耳鼻咽喉科

看護師が知っておきたい滲出性中耳炎

滲出性中耳炎とは、中耳鼓室に浸出液が貯留して起こる病気です。この病気は、3~6歳の小児によくみられます。副鼻腔炎やアデノイド増殖症などが原因で起こることが多く、急性中耳炎の合併症として起こることもあります。滲出性中耳炎の症状としては、耳の痛みや耳閉感、難聴などがあります。検査では、鼓膜の所見や聴力検査、ティンパノグラムなどが行われます。治療としては、副鼻腔炎や上咽頭炎などの原疾患の治療、耳管通気法、鼓膜切開・鼓膜換気チューブ留置術などが行われます。
脳・神経

認知症とは?その概要と症状

認知症とは、一旦正常に発達した「記憶」「学習」「判断」「計画」といった脳の知的機能(認知機能)が、後天的な脳の器質障害によって持続性に低下し、日常や社会生活に支障をきたす状態をいう。かつて痴呆症と言われていたが、2004年に厚生労働省にて認知症への言い換えが決定された。認知症は、高齢化がすすむに従って急増しており、現在は65歳以上の10人に1人、85歳以上では3〜5人に1人が認知症である。 認知症の原因は多様であり、脳血管性認知症、アルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症、前頭側頭型認知症などが代表的である。また、認知症と診断されていても、日常生活には支障をきたしていない状態を軽度認知障害(MCI)という。 認知症の症状は、記憶障害、見当識障害、実行機能障害、理解・判断力の低下、失語、失行、失認などがみられる。また、周辺症状として、うつ、不眠、暴言・暴力、徘徊、幻覚、妄想などがみられることもある。 認知症の治療は、進行を遅らせたり、症状を軽減したりすることを目的として行われる。薬物療法、リハビリテーション、生活習慣の改善などが主な治療法である。 認知症は、本人の生活や家族の介護に大きな負担をかける疾患である。しかし、早期発見・早期治療によって、進行を遅らせたり、症状を軽減したりすることは可能である。そのため、認知症の症状が疑われる場合は、早めに医療機関を受診することが大切である。
呼吸器

看護師に必須の用語『僧帽筋』とは?

僧帽筋とは、肩関節の運動に寄与する上背部に位置する筋肉です。菱形状をしており、英語名のTrapeziusはその形状の「台形」に由来します。和名の「僧帽筋」は、カトリック教フランシスコ会の一派であるカプチン修道会の修道士がかぶる長頭巾(ながときん)に似ていることが由来です。僧帽筋は、外後頭隆起、項靱帯、上項線、第十二胸椎までの棘突起と周辺の靭帯による正中線から起始し、両側の鎖骨の外側3分の1、肩峰、肩甲骨の肩甲棘に停止します。上部より起始する筋線維は下方に向かい、その後横に向かって走行します。下部より起始する筋線維は上方に向かい、その後横に向かって走行します。全体としては肩甲骨・鎖骨外側端を脊柱に向かって引く働きをするが、起始する部位により各筋線維の走行が違うためさまざまな動作が可能となっています。上部は肩甲骨と鎖骨の肩峰端を上内方へ引き上げ、中部は肩甲骨を内側へ引き、下部は肩甲骨を内下方に引き下げる。また、僧帽筋は強制吸気をする際の呼吸補助筋の一部となります。支配神経は副神経と頚神経叢が司り、拮抗筋は前鋸筋と広背筋です。
眼科

看護師に必須の色覚検査

色覚検査とは、色覚異常を発見し、その種類や程度を判定するための検査です。色覚異常とは、一般的な色覚を持つ人とは異なる方法で色を見る状態のことをいいます。色覚異常には、先天的なものと後天的なものがあります。先天的な色覚異常は、遺伝子の異常によって起こります。後天的な色覚異常は、病気や薬の副作用、加齢などによって起こります。 色覚検査は、仮性同色表、アノマロスコープ、色素配列テストなどの方法で行われます。仮性同色表は、色覚異常の有無を簡単に調べるための検査です。アノマロスコープは、色覚異常の種類や程度を詳しく調べるための検査です。色素配列テストは、色覚異常の遺伝的な原因を調べるための検査です。
循環器

看護師の心房性期外収縮入門

心房性期外収縮とは、心房での異所性興奮が本来の洞結節からの電気的興奮よりも早いタイミングで出現する不整脈である。上室性期外収縮のうち心房から異所性興奮が出現するものが心房性期外収縮で、房室接合部から異所性興奮が出現するものを房室接合部期外収縮という。心房性期外収縮は、若い健康な人にもよくみられる不整脈で、通常は心配する必要はない。しかし、心房性期外収縮が頻繁に起こったり、心臓に基礎疾患がある場合は、心房細動などのより重篤な不整脈に進行する可能性がある。心房性期外収縮の症状には、動悸、胸の痛み、息切れなどがある。また、めまい、失神、疲労感などの症状が現れることもある。心房性期外収縮の診断は、心電図検査によって行われる。心電図検査で、心房性期外収縮が頻繁に起こっていることが確認されれば、心房性期外収縮と診断される。心房性期外収縮の治療は、症状の有無や心臓の基礎疾患の有無によって異なる。症状がなく、心臓に基礎疾患のない場合は、治療は必要ない。しかし、症状がある場合や心臓に基礎疾患がある場合は、薬物療法やカテーテルアブレーションなどの治療が行われる。
産婦人科

TORCH症候群とは~胎児に奇形を引き起こす感染症の総称~

TORCH症候群の原因となる主な感染症は、以下の通りです。 サイトメガロウイルス (CMV) CMVは、ヘルペスウイルス科サイトメガロウイルス属に属するウイルスの名称です。感染しても、無症状で経過することが多いですが、免疫不全者では重症化することがあります。妊婦が初感染すると、胎児や新生児に感染し、奇形や発育遅延を引き起こすことがあります。 トキソプラズマ症 トキソプラズマ症は、原虫であるトキソプラズマ・ゴンディを原因とする感染症です。猫の糞便中に排出されるオーシストを介して感染することが多く、妊婦が感染すると、胎児や新生児に感染して、奇形や発育遅延を引き起こすことがあります。 風疹 風疹は、風疹ウイルスを原因とする感染症です。感染すると、発疹、発熱、リンパ節の腫れなどの症状が現れます。妊婦が感染すると、胎児や新生児に感染して、先天性風疹症候群を引き起こすことがあります。先天性風疹症候群は、白内障、緑内障、心臓病、難聴などの重篤な障害を引き起こす可能性があります。 ヘルペスウイルス ヘルペスウイルスは、ヘルペスウイルス科に属するウイルスの総称です。ヘルペスウイルスには、単純ヘルペスウイルス、水痘・帯状疱疹ウイルス、サイトメガロウイルスなどがあります。妊婦がヘルペスウイルスに感染すると、胎児や新生児に感染して、奇形や発育遅延を引き起こすことがあります。 梅毒 梅毒は、梅毒トレポネーマを原因とする性感染症です。感染すると、初期には、硬性下疳と呼ばれる潰瘍が陰部や肛門に現れます。その後、皮膚や粘膜に発疹が現れ、全身に広がります。妊婦が感染すると、胎児や新生児に感染して、奇形や発育遅延を引き起こすことがあります。
その他

看護師必須の用語『NC』とは?

NC (えぬしー、non-contributory) とは、看護師が患者のカルテに記録する際に使用される用語のひとつです。「特記すべきことなし」という意味を持ち、経過観察などの記録をつける際、特に目立った変化がないことを伝える時に用いられます。NC (えぬしー) と同様の意味で使われる用語として、n.p.(not particular, nothing particular) があります。NC (えぬしー) とn.p. は、どちらも患者さんの状態に特に変化がないことを簡潔に伝えるために使われる用語です。
小児科

看護師の重要用語『情緒』について

情緒とは、感情のことである。個人の中で生じる主観的な心理変化であり、身体的な変化を伴うこともある。情緒は、喜び、悲しみ、怒り、恐れ、驚きなどのように、さまざまな種類がある。これらの情緒は、状況や出来事に対する反応として生じ、行動や思考に影響を与える。 情緒は、人間の生活において重要な役割を果たしている。情緒は、私たちが世界を認識し、意味づけ、他者とコミュニケーションをとるための手段である。また、情緒は、私たちが мотивациюを得たり、目標を達成したりするための原動力にもなる。 しかし、情緒は、私たちに悪影響を及ぼすこともある。例えば、強いストレスを感じると、不安や抑うつなどのネガティブな情緒が生じ、身体的にも精神的にも悪影響を及ぼすことがある。また、情緒に任せて行動すると、衝動的な行動をとってしまい、後悔することがある。 そのため、情緒を上手にコントロールすることが大切である。情緒をコントロールするには、まず自分の情緒を認識し、理解することが必要である。また、ネガティブな情緒が生じたときには、それを否定したり、抑圧したりするのではなく、受け入れ、対処することが大切である。
組織・制度

スタンダードプリコーションとは?知っておくべき感染予防の基本

スタンダードプリコーションとは、医療従事者が感染から身を守るために、患者との接触時に必ず行う基本的な感染予防策のことです。患者の汗以外の分泌物(血液、体液)、排泄物、傷のある皮膚、粘膜などを感染の危険のあるものとみなして、その取扱いに注意します。 スタンダードプリコーションは、感染症の有無を問わず、すべての患者を対象に、またどのような場合においても実施する必要があります。具体的には、手指衛生、手袋やガウンの適切な使用・廃棄、器具や器材の適切な消毒・滅菌などの取り扱い、患者の隔離などが挙げられます。 スタンダードプリコーションは、医療従事者と患者を感染の危険から守るために重要な感染予防策です。医療従事者は、スタンダードプリコーションを正しく理解し、実践することが求められます。
整形外科

看護師に必須の用語『オルト』の意味とは?

看護師に必須の用語『オルト』の意味とは? 看護師の研究家 看護師に必須の用語『オルト』について説明してください。 看護師になりたい オルトとは、整形外科のことです。英語のorthopedicsから来ています。科目を意味する医療業界の用語には...
内分泌・代謝・栄養

看護師が知るべき代謝拮抗薬

代謝拮抗薬とは、生物の代謝において代謝物質の利用を阻害・拮抗する物質のことである。代謝拮抗剤ともいう。代謝拮抗薬は、細胞の増殖や機能を阻害することで、がんや細菌などの病気を治療するために使用される。 代謝拮抗薬は、細胞の代謝経路に組み込まれることで、代謝反応を阻害する。例えば、抗がん剤のメトトレキサートは、葉酸の代謝を阻害することで、がん細胞の増殖を抑制する。また、抗菌剤のスルファ剤は、葉酸の合成を阻害することで、細菌の増殖を抑制する。 代謝拮抗薬は、がんや細菌などの病気を治療するために使用されるが、正常な細胞の代謝も阻害するため、副作用を引き起こすことがある。主な副作用としては、骨髄抑制、消化器障害、皮膚障害、脱毛などがある。 代謝拮抗薬は、がんや細菌などの病気を治療するために重要な薬剤であるが、副作用を考慮して慎重に使用することが重要である。
その他

看護師に必須の用語『インシデントレポート』とは?

インシデントレポートとは、医療機関において、医療の提供に関わる業務遂行中、医療を受ける人またはその家族への実際の危害に結びついていないような事例または医療提供行為中に発生したヒヤリハット事象を報告するレポートのことである。インシデントレポートは、医療の質を向上させるために、医療機関がインシデントから学ぶために使用されます。また、医療過誤を防ぐためにも使用することができる。インシデントレポートは、医療従事者であれば誰でも報告することができる。医療従事者がインシデントレポートを報告することは、医療の質を向上させるために重要なことであり、医療過誤を防ぐためにも重要なことである。医療機関は、医療従事者がインシデントレポートを報告しやすい環境を作り、報告されたインシデントレポートを適切に調査して、医療の質を向上させるための対策を講じることが重要である。
血液・造血

知っておきたい看護師必須用語「免疫抑制薬」とは?

免疫抑制薬とは、体内で起こっている異常な免疫反応や炎症反応を抑える薬剤のことである。免疫抑制薬は、臓器移植、自己免疫疾患、癌などの治療に使用される。免疫抑制薬は、免疫系の働きを抑制することによって、それらの疾患の症状を軽減する。免疫抑制薬には、シクロスポリン、タクロリムス、ミコフェノール酸モフェチル、アザチオプリン、メトトレキサートなどがある。免疫抑制薬は、医師の指示に従って服用することが重要である。免疫抑制薬の服用中は、感染症にかかりやすくなるため、注意が必要である。また、免疫抑制薬は、腎臓や肝臓に負担がかかるため、定期的に検査を受ける必要がある。
整形外科

看護師なら知っておきたい!クラビクルバンドとは?

クラビクルバンドとは、鎖骨を骨折した患者に対する保存療法(※)で用いられる固定帯のことである。主に鎖骨骨幹部骨折で使用される。鎖骨骨折によって骨がずれると肩甲骨が丸まるように前に出て鎖骨が短縮するため、これを防ぐためにクラビクルバンドで胸を張る姿勢を保つ。背当て部から背部ベルトが2本出ており、これを両肩の上と両脇の下を通し背中で固定して使用する。 ※保存療法手術を行わないで患部を治癒すること。
組織・制度

小児慢性特定疾患治療研究事業とは?

小児慢性特定疾患治療研究事業とは、小児慢性疾患のうち長期にわたって治療が必要な特定疾患の治療方法の研究や、患者の医療費負担の軽減などを目的とした事業である。運営主体は都道府県や指定都市、中核市となっている。 この事業は、小児慢性疾患の治療方法の研究や、患者の医療費負担の軽減を目的としている。対象となる疾患は、指定難病疾患、国の指定がない難病疾病及び都道府県が指定する難病疾病などであり、これらの疾患にかかっている子どもが対象となる。事業内容は、小児慢性疾患の治療方法の研究、患者の医療費負担の軽減、患児の療養生活の支援などである。病状や治療状況などにより、医療費の助成額が異なる場合がある。
職種・資格

看護師の必須用語「認定看護師」とは?

認定看護分野とは、認定看護師が専門分野として認定される分野のことです。認定看護分野は、日本看護協会が定めており、現在は21領域あります。 認定看護分野は、大きく分けて3つに分類されます。1つ目は、特定の疾患や障害を対象とした分野です。例えば、救急看護、皮膚・排泄ケア、集中ケア、緩和ケア、がん化学療法看護、がん性疼痛看護などがあります。2つ目は、特定の看護領域を対象とした分野です。例えば、訪問看護、感染管理、糖尿病看護、不妊症看護などがあります。3つ目は、特定の対象者を対象とした分野です。例えば、新生児集中ケア、透析看護、手術看護、乳がん看護、摂食・嚥下障害看護、小児救急看護、認知症看護、脳卒中リハビリテーション看護、がん放射線療法看護、慢性呼吸器疾患看護、慢性心不全看護などがあります。 各認定看護分野には、それぞれ期待される役割があります。例えば、救急看護の認定看護師は、救急患者の救命と治療に熟練した看護師です。皮膚・排泄ケアの認定看護師は、皮膚トラブルや排泄障害のある患者のケアに熟練した看護師です。集中ケアの認定看護師は、集中治療室で重症患者のケアに熟練した看護師です。緩和ケアの認定看護師は、末期がん患者のケアに熟練した看護師です。がん化学療法看護の認定看護師は、がん化学療法を受けている患者のケアに熟練した看護師です。このように、各分野の認定看護師は、その分野の専門家として、高度な看護を提供することができます。
血液・造血

移植前処置と、その種類や効果

造血幹細胞移植前のステップ 造血幹細胞移植は、白血病やリンパ腫などの血液疾患や、骨髄異形成症候群などの骨髄疾患の治療法として行われる。造血幹細胞移植の前に、移植前処置として、大量化学療法や全身放射線照射(TBI)が行われる。この処置は、がん細胞や異常な骨髄細胞を殺傷し、移植された造血幹細胞がうまく受け入れられるようにするための準備段階である。 化学療法とは、抗がん剤を用いてがん細胞を殺傷する治療法である。抗がん剤は、がん細胞の増殖を阻害したり、がん細胞を死滅させたりする働きがある。化学療法は、単独で行われる場合もあるが、放射線療法や手術と併用される場合もある。 全身放射線照射とは、全身に放射線を照射してがん細胞を殺傷する治療法である。放射線は、がん細胞のDNAを損傷させ、がん細胞の増殖を阻害したり、がん細胞を死滅させたりする働きがある。全身放射線照射は、白血病やリンパ腫などの血液疾患の治療に用いられることが多い。 移植前処置は、造血幹細胞移植の成功に不可欠なステップである。移植前処置によって、がん細胞や異常な骨髄細胞が殺傷され、移植された造血幹細胞がうまく受け入れられるようにするための準備が行われる。
その他

看護師に必須の用語『NC(non-contributory)』とは?

NC(NC(えぬしー、non-contributory)とは、「特記すべきことなし」の意味を持つ言葉である。経過観察などの記録をつける際、特に目立った変化がないことを伝える時に用いる。n.p.(not particular, nothing particular)も同様の意味で用いる。 医療の現場では、患者さんの状態を正確に把握し、適切な処置を施すために、日々の経過観察が欠かせません。その中で、看護師は患者さんの状態を記録する必要があります。その際に、特記すべき変化がないことを伝えるために使用されるのが、NC(non-contributory)という用語です。 NCは、ラテン語の「non」と「contributory」を組み合わせた言葉で、「特記すべきことなし」という意味です。経過観察などの記録をつける際、特に目立った変化がないことを伝える時に使用します。 例えば、患者さんのバイタルサイン(血圧、脈拍、呼吸数、体温)を測定し、その結果に変化がないことを記録する場合に、「NC」と記載します。また、患者さんの傷口の状態を観察し、特に異常がないことを記録する場合にも「NC」と記載します。 NCは、看護師が患者さんの状態を正確に把握し、適切な処置を施すために欠かせない用語です。
皮膚科

看護師に必須の用語『ラップ療法』と管理方法

ラップ療法とは、擦過傷のような創傷、熱傷、褥瘡などの皮膚潰瘍の治療に行われる湿潤療法の一つである。ラップ療法は、創傷に湿潤環境を作り出し、創傷の治癒を促進する。ラップ療法は、創傷を覆うことで、創傷から水分が蒸発するのを防ぎ、創傷を湿润に保つ。また、ラップ療法は、創傷を保護し、感染を防ぐ効果もある。ラップ療法は、創傷の治癒を促進し、創傷の痛みを軽減する効果がある。ラップ療法は、創傷の治療に広く用いられている。
血液・造血

看護師に必須の用語『ビタミンB12欠乏症』について

ビタミンB12欠乏症とは、ビタミンB12の摂取不足、吸収障害、あるいは両方の組み合わせによって生じる病気である。ビタミンB12は、健康な神経と赤血球を産生するのに必要な栄養素である。ビタミンB12が不足すると、貧血や神経障害を引き起こす可能性がある。 ビタミンB12は、肉、魚、卵、牛乳などの動物性食品に多く含まれる。また、強化シリアルや栄養酵母など、いくつかの植物性食品にも含まれる。ビタミンB12は水溶性であり、人体は余分なビタミンB12を蓄えることができないため、定期的に摂取する必要がある。 ビタミンB12欠乏症は、以下の原因で起こる可能性がある。 * ヴィーガンやベジタリアンなど、動物性食品をほとんどまたはまったく摂取しない食事をしている。 * 胃酸分泌が低下する疾患(胃炎や萎縮性胃炎など)や、胃を部分的に切除している。 * 小腸の病気(クローン病やセリアック病など)がある。 * 腸内細菌がビタミンB12を産生できない。 * ビタミンB12を吸収するのに必要なタンパク質(内因子)を産生できない。 * メトホルミンなどの特定の薬を服用している。 ビタミンB12欠乏症の症状は、以下の通りである。 * 貧血 * 神経障害(手や足のしびれや痛み、筋肉の衰えなど) * 記憶障害 * 認知症 * 気分障害 * 疲労 * 食欲不振 * 体重減少 ビタミンB12欠乏症は、血液検査で診断する。治療は、ビタミンB12の注射剤または経口薬による投与である。ビタミンB12欠乏症が重症の場合は、入院して治療する必要があるかもしれない。
略語

看護師に必須の用語『BMI』について

BMIとは、国際的に肥満度を表す体格指数である。体重(kg)を身長(m)の2乗で割って算出される。BMIは18.5~25未満が普通体重、25~30未満が肥満、30以上が高度肥満と定義されている。BMIは肥満度のスクリーニングや、肥満関連疾患のリスク評価に用いられる。 BMIが18.5未満の低体重は、栄養失調や摂食障害などの原因となる可能性がある。BMIが25~30未満の肥満は、心臓病、脳卒中、糖尿病、がんのリスクが高まる。BMIが30以上の高度肥満は、命に関わる健康上の問題を引き起こす可能性がある。 BMIは肥満度のスクリーニングに有用だが、必ずしも正確ではないことに注意が必要である。例えば、筋肉量が多い人や、妊娠している人は、BMIが高くても肥満ではない場合がある。逆に、筋肉量が少なく、脂肪が多い人は、BMIが低くても肥満である場合がある。そのため、BMIが高い場合は、体脂肪率やウエスト周囲径などの他の指標も合わせて評価することが重要である。
循環器

看護師に必須の用語『ヘルツ』について

-ヘルツとは?- ヘルツとは、心臓を意味する業界用語のことである。ドイツ語のherzに由来する。医療現場では、患者の心拍数や心音などを確認するために、聴診器を使ってヘルツを聴取することがよく行われる。ヘルツの聴取は、患者の心臓の状態を把握するための重要な手段である。ヘルツが速すぎたり遅すぎたりすると、心臓に何らかの異常がある可能性がある。 ヘルツは、心臓の拍動数を表す単位でもある。1ヘルツは、1秒間に1回心臓が拍動することを意味する。正常な大人のヘルツは、安静時に60~100ヘルツ程度である。運動をするとヘルツは上がり、睡眠中はヘルツが下がる。 ヘルツは、心電図でも測定することができる。心電図は、心臓の電気信号を記録したもので、ヘルツの異常を診断するために使用される。心電図でヘルツが異常である場合、心臓に何らかの病気がある可能性がある。 ヘルツは、患者の心臓の状態を把握するための重要な指標である。医療従事者は、ヘルツを聴取したり、心電図で測定したりして、患者の心臓の状態を確認している。
精神科

看護師の昇華-受け入れがたい状況への対処法-

昇華は、受け入れがたい状況に晒された際に、欲求に対する葛藤や不安を軽減させるための防御機能の一つです。昇華は、欲求を社会的に許容される、または賞賛されるような形式に転換することによって行われます。昇華は、芸術、スポーツ、学問、社会奉仕活動など、さまざまな分野で行われる可能性があります。昇華は、個人にとっての利益だけでなく、社会にとっても利益をもたらす可能性があります。例えば、芸術における昇華は、新しい芸術作品を生み出し、社会を豊かにすることができます。スポーツにおける昇華は、身体的および精神的な健康を促進し、社会に貢献することができます。学問における昇華は、新しい知識を生み出し、社会を向上させることができます。社会奉仕活動における昇華は、社会に貢献し、社会をより良い場所にすることができます。
アレルギー・膠原病

看護師に必須の用語『牛痘』について

牛痘は、牛痘ウイルス感染を原因とする感染症であり、主に牛や水牛にみられます。人間にも感染することがありますが、まれなケースです。牛痘ウイルスは、痘瘡ウイルス科に属するウイルスであり、痘瘡(天然痘)のウイルスと近縁関係にあります。牛痘の症状は、感染部位に小さな水疱ができ、その後、膿疱や潰瘍に変化します。水疱はかゆみを伴うことが多く、感染部位は赤く腫れたり、痛みを伴ったりすることがあります。牛痘は通常、数週間で自然に治癒しますが、まれに重症化することがあります。牛痘は、牛痘ワクチン接種によって予防することができます。牛痘ワクチンは、牛痘ウイルスを弱毒化した生ワクチンであり、世界保健機関(WHO)によって推奨されています。牛痘ワクチンは、通常、乳幼児期に接種されます。