内分泌・代謝・栄養

甲状腺機能低下症とは:症状、原因、治療法

甲状腺機能低下症とは 甲状腺機能低下症とは、甲状腺ホルモンの分泌が低下した病態を指します。甲状腺ホルモンは、体の代謝を調整する働きをしており、その分泌量が低下すると、体の代謝が低下して様々な症状が現れます。 甲状腺機能低下症の症状 甲状腺機能低下症の症状は、疲労感、倦怠感、体重増加、便秘、寒がり、肌の乾燥、むくみ、抜け毛、月経不順、うつなどがあります。また、甲状腺機能低下症が進行すると、心臓の機能が低下したり、脳の働きが鈍くなったりするなど、命に関わるような合併症を起こすこともあります。 甲状腺機能低下症は、血液検査で甲状腺ホルモンの値を測定することで診断されます。治療は、甲状腺ホルモンの薬を服用することで行われます。甲状腺ホルモンの薬は、1日1回、朝食前に服用します。薬の服用を続けると、甲状腺機能が正常に戻り、症状が改善していきます。 甲状腺機能低下症は、適切な治療を受ければ、症状をコントロールして健康な生活を送ることができます。ただし、甲状腺機能低下症は、進行すると様々な合併症を引き起こすことがあるため、早期発見と早期治療が大切です。
消化器

看護師が知っておきたい肝円索

肝円索は、胎児の時に臍帯と肝臓を繋いでいた組織です。出生後は、その機能が失われて索状の組織となり、肝臓から臍まで、腹部の真ん中を通っています。肝円索は、臍静脈索とも呼ばれ、ナイロン糸のような細い紐状の組織です。長さはおよそ5cmで、幅は数mmです。肝円索は、肝臓から臍まで、腹部の正中線を通っています。肝臓の左葉と右葉の間から始まり、臍まで伸びています。肝円索は、肝臓と臍を繋ぐ役割を果たしています。肝臓から臍まで血液を運んだり、臍から肝臓まで栄養を運んだりしています。
腎・泌尿器

看護師に必須の用語『尿閉』

尿閉とは、膀胱内に尿が多量に貯留しており、尿をしたいという気持ち(尿意)があっても排尿できない状態を指します。尿閉は、前立腺肥大や尿道閉塞などの原因で尿道が狭くなったり、膀胱の神経障害や筋肉の麻痺などで膀胱が収縮できなくなったりすると起こります。尿閉になると、膀胱が膨張して痛みを伴うことがあります。また、尿が膀胱内に貯留することで、細菌が繁殖しやすく、膀胱炎や腎盂腎炎などの感染症を起こすリスクが高まります。尿閉は、男性よりも女性の方が起こりやすく、高齢者にも多く見られます。尿閉の症状としては、尿意があるのに排尿できない、排尿が困難、排尿時の痛み、下腹部痛、頻尿、残尿感などがあります。尿閉が疑われる場合は、早めに医療機関を受診することが大切です。尿閉の原因を特定し、適切な治療を受けることで、症状を改善することができます。
その他

看護師に欠かせない用語「ナート」

ナートとは、縫合、もしくは縫合する、という意味の業界用語です。「縫う」を意味するドイツ語、Nahtに由来しており、医療現場で利用されています。処置に関する業界用語としては、他に、ホウコウやアンプタなどが挙げられます。ナートは、主に外科手術や傷の治療において使用されます。例えば、外科手術では、切開した部分を縫合して元の状態に戻すためにナートが行われます。また、傷の治療においても、傷口を縫合することで傷の治癒を促進することができます。ナートを行う際には、まず、傷口を洗浄して消毒します。次に、傷口の両端を縫合針で固定します。最後に、縫合針を糸で結んで縫合を完了させます。ナートは、医療従事者によって行われる処置であり、患者さんの安全と健康を守るために重要な役割を果たしています。
その他

看護師に必須の用語『Vライン』とは?

Vラインとは、末梢静脈ラインのことであり、静脈へのアクセスを確立するために使用されます。主な目的は、輸液や血管内への薬剤投与(静脈注射静注)です。Vラインは、手、腕、足など、末梢の静脈に挿入されます。挿入位置は、患者の状態や治療の目的によって決まります。Vラインは、短期間の治療や投薬に使用されることが多いですが、長期にわたって使用されることもあります。 Vラインの挿入は、通常は看護師が行います。Vラインを挿入する前に、患者の静脈の状態を評価し、適切な挿入位置を選択します。挿入部位を消毒し、静脈を穿刺してVラインを挿入します。Vラインが挿入されたら、固定テープで固定します。Vラインは、定期的に観察し、感染や合併症の兆候がないかを確認することが重要です。
内分泌・代謝・栄養

看護師必見!クッシング症候群とは

クッシング症候群とは、副腎皮質ホルモン(コルチゾール)が過剰に分泌されることで起こる症候群であり、副腎過形成、副腎腫瘍、下垂体腺腫などが原因となる。 クッシング症候群は、男性よりも女性に多く、発症年齢は30~50歳代がピークである。症状としては、満月様顔貌、中心性肥満、高血圧、糖尿病、骨粗しょう症、筋肉萎縮、易疲労感、月経異常などが挙げられる。 クッシング症候群の原因として、副腎過形成、副腎腫瘍、下垂体腺腫などが挙げられる。副腎過形成とは、副腎が肥大してコルチゾールの分泌が過剰になる疾患であり、副腎腫瘍とは、副腎に腫瘍が発生してコルチゾールの分泌が過剰になる疾患である。下垂体腺腫とは、下垂体に腫瘍が発生して副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)の分泌が過剰になる疾患であり、ACTHの過剰分泌によって副腎が刺激されてコルチゾールが過剰に分泌される。 クッシング症候群の診断は、血液検査、尿検査、画像検査などによって行われる。血液検査では、コルチゾール値の上昇、尿検査では、コルチゾール排泄量の増加が認められる。画像検査では、副腎過形成、副腎腫瘍、下垂体腺腫などの病変が認められる。 クッシング症候群の治療は、原因によって異なる。副腎過形成の場合は、副腎を摘出する手術が行われる。副腎腫瘍の場合は、腫瘍を摘出する手術が行われる。下垂体腺腫の場合は、腫瘍を摘出する手術が行われるか、放射線治療が行われる。
その他

看護師に必須の用語『ガンツ』について

ガンツとは、スワンガンツカテーテル(肺動脈カテーテル)の略語である。カテーテルを開発したDR.SwanとDR.Ganzの二人の医師の名前が使われている。ガンツは、心疾患が原因で心機能が低下した場合に、心機能異常の詳細を把握する目的で行われる検査に使用される。重度の心筋梗塞後や心肺停止蘇生後など、特に重篤な患者に用いられる。 ガンツ検査では、カテーテルを右心房、右心室、肺動脈に挿入し、血圧や心拍数、血液酸素濃度などの情報を測定する。また、カテーテルの先端にはバルーンが付いており、バルーンを膨らませることで肺動脈を閉塞し、肺動脈楔入圧を測定することができる。肺動脈楔入圧は、左心室の拡張能を反映する指標であり、心不全の重症度を評価するのに有用である。 ガンツ検査は、心疾患の診断や治療に有用な検査であるが、合併症のリスクもある。合併症としては、カテーテル挿入時の出血や感染症、カテーテルの先端が血管を傷つけることによる穿孔などがある。そのため、ガンツ検査は慎重に行われなければならない。
救急・ICU

看護師に必須!低心拍出量症候群の基礎知識

低心拍出量症候群とは、心臓が身体の組織や器官に十分な量の血液を送り出せない状態のことです。これは、心臓のポンプ機能が低下したり、血液量が減少したりすることで起こります。低心拍出量症候群は、心臓手術の直後、急性心筋梗塞、心肺蘇生を行った後などに起こりやすい状態です。 低心拍出量症候群の症状には、疲労感、息切れ、めまい、失神などがあります。また、低血圧、頻脈、冷や汗、尿量減少などの症状も見られます。低心拍出量症候群は、重症化すると命を落とすこともある危険な状態です。そのため、早期に発見して治療することが大切です。
その他

看護師が知っておくべき用語『ナトリウム』について

ナトリウムとは、電解質の一種であり、細胞外液中の陽イオンの90%を占めています。血漿浸透圧、酸塩基平衡、細胞外液量の調整に重要な役割を果たしています。ナトリウムの血漿浸透圧は、2×(Na+K) 〔mmol/L〕+グルコース〔mg/dL〕/18+BUN〔mg/dL〕/2.8と計算されます。 ナトリウムは、細胞外液量を調整することで、血圧を維持するのに役立っています。また、筋肉の収縮や神経の伝達にも関与しています。ナトリウムの濃度が正常範囲から外れると、様々な症状が現れます。ナトリウム濃度が低いと、低ナトリウム血症となり、倦怠感、吐き気、嘔吐、意識障害などの症状が現れます。ナトリウム濃度が高いと、高ナトリウム血症となり、喉の渇き、脱水症状、筋肉の痙攣、意識障害などの症状が現れます。
消化器

看護師必須用語『筋性防御』とは?原因や症状

筋性防御とは、腹部を触診した際、腹壁の筋肉が緊張して硬くなる内臓体性反射のことです。これは、壁側腹膜の炎症を示唆しており、腹膜炎や腹腔内出血などの疾患でみられます。筋性防御は、腹部の痛みを伴うことが多く、触診によって筋肉の緊張を認めることができます。また、筋性防御は、腹部のX線検査やCT検査でも確認することができます。筋性防御は、腹膜炎や腹腔内出血などの疾患の診断に役立ちます。また、筋性防御は、これらの疾患の重症度を評価するのにも役立ちます。
アレルギー・膠原病

看護師に必須の用語『プロスタグランジン』ってなに?

-プロスタグランジンって何?- プロスタグランジンとは、細胞膜に存在する脂質から合成される生体活性物質のひとつです。体内のあらゆる臓器や組織に分布しており、幅広い生理作用を持っています。その主な役割としては、血管拡張、気管支拡張、子宮収縮、発熱、炎症などがあげられます。また、痛みを軽減したり、血小板の凝集を抑制したりする作用も持っています。 プロスタグランジンは、アラキドン酸という脂質から合成されます。アラキドン酸は、細胞膜のリン脂質に多く含まれており、プロスタグランジン合成酵素によってプロスタグランジンに変換されます。プロスタグランジン合成酵素には、シクロオキシゲナーゼ(COX)とリポキシゲナーゼ(LOX)の2種類があり、COXによってプロスタグランジンE2(PGE2)やプロスタグランジンI2(PGI2)が、LOXによってプロスタグランジンF2α(PGF2α)やプロスタグランジンD2(PGD2)が合成されます。 プロスタグランジンは、合成されるとすぐに分解されます。プロスタグランジンを分解する酵素には、プロスタグランジン分解酵素(PGデグラデーゼ)とプロスタグランジンEシンターゼ(PGES)の2種類があり、PGデグラデーゼによってプロスタグランジンE2(PGE2)やプロスタグランジンI2(PGI2)が、PGESによってプロスタグランジンF2α(PGF2α)やプロスタグランジンD2(PGD2)が分解されます。 プロスタグランジンは、体内の様々な生理機能に関与しており、その働きは多岐にわたっています。そのため、プロスタグランジンは薬の開発においても重要な役割を果たしており、解熱剤、鎮痛剤、抗炎症剤、気管支拡張剤、子宮収縮剤など、様々な薬剤に利用されています。
医療機器・設備・器具

トロッカーとは?看護師が知っておきたい基礎知識

トロッカーとは、胸腔内に留置され、気胸や胸水、膿胸などの治療としてドレナージ等の目的に使われる管(ドレーン)のことである。総称としては胸腔ドレーンと呼ばれるが、気胸に対する脱気を目的とした場合に特にトロッカーと呼称することが多い。 トロッカーは、胸腔内に直接挿入して、胸腔内の空気や液体を排出・導入する役割を担う医療機器である。気胸の場合には、胸腔内に溜まった空気を排出するために使用され、胸水の場合は、胸腔内に溜まった液体を排出するために使用される。また、膿胸の場合は、胸腔内に溜まった膿を排出するために使用される。 トロッカーは、様々な太さや長さがあり、胸腔内の状態に合わせて適切なものを選択する必要がある。また、トロッカーを挿入する際には、感染症予防のため、無菌的操作を遵守する必要がある。
整形外科

看護師が知っておきたい義足の基礎知識

-義足の定義と種類- 義足とは、欠損した箇所につなげて装着する人工の足のことです。義足の材料や構造は、欠損の程度や患者のライフスタイルに合わせて選択されます。義足には主に以下の4種類があります。 * 硬性義足足首が固定されており、膝を曲げることはできません。最も単純な構造であり、安価で軽量なため、一時的な使用や歩行能力が低い患者に適しています。 * 関節義足足首が可動式になっており、膝を曲げることができます。硬性義足よりも歩行が自然になり、活動範囲が広がりますが、高価であり、メンテナンスが必要になります。 * マイクロプロセッサ制御義足コンピュータ制御の義足で、歩行速度や路面状況に合わせて自動的に調整されます。高価であり、メンテナンスが必要になりますが、最も自然な歩行が可能になります。 * ハイブリット義足硬性義足と関節義足の両方の特徴を備えた義足です。足首は可動式ですが、膝を曲げることはできません。硬性義足よりも歩行が自然になり、メンテナンスも容易ですが、関節義足ほど高価ではありません。 義足の選択は、患者のライフスタイルや活動レベル、経済状況などによって異なります。医師や義肢装具師と相談して、最適な義足を選択することが大切です。
眼科

結膜下出血とは?症状と対処法を解説

結膜下出血とは、眼球の表面を覆う薄い膜である結膜に起こる出血のことです。白目の部分が赤くなるのが特徴で、痛みや違和感などの症状を伴うことがあります。結膜下出血の原因は様々ですが、外傷、感染症、アレルギー、高血圧、糖尿病などが挙げられます。また、抗凝固薬を服用している場合や、目の手術を受けた後に結膜下出血が起こることもあります。結膜下出血は、多くの場合1~2週間で自然に吸収されます。しかし、出血がひどい場合や、症状が長引く場合は、医師の診察を受ける必要があります。
腎・泌尿器

看護師が知っておきたい『eGFR』とは?

eGFRとは、eGFRは、腎機能を評価する際に用いる数値である。腎機能の指標としてよく用いられる。推算糸球体濾過量ともいう。 eGFRは、血液中のクレアチニンの値をもとに算出される。クレアチニンは、筋肉の代謝産物であり、腎臓から尿中に排泄される。クレアチニンの値が高いと、腎機能が低下している可能性がある。 eGFRの正常値は、60mL/分/1.73㎡以上である。eGFRが60mL/分/1.73㎡未満になると、腎機能が低下していると診断される。eGFRが低下すると、老廃物が体内に蓄積され、さまざまな症状を引き起こす。 eGFRは、腎機能を評価する重要な指標である。定期的に検査を行い、腎機能を管理することが大切である。
医療機器・設備・器具

看護師に必須の用語『術野』とは

術野とは、手術を行っている、目で見える部分のことである。例えば、手術の際、手元を視認できるように腹壁や臓器等をカギ状の医療器具で押さえることを、「術野を広げる」という。術野は、手術を受ける患者の安全を確保するためにも重要であり、手術を行う医療従事者は、術野を清潔に保ち、細菌の感染を防ぐために、さまざまな対策を講じている。 術野は、手術の対象となる部位によって異なる。例えば、腹腔内手術の場合は、腹壁を切開して術野を確保する。また、胸腔内手術の場合は、胸壁を切開して術野を確保する。術野の大きさは、手術の内容や患者の状態によって異なるが、一般的には、手術を行うことができる大きさになるように確保される。
職種・資格

看護補助者の役割と仕事内容

看護補助者の仕事は、多岐にわたります。主な仕事内容としては、患者の生活環境に関わる業務、患者の日常生活に関わる業務、診療に関わる周辺業務などが挙げられます。 患者の生活環境に関わる業務としては、ベッド周囲の環境整備、リネン管理、患者の洗濯物や食事の準備などが挙げられます。また、患者の日常生活に関わる業務としては、身体の清潔、食事の世話、排泄介助などが挙げられます。さらに、診療に関わる周辺業務としては、事務作業の補助、医薬品や医療機器の準備、患者への説明や指導などが挙げられます。 看護補助者は、看護師の管理監督下でこれらの業務に従事しますが、医師や准看護師と異なり、医療に関する免許を持っていないため、採血や注射などの医療行為を行うことはできません。
職種・資格

リエゾンナースとは?役割と Aufgaben

リエゾンナースは、精神科看護の卓越した知識や技術を持ち、障害や疾患をもつ患者とその家族に精神的ケアを行う看護師です。他の診療科の看護師などと連携し、質の高い看護ケアを提供する役割を果たす重要な存在です。 リエゾンナースの役割は、患者の精神状態をアセスメントし、必要な看護ケアを提供することです。また、患者の家族へのサポートや、他診療科の医師や看護師との連携も担います。さらに、看護師のメンタルヘルス支援や、教育・研究活動も行っています。 リエゾンナースは、精神科看護の専門家として、患者の精神状態を的確にアセスメントし、適切な看護ケアを提供することができます。また、患者の家族へのサポートや、他診療科の医師や看護師との連携を円滑に行うことで、患者の治療に貢献しています。さらに、看護師のメンタルヘルス支援や、教育・研究活動を行うことで、看護師の質の向上にも貢献しています。
脳・神経

看護師に必須の用語「シナプス」

シナプスとは、神経細胞であるニューロンと、次のニューロンをつなぐ接合部のことである。シナプスは、電気信号や化学信号を伝達して、ニューロン間の情報を伝達する働きをしている。 シナプスは、ニューロンの軸索末端と、次のニューロンの細胞体や樹状突起が接合する部分に形成される。シナプスには、電気シナプスと化学シナプスの2種類がある。電気シナプスは、ニューロンの細胞膜が直接接合しており、電気信号を直接伝達する。化学シナプスは、ニューロンの細胞膜が直接接合しておらず、化学伝達物質を介して信号を伝達する。 電気シナプスは、ニューロン間の情報伝達が速く、化学シナプスは、ニューロン間の情報伝達が遅いという特徴がある。電気シナプスは、主にニューロンの同期化や、ニューロンの興奮性の制御などに用いられている。化学シナプスは、主にニューロン間の情報伝達や、ニューロンの興奮性の制御などに用いられている。 シナプスは、神経系の機能に重要な役割を果たしている。シナプスの機能が障害されると、神経系の機能が障害され、さまざまな症状が現れる。シナプスの機能障害は、アルツハイマー病やパーキンソン病などの神経変性疾患の原因の一つと考えられている。
医療機器・設備・器具

CCUとは?冠状動脈疾患集中治療室の役割

冠状動脈疾患集中治療室(CCU)は、心臓疾患の患者を専門に管理する集中治療室です。急性心筋梗塞や急性心不全など、急変する疾患が多いため、緊急手術や緊急心臓カテーテル治療など、すぐに対処できる体制がとられています。 CCUの目的は、心臓疾患患者の生命を救い、合併症を防ぐことです。具体的には、以下の役割を担っています。 * 心電図や血圧などのバイタルサインをモニターし、異常があればすぐに対応する。 * 酸素や薬剤を投与し、患者の状態を安定させる。 * 緊急手術や心臓カテーテル治療が必要な場合は、迅速に実施する。 * 患者の家族や友人に対して、病状や治療方針について説明し、サポートする。 CCUは、心臓疾患の患者にとって、命を救う重要な場所です。CCUのスタッフは、24時間体制で患者の状態を監視し、緊急事態にも迅速に対応できるよう訓練されています。
耳鼻咽喉科

看護師必須!耳垢とは

耳垢(じこう、cerumen)とは、外耳道の外側1/3の表皮に存在する耳垢腺から分泌される淡黄色で粘稠性のある物質です。耳垢は、剥がれ落ちた表皮細胞、毛髪、ほこりなどの汚れを絡め取り、外耳道を清潔に保ち、細菌の侵入を防ぐ働きをしています。 耳垢の量は人によって異なりますが、一般的には、1週間に約0.8ミリほど分泌されると言われています。通常、耳垢は自然に外耳道の外に排出されますが、何らかの原因で耳垢が詰まってしまうと、耳の痛み、耳鳴り、難聴などの症状を引き起こすことがあります。 耳垢の種類は大きく分けて3つあります。 * -乾性耳垢-乾燥していて粉状の耳垢で、最も一般的なタイプです。 * -湿性耳垢-湿っていて粘着性のある耳垢で、黒褐色をしています。 * -混合性耳垢-乾性耳垢と湿性耳垢が混ざったタイプです。 耳垢の種類は、遺伝や人種、食事内容、耳垢腺の活動状態などによって異なります。
看護技術

看護師が知っておきたい『吸引』について

看護師が医療現場で使用される用語で、「吸引」という言葉があります。吸引とは、鼻腔、口腔、咽頭、喉頭、気管内などに溜まった唾液・痰・鼻汁などの排泄物を、器械を使用して吸い出して取り除くことです。この処置は、患者さんがこれらの物質を排泄することが困難な場合に行われます。また、吸引は気道に溜まった分泌物を除去することで、呼吸を改善する効果もあります。吸引は、看護師が患者さんの状態を管理する上で重要な役割を果たしています。
血液・造血

看護師必須用語「移植片対腫瘍効果」とは?

移植片対腫瘍効果とは、ドナー由来の免疫担当細胞(主にT細胞)がレシピエント(患者)体内に残存する腫瘍細胞を攻撃し、原病の治癒や制御がもたらす現象のことをいう。同種造血幹細胞移植で期待される、抗腫瘍効果である。移植片対白血病・リンパ腫効果、GVT(graft versus tumor effect)ともいう。 移植片対腫瘍効果は、T細胞が腫瘍細胞を認識して攻撃することで発揮される。T細胞は、腫瘍細胞表面に発現している抗原を認識して活性化され、腫瘍細胞を破壊する。この反応は、移植片対宿主反応(GVHD)の一種である。GVHDとは、ドナー由来の免疫担当細胞がレシピエントの正常細胞を攻撃することで起こる反応である。移植片対腫瘍効果は、GVHDの副作用の一つであるが、同時に、腫瘍を治癒する可能性を秘めた治療法でもある。 移植片対腫瘍効果は、白血病やリンパ腫などの血液のがん患者に対して行われる同種造血幹細胞移植で期待される抗腫瘍効果である。同種造血幹細胞移植とは、患者とHLA(ヒト白血球抗原)が一致したドナーから造血幹細胞を移植する治療法である。造血幹細胞は、骨髄や末梢血に存在する細胞であり、白血球、赤血球、血小板などの血液細胞に分化することができる。同種造血幹細胞移植を行うことで、患者の造血機能を回復させ、がん細胞を排除することができる。
アレルギー・膠原病

看護師に知っておいて欲しい過敏症の知識

過敏症とは、薬剤や食品などによって、通常では示さない有害な症状を来すことである。アレルギー疾患と同義である。過敏症は、Ⅰ型からⅣ型までの4種類に分類される。 Ⅰ型過敏症は、即時型過敏症とも呼ばれ、アレルゲンが体内に侵入するとすぐに症状が現れる。症状としては、鼻汁、鼻づまり、くしゃみ、結膜炎、目の掻痒感などがある。 Ⅱ型過敏症は、細胞傷害型過敏症とも呼ばれ、アレルゲンが細胞に結合すると、細胞が破壊されて症状が現れる。症状としては、貧血、血小板減少症、顆粒球減少症などがある。 Ⅲ型過敏症は、免疫複合体型過敏症とも呼ばれ、アレルゲンと抗体が結合して免疫複合体を形成すると、免疫複合体が血管壁に沈着して炎症を起こす。症状としては、関節炎、腎炎、血管炎などがある。 Ⅳ型過敏症は、遅延型過敏症とも呼ばれ、アレルゲンが体内に侵入してから数日後に症状が現れる。症状としては、接触性皮膚炎、薬疹、結核反応などがある。