眼科

看護師のための眼帯の知識

眼帯とは、治療中の眼を覆い、保護するための器具です。両端に付けたひもやゴムを耳にかけて装着します。治療の一環として、眼帯の下に薬剤を塗布したガーゼなどを挟み込み、薬剤が眼に直接当たるようにする場合があります。 眼帯は、治療中の眼を保護するために使用されることが多いですが、弱視や斜視の訓練を行う場合にも使用されます。小児では眼帯を長期に使用すると弱視になる可能性があるため可能な限り避けたほうがいいとされています。
組織・制度

看護師に知っておいてほしいナースセンターとは?

ナースセンターは、看護師、保健師、助産師の就業促進と、看護に関する知識向上を目指して実施・運営されている団体です。1992年に制定された「看護師等の人材確保の促進に関する法律」に基づき設置されました。 ナースセンターは、看護師、保健師、助産師の求人情報を提供したり、看護師、保健師、助産師のスキルアップのための研修会を開催したり、看護に関する相談を受け付けたりするなど、看護師、保健師、助産師が安心して働き、スキルアップできる環境を整えるためにさまざまな役割を果たしています。 また、ナースセンターは、看護に関する情報を収集・分析したり、看護に関する政策提言を行ったりするなど、看護の発展に貢献する活動も行っています。
感染

看護師に必須の用語『感冒』

感冒とは、自然に寛解するウイルス感染症であり、その多くは咳・鼻汁・咽頭痛といった多くの症状を呈するウイルス性上気道炎のことを指しています。感冒は、風邪や鼻かぜとも呼ばれ、毎年冬季に流行する疾患です。感冒の原因となるウイルスには、インフルエンザウイルス、アデノウイルス、ライノウイルスなどがあります。これらのウイルスは、空気感染や接触感染によって人から人へと感染します。感冒の潜伏期間は2~3日で、症状は通常1週間前後続きます。感冒の症状は、咳、鼻汁、咽頭痛、発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛などです。感冒の治療法は、対症療法が中心です。解熱剤や鎮痛剤、咳止め薬、鼻水止め薬などが使用されます。感冒を予防するためには、手洗いを励行し、マスクを着用し、十分な休息をとることが大切です。
呼吸器

看護師必須用語『胸郭動揺』について

胸郭動揺とは、複数の骨折した肋骨や胸骨が奇異呼吸を生じる状態のことです。 フレイルチェスト、胸壁動揺とも呼ばれます。 胸郭動揺は、交通事故や転落事故などの外傷によって生じることが最も多いです。 しかし、骨粗鬆症や癌などの疾患によって生じることもあります。 胸郭動揺になると、呼吸が困難になり、痛みや咳などの症状が生じます。 また、肺挫傷や血胸などの合併症を引き起こすこともあります。 胸郭動揺の治療は、骨折した肋骨や胸骨を固定することによって行われます。 固定には、ギプスやコルセット、手術などが用いられます。 胸郭動揺の予後は、骨折した肋骨や胸骨の数や位置、合併症の有無などによって異なります。
検査・診断

ブルンベルグ徴候の理解と応用

ブルンベルグ徴候とは、患者の腹壁を手で垂直に圧迫し、その手を急に離すと鋭い痛みを感じる症状である。腹膜に炎症があると起こる腹膜刺激症状の一つで、反跳痛(rebound tenderness)または反動痛とも呼ばれる。ブルンベルグ徴候は、腹膜炎、穿孔性腹膜炎、腸閉塞、憩室炎などの疾患でみられることが多い。 ブルンベルグ徴候は、腹膜に炎症があると起こるため、腹痛を訴える患者に対して、ブルンベルグ徴候の有無を調べることで、腹膜炎の有無を判断することができる。ブルンベルグ徴候の検査は、患者を仰臥位にし、患者の腹壁を手で垂直に圧迫する。その後、手を急に離し、患者に痛みを感じるかどうかを尋ねる。患者が鋭い痛みを感じた場合、ブルンベルグ徴候が陽性と判定される。 ブルンベルグ徴候は、腹膜炎の診断に有用な検査であるが、ブルンベルグ徴候が陰性であっても、腹膜炎の可能性は否定できないことに注意が必要である。
検査・診断

看護師が知っておくべきデジタルX線撮影法とは?

デジタルX線撮影法とは、従来のフィルムを使用したX線撮影に比べて放射線量の少ない撮影法です。フィルムの代わりにコンピューターで画像を取り込み、画面上で診断します。X線照射した画像の濃度、コントラスト、拡大率を自由に調整できるため、従来のX線写真では得られなかった軟部組織の情報も得ることができます。これにより、従来のX線写真に比べて、医師が得られる情報量が増加しています。 従来のX線写真では、フィルムが感光剤として使用されていました。そのため、単純X線撮影では、感光剤の質を変えることで、骨や心臓など、組織によって写りやすい像を強調することができても、柔らかい組織を写し出すことは困難でした。 一方、デジタルX線撮影では、被写体から透過してきたX線を、セシウムヨウ化物などのX線検出器で電気信号に変換してデジタルデータ化します。そのため、デジタルX線撮影では、被写体からの情報をより忠実に再現できるため、従来のX線写真では見逃されてしまうような軟部組織の病変も見つけることができます。 また、デジタルX線撮影は、フィルムを使用しないため、現像の必要がなく、撮影から診断までの時間が短縮できます。さらに、デジタル画像は、パソコンやタブレット端末で閲覧できるため、患者への説明や他の医療機関との情報共有などが容易に行えます。
産婦人科

看護師が知っておきたい!原発性不妊症について

原発性不妊症とは、不妊症のなかで一度も妊娠の成立のない場合を指します。不妊症は、妊娠を希望するカップルが1年間、避妊せずに性交渉を行っても妊娠しない状態を指しますが、原発性不妊症は、その中でも一度も妊娠したことがない状態を指します。原発性不妊症の原因は、男性側と女性側に分けることができます。男性側では、精子の数が少ない、精子の運動率が低い、精子の形態が悪いなどが原因となることが多く、女性側では、卵管が詰まっている、子宮筋腫がある、子宮内膜症があるなどが原因となることが多くあります。原発性不妊症の治療法は、原因によって異なりますが、男性側では、精子を増やす薬を服用したり、精子を人工的に受精させたりする治療法があります。女性側では、卵管を詰まらせているものを取り除いたり、子宮筋腫や子宮内膜症を手術したりする治療法があります。また、体外受精や顕微授精などの生殖補助医療を行うことで、妊娠を成功させることができます。
その他

看護師が知っておくべき腫瘍に関する用語「トゥモール」

-腫瘍の定義と種類- 腫瘍とは、細胞が制御不能に増殖して塊を形成した状態のことである。腫瘍の中には、良性腫瘍と悪性腫瘍の2種類がある。 良性腫瘍とは、その場にとどまって増殖し、周辺組織に浸潤したり転移したりしない腫瘍のことである。一般的に、良性腫瘍は命に関わることはない。 一方、悪性腫瘍とは、周辺組織に浸潤したり転移したりする腫瘍のことである。悪性腫瘍は、その進行度合いによって、ステージ1からステージ4まで4段階に分類される。ステージ1は、腫瘍が最も小さく、ステージ4は、腫瘍が最も大きい状態である。 悪性腫瘍は、さらに、肉腫、白血病、リンパ腫、脳腫瘍など、様々な種類に分類される。肉腫は、骨や筋肉などの結合組織にできる腫瘍である。白血病は、血液や骨髄にできる腫瘍である。リンパ腫は、リンパ節やリンパ組織にできる腫瘍である。脳腫瘍は、脳や脊髄にできる腫瘍である。 悪性腫瘍は、早期発見・早期治療が重要である。腫瘍が小さいうちに治療を開始することで、治癒の可能性が高くなる。
医療機器・設備・器具

看護師に必須の用語『ホスピス」とは?

ホスピスとは、治療困難な疾患(末期がんなど)を抱える患者やその家族が快適に生活できるよう、医療ケアを提供する施設(および理念)のことです。その目的は、患者の身体的、精神的、社会的、霊的な苦痛を軽減することです。 ホスピスの理念は、「患者と家族が尊厳と安らぎをもって生活できるようにする」ことです。これは、患者の自己決定権を尊重し、患者のニーズに沿ったケアを提供することを意味します。ホスピスでは、患者と家族がケアの意思決定に参加し、ケアのプランを一緒に作成することができます。また、ホスピスでは、痛みやその他の症状のコントロールに重点が置かれ、患者のニーズに合ったケアが提供されます。
耳鼻咽喉科

看護師に必須の用語『手話』とは?

-1. 手話の定義と歴史- 手話は、主に聴覚障害者が用いる意思疎通の手段であり、手の位置や形、動きを組み合わせて表現を行う視覚的・動作的言語である。手話は、世界各国でそれぞれ独自に発達しており、その数は200以上と言われている。 手話の起源については、はっきりとしたことはわかっていないが、古代エジプトや古代ギリシャの時代には、すでに手話を用いていたという記録が残っている。日本では、1878年に京都府の盲学校で手話が導入され、その後、全国の盲学校や聾学校に広がっていった。 現在の日本では、手話は「障害者の日常生活及び社会生活を円滑にするための障害者の移動等の円滑化の促進に関する法律」によって、障害者のコミュニケーション手段の一つとして認められている。また、手話は「手話通訳士法」によって、手話通訳士という国家資格が創設されており、手話通訳士は、聴覚障害者と聴者との間のコミュニケーションを円滑にするために必要な知識と技能を有する者として認定されている。
消化器

看護師が知っておきたい「急性胆管炎」とは?

-急性胆管炎の概要- 急性胆管炎とは、胆管の感染によって引き起こされる急性の炎症性疾患です。細菌が胆管に侵入することで発症することが多く、胆石、胆管狭窄、すい臓がん、胆管がん、十二指腸乳頭部がん、総胆管嚢胞などによって胆管が閉塞している場合に起こりやすいです。胆管炎は、軽症のものから重症のものまであり、重症の場合には敗血症や死に至ることもあります。 急性胆管炎の症状としては、右上腹部の痛み、発熱、悪寒、嘔吐、下痢、黄疸などがあります。胆管炎が重症化すると、敗血症や肝不全、腎不全などの合併症を引き起こすことがあります。 急性胆管炎の治療は、主に抗菌薬の内服や点滴による薬物療法が行われます。胆石が原因の場合は、胆石の除去が必要になることもあります。胆管が閉塞している場合は、内視鏡や外科手術によって胆管の閉塞を解除する必要があります。
脳・神経

アーガイル=ロバートソン瞳孔とは?- 看護師に必須の用語

-アーガイル=ロバートソン瞳孔の原因- アーガイル=ロバートソン瞳孔の原因は主に神経梅毒です。神経梅毒は、梅毒が中枢神経系に感染して起こる病気で、その原因は梅毒菌です。梅毒菌は、梅毒を発症した母親から胎児に感染したり、性行為によって感染したりします。神経梅毒は、梅毒の進行段階によって、早期神経梅毒、中期神経梅毒、後期神経梅毒に分類されます。アーガイル=ロバートソン瞳孔は、主に後期神経梅毒の症状のひとつとして現れます。 後期神経梅毒の症状としては、アーガイル=ロバートソン瞳孔以外にも、運動障害、感覚障害、認知症、精神障害などがあります。後期神経梅毒は、脳や脊髄に重度の損傷を与えることがあり、死に至ることもあります。そのため、神経梅毒の早期発見と治療が重要です。 神経梅毒の治療には、ペニシリンなどの抗菌薬が使用されます。抗菌薬の投与によって、梅毒菌を殺菌し、神経梅毒の症状を改善させます。しかし、後期神経梅毒の症状は、抗菌薬の投与によっても完全に改善するとは限りません。そのため、後期神経梅毒の患者さんは、生涯にわたって定期的な検査と治療を受ける必要があります。
循環器

看護師に必須の用語『V7』

V7は、背部誘導心電図の9つの誘導部位のうちの1つです。背部誘導心電図は、後壁心筋梗塞を疑ったときに、標準12誘導心電図に追加される特殊な心電図です。後壁心筋梗塞は、心臓の後ろ側の壁に血流が遮断される状態です。 V7は、心臓の後壁を電気的に見ることができる誘導部位です。そのため、後壁心筋梗塞の診断に役立ちます。V7でST上昇やQ波を認めた場合、後壁心筋梗塞の可能性が高くなります。 また、V7は、心肥大や心筋症の診断にも役立ちます。V7でR波が高く、S波が深い場合は、左室肥大の可能性があります。また、V7でQRS幅が広い場合は、心筋症の可能性があります。
血液・造血

看護師に欠かせない!造血幹細胞の基礎知識

造血幹細胞は、白血球、赤血球、血小板などすべての造血細胞に分化する能力と、自己複製能力を有する細胞です。この細胞は、骨髄、臍帯血、末梢血など、さまざまな組織や臓器に存在します。 造血幹細胞は、すべての造血細胞に分化することができるため、造血の維持に重要な役割を果たしています。造血幹細胞は、細胞分裂により自分自身を複製し、そのうちのいくつかは造血細胞に分化します。造血細胞はさらに赤血球、白血球、血小板に分化し、血液を構成します。 造血幹細胞は、造血の維持に加えて、免疫機能の維持にも重要な役割を果たしています。白血球は、細菌やウイルスなどの異物を攻撃して体を守る役割を果たしています。造血幹細胞は、白血球を分化させることで、免疫機能の維持に貢献しています。 造血幹細胞は、白血球、赤血球、血小板などすべての造血細胞に分化する能力と、自己複製能力を有する細胞です。造血幹細胞は、骨髄、臍帯血、末梢血など、さまざまな組織や臓器に存在し、造血の維持や免疫機能の維持に重要な役割を果たしています。
循環器

看護師が知っておきたいクロレラについて

クロレラは、淡水に生息する単細胞緑藻類です。クロレラは、葉緑体を持ち、光合成を行うことで、栄養素を生成します。クロレラは、タンパク質、ビタミン、ミネラルなどを豊富に含んでいます。また、クロレラは、β-カロテン、ルテイン、クロロフィルなど、様々な色素を含んでいます。クロレラは、古くから食用として利用されてきました。クロレラは、乾燥させて粉末状にしたものが、サプリメントとして販売されています。クロレラは、栄養価が高く、健康維持に役立つと言われています。クロレラは、免疫力を高め、疲労回復、アンチエイジング、ダイエットなどの効果があると言われています。また、クロレラは、放射線被曝から身体を守る効果もあると言われています。
その他

看護師に必須の用語『陳旧性』とは

陳旧性とは、医療現場において時間の経過の程度を表す言葉である。急性期や亜急性期よりも時間が経過した状態を指す。陳旧性の期間は、疾患や病態によって異なるが、一般的には3か月以上経過した状態を陳旧性と呼ぶことが多い。 陳旧性に至るまでの経過期間は、疾患や病態によって大きく異なる。例えば、急性心筋梗塞の場合、発症から3か月以内の状態を急性期、3か月以上経過した状態を陳旧期と呼ぶ。一方、慢性閉塞性肺疾患(COPD)の場合、発症から数年以上経過した状態を陳旧期と呼ぶことが多い。
検査・診断

遺伝子変異とは?看護師に必要な知識を解説

遺伝子変異とは、細胞が発がん物質や変異原物質にさらされることで、遺伝子の塩基配列に変化が起きることである。遺伝子変異は、ゲノムのDNA塩基配列に変化をもたらし、タンパク質の構造や機能に影響を与える可能性がある。遺伝子変異は、体細胞変異と生殖細胞変異の2つの主要な種類に分類される。体細胞変異は、皮膚や筋肉などの体細胞に起こる変異であり、生殖細胞変異は、精子や卵子などの生殖細胞に起こる変異である。生殖細胞変異は、子孫に遺伝するため、体細胞変異よりも深刻な結果をもたらす可能性がある。 遺伝子変異は、様々な原因で引き起こされる可能性がある。最も一般的な原因は、発がん物質や変異原物質への暴露である。発がん物質は、タバコ、紫外線、X線などの物質であり、変異原物質は、化学物質、放射線、ウイルスなどの物質である。また、遺伝子変異は、自然に起こることもある。自然に起こる遺伝子変異は、DNAの複製エラーや、DNAを修復する酵素のエラーが原因で引き起こされる。 遺伝子変異は、様々な健康上の問題を引き起こす可能性がある。遺伝子変異は、癌、遺伝性疾患、発達障害など様々な病気の原因となる可能性がある。また、遺伝子変異は、老化プロセスにも関与していると考えられている。
その他

増悪とは?意味と知っておくべきポイント

増悪とは、症状が悪化することである。もともと悪かった状態がさらに悪くなることを指す。例えば、COPD(慢性閉塞性肺疾患)に罹患している患者が、上気道感染などを契機に病態が急激に悪化することをCOPD急性増悪と呼ぶ。 増悪は、さまざまな原因で起こり得る。例えば、感染症、薬の副作用、ストレス、怪我などが原因で起こる場合がある。増悪の症状は、その原因によって異なるが、一般的には、呼吸困難、咳、痰の増加、発熱、疲労感、倦怠感などがみられる。 増悪が起こった場合、速やかに医師の診察を受ける必要がある。増悪の原因を特定し、適切な治療を受けることで、症状の改善を図ることが大切である。増悪を予防するためには、日頃から体調管理に気を配り、感染症やストレスを避けることが大切である。また、COPDや喘息などの慢性疾患を患っている場合は、定期的に医師の診察を受け、薬を正しく服用することが重要である。
検査・診断

看護師が知っておきたい基礎体温の基礎知識

基礎体温とは、一定時間以上の睡眠後の起床時の安静な状態で測定した体温です。女性の場合、卵胞ホルモン(エストロゲン)、黄体ホルモン(プロゲステロン)という2種類のホルモンの影響を大きく受けており、基礎体温を測定することにより、これらのホルモン分泌が正常に行われているかを予測することができます。 基礎体温は、排卵日を予測したり、妊娠の有無を判断したりすることができます。また、月経周期の異常や、更年期の症状などを判断するのにも役立ちます。 基礎体温を測定するには、毎朝決まった時間に、体温計を舌の下に5分ほど入れて測定します。測定した体温は、グラフに記録しておくと、変化がわかりやすくなります。
その他

看護師に必須の用語『アスピレーション』とは?

アスピレーション(あすぴれーしょん、aspiration)とは、誤嚥(ごえん)のことである。誤嚥とは、食物や液体が誤って気管に入ってしまうことである。誤嚥は、嚥下機能が低下している人や、物を食べるのが急いでいる人によく起こる。 誤嚥が起こると、肺炎や窒息を引き起こす可能性がある。肺炎とは、肺に炎症が起こる病気である。窒息とは、呼吸ができなくなることであり、死に至ることもある。 誤嚥を防ぐためには、以下のことに注意することが大切である。 * ゆっくりとよく噛んで食べる。 * 食事中は、話をしたり、テレビを見たりしない。 * 食べ物を口に入れたまま寝転がらない。 * 嚥下機能が低下している人は、誤嚥を防ぐための特別な食事や飲み物を使用する。 誤嚥が起こった場合は、すぐに医療機関を受診することが大切である。
その他

看護士が知っておくべき「イブプロフェン」

イブプロフェンの作用機序は、プロスタグランジン合成阻害に基づいています。プロスタグランジンは、痛み、炎症、発熱に関与する生体物質です。イブプロフェンは、プロスタグランジンの合成に関与する酵素であるシクロオキシゲナーゼ(COX)を阻害することで、プロスタグランジンの産生を抑制します。これによって、痛み、炎症、発熱を軽減する効果を発揮します。 イブプロフェンは、COX1とCOX2の両方を阻害しますが、COX2に対する阻害作用の方が強いとされています。COX1は、胃粘膜や腎臓などの正常な組織にも存在しており、その阻害は胃潰瘍や腎障害などの副作用を引き起こす可能性があります。一方、COX2は、炎症部位に主に存在しており、その阻害は副作用のリスクを軽減することができます。 イブプロフェンは、鎮痛、解熱、抗炎症作用を有し、頭痛、月経痛、筋肉痛、関節痛、腰痛などの痛みや、風邪やインフルエンザによる発熱や炎症を軽減するために使用されます。また、リウマチ性関節炎や変形性関節症などの慢性疼痛の治療にも使用されます。
救急・ICU

知っておきたい『緊急室開胸手術』の重要用語

緊急室開胸手術とは、心臓や肺などの胸部の臓器に損傷を受けた患者に対して、緊急に行われる手術のことです。この手術は、手術室まで移動することができない、一刻を争う状態の重篤な患者に対して行われます。緊急室開胸手術は、救急室開胸手術とも呼ばれ、一般的には、救急室や初療室などの医療施設で行われます。この手術は、患者の命を救うために必要な処置であり、高度な外科的技術と経験を必要とするため、専門の外科医が行います。緊急室開胸手術は、患者の状態に応じて、さまざまな方法で行われます。最も一般的な方法は、胸部の正中線を切開して、胸腔を開く方法です。この方法では、心臓や肺、食道などの臓器に直接アクセスすることができます。緊急室開胸手術は、患者の状態が安定するまでは、数時間にわたって行われることもあります。手術後は、患者は集中治療室で経過観察を受け、回復を待ちます。
内分泌・代謝・栄養

看護師に必須の用語『甲状腺機能亢進症』の解説

甲状腺機能亢進症とは、甲状腺ホルモンが過剰に分泌される病気です。このホルモンは、体の代謝を調節する役割を担っており、過剰になると体のさまざまな機能が亢進してしまいます。 甲状腺機能亢進症には、いくつかの原因があります。最も頻度が高いのは、バセドウ病と呼ばれる自己免疫疾患です。これは、免疫システムが自分の甲状腺を攻撃することで、甲状腺ホルモンが過剰に分泌されるようになります。 他に、機能性腺腫、亜急性甲状腺炎、無痛性甲状腺炎などの原因もあります。機能性腺腫は、甲状腺にできる良性の腫瘍で、甲状腺ホルモンを過剰に分泌することがあります。亜急性甲状腺炎は、ウイルスの感染によって甲状腺に炎症が起こり、甲状腺ホルモンが過剰に分泌される病気です。無痛性甲状腺炎は、痛みを伴わない甲状腺の炎症で、甲状腺ホルモンが過剰に分泌される場合があります。
脳・神経

看護師に必須の用語『アーガイル=ロバートソン瞳孔』について

アーガイル=ロバートソン瞳孔とは、瞳孔異常の一種で、対光反応がない状態のことです。対光反応とは、光を当てたときに瞳孔が縮小する反応のことです。アーガイル=ロバートソン瞳孔では、光を当てても瞳孔が縮小しません。この症状は、主に神経梅毒で起こります。神経梅毒とは、梅毒菌が脳や脊髄に感染した状態のことです。梅毒は、梅毒トレポネーマという細菌によって引き起こされる感染症です。梅毒は、主に性行為によって感染します。梅毒に感染すると、皮膚や粘膜に発疹や潰瘍などの症状が現れます。梅毒を治療せずに放置すると、神経梅毒を発症することがあります。神経梅毒は、脳や脊髄を損傷し、様々な症状を引き起こす可能性があります。アーガイル=ロバートソン瞳孔は、神経梅毒の症状の一つです。