看護師業界ウォッチャー

皮膚科

看護師に必須の用語『接触性皮膚炎』を徹底解説

接触性皮膚炎とは、外来性の物質が皮膚に接触して生じる、皮膚の限局性炎症性変化のことです。いわゆる「かぶれ」と呼ばれるものであり、日本人のおよそ15%が経験すると言われています。接触性皮膚炎は、接触する物質によって、アレルギー性接触性皮膚炎と刺激性接触性皮膚炎の2つに分類されます。アレルギー性接触性皮膚炎は、特定の物質に対してアレルギー反応が生じて発症するもので、主に化粧品、洗剤、ゴム製品、金属などが原因となります。刺激性接触性皮膚炎は、皮膚に強い刺激を与える物質が直接接触して発症するもので、主に酸、アルカリ、溶剤、洗剤などが原因となります。接触性皮膚炎の症状としては、皮膚の赤み、腫れ、かゆみ、痛み、水疱、びらん、落屑などが挙げられます。治療としては、接触している物質を特定し、その物質との接触を避けることが重要です。また、炎症を抑えるために、ステロイド外用薬や抗ヒスタミン薬などが処方されます。
脳・神経

看護師に必須の用語『ケルニッヒ徴候』

ケルニッヒ徴候とは、髄膜刺激症状のひとつであり、髄膜炎や脳膜炎などの中枢神経系の炎症によって起こります。髄膜は脳と脊髄を覆っている膜であり、炎症が起こると刺激を受けて痛みや硬直が生じます。ケルニッヒ徴候は、髄膜炎や脳膜炎などの病気を診断するための重要な徴候のひとつであり、医師によって検査されます。 ケルニッヒ徴候は、患者を仰向けの姿勢にして、片方の足を引き上げ、反対側の膝を曲げます。このとき、痛みや抵抗感があれば、ケルニッヒ徴候が陽性となります。ケルニッヒ徴候は、髄膜炎や脳膜炎などの病気の重症度を判断するためにも使用されます。
耳鼻咽喉科

看護師にとって欠かせない用語『声』

声は、人から発せられる音であり、意思疎通の手段の一つである。高さ、音質、強さの3要素からなる。声は、人と人とのコミュニケーションにおいて重要な役割を果たしている。声のトーンや抑揚によって、感情や意図を伝えることができる。また、声の質によって、その人の性格や印象を判断することもできる。 看護師にとって、声は重要なツールである。看護師は、患者とのコミュニケーションにおいて、声を使って情報を伝えたり、患者の感情を理解したりする。また、他の医療従事者とのコミュニケーションにおいても、声を使って情報を共有したり、協力を求めたりする。 看護師の声は、患者の状態に影響を与えることもある。例えば、優しく穏やかな声かけは、患者の不安や緊張を和らげるのに役立つ。逆に、大きな声や怒鳴るような声は、患者の不安や恐怖感を増大させる可能性がある。そのため、看護師は、患者の状態に合わせて、適切な声かけをすることが大切である。 看護師は、声の重要性を認識し、適切な声かけをすることで、患者の状態を改善し、より良いケアを提供することができる。
血液・造血

全身性硬化症について知ろう!

全身性硬化症とは、全身の結合組織に影響を及ぼす進行性の自己免疫疾患です。結合組織とは、体の組織や器官を支えるコラーゲンやエラスチンなどのタンパク質や糖タンパク質で構成された構造のことです。全身性硬化症では、体がこれらのタンパク質を過剰に産生し、皮膚や内臓の線維化を引き起こします。線維化とは、結合組織が硬くなり、厚くなり、弾力性がなくなることです。 全身性硬化症は、女性に多く発症し、30歳から50歳の年齢層に最も多く見られます。全身性硬化症の原因は不明ですが、遺伝的素因と環境因子の両方が関係していると考えられています。全身性硬化症は、皮膚、肺、心臓、腎臓、消化管など、さまざまな臓器に影響を与える可能性があります。全身性硬化症の症状は、臓器によって異なります。
医療機器・設備・器具

看護師に必須の用語『ホスピス」とは?

ホスピスとは、治療困難な疾患(末期がんなど)を抱える患者やその家族が快適に生活できるよう、医療ケアを提供する施設(および理念)のことです。その目的は、患者の身体的、精神的、社会的、霊的な苦痛を軽減することです。 ホスピスの理念は、「患者と家族が尊厳と安らぎをもって生活できるようにする」ことです。これは、患者の自己決定権を尊重し、患者のニーズに沿ったケアを提供することを意味します。ホスピスでは、患者と家族がケアの意思決定に参加し、ケアのプランを一緒に作成することができます。また、ホスピスでは、痛みやその他の症状のコントロールに重点が置かれ、患者のニーズに合ったケアが提供されます。
産婦人科

看護師が知っておきたい用語『合計特殊出生率』

合計特殊出生率とは、15~49歳までの女性の年齢別出生率を合計したもののことです。合計特殊出生率は、一人の女性がその年齢別出生率で一生の間に生むとしたときの子どもの数に相当します。合計特殊出生率は国や地域によって異なります。人口動態統計を調査・分析する指標であり、日本の場合は厚生労働省が、各種の調査から算出しています。合計特殊出生率は、人口増減や社会保障制度の持続可能性など、さまざまな問題に関連しています。 合計特殊出生率には、期間合計特殊出生率とコーホート合計特殊出生率の2つがあります。期間合計特殊出生率は、ある時点の年齢別出生率を合計したものであり、コーホート合計特殊出生率は、ある年齢層の女性の年齢別出生率を合計したものです。期間合計特殊出生率は、現在の人口動態を反映する指標であり、コーホート合計特殊出生率は、将来の人口動態を予測する指標として用いられます。 合計特殊出生率は、人口増減に影響を与える重要な指標です。合計特殊出生率が2.07を上回れば人口が増加し、下回れば人口が減少します。日本では、合計特殊出生率は1970年代以降低下を続け、2020年には1.34と過去最低を記録しました。この合計特殊出生率の低下は、少子高齢化社会の進行に拍車をかけており、社会保障制度の持続可能性が懸念されています。
検査・診断

看護師に必須の用語『Rh血液型』とは

Rh血液型の歴史と背景 Rh血液型は、1940年にカール・ラントシュタイナーとアレクサンダー・ウィーナーによって発見された比較的新しい血液型です。当初、この血液型は「Rh因子」として知られていましたが、後に「Rh抗原」と呼ばれるようになりました。Rh抗原は、赤血球の表面にあるタンパク質です。Rh抗原を持っている人はRh陽性、持っていない人はRh陰性です。 Rh血液型は、輸血や妊娠に重要な役割を果たしています。Rh陰性の女性がRh陽性の男性と子供を授かった場合、母親の免疫系が胎児のRh抗原を異物と認識し、攻撃する可能性があります。これをRh不適合といい、胎児に溶血性貧血や黄疸を引き起こす可能性があります。Rh不適合を防ぐため、Rh陰性の女性には妊娠中に抗D免疫グロブリンを投与します。抗D免疫グロブリンは、母親の免疫系が胎児のRh抗原を攻撃するのを防ぐ抗体です。 Rh血液型は、臓器移植にも重要な役割を果たしています。臓器移植を行う際には、ドナーとレシピエントのRh血液型が一致している必要があります。一致していない場合、レシピエントの免疫系がドナーの臓器を攻撃する可能性があります。
略語

医療現場の略語『包交(ホウコウ)』とは?

包交(ホウコウ)とは、包帯交換の略語です。包帯に限らず、術後などにドレッシング材を新しいものに交換する行為を総称してこう呼ぶことが多いです。医療現場で用いられる略語には、他にアンプタ、プンク、デクビなどがあります。 包交(ホウコウ)は、患者さんの傷を保護し、感染を防ぐために重要な処置です。また、患部の状態を把握し、適切な治療を行うためにも必要です。包交(ホウコウ)は、看護師が行う基本的な処置の一つなので、正確かつ安全に行う必要があります。 包交(ホウコウ)を行う際には、まず患者の状態を確認し、その状態に合ったドレッシング材を選択します。次に、傷口を洗浄し、消毒します。その後、ドレッシング材を患部に当て、包帯で固定します。包帯は、患部をしっかりと保護し、ずれにくいように巻くことが大切です。 包交(ホウコウ)を行った後は、患者の状態を定期的に観察し、ドレッシング材が汚れていたり、傷口から出血や膿が出ている場合は、すぐに交換する必要があります。また、患者の訴えをしっかりと聞き、適切な処置を行うことも大切です。
小児科

看護師に必須の用語『体重』とは

体重測定は、健康診断や治療計画の立案、栄養管理などに必要な情報を提供するだけでなく、患者の状態を把握することも目的としています。 体重の測定は、患者の現在の健康状態を把握するために行われます。例えば、体重が減少している場合は、栄養不足や脱水症の可能性があります。体重が増加している場合は、肥満や浮腫の可能性があります。体重は、患者の全身状態を把握する上で重要な指標となります。 体重の測定は、治療計画の立案にも役立ちます。例えば、肥満の患者に対しては、減量のための食事や運動の指導が行われます。また、浮腫の患者に対しては、利尿薬の投与が行われます。体重の測定は、治療計画の立案に欠かせない情報となります。 体重の測定は、栄養管理にも役立ちます。例えば、栄養不足の患者に対しては、栄養価の高い食事の提供が行われます。また、肥満の患者に対しては、低カロリーの食事の提供が行われます。体重の測定は、栄養管理に欠かせない情報となります。
その他

看護師のための用語解説『PaCO2』

PaCO2の正常値は35~45 Torrです。PaCO2は、血液中の二酸化炭素分圧を表します。二酸化炭素は、体内で発生した老廃物であり、肺から排出されます。PaCO2が正常値より低い場合、過換気である可能性があります。過換気とは、必要な以上に呼吸をしてしまう状態です。原因としては、発熱、疼痛、せん妄、感染症、代謝性アシドーシスなどがあります。PaCO2が正常値より高い場合、低換気である可能性があります。低換気とは、必要な以上に呼吸をしない状態です。原因としては、喘息やCOPD(慢性閉塞性肺疾患)のような気道が閉塞する病態、中枢から神経を通って筋肉に伝わる換気の伝達機構の障害などがあります。
アレルギー・膠原病

看護師に必須の用語『ケミカルメディエーター』とは?

ケミカルメディエーターとは? ケミカルメディエーター(けみかるめでぃえーたー、chemical mediator)とは、細胞間の情報伝達に作用する化学物質のことである。化学伝達物質ともいう。細胞の外から別の細胞に作用して、情報を伝える物質のことである。ヒスタミン、ロイコトリエン、トロンボキサン、血症板活性化因子、セロトニン、ヘパリンなどがこれに当たる。ケミカルメディエーターは、さまざまな細胞から産生され、さまざまな細胞に作用する。これにより、組織や器官間の情報伝達が円滑に行われ、身体の恒常性を維持することができる。
小児科

ラクトフェリンとは?その効能と働きを徹底解説

ラクトフェリンとは、抗微生物活性、ビフィズス菌増殖作用、鉄吸収調節作用、細胞増殖調節作用、抗炎症作用、免疫調節作用など多彩な生理機能を持つ分子量約8万の鉄結合性糖タンパク質である。牛乳、人乳、および他の哺乳動物の乳汁に含まれている。また、涙、唾液、鼻水、および気管支分泌物にも含まれている。 ラクトフェリンは、牛乳の約0.5~1%を占めるタンパク質であり、特に初乳に多く含まれる。ラクトフェリンは、牛乳から作られた乳清タンパク質の濃縮物や、母乳のタンパク質を加水分解して作られた乳幼児用粉ミルクにも含まれている。 ラクトフェリンは、その抗菌活性で知られている。ラクトフェリンは、大腸菌、サルモネラ菌、ブドウ球菌、レンサ球菌などの細菌の増殖を阻害することが知られている。また、ラクトフェリンは、ヘルペスウイルス、インフルエンザウイルス、アデノウイルスなどのウイルスの増殖も阻害することが知られている。 ラクトフェリンは、ビフィズス菌の増殖を促進する作用も持っている。ビフィズス菌は、腸内細菌叢の優勢菌であり、腸内環境を改善し、免疫機能を高める働きがある。 ラクトフェリンは、鉄の吸収を調節する作用も持っている。ラクトフェリンは、鉄と結合して鉄をキレートし、鉄の吸収を促進する。また、ラクトフェリンは、腸管の鉄の吸収を阻害する物質であるフィチン酸と結合してフィチン酸の鉄吸収阻害作用を阻害する。
小児科

看護師に必須の用語『百日咳』について

百日咳は、グラム陰性桿菌の百日咳菌(Bordetella pertussis)による急性気道感染症です。特有の痙攣性の咳発作(痙咳発作)を特徴とします。無治療だとその回復までに約100日かかることから、「百日咳」という名前がついています。百日咳は、乳幼児に多く発症し、成人や高齢者でも発症することがあります。感染経路は、百日咳菌に感染した人の飛沫を吸い込むことであり、感染力は非常に強く、飛沫感染しやすいとされています。潜伏期間は通常7~10日ですが、2~3週間まで続くこともあります。 百日咳の症状は、初期の段階では風邪と似ており、鼻水、咳、発熱などがあります。しかし、咳がひどくなり、痙攣性の咳発作を起こすようになります。咳発作は、数分間続き、その間、呼吸ができなくなったり、嘔吐したりすることがあります。咳発作は、夜間に悪化することが多く、睡眠を妨げることもあります。百日咳は、重症化すると、肺炎や脳症などの合併症を引き起こすことがあります。
略語

看護師に必須!PT(理学療法士)の役割と資格

看護師と理学療法士(PT)は、どちらも患者さんの健康状態の改善を支援するために働く専門家です。看護師は、患者の治療計画の作成や実施、患者の教育やカウンセリングなどを行います。PTは、患者の運動機能の回復や維持、疼痛の緩和などを行います。 看護師がPTの知識を持っていることは、患者のケアにおいて非常に重要です。なぜなら、PTの知識があれば、看護師は患者の運動機能の状態を評価し、患者の治療計画を作成し、患者の運動機能の回復や維持を支援することができるからです。また、PTの知識があれば、看護師は患者の疼痛を緩和するための方法を知ることができ、患者の生活の質を向上させることができます。 例えば、看護師がPTの知識を持っていれば、脳卒中後の患者のリハビリテーション計画を作成することができます。この計画には、患者の運動機能を評価し、患者の目標を設定し、患者の運動機能を回復するための介入方法を決定することが含まれます。また、看護師はPTと協力して、患者の運動機能の回復を支援することができます。例えば、看護師は患者の運動療法を指導したり、患者の運動機能を評価したりすることができます。 さらに、看護師がPTの知識を持っていれば、患者の疼痛を緩和するための方法を知ることができます。例えば、看護師は患者の疼痛を評価し、患者の疼痛の原因を特定し、患者の疼痛を緩和するための介入方法を決定することができます。また、看護師はPTと協力して、患者の疼痛を緩和することができます。例えば、看護師は患者の疼痛を和らげるための運動療法を指導したり、患者の疼痛を評価したりすることができます。
その他

知っておきたい!ナートの基礎知識

ナートとは、縫合、もしくは縫合する、という意味の業界用語である。「縫う」を意味するドイツ語、Nahtに由来する。「○針ナートする」のように使う。医療現場で利用される、処置に関する業界用語には他に、ホウコウやアンプタなどが挙げられる。 ナートは、傷口を縫合する際に使用される用語である。傷口を縫合する目的は、傷口を閉じ、感染を防ぐことである。ナートは、針と糸を使用して行われる。針は、傷口の縁を貫通させ、糸は針を通して結ばれる。ナートは、傷口の大きさや深さによって、さまざまな種類がある。 ナートは、医師や看護師によって行われる。ナートを行う際は、傷口を清潔にし、局所麻酔を行う。その後、針と糸を使用して、傷口を縫合する。ナートは、傷口を閉じ、感染を防ぐ効果がある。
呼吸器

肺胞-毛細管ブロック症候群とは?症状と原因

肺胞-毛細管ブロック症候群(ACブロック症候群、ACともいう)とは、肺胞と毛細管の間のガス交換が障害される状態のことである。これは、肺の毛細血管の炎症や肥厚、肺胞壁の肥厚、肺水腫、間質性肺疾患などのさまざまな原因によって起こる可能性がある。 ACブロック症候群は、低酸素症(血液中の酸素濃度が低い状態)と高炭酸ガス血症(血液中の二酸化炭素濃度が高い状態)を引き起こす可能性がある。症状としては、息切れ、疲労、胸痛、咳などがある。ACブロック症候群は、肺活量検査、動脈血ガス分析、胸部X線検査などの検査で診断される。治療法は、根本的な原因によって異なる。
循環器

アテローム:動脈の沈着物と健康への影響

アテロームとは、動脈の内膜に蓄積・沈着した堆積物のことです。プラーク、粥腫とも呼ばれます。マクロファージ、脂質、カルシウム、結合組織などが構成成分となります。沈着が進むと、次第に動脈内腔の狭小化を来し、末梢側の血流障害を起こします。 アテロームは、突然破綻することもあり、その場合は動脈の遠位側は突然血流が障害され、梗塞に陥ります。 アテロームの原因は、高血圧、高脂血症、糖尿病、肥満、喫煙、運動不足などです。これらの因子をコントロールすることで、アテロームの形成を予防することができます。
その他

看護師に知っておいてほしいdoの意味

doとは、処方箋やカルテに記入する際に、「同じ」を意味する略語として使われる記号のことである。繰り返しやコピーを意味する英語「ditto」に由来する。doは、薬剤の投与量や投与方法を省略して書く際に使用されることが多い。例えば、「1日2回、1錠ずつ」と指示されている薬剤について、「do」と記入すれば、「1日2回、1錠ずつ」を意味することになる。また、doは、カルテに患者さんの情報を記入する際にも使用される。例えば、患者の住所を記入する際に、「1-2-3、東京都千代田区」と記入されている住所について、「do」と記入すれば、「1-2-3、東京都千代田区」を意味することになる。doは、医療従事者にとって、時間の短縮やミスを防ぐためによく使用される記号である。
皮膚科

看護師が知っておきたい爪に関する知識

爪の構造と役割 爪は、タンパク質の一種であるケラチンでできており、表皮と毛の両方の特徴を併せ持つ組織です。爪は、手足それぞれの指先を保護しており、指腹に加える力を支えています。足の爪は、安定して身体を支え、歩行時には爪先に力を入れる役割があります。 爪は、爪の根元にある爪母基で生成されます。爪母基の細胞が分裂して新しい爪を作り、その爪が押し出す力で爪先へと伸びていきます。爪の伸びる速度は、個人差がありますが、一般的に成人で1日約0.1mmです。爪全体の再生には、6~12か月かかります。 爪は、爪甲、爪根、爪母基、爪先、爪床、爪郭、黄線、爪半月、爪上皮の9つの部分から構成されています。 爪甲は、一般的に「爪」と呼ばれる、露出した部分です。死んだ細胞の集合体であり、切っても痛みを感じません。指先を保護する役割を持っています。 爪根は、皮膚の下に隠れた爪の根元の部分です。できて間もない爪のため柔らかく、後爪郭という部位で保護されています。 爪母基は、爪根にあり、新しい爪を作る細胞が集結している部分です。爪母細胞の細胞分裂で増加することにより、新しい爪が生成され、それが押し出す力で爪先へと伸びていきます。 爪先は、爪甲の先端部にあり、爪が爪床から離れて外側へと伸びる部分です。別名、遠離縁とも呼ばれます。爪が伸びることにより、水分は爪床から補われにくくなります。水分不足をもたらすことで、爪は剥がれたり折れたり二枚爪になります。 爪床は、爪甲の裏側にあり、薄いピンク色で皮膚に密着している皮膚のことです。爪が伸びることにより爪床からは離れ、色は透明から白色へと変わり爪床となります。 爪郭は、爪甲の両側にあり、やや盛り上がった皮膚の部分です。側爪廓は爪甲の左右両側を囲む部分で、後爪郭は爪根を覆っている部分をいいます。 黄線は、爪床と爪先の境界線で、爪と皮膚が離れる部分です。 爪半月は、形は半月状で、爪甲の根元にある白色の部分です。生成したての新しい爪は角質化がまだで、水分が多いため白色に見えます。爪半月が大きい=健康というわけではありません。 爪上皮は、皮膚との境界線を覆う角質で、爪甲の根元にある部分です。いわゆる甘皮で、爪の根元にある薄い皮膚のことです。新しく生成されたばかりの爪甲を保護する働きがあります。乾燥によりささくれができるのはこの部分です。
その他

看護師に必須の用語『マグネシウム』

マグネシウムとは、細胞内に多く含まれる陽イオンであり、核酸・蛋白質・脂質の合成や、神経筋接合部などで重要な役割を果たす電解質の一つです。 человекаの中には約60%が骨に存在します。 マグネシウムは、体内でさまざまな働きをしています。 その一つは、カルシウムやリンなどのミネラルの吸収を助けることです。 また、筋肉の収縮や神経の伝達にも関与しています。 マグネシウムが不足すると、筋肉のけいれんや疲労、不眠症などの症状が現れることがあります。 摂取するマグネシウムの量については、健康な成人の場合、1日に300~400mgが推奨されています。 マグネシウムは、アーモンド、玄米、オートミール、ほうれん草、アボカドなどの食品に多く含まれています。
消化器

腹膜炎とは?症状や治療法をわかりやすく解説

腹膜炎とは、腹腔内を覆う腹膜に炎症が起こる病気です。腹膜は、内臓を支えたり、保護したりする役割を果たしています。腹膜炎が起こると、腹膜が炎症を起こして腫れ上がり、腹痛や発熱などの症状が現れます。腹膜炎は、急性腹膜炎、慢性腹膜炎、癌性腹膜炎の3つに分類されます。急性腹膜炎は、突然発症する腹膜炎で、腹痛や発熱、吐き気、嘔吐などの症状が現れます。慢性腹膜炎は、長期間にわたって持続する腹膜炎で、腹痛や下痢、体重減少などの症状が現れます。癌性腹膜炎は、癌が腹膜に転移して起こる腹膜炎で、腹痛や腹水、体重減少などの症状が現れます。腹膜炎は、放置すると命に関わることもあるため、早急な治療が必要です。
その他

看護師必須!パフォーマンスステータスを知る

パフォーマンスステータスとは、患者の全身状態を日常生活動作のレベルに応じて0~4の5段階であらわした指標です。アメリカの腫瘍学団体の1つECOG(Eastern Cooperative Oncology Group)が提唱したもので、がん患者に使われることが多いです。現場ではPS(ピーエス)と呼ぶことが多いです。 PSは、患者の身体的、精神的、社会的な機能を総合的に評価して決定されます。PSが低いほど、患者の全身状態が悪く、日常生活動作が制限されています。逆に、PSが高いほど、患者の全身状態が良く、日常生活動作が自立しています。 PSは、がんの治療計画を立てる際に重要な情報となります。PSが低い患者は、より集中的な治療が必要になるかもしれません。また、PSが低い患者は、治療の副作用に耐える力が弱い可能性があります。 PSは、患者の予後を予測する指標としても使用されます。PSが低い患者は、予後が悪い傾向にあります。しかし、PSが低い患者でも、適切な治療を受けることで、予後を改善することが可能です。
脳・神経

ミオクローヌスってなに?看護師に必須の用語

ミオクローヌスとは、自分の意思や意識とは無関係に、繰り返し起こる電撃的で突発的な体の特定の筋肉の素早い運動のことです。通常は意識の消失は起こらず、手足の遠位部、顔面、体幹に生じます。ミオクローヌスは、てんかん、脳卒中、多発性硬化症、パーキンソン病、アルツハイマー病などの様々な神経学的疾患でみられます。また、薬物、アルコール、カフェインなどの一部の薬物や物質によっても引き起こされることがあります。ミオクローヌスは、通常は軽微な症状ですが、重症になると日常生活に支障をきたすこともあります。治療法としては、基礎疾患の治療や薬物、運動療法などがあります。
組織・制度

看護師が知っておくべき『中央社会保険医療協議会』って?

中央社会保険医療協議会は、2年に1回改定される、診療報酬について審議する厚生労働相の諮問機関です。通常、中医協(ちゅういきょう)と呼ばれます。中医協の役割は、診療報酬の改定案を作成することです。診療報酬とは、医療機関が診療行為に対して受け取る対価のことです。中医協は、診療報酬の改定案を作成する際に、医療機関、患者団体、保険者などの意見を聴取し、それを踏まえて改定案を作成します。改定案が作成されたら、厚生労働大臣に提出され、厚生労働大臣がこれを承認すると、診療報酬は改定されます。中医協は、診療報酬の改定を通じて、医療の質の向上や医療費の適正化を図る役割を担っています。