感染

看護師のための感染管理用語集

感染症看護専門看護師は、2006年から認定が始まった看護師の資格です。施設や地域における個人や集団の感染予防と発生時の適切な対策に従事するとともに、感染症の患者に対して水準の高い看護を提供するためのスペシャリストです。感染症看護専門看護師は、感染症の予防と治療に関する専門知識を持ち、感染症患者のケアや感染症の予防対策の実施などを行います。また、感染症に関する情報を提供し、感染症の予防と早期発見を促す活動も行います。2018年6月現在、54人の感染症看護専門看護師が認定されています。
脳・神経

看護師必須!睫毛(しょうもう)反射とは?

睫毛反射とは、まつ毛に触れた際に、まぶたを閉じてまばたきをする反射のことです。この反射は、眼の保護と洗浄に重要な役割を果たしています。睫毛反射は、中枢神経系が正常に機能していることを示す重要な指標の1つです。中枢神経障害や死亡時には、睫毛反射は消失します。 睫毛反射は、眼窩上神経と顔面神経によって制御されています。眼窩上神経は、上まぶたの感覚を支配しており、顔面神経は、顔の筋肉を支配しています。まつ毛に触れると、眼窩上神経が刺激され、顔面神経に信号が送られます。顔面神経は、上まぶたの筋肉を収縮させ、まばたきを行います。 睫毛反射は、生後数か月で発達し、生涯続きます。睫毛反射は、眼の保護と洗浄に重要な役割を果たしています。睫毛に触れると、まばたきをして、眼の表面から異物を除去することができます。また、まばたきをすることで、涙液が眼の表面に広がり、眼を潤すことができます。 睫毛反射は、中枢神経系が正常に機能していることを示す重要な指標の1つです。中枢神経障害や死亡時には、睫毛反射は消失します。そのため、睫毛反射は、昏睡患者の状態を評価する際に、重要な検査項目の1つとなっています。
アレルギー・膠原病

知っておくべきCXCケモカインとは

CXCケモカインは、ケモカインサブファミリーの1つである。ケモカインは、白血球やその他の免疫系細胞が特定の部位に移動するのを助けるタンパク質の一種である。CXCケモカインは、アミノ酸システインとロイシンが隣り合って位置するプロテオグリカンモチーフによって特徴づけられる。 CXCケモカインには、炎症性疾患、がん、エイズなどの様々な疾患に関与するものがある。例えば、インターロイキン-8(IL-8)は、好中球を感染部位に誘導する役割を持つCXCケモカインである。グロースレギュレーテッドオングコプロテイン(GRO)は、癌細胞の増殖や侵襲に関与するCXCケモカインである。 CXCケモカインは、薬剤の標的として研究されている。例えば、リマチス性関節炎の治療薬としてメトトレキサートが使用されている。メトトレキサートは、CXCケモカインの産生を阻害することで、関節の炎症を軽減する。 CXCケモカインは、免疫系に重要な役割を果たすタンパク質である。CXCケモカインは、炎症性疾患、がん、エイズなどの様々な疾患に関与しており、薬剤の標的として研究されている。
腎・泌尿器

オストミーとは?看護師が知っておくべきこと

オストミーとは、人工肛門造設術のことです。英語のconstruction of artificial anus colostomyに由来しており、英語で膀胱瘻造設術はcystostomyであることから、人工肛門、人工膀胱を指すこともあり、人工肛門、人工膀胱を設置した人はオストメイトといいます。オストミーは、大腸がん、直腸がん、クローン病、潰瘍性大腸炎などの病気により、腸の一部を切除したり、腸の働きを止めたりする必要がある場合に行われます。オストミーを行うことで、排泄物を体外に出すことができるようになります。オストミーには、回腸ストーマ、結腸ストーマ、直腸ストーマの3種類があり、それぞれ造設する場所が異なります。オストミーは、患者さんのQOL(生活の質)を向上させるために有効な治療法です。
眼科

屈折矯正手術とは?目が良くなる手術について

屈折矯正手術とは、目の屈折異常を矯正するために行われる手術のことである。近視、遠視、乱視などの屈折異常を、角膜を切開して形状を変化させることで矯正する。屈折矯正手術には、レーシック、PRK、ICLなどの種類があり、それぞれに特徴がある。 レーシックは、角膜の表面を切開して、エキシマレーザーで角膜の形状を変化させる手術である。PRKは、角膜の表面を削って、エキシマレーザーで角膜の形状を変化させる手術である。ICLは、角膜を切開せずに、人工レンズを眼内に挿入する手術である。 屈折矯正手術は、眼鏡やコンタクトレンズを使用せずに、クリアな視界を得ることができるというメリットがある。しかし、手術には感染や角膜の損傷などのリスクもある。屈折矯正手術を受けたい場合は、医師とよく相談して、手術を受けるかどうかを決める必要がある。
産婦人科

看護師必見!更年期の知識を深めよう

更年期とは、閉経前後の5年間のことをいいます。女性の閉経の平均年齢は50歳前後といわれており、40代から徐々に女性ホルモンの分泌が低下します。このホルモンバランスの異常によって起こるさまざまな症状を、更年期障害(卵巣欠落症状)といいます。 更年期は、女性の心と体に大きな変化が起こる時期です。ホルモンの分泌が低下することで、月経が不順になり、やがて閉経を迎えます。閉経後は、妊娠する能力がなくなります。また、更年期には、ほてり、のぼせ、発汗、動悸、息切れ、めまい、頭痛、疲労感、不眠、イライラ、不安、うつ状態などの症状が現れることがあります。 更年期障害は、日常生活に支障をきたすほどの症状が出た場合に治療が必要になります。治療法としては、ホルモン補充療法、漢方薬、抗うつ薬などがあります。また、規則正しい生活を送る、バランスのとれた食事を摂る、適度な運動をする、ストレスを溜めないなどの生活習慣の改善も大切です。
産婦人科

看護師に必須の用語:ダウン症とは?

ダウン症とは、特徴的な顔貌、多発奇形、中等度から重度の精神発達遅滞を特徴とする染色体異常症候群です。21番染色体が1本過剰に存在する(トリソミー)ことが原因で、これは親の配偶子が減数分裂をする過程で不分離が起こることによるものです。発症頻度は妊婦年齢に依存し、1970年代には1000人に1人とされていましたが、近年高齢出産の増加により発生頻度も増加傾向にあります。 ダウン症は、染色体の異常によって引き起こされる疾患です。染色体は、遺伝情報を保存する細胞の構造であり、通常、人は46本の染色体を持っています。ダウン症では、21番染色体が1本過剰に存在するため、合計47本の染色体を持っています。この染色体の異常が、ダウン症の特徴的な顔貌、多発奇形、精神発達遅滞などの症状を引き起こします。 ダウン症は、出生前診断や出生後の検査によって診断されます。出生前診断では、母親の血液や羊水を検査して、ダウン症の疑いがあるかどうかを調べます。出生後の検査では、染色体検査や身体検査を行って、ダウン症かどうかを確定診断します。 ダウン症の治療法はありませんが、早期に支援や療育を行うことで、症状を軽減し、生活の質を向上させることができます。支援や療育には、特別支援学校や特別支援学級への就学、言語訓練、理学療法、作業療法などがあります。
整形外科

看護師に必須の用語『外反母趾』とは?

外反母趾とは、母趾が小趾側(身体の外側)に向かって曲がっている状態(外反している状態)のことである。これは、足の中央にある第1中足骨が内側に曲がったり、母趾が外側に引っ張られたりすることで起こる。外反母趾は、痛み、腫れ、炎症を引き起こすことがあり、歩くのが困難になることもある。外反母趾は、遺伝、靴の履き方、足の形など、さまざまな要因によって起こる。外反母趾を予防するには、適切な靴を履いたり、足に負担をかけない歩き方をしたりすることが大切である。外反母趾の治療には、保存療法と手術療法がある。保存療法には、装具の装着、薬物療法、運動療法などがある。手術療法には、外反母趾を矯正する手術や、母趾を切除する手術などがある。
その他

看護師必見!「ラウンド」とは?

ラウンドとは、病棟や病室内の見回りを意味する業界用語である。看護師が行う場合に使うのが一般的だが、医師の回診を「ラウンド」と呼ぶ施設もある。 ラウンドを行う目的は、患者の状態を確認し、必要なケアを提供することである。看護師は、ラウンド時に患者のバイタルサインや意識レベルをチェックし、患者の訴えを聴取する。また、患者の服薬状況や食事摂取状況を確認し、必要に応じてケアを調整する。 ラウンドは、患者の状態を把握し、適切なケアを提供するために重要な業務である。看護師は、ラウンド時によく患者の状態を観察し、必要なケアを的確に提供できるように努める必要がある。
腎・泌尿器

看護師が知っておきたい「抗利尿ホルモン」とは?

抗利尿ホルモン(ADH)は、利尿を妨げる働きをもつホルモンです。バソプレッシン(Vasopressin)とも呼ばれます。脳下垂体から分泌され、血管を収縮させて血圧を上げる効果があります。 ADHは、体内の水分量を調節する働きをしています。体内の水分量が不足すると、ADHの分泌が増加して尿の量を減らし、体内の水分量を維持しようとします。逆に、体内の水分量が多すぎると、ADHの分泌が減少して尿の量を増やし、体内の水分量を排出します。 ADHは、血圧を調節する働きもしています。血管を収縮させて血圧を上げることで、血圧を維持しています。 ADHは、体内の水分量と血圧を調節する重要なホルモンです。ADHの分泌異常は、脱水症や高血圧などの疾患を引き起こす可能性があります。
皮膚科

看護師に必須!光接触皮膚炎を理解しよう

光接触皮膚炎とは、特定の化学物質と紫外線が反応して、皮膚に現れるアレルギー反応のことです。光毒性と光アレルギー(感作)性の大きく2つに分類されます。光毒性は、ソラレン、アントラセン、タールのほか、イチジク、モクレンなどの植物由来物質の光毒性によって生じます。光線照射後、すぐに生じる蕁麻疹や灼熱感などの症状と、数時間から数日後に生じる日光皮膚炎様反応とがあります。一方、光アレルギー(感作)性は、サルファ剤、クロルプロマジンなどの薬剤やハロゲン化フェノールなどの殺虫防止剤などがあります。掻痒感が強く湿疹の症状が見られます。
検査・診断

看護師が知っておきたい『赤血球沈降速度』

赤血球沈降速度とは、血液検査の一種です。採血した血液を一定時間放置することで、赤血球が沈殿する速度を測定します。赤血球沈降速度は、赤血球の大きさや形状、赤血球と血漿の粘度、血漿中のタンパク質濃度などによって影響を受けます。 赤血球沈降速度は、感染症、炎症、関節炎、自己免疫疾患、悪性腫瘍などの様々な疾患で上昇することがあります。また、妊娠中や出産後、月経前、激しい運動後にも上昇することがあります。 赤血球沈降速度は、疾患を診断するための補助的な検査として使用されます。赤血球沈降速度の上昇が見られた場合は、さらに詳細な検査を行う必要があります。
組織・制度

看護師に必須の用語『心理的デブリーフィング』とは

心理的デブリーフィングとは、トラウマとなる経験をした人々のストレスを緩和する目的で行われる対処方法のことである。トラウマとなった体験の詳細やそのときの感情を語ってもらい、医療者は共感的に聴取していくことで、ストレスの緩和を目指していく。 心理的デブリーフィングは、1980年代にアメリカの精神科医であるジェフリー・ミッチェルによって提唱された。ミッチェルは、トラウマを経験した消防士や警察官を対象とした研究を行い、心理的デブリーフィングがストレスの軽減に効果的であることを発見した。その後、心理的デブリーフィングは、災害や事故の被災者、戦争やテロの被害者など、さまざまなトラウマを経験した人々を対象に行われるようになった。 心理的デブリーフィングは、通常、グループで行われる。グループは、トラウマを経験した人々で構成され、医療者やカウンセラーがファシリテーターを務める。グループでは、参加者一人ひとりがトラウマとなった体験を語り、他の参加者はそれを聴きながら共感する。医療者やカウンセラーは、参加者の話を聴きながら、共感的に応答し、参加者がトラウマを乗り越えるためのサポートを行う。 心理的デブリーフィングは、トラウマを経験した人々のストレスを軽減し、トラウマからの回復を促進する効果があることが報告されている。しかし、心理的デブリーフィングは、すべてのトラウマを経験した人々に効果があるわけではないことに注意が必要である。また、心理的デブリーフィングは、適切な訓練を受けた医療者やカウンセラーによって行われることが重要である。
消化器

内視鏡的逆行性胆管ドレナージとは何か?

内視鏡的逆行性胆管ドレナージの目的は、胆汁の流出を保つことです。胆汁は肝臓で作られ、胆嚢に蓄えられて、食事をするときに十二指腸に放出されます。胆汁は、脂肪の消化を助ける役割をしています。しかし、結石や炎症などによって胆管が閉塞すると、胆汁が十二指腸に流出できなくなり、黄疸や腹痛などの症状が現れます。 内視鏡的逆行性胆管ドレナージは、このような胆管閉塞を解消するために、内視鏡を用いて胆管にドレナージチューブを挿入して胆汁の流出を確保する方法です。この治療法は、比較的安全で有効性が高く、閉塞性黄疸の治療の第一選択となっています。
循環器

看護師必見!V4とは?

V4は、12誘導心電図において茶の電極を使い、第5肋間と左鎖骨中線の交点から心臓の電気活動を捉える、胸部誘導の1つである。V4は、心臓の左心室前壁の電気活動を捉えるため、心筋梗塞や心肥大などの心臓疾患の診断に役立つ。また、V4は、不整脈の診断にも役立つ。 V4は、通常、12誘導心電図の一部として行われる。12誘導心電図とは、心臓の電気活動を12個の異なる角度から捉える検査である。12誘導心電図は、心臓疾患の診断や経過観察に役立つ。 V4は、安全で痛みを伴わない検査である。V4は、通常、数分以内に完了する。V4の結果は、通常、すぐに医師によって解釈される。
その他

看護師に必須の用語『看護計画』について

看護計画とは、看護の対象が抱える問題を解決するために、アセスメントに基づいて、個別的な看護目標を達成するための計画を記載したものです。看護計画は、看護過程の重要なステップであり、看護師が対象者に適切な看護を提供するために必要不可欠なものです。 看護計画は、対象者の健康状態や生活状況、抱えている問題などを考慮して作成されます。看護師は、対象者とのコミュニケーションを図り、対象者のニーズを把握した上で、看護計画を作成します。看護計画は、対象者の問題を解決するための目標や介入方法を具体的に記載したものであり、看護師が対象者に適切な看護を提供するために指針となります。 看護計画は、看護師が対象者に適切な看護を提供するために必要不可欠なものです。看護計画を作成することで、看護師は対象者の問題を明確に把握し、その問題を解決するための具体的な目標と介入方法を定めることができます。これにより、看護師は対象者に適切な看護を提供することができ、対象者の健康状態の改善に貢献することができます。
呼吸器

看護師が知っておくべき『いびき』の知識

いびきは、上気道の狭窄部位を空気が通過して軟口蓋などが振動して発生する音です。覚醒している際の安静時は通常鼻呼吸をしていますが、睡眠時や意識障害時は口呼吸が加わります。さらに筋緊張が緩むため軟口蓋や舌根が落ち込み、上気道が狭窄もしくは閉塞してしまうのです。そこを呼吸により空気が流れることで閉塞部位が振動して音が発生するのがいびきです。いびきの原因としては、口蓋垂や扁桃腺肥大・巨大舌・肥満による上気道閉塞・蓄膿症やアレルギー等による鼻閉状態・筋緊張が通常より緩む意識状態(脳血管障害や睡眠薬の影響等)などが挙げられます。いびきは必ずしも病的な現象ではありませんが、上気道閉塞をきたす何らかの疾患と関与している場合もあります。また、いびきにより自身の睡眠の質が低下する場合や、周囲の人への影響から社会生活の妨げになる場合もあります。そのため、いびきに対しての治療が必要な場合もあります。また、睡眠時無呼吸症候群(sleep apnea syndrome;SAS)では大きないびきが特徴的です。閉塞性睡眠時無呼吸症候群(obstructive SAS)では、治療として持続陽圧呼吸療法(Continuous Positive Airway Pressureの頭文字をとってCPAP・シーパップと呼ばれる)が行われることもあります。
その他

看護師必須語『KOT』ってなに?

看護師が使う『KOT』とは、大便を意味する業界用語です。ドイツ語のKotに由来し、カルテなどで「KOT-3」(3日間排便なし)のように記載されることがあります。看護師は、患者の排便状況を把握するために、排便の回数や量、形状などを観察しています。『KOT』は、排便状況を記録する際に使用される重要な用語なのです。 看護師が『KOT』を使用する理由は、排便状況が患者の健康状態を反映しているからです。例えば、便秘は、消化器系の問題や薬の副作用などが原因で起こることがあります。また、下痢は、感染症や食物中毒などが原因で起こることがあります。看護師は、『KOT』を観察することで、患者の健康状態を把握し、適切なケアを提供することができます。
脳・神経

看護師が知っておくべき『低カリウム性ミオパチー』

低カリウム性ミオパチーとは、血液中のカリウム濃度が低下することで全身に脱力が起きる疾患のことである。血液中のカリウム濃度が低下すると、筋肉の細胞が正常に機能しなくなり、脱力や麻痺などの症状が現れる。低カリウム性ミオパチーの原因として、尿路や消化器からのカリウムの喪失、副腎の原発性アルドステロン症などの内分泌障害、グリチルリチン製剤などによる偽性アルドステロン症などの薬剤誘発性などが挙げられる。低カリウム性ミオパチーの症状としては、首や手足などの全身の脱力、重症の場合は首が支えられずに垂れ下がってしまうこともある。また、2~3週間かけて徐々に症状が悪化していくのが特徴である。低カリウム性ミオパチーと症状が似ている病気として低カリウム性周期性四肢麻痺があるが、麻痺の持続時間が長いことと、クレアチンキナーゼ値の上昇が著しいことで判別できる。低カリウム性ミオパチーの治療としては、点滴によってカリウムを補うことが行われる。
検査・診断

看護師必見!マルチスライスCTを徹底解説

マルチスライスCTとは、X線検出器を複数列に配置したCTスキャン(コンピュータ断層撮影)のことです。従来のCTスキャンでは、X線検出器が1列のみでした。そのため、患者の体をスキャンする際には、X線源と検出器を回転させながら、少しずつ移動させていく必要がありました。これでは、スキャン1回分の検査時間に数分程度かかってしまいます。また、検出器の分解能が低いため、画像の画質も悪くなります。 一方、マルチスライスCTでは、X線検出器が複数列に配置されているため、患者の体をスキャンする際に、X線源と検出器を回転させることなく、1回のスキャンで複数の画像を得ることができます。これにより、従来のCTスキャンよりも検査時間が短縮され、画質も向上しました。 さらに、マルチスライスCTでは、3D画像を撮影することもできます。3D画像では、患者の体の構造を立体的に確認することができるため、従来のCTスキャンよりも診断の精度が向上します。
内分泌・代謝・栄養

看護師が知っておくべきアセトンの知識

アセトンとは、ケトン体の一つであり、有機溶媒の一種です。有機溶媒とは、他の物質を溶かす性質を持つ液体のことです。アセトンは揮発性物質であるため、体内でケトン体が上昇すると、血中ではなく肺から呼気中に放出されます。そのため、ケトン体が上昇すると呼気からケトン臭(アセトン臭)と呼ばれる独特の臭いが生じます。 アセトンは、常温常圧では無色透明の液体で、特有の甘いにおいがあります。水と混和しやすく、アルコール、油脂、ワックスなどにも溶けます。アセトンは、酢酸とアセチレンから製造されます。アセトンは、塗料、接着剤、インク、化粧品、医薬品などの製造に使用されます。また、脱脂剤、洗浄剤としても使用されます。 アセトンは、引火性があり、蒸気を吸うと頭痛、吐き気、嘔吐を引き起こすことがあります。また、皮膚に接触すると炎症や火傷を引き起こすことがあります。アセトンを扱う際は、手袋や保護メガネを着用し、換気を十分に行う必要があります。
眼科

看護師に必須の用語『縮瞳』とは?

縮瞳とは、眼の瞳孔が収縮した状態のことです。瞳孔は、目の虹彩の中央にある黒い部分で、光の量を調節して網膜に届ける役割を担っています。瞳孔は、明るい場所では収縮して瞳孔の大きさを小さくし、暗い場所では散瞳して瞳孔の大きさを大きくします。 縮瞳は、様々な原因で起こる可能性があります。例えば、明るい場所を見たり、薬を服用したり、病気にかかったりすると、瞳孔が収縮することがあります。 縮瞳が起こると、瞳孔の大きさが小さくなり、網膜に届く光の量が減少します。そのため、視界が暗くなったり、ぼやけたりするなどの症状が現れます。また、縮瞳が起こると、瞳孔の周りに虹彩があり光を虹のように反射させるようになるため、瞳孔の周りに光の輪が見えることがあります。 縮瞳は、通常は短時間で元に戻りますが、持続する場合は、何らかの病気が原因である可能性があります。そのため、縮瞳が起こった場合は、眼科を受診することが大切です。
呼吸器

看護師に必須の用語『結核』について

結核とは、結核菌による感染症である。結核菌は、抗酸菌群に属する細菌の一つである。ヒトのさまざまな臓器に感染し症状を呈する。 結核は、空気感染する細菌性感染症である。感染した人の咳やくしゃみなどによって放出された結核菌を健康な人が吸い込むことで感染する。結核菌は、肺に感染することが最も多く、肺結核と呼ばれる。肺結核の症状は、咳、痰、発熱、倦怠感などである。 結核菌は、肺以外にも、リンパ節、骨、腎臓、脳などさまざまな臓器に感染することがある。肺以外の臓器に感染した結核は、肺外結核と呼ばれる。肺外結核の症状は、感染した臓器によって異なる。 結核は、適切な治療を受ければ治癒する。結核の治療には、抗結核薬が使用される。抗結核薬は、結核菌を殺菌または増殖を抑える薬である。結核の治療は、通常6~9ヶ月間行われる。 結核は、予防することができる。結核予防には、以下のことが重要である。 * 結核のワクチンを接種する。 * 結核患者と接触しないようにする。 * 結核患者から出た痰や咳やくしゃみなどの飛沫を吸い込まないようにする。 * 換気をよくする。 * 手をよく洗う。 結核は、適切な治療を受ければ治癒する。結核の予防には、ワクチン接種や感染予防策が重要である。
脳・神経

重症筋無力症の基礎知識と看護

重症筋無力症とは、骨格筋が容易に疲労し脱力を生じる疾患のことです。運動神経と骨格筋の接合部にある神経伝達物質であるアセチルコリンの受容体に対する自己抗体(抗アセチルコリン受容体抗体)が産生され、この抗体によってアセチルコリン受容体が破壊されてしまうことで、神経伝達に障害が生じて起こります。 重症筋無力症の主な症状は、眼瞼下垂(まぶたが下がってしまう)、複視(ものが二重に見える)、眼球運動障害、嚥下障害(飲み込みにくい)、構音障害(声がかすれる、言葉が不明瞭になる)、呼吸困難などです。これらの症状は、運動をすると悪化し、安静にしていると改善することが多いです。 重症筋無力症は、原因不明の難病ですが、治療法はあります。薬物療法や手術療法など、患者さんの状態に合わせて最適な治療法が選択されます。薬物療法では、抗コリンエステラーゼ薬や免疫抑制剤などが使用されます。手術療法では、胸腺摘除術が行われることがあります。