性がある。合併症としては、出血、感染症、胆管損傷などがある。
検査・診断

看護師に必須の用語『IgG』の意味と役割

-IgGとは何か?- IgG(Immunoglobulin G)とは、血清中の総免疫グロブリン量の約75-85%を占める、最も多い免疫グロブリンのクラスです。IgGは、B細胞で産生され、細菌やウイルスなどの感染防御に中心的な役割を果たしています。IgGは、感染防御の第一線に立って、細菌やウイルスの侵入を阻止し、感染を初期の段階で阻止します。 IgGは、その構造や機能から、IgG1、IgG2、IgG3、IgG4の4つのサブクラスに分類されます。IgG1は、IgGの中で最も多く産生されるサブクラスであり、細菌やウイルスに対する感染防御に最も重要な役割を果たしています。IgG2は、グラム陰性菌に対する感染防御に特化しており、グラム陰性菌による感染症の治療に用いられます。IgG3は、ウイルスや細菌に対する感染防御に特化しており、ウイルス感染症や細菌感染症の治療に用いられます。IgG4は、アレルギー反応に関与しており、アレルギー性疾患の治療に用いられます。
感染

看護師が知っておくべき『バラシクロビル』

バラシクロビルの作用機序と効果 バラシクロビルは、ヘルペスウイルスのDNAポリメラーゼを阻害することで、ウイルスの増殖を抑制します。ヘルペスウイルスは、ヒトヘルペスウイルス1型(HSV-1)とヒトヘルペスウイルス2型(HSV-2)の2つのタイプがあり、口唇ヘルペス、性器ヘルペス、水痘、帯状疱疹などの疾患を引き起こします。バラシクロビルは、これらの疾患の治療に効果的です。 バラシクロビルは、ウイルスの増殖を抑制することで、症状の改善を早め、疾患の重症化を防ぎます。口唇ヘルペスでは、発症後24時間以内にバラシクロビルを服用すると、症状の改善が早まり、治癒までの期間が短縮します。性器ヘルペスでは、バラシクロビルを継続的に服用することで、発作の頻度や重症度を軽減することができます。水痘・帯状疱疹では、バラシクロビルを早期に服用することで、発疹の拡大や痛みを軽減することができます。 バラシクロビルは、一般的に忍容性が良好で、副作用は軽度なことが多いです。最も一般的な副作用は、頭痛、吐き気、下痢などです。バラシクロビルは、腎機能障害のある患者では慎重に投与する必要があります。
呼吸器

看護師必須の用語『ゴロ音』とは

ゴロ音とは、貯痰音が発生することによって生じる音のことである。貯痰音とは、呼吸によって気管に入ってきた異物や粘膜から分泌される粘液が排出されずに留まることによって生じるものである。ゴロ音は、咽頭ゴロ音やガラガラ音とも呼ばれる。 ゴロ音は、気道に異物や粘液が貯留することで、気流が乱れて発生する。ゴロ音は、その音によって、気管支炎、肺炎、肺水腫などの呼吸器疾患の診断に役立てることができる。また、ゴロ音が聴取される部位によって、気道のどの部位に異物や粘液が貯留しているのかを推測することができる。 ゴロ音を聴取する際には、聴診器を患者の胸壁に当てて、呼吸音や心音などの他の音を聞き分けることが重要である。ゴロ音は、呼吸音や心音よりも低い音であることが多いため、注意深く聴く必要がある。 ゴロ音が聴取された場合は、気道の異物や粘液を除去するために、去痰薬や気管支拡張薬などの薬剤を投与することがある。また、ゴロ音が重症の場合は、気管支鏡検査や気管切開術などの外科的治療が必要となる場合もある。
腎・泌尿器

知っておきたい!看護師に必須の用語「フロセミド」

フロセミドとは、強力な利尿薬であり、ループ利尿薬に分類される医薬品です。主成分は「フロセミド」であり、分子式は「C12H11ClN2O5S」です。水溶性に優れており、静脈注射、筋肉注射、経口投与のいずれでも投与することができます。フロセミドは、体内の余分な水分を尿として排出させることで、利尿作用を示します。この作用により、高血圧、心臓病、肝臓病、腎臓病などの様々な疾患の治療に使用されています。また、浮腫や水腫の治療にも使用されます。
消化器

看護師に必須の用語:腸洗浄

腸洗浄とは、肛門および直腸を経由してぬるま湯や薬液を注入し、大腸内に溜まった残留物(便)の洗浄を行うことである。洗腸、灌注排便法ともいう。腸洗浄は、便秘、下痢、大腸炎、大腸がんの手術前など、様々な状況で行われる。腸洗浄によって、大腸内の残留物を洗浄し、大腸を清潔にすることで、症状の改善や手術の安全性を高めることができる。 腸洗浄は、医療機関で行われることが多いが、自宅で行うことも可能である。自宅で腸洗浄を行う場合は、医師や看護師の指導に従うことが重要である。腸洗浄には、様々な方法があるが、最も一般的な方法は、浣腸である。浣腸は、肛門に専用の器具を挿入し、ぬるま湯や薬液を注入する方法である。浣腸は、ドラッグストアなどで市販されている。 腸洗浄は、一時的に症状を改善することができるが、根本的な治療法ではない。便秘や下痢が続く場合は、医師に相談することが重要である。
検査・診断

看護師の友!胃粘膜とは

胃と粘膜は密接に関連しており、胃の正常な機能を維持するために不可欠です。粘膜は胃の内側を覆う薄い組織層であり、胃液から保護する役割を果たしています。胃液は非常に酸性が強く、粘膜がなければ胃壁を損傷してしまいます。 粘膜はまた、胃酸を分泌する役割も担っています。胃酸は食物を分解し、殺菌作用も持っています。粘膜が正常に機能していなければ、胃酸の分泌が低下して消化不良や胃炎を引き起こすことがあります。 さらに、粘膜は胃の運動を調節する役割も担っています。胃は蠕動運動と呼ばれる運動をして、食物を消化・吸収しています。粘膜が正常に機能していなければ、蠕動運動が低下して胃もたれや嘔吐を引き起こすことがあります。 このように、胃と粘膜は密接に関連しており、胃の正常な機能を維持するために不可欠です。粘膜が損傷すると、胃の機能が低下してさまざまな症状を引き起こすことがあります。
血液・造血

看護師が知っておくべき用語『SVRI』

SVRI(えすぶいあーるあい、systemic vascular resistance index)とは、全末梢血管抵抗係数、体血管抵抗係数のことであり、末梢血管抵抗と体血管抵抗を組み合わせた指標です。全身の血管抵抗を測る指標であり、その値は、全末梢血管抵抗係数(全末梢血管抵抗×平均血圧/心拍出量)と体血管抵抗係数(体血管抵抗×平均血圧/心拍出量)の平均値です。SVRIは、末梢血管抵抗の増加や体血管抵抗の増加によって上昇します。末梢血管抵抗の増加は、交感神経の興奮や末梢血管の収縮によって起こります。体血管抵抗の増加は、動脈硬化や血管狭窄によって起こります。SVRIは、心不全やショックなどの循環器疾患の重症度を評価する指標として使用されています。
眼科

看護師が知っておきたい視力検査の基礎知識

視覚検査とは、眼の機能を評価する検査のことです。視力検査、視野検査、眼圧検査、眼底検査などが含まれます。視力検査は、ランドルト環という記号を用いて行う検査で、眼の解像力を測定します。視野検査は、視界の範囲を測定する検査で、視野狭窄などの異常を検出することができます。眼圧検査は、眼の圧力を測定する検査で、緑内障などの異常を検出することができます。眼底検査は、眼底を直接観察する検査で、網膜や視神経の状態を評価することができます。視覚検査は、定期的に受けることで、眼の異常を早期に発見し、治療につなげることができます。
消化器

胆管細胞がんを徹底解説!

胆管細胞がん(胆管細胞がん(たんかんさいぼうがん、malignant cholangiocarcinoma)とは、肝臓内にある胆管上皮細胞に生じたがんである。原発性肝がんの一つである。肝内胆管がんともいう。)は、胆管系の悪性腫瘍の一つであり、胆管細胞から発生する。胆管細胞がんは、肝臓内で発生するがんであり、原発性肝がんの一つである。胆管細胞がんは、胆汁を生成する胆管細胞から発生するがんである。胆汁は、肝臓で生成され、胆管を通って胆嚢に運ばれる。胆嚢は、胆汁を一時的に貯蔵する臓器である。胆汁は、脂肪の消化を助ける役割を果たしている。胆管細胞がんは、胆管のどの部分でも発生することがあるが、最も多く発生する部位は、肝臓内にある胆管である。胆管細胞がんの症状は、初期の段階ではほとんど見られないが、進行すると、黄疸、腹痛、体重減少、疲労などの症状が現れる。胆管細胞がんは、胆管のどの部分でも発生することがあるが、最も多く発生する部位は肝内胆管である。
脳・神経

看護師に必須の用語『ドーパミン』

ドーパミンは、脳内で情報を伝達する役割を担う神経伝達物質です。別名ドパミンとも呼ばれています。ドーパミンは、脳の様々な部位に存在しており、運動、気分、報酬、学習、記憶などに関与しています。 ドーパミンは、チロシンというアミノ酸から生成されます。チロシンは、食事から摂取したタンパク質が分解された際に生成されるアミノ酸です。ドーパミンは、チロシンが酵素によって変換されることで生成されます。 ドーパミンは、脳の様々な部位に存在しており、それぞれ異なる働きをしています。例えば、運動に関与するドーパミンは、大脳基底核に存在しています。気分に関与するドーパミンは、辺縁系に存在しています。報酬に関与するドーパミンは、中脳辺縁系に存在しています。学習に関与するドーパミンは、前頭葉に存在しています。記憶に関与するドーパミンは、海馬に存在しています。 ドーパミンは、脳の様々な働きに関与する重要な神経伝達物質です。ドーパミンの異常は、様々な精神疾患や神経疾患の発症に関与すると考えられています。
呼吸器

看護師のための無気肺完全ガイド

無気肺とは、肺組織が虚脱し肺の中の空気が減少した状態のことです。アテレクとも呼ばれ、文字通り「肺の虚脱」を意味します。無気肺は、肺の気道が閉塞したり、肺組織が圧迫されたりすることが原因で起こります。 気道が閉塞する原因としては、粘液や異物による閉塞、腫瘍による閉塞、気管支炎や肺炎などの感染症による閉塞などがあります。肺組織が圧迫される原因としては、胸水や血胸、腫瘍、気胸などがあります。 無気肺は、肺活量の低下、呼吸困難、咳、胸痛などの症状を引き起こします。症状の程度は、無気肺の大きさや場所によって異なります。小さな無気肺は、症状が現れないこともあります。大きな無気肺は、呼吸困難や胸痛などの重篤な症状を引き起こすことがあります。 無気肺は、胸部レントゲン検査やCT検査で診断されます。治療法は、無気肺の原因によって異なります。気道閉塞が原因の場合は、気道を開通させるための処置が行われます。肺組織が圧迫されている場合は、圧迫を取り除くための処置が行われます。
その他

看護師に不可欠!再生医療の基礎知識

再生医療とは、傷病で失われた臓器や組織の再建、修復、形成を目的とした治療法全般のことを指します。従来は移植(臓器、組織、細胞)を含む概念でしたが、近年は分化能を有する細胞から必要な組織や臓器を作り出し、喪失した機能を回復させる方法を指すようになりました。動物の細胞は1つの受精卵からあらゆる組織へ分化する能力を持っていますが、細胞分裂を繰り返すうちに色々な組織へ分化する能力を失い、一定の組織にだけなる性質の体細胞になります。その点に着目して、当初はあらゆる分化能を有するES細胞(胚性幹細胞)を用いた再生医療の研究が進みました。
血液・造血

看護師必見!顆粒球とは何か?

顆粒球とは、白血球のうち骨髄系の細胞の一つであり、細胞質内に豊富な顆粒(殺菌作用のある成分)を有することを特徴とする。顆粒球は好中球、好酸球、好塩基球の3種類に分類される。 顆粒球は、骨髄で産生され、血液中を循環して全身の組織や臓器に分布する。顆粒球の主な役割は、細菌やウイルスなどの感染症の原因となる異物を貪食して殺菌することである。また、顆粒球は炎症反応にも関与しており、炎症部位に集まって炎症物質を放出する。 顆粒球の3種類である好中球、好酸球、好塩基球は、それぞれ異なる機能を持っている。好中球は、顆粒球の中で最も数多く存在しており、細菌やウイルスなどの感染症の原因となる異物を貪食して殺菌する役割を担っている。好酸球は、寄生虫やアレルギー反応に関与しており、寄生虫を殺したり、アレルギー反応を抑えたりする役割を担っている。好塩基球は、アレルギー反応や炎症反応に関与しており、ヒスタミンやヘパリンなどの炎症性物質を放出する役割を担っている。
消化器

看護士に必要不可欠な用語『ビタミンB12』

ビタミンB12は、健康に不可欠な栄養素です。赤血球や神経細胞の生成、DNAの生成を助ける役割があります。また、エネルギーの産生にも関与しています。ビタミンB12は、肝臓や筋肉に大量に貯蔵されており、通常は食事から摂取する量で十分です。しかし、ベジタリアンやヴィーガン、高齢者、胃腸障害のある人は、ビタミンB12が不足する可能性があります。ビタミンB12が不足すると、貧血、神経障害、認知症などの症状が現れることがあります。ビタミンB12を多く含む食品には、レバー、サンマ、牛肉、豚肉、鶏肉、魚介類、乳製品、卵などがあります。また、ビタミンB12を強化した食品もあります。
検査・診断

看護師に必須!知っておきたい異型度

異型度の分類 異型度は、腫瘍細胞に対して用いられる用語で、正常細胞とどれだけ形が異なっているかの度合いのことを指します。正常細胞との形態の違いは異型性と呼ばれる。 異型度は、0から4までの5段階に分類されます。0は正常細胞とほとんど同じ形態で、4は最も異型度の高い腫瘍細胞です。 異型度の分類は、腫瘍の悪性度を判断する上で重要な指標となります。異型度が高いほど、腫瘍の悪性度が高い傾向にあります。 异型度の分類は以下の通りである。 - -異型度0- 正常細胞とほとんど同じ形態です。 - -異型度1- 正常細胞とは若干異なりますが、異型性は軽度です。 - -異型度2- 異型性は中等度で、腫瘍細胞の形や大きさが正常細胞とは明らかに異なります。 - -異型度3- 異型性は高度で、腫瘍細胞の形や大きさが正常細胞とは大幅に異なります。 - -異型度4- 異型性は非常に高度で、腫瘍細胞の形や大きさが正常細胞とはほとんど似ていません。
血液・造血

看護師必見!ビスホスホネートの基礎知識

ビスホスホネートとは? ビスホスホネートとは、骨粗鬆症や悪性腫瘍による高カルシウム血症や多発性骨髄腫、固形癌骨転移による骨病変の治療として用いられる薬剤です。骨粗鬆症は、骨の密度が低下して骨折しやすくなる病気です。悪性腫瘍による高カルシウム血症は、悪性腫瘍が骨を破壊してカルシウムが血液中に溶け出してくる病気です。多発性骨髄腫は、骨髄腫細胞が骨を破壊する病気です。固形癌骨転移による骨病変は、固形癌が骨に転移して骨を破壊する病気です。ビスホスホネートは、骨の破壊を防ぎ、骨密度を上昇させることで骨折のリスクを低下させます。また、カルシウムが血液中から骨に沈着するのを促進することで、高カルシウム血症を改善します。また、ビスホスホネートは悪性腫瘍細胞の増殖を抑制し、骨病変を改善する効果もあります。
脳・神経

看護師必見!錐体外路の基礎知識

錐体外路とは、人間の運動機能を制御する神経系のネットワークの一部です。錐体路とは別の経路で、錐体外路中枢、大脳基底核、視床腹部、脳幹が含まれます。錐体外路は、姿勢や運動に対する指令を骨格筋に伝え、筋緊張や筋群の協調運動を反射的かつ不随意的に行う働きをしています。 錐体外路に障害が生じると、錐体外路症候群と呼ばれる症状が現れます。錐体外路症候群の主な症状は、振戦、筋硬直、動作緩慢、歩行障害などです。パーキンソン病は、錐体外路症候群を呈する代表的な疾患です。
その他

ワイセとは?看護師に必須の用語を解説

ワイセとは、白血球のことである。白血球を意味するドイツ語、Weissen Blutkörperchenに由来している。白血球は、人間の血液中に存在する細胞で、細菌やウイルスなどの異物を攻撃して排除する役割を担っている。白血球には、好中球、好酸球、好塩基球、リンパ球、単球の5種類があり、それぞれが異なる役割を担っている。 好中球は、白血球の中で最も多く存在する細胞で、細菌やウイルスを貪食して消化する役割を担っている。好酸球は、寄生虫やアレルギーの原因となる物質を攻撃する役割を担っている。好塩基球は、アレルギー反応や炎症反応に関与している。リンパ球は、細菌やウイルスを攻撃する抗体を産生する役割を担っている。単球は、細菌やウイルスを貪食して消化する役割を担っている。 白血球は、人間の健康に重要な役割を果たしている細胞である。白血球が減少すると、細菌やウイルスなどの異物に対する抵抗力が低下し、感染症にかかりやすくなる。逆に、白血球が増加すると、細菌やウイルスなどの異物を攻撃して排除する働きが強くなり、感染症にかかりにくくなる。
血液・造血

看護師必須の用語「血小板」

血小板とは、止血の役割をもつ血球である。骨髄中の巨核球により産生される核を持たない微小な細胞で、血管が損傷した部位で凝集することにより血栓を形成する。通常約10日間血液中を循環したあとに主に脾臓で処理される。 血小板の産生はトロンボポエチン(TPO)により促進される。巨核球の産生が低下する急性白血病やトロンボポエチン産生が低下する肝硬変では血小板数が低下する。 血小板は、止血の役割を担う重要な血球である。血管が損傷した際に、血小板が凝集して血栓を形成し、出血を止める。血小板の数が低下すると、止血機能が低下して出血傾向が生じる。
アレルギー・膠原病

看護師に必須の用語『ハプテン』について

ハプテンとは、抗体と結合するが、分子量が小さいために単独では抗体産生を惹起する活性を示さない物質のことです。不完全抗原とも呼ばれます。ハプテンは、タンパク質、炭水化物、脂質など、様々な分子に存在します。ハプテンは、単独では抗体を産生する力が弱いため、キャリアタンパク質に結合して抗原になります。キャリアタンパク質は、抗体を産生する力を強める役割を果たします。ハプテンは、薬物、食品、化粧品など、様々な物質に含まれており、アレルギーや自己免疫疾患などの原因となることがあります。
循環器

【マルファン症候群】看護師が知っておきたい基礎知識

マルファン症候群とは、結合組織の障害により種々の症状を呈する先天性の遺伝疾患である。遺伝子変異によってコラーゲンの異常が生じ、心臓、血管、肺、眼などの臓器に様々な症状が現れる。マルファン症候群の有病率は1万人あたり3~5人とされ、男性と女性で同じ頻度で発症する。この症候群は、1896年にフランスの医師アントナン・マルファンによって初めて報告された。 マルファン症候群の主な症状としては、次のようなものがある。 * 心臓弁膜症(大動脈弁閉鎖不全症、僧帽弁閉鎖不全症など) * 大動脈瘤 * 大動脈解離 * 肺気腫 * 自然気胸 * 水晶体脱臼 * 網膜剥離 * 緑内障 * 脊椎側弯症 * 胸郭変形(鶏胸、漏斗胸など) * 手足の指が長い(クモ指、クモつま先) * 関節の過可動性 * 筋肉の低緊張 * 体格が細く、身長が高い マルファン症候群の治療は、症状に合わせて行われる。心臓弁膜症や大動脈瘤などの合併症がある場合は、手術が必要となることもある。また、肺気腫や自然気胸などの呼吸器系の合併症がある場合は、薬物治療やリハビリテーションが行われる。マルファン症候群は、適切な治療を行うことで、寿命を延ばすことができる。