小児科

乳幼児健康診査とは?知っておきたい検査内容と目的

乳幼児健康診査とは、市町村が乳幼児に対して行う検査のことです。乳幼児定期健診、乳幼児健診とも呼ばれています。 乳幼児健康診査は、乳幼児の健康状態をチェックし、発育や発達の遅れを早期に発見するためのものです。また、乳幼児の保護者に対して、育児に関する指導や相談を行うことも目的としています。 乳幼児健康診査は、乳幼児の年齢に応じて、定期的に行われます。一般的には、生後1ヶ月、生後3ヶ月、生後6ヶ月、1歳6ヶ月、3歳、4歳、5歳の時に乳幼児健康診査が行われます。 乳幼児健康診査では、医師や看護師によって、乳幼児の身長、体重、頭囲、胸囲、腹囲などを測定します。また、乳幼児の聴力、視力、発達状態などもチェックされます。乳幼児健康診査の結果、異常が見つかった場合には、医師から詳しい検査や治療を受けるよう勧められます。 乳幼児健康診査は、乳幼児の健康状態をチェックし、発育や発達の遅れを早期に発見するための重要なものです。保護者の方は、乳幼児健康診査を定期的に受けるようにしましょう。
アレルギー・膠原病

看護師に必須の用語『ケモカイン』とは

-ケモカインの種類と働き- ケモカインは、白血球の遊走を誘導するサイトカインの一種です。細胞から放出され、細胞間の相互作用を媒介するタンパク質です。ケモカインには、CXCケモカイン、CCケモカイン、CX3Cケモカインの3つのファミリーがあります。 -CXCケモカイン- CXCケモカインは、白血球の遊走を誘導する働きがあります。代表的なCXCケモカインには、インターロイキン-8(IL-8)、グロースファクター(G-CSF)、顆粒球マクロファージコロニー刺激因子(GM-CSF)などがあります。 -CCケモカイン- CCケモカインは、白血球の遊走を誘導する働きがあります。代表的なCCケモカインには、マクロファージ炎症性タンパク質-1α(MIP-1α)、マクロファージ炎症性タンパク質-1β(MIP-1β)、遊走性阻害因子1α(RANTES)などがあります。 -CX3Cケモカイン- CX3Cケモカインは、白血球の遊走を誘導する働きがあります。代表的なCX3Cケモカインには、フラクタルカイン(CX3CL1)があります。 ケモカインは、白血球の遊走を誘導する働きがあるため、感染症や炎症などの際に重要な役割を果たしています。また、ケモカインは、がんの転移にも関与していると考えられています。
血液・造血

血小板減少症の原因と症状

血小板減少症とは、骨髄で生成される血小板の数が減少する病気です。血小板は、血管壁に損傷が生じたとときに止血する役割を果たす物質です。血小板の数が減少すると、止血ができなくなり、出血しやすくなります。 血小板減少症には、原因不明の特発性血小板減少性紫斑病(ITP)や、薬剤やウイルス感染などによって引き起こされる続発性血小板減少症など、さまざまな種類があります。特発性血小板減少性紫斑病は、血小板を破壊する抗体ができてしまう病気です。続発性血小板減少症は、薬剤やウイルス感染によって骨髄の機能が低下し、血小板の生成が減少することで起こります。 血小板減少症の症状は、出血しやすくなることです。出血は、鼻血、歯ぐきからの出血、皮膚のあざ、月経量の増加など、さまざまな部位で起こり得ます。重症例では、脳出血や消化管出血を起こすこともあります。 血小板減少症の治療は、原因によって異なります。特発性血小板減少性紫斑病の場合は、ステロイド薬や免疫抑制剤を使用します。続発性血小板減少症の場合は、原因となっている薬剤やウイルス感染の治療を行います。重症例では、血小板輸血が必要になることもあります。 血小板減少症は、早期に発見して適切に治療することが重要です。血小板減少症の症状がある場合は、すぐに医師の診察を受けるようにしましょう。
検査・診断

看護師に必須の用語『BMI』

-BMIとは?- BMI(Body Mass Index)とは、肥満の程度を測る尺度であり、体格指数とも呼ばれます。体重を身長の2乗で割って算出され、18.5~24.9が標準体重、25.0~29.9が肥満1度、30.0~34.9が肥満2度、35.0以上が肥満3度とされています。BMIは、肥満に関連する健康上のリスクを評価するために広く使用されています。BMIが高いほど、心臓病、脳卒中、糖尿病などのリスクが高くなります。また、BMIが高い人は、関節炎、睡眠時無呼吸症候群、一部の種類のがんになるリスクも高くなります。
検査・診断

看護師に必須の用語『アシデミア』

アシデミアとは、水素イオン指数が酸性に傾いた血液(pH7.35未満)のことである。反対に塩基に傾いた血液(pH7.45以上)をアルカレミア(アルケミア)という。血液のpHは、呼吸によって体内の二酸化炭素を排出したり、腎臓によって酸性物質を尿中に排泄したりすることで調節されている。アシデミアは、これらの機能が低下したり、酸性物質が体内に過剰に蓄積したりすることで起こる。アシデミアは、呼吸器疾患、腎疾患、糖尿病、乳酸アシドーシス、ケトン性アシドーシスなどのさまざまな病態で起こりうる。アシデミアになると、組織の酸素供給が低下し、意識障害や呼吸障害、ショックなどの重篤な症状を引き起こす可能性がある。アシデミアを治療するためには、原因となっている病態を治療することが重要である。また、重症のアシデミアの場合は、酸性物質を体外に除去するための血液浄化法が行われることがある。
腎・泌尿器

看護師に必須の用語『残尿感』について

残尿感とは、排尿後も尿が出切らない感じ、尿が残っている感じがあるという症状を指します。残尿感は、膀胱内に尿が残っている場合もあれば、残っていない場合もあります。残尿感の原因には、さまざまなものがあります。例えば、前立腺肥大症、尿道狭窄、神経障害、薬の副作用などです。残尿感は、日常生活に支障をきたすだけでなく、尿路感染症などの合併症を引き起こす可能性もあります。そのため、残尿感がある場合は、早めに医療機関を受診することが大切です。 残尿感の治療法は、原因によって異なります。前立腺肥大症が原因の場合は、薬物療法や手術療法が行われます。尿道狭窄が原因の場合は、尿道拡張術が行われます。神経障害が原因の場合は、神経障害の治療が行われます。薬の副作用が原因の場合は、薬の変更が行われます。
内分泌・代謝・栄養

看護師が知っておきたい「hl(高脂血症)」

高脂血症とは、血液中のコレステロールや中性脂肪などの脂質が高すぎる状態をいいます。脂質は、体のエネルギー源であり、細胞膜やホルモンの構成成分として重要な役割を果たしています。しかし、脂質が多すぎると、動脈硬化を引き起こし、心臓病や脳卒中などのリスクが高まります。 高脂血症の原因には、遺伝的なもの、食生活、運動不足、肥満、喫煙、飲酒、ストレスなどがあります。また、糖尿病、甲状腺機能低下症、腎臓病、肝臓病などの基礎疾患がある場合にも、高脂血症になるリスクが高くなります。 高脂血症の症状は、ほとんどの場合ありません。しかし、進行すると、動脈硬化によって、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞、閉塞性動脈硬化症などの合併症を引き起こすことがあります。 高脂血症の治療は、食生活の改善、運動療法、薬物療法などがあります。食生活の改善では、脂質の多い食品を控え、野菜や果物、魚介類を多く摂るようにします。運動療法では、有酸素運動を週に3回以上、30分以上行うようにします。薬物療法では、スタチン系薬剤、フィブラート系薬剤、胆汁酸結合樹脂、ナイアシン製剤などの薬剤を使用します。
消化器

看護師のためのAGML入門

急性胃粘膜病変とは、突然の上腹部痛や吐血あるいは下血を発症する、急性潰瘍、びらん、急性胃炎など、胃や十二指腸の出血性の病気を総称したものである。急性胃粘膜病変は、主に重症の病気やけがをした人、ショック状態にある人、薬の副作用で胃酸の分泌が増加した人、アルコールを大量に摂取した人などに起こりやすい。急性胃粘膜病変の症状は、突然の上腹部痛、吐血、下血、悪心、嘔吐などである。急性胃粘膜病変は、胃カメラや内視鏡で診断される。急性胃粘膜病変の治療は、原因となっている病気を治療することである。また、胃酸の分泌を抑える薬や止血薬が投与される。急性胃粘膜病変は、早期に治療を開始すれば、ほとんどの場合治癒する。しかし、重症の場合には、胃穿孔や腹膜炎などの合併症を起こすことがある。
整形外科

看護師が知っておくべき、テニス肘の症状と治療法

テニス肘は、主に短橈側手根伸筋の起始部(外側上顆部)が、反復する外傷やストレスにより障害されて起こる炎症である。短橈側手根伸筋は手首を伸ばす筋肉である。テニス肘は、テニス選手に多く見られるが、テニス以外のスポーツや日常生活の動作でも起こる可能性がある。テニス肘の症状は、肘の外側の痛み、手首を伸ばしたりひねったりしたときの痛み、肘の腫れや熱感などである。テニス肘の治療法は、安静、アイシング、消炎鎮痛剤、理学療法などである。
消化器

看護師知っておきたいアウエルバッハ神経叢

アウエルバッハ神経叢とは、消化管にある平滑筋の運動調節に関与している神経組織です。交感神経線維と副交感神経線維の両方を持っており、消化管の動きを制御しています。アウエルバッハ神経叢は、消化管の壁の間に位置しており、いくつかの層に分かれています。最も外側の層は縦走層と呼ばれ、消化管の長さ方向に伸びています。最も内側の層は環状層と呼ばれ、消化管の周囲を囲んでいます。縦走層と環状層の間には、介在層と呼ばれる層があり、神経細胞と神経線維が含まれています。アウエルバッハ神経叢は、消化管の運動を制御する重要な役割を果たしています。蠕動運動と呼ばれる波状の収縮を発生させることで、食物を消化管に沿って押し進めています。また、消化液の分泌も制御しており、食物を分解するのに役立っています。アウエルバッハ神経叢は、消化管の健康に欠かせない神経組織です。アウエルバッハ神経叢が損傷すると、消化管の運動や分泌が障害され、消化器系の問題を引き起こす可能性があります。
内分泌・代謝・栄養

看護師必携用語集!『ペプシノゲン』とは?

ペプシノゲンとは、胃のタンパク分解酵素であるペプシンの不活性前駆物質のことです。胃底部にある主細胞から主に合成・分泌されます。胃に入ってから胃酸によって活性化され、ペプシンとなります。ペプシンは、タンパク質をアミノ酸に分解する働きがあります。 ペプシノゲンは、胃の粘膜を保護する働きも持っています。胃酸は強い酸性であり、胃の粘膜を傷つける可能性があります。しかし、ペプシノゲンは胃酸によって活性化される際に、胃粘膜を保護する物質を分泌します。この物質は、胃粘膜を覆って胃酸から保護する働があります。 ペプシノゲンは、胃の健康に重要な役割を果たしている物質です。ペプシノゲンの分泌が低下すると、タンパク質の消化不良や胃炎などの症状が現れることがあります。そのため、ペプシノゲンの分泌を維持することが胃の健康を維持するためには重要です。
血液・造血

アレルギー検査のRISTとRAST

RISTとは、radioimmunosorbent test(放射性免疫吸着試験)の略語であり、IgEに対する特異抗体を用いて血清中のIgEの総量を測定する検査法です。I型アレルギーを疑う場合に行われる検査で、IgEの総量を測定することで、アレルギー反応を起こしているかどうかを調べることができます。 IgEは、アレルギー反応に関与する抗体の一種であり、ダニや花粉などのアレルゲンに接触すると産生されます。IgEは、肥満細胞や好塩基球などの表面に結合し、アレルゲンが再び接触すると、肥満細胞や好塩基球からヒスタミンなどの化学物質が放出されてアレルギー症状を引き起こします。 RISTは、血清中のIgEの総量を測定することで、アレルギー反応を起こしているかどうかを調べることができます。RISTの結果が陽性の場合、IgEの総量が多いため、何らかのアレルゲンにアレルギー反応を起こしている可能性があります。しかし、RISTの結果が陽性でも、必ずしもアレルギー症状が現れるわけではありません。
薬

看護師に知っておいてほしい『Rx』の意味

Rxは、処方箋または処方を意味する医療界の略語です。Rp.とも表記されます。英語のrecipeに由来すると言われています。医師が患者に薬を処方する際に使用される文書または指示であり、処方箋は薬剤師が患者に薬剤を提供するための法的根拠となるものです。 処方箋には、患者の名前、年齢、体重、薬の名称、投与量、投与回数、投与期間、服用方法、副作用、注意事項などの情報が記載されています。医師は、患者の症状や病気を考慮して、適切な薬を処方します。処方箋は、薬剤師が患者に薬剤を提供するための法的根拠となるものです。薬剤師は、処方箋の内容を確認し、患者に薬剤を提供します。
精神科

看護師が知っておきたい用語『防衛』

看護師が知っておきたい防衛 看護において、防衛とは、精神科領域において、危険や困難に直面した場合、受け入れがたい苦痛・状況に晒された場合に、それによる不安や体験を減弱させるために無意識に作用する心理的なメカニズムとして用いられることが多いです。防衛は、個人とその環境との間の境界線であり、個人のアイデンティティと心の健康を守るために不可欠です。しかし、防衛は、過剰に働いたり、適切に使用されなかったりすると、かえって個人の心を害することがあります。 看護師は、患者の防衛を理解し、適切にサポートすることが重要です。防衛が過剰に働いている場合は、個人が自分の感情や体験を認識するのを助け、それを受け入れるための支援が必要です。防衛が適切に使用されていない場合は、個人が自分の感情や体験をより適切に表現できるよう、支援が必要です。 看護師が患者の防衛を理解し、サポートするために、以下のようなことを行うことができます。 - 患者の話をよく聞く - 患者の感情や体験を理解しようとする - 患者の防衛が過剰に働いている場合は、個人が自分の感情や体験を認識するのを助ける - 患者の防衛が適切に使用されていない場合は、個人が自分の感情や体験をより適切に表現できるよう、支援する - 患者の防衛を尊重する - 患者の防衛を批判したり、否定したりしない 患者の防衛を理解し、サポートすることで、看護師は患者の心の健康を守り、患者の回復を支援することができます。
アレルギー・膠原病

看護師必須用語:アレルギー性鼻炎

アレルギー性鼻炎とは、鼻の粘膜がアレルギーの原因となる物質(アレルゲン)に反応して炎症を起こす病気です。花粉、ダニ、ハウスダストなどがアレルゲンとして知られています。 アレルギー性鼻炎の症状は、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目の痒み、涙目、頭痛などです。これらの症状は、アレルゲンにさらされるとすぐに現れることもありますし、数時間後に現れることもあります。 アレルギー性鼻炎は、季節性アレルギー性鼻炎と通年性アレルギー性鼻炎の2つに分類されます。季節性アレルギー性鼻炎は、花粉が飛散する時期に症状が現れるタイプのアレルギー性鼻炎です。通年性アレルギー性鼻炎は、一年中症状が現れるタイプのアレルギー性鼻炎です。 アレルギー性鼻炎の治療には、抗ヒスタミン薬、ロイコトリエン阻害薬、点鼻ステロイド薬などが用いられます。アレルゲンを避けることも、アレルギー性鼻炎の症状を軽減するのに役立ちます。
医療機器・設備・器具

知っておきたい心電図モニターの基礎知識

心電図モニターとは、心電図波形を持続的にモニター画面に表示する医療機器、またはそのシステムのことである。胸部と手足に電極を装着して心臓活動電位を計測し、そのデータを有線または無線でモニターに送信している。心電図モニターは、患者の心機能をモニタリングし、不整脈や心臓発作などの異常を早期に発見することができる。また、心電図モニターは、手術中の患者の心機能をモニタリングするためにも使用される。 心電図モニターは、主に以下の3つの部分で構成されている。 1. 電極患者の胸部と手足に装着して、心臓活動電位を計測する。 2. レコーダー電極から送信されたデータを記録する。 3. ディスプレイレコーダーに記録されたデータを波形として表示する。 心電図モニターは、患者の心機能をモニタリングし、不整脈や心臓発作などの異常を早期に発見することができる。また、心電図モニターは、手術中の患者の心機能をモニタリングするためにも使用される。
眼科

眼窩外壁とは?その役割と構成する骨について

眼窩外壁とは、眼窩の外側を形成している骨のことです。眼窩は、眼球とそれを取り巻く構造物を収容する顔面にある空洞です。眼窩外壁は、主に以下の4つの骨で構成されています。 ・大翼骨 ・蝶形骨 ・頬骨 ・上顎骨 眼窩外壁は、眼球を保護し、眼球の動きを滑らかにする役割を果たしています。また、眼窩外壁には、涙腺や外眼筋などの重要な構造物が存在しています。 眼窩外壁の異常には、眼窩外壁骨折、眼窩外壁欠損、眼窩外壁腫瘍などがあります。眼窩外壁骨折は、外傷によって眼窩外壁が折れることで起こります。眼窩外壁欠損は、眼窩外壁の一部が欠損する病気です。眼窩外壁腫瘍は、眼窩外壁にできる腫瘍です。 眼窩外壁の異常は、眼球突出、複視、眼瞼下垂などの症状を引き起こすことがあります。眼窩外壁の異常が疑われる場合は、眼科医を受診することが大切です。
職種・資格

リエゾンナースとは?役割と Aufgaben

リエゾンナースは、精神科看護の卓越した知識や技術を持ち、障害や疾患をもつ患者とその家族に精神的ケアを行う看護師です。他の診療科の看護師などと連携し、質の高い看護ケアを提供する役割を果たす重要な存在です。 リエゾンナースの役割は、患者の精神状態をアセスメントし、必要な看護ケアを提供することです。また、患者の家族へのサポートや、他診療科の医師や看護師との連携も担います。さらに、看護師のメンタルヘルス支援や、教育・研究活動も行っています。 リエゾンナースは、精神科看護の専門家として、患者の精神状態を的確にアセスメントし、適切な看護ケアを提供することができます。また、患者の家族へのサポートや、他診療科の医師や看護師との連携を円滑に行うことで、患者の治療に貢献しています。さらに、看護師のメンタルヘルス支援や、教育・研究活動を行うことで、看護師の質の向上にも貢献しています。
循環器

看護師必須用語『高血圧』について

高血圧とは、正常範囲を超えて血圧が高く維持されている状態のことを指します。血圧は、心臓が収縮したり拡張したりする際に血管にかかる圧力を指し、収縮期血圧(最高血圧)と拡張期血圧(最低血圧)の2つで構成されています。高血圧は、脳卒中、心筋梗塞、動脈硬化、腎不全など、さまざまな重篤な疾患のリスクとなります。高血圧は、遺伝因子や環境因子が関与して発症するとされ、明らかな原因が不明の本態性高血圧と、原因が明らかな二次性高血圧の2つに分類されます。本態性高血圧は、高血圧全体の約90%を占め、原因は不明ですが、遺伝的要因や生活習慣、食生活、肥満などが関与していると考えられています。二次性高血圧は、他の疾患や薬剤の使用などが原因となって発症する高血圧であり、全体の約10%を占めます。二次性高血圧の原因としては、腎臓病、内分泌疾患、薬剤の使用などがあります。高血圧の診断は、血圧を測定して行われます。血圧は、腕の動脈に血圧計を装着して測定します。正常血圧は、収縮期血圧120mmHg未満、拡張期血圧80mmHg未満とされています。高血圧は、収縮期血圧140mmHg以上、拡張期血圧90mmHg以上と定義されています。高血圧の治療は、生活習慣の改善、薬物療法、外科的治療の3つがあります。生活習慣の改善としては、減塩、減量、禁煙、適度な運動、ストレス解消などが挙げられます。薬物療法は、降圧剤と呼ばれる薬剤を使用します。降圧剤には、カルシウム拮抗薬、β遮断薬、ACE阻害薬、アンジオテンシンII受容体拮抗薬などがあります。外科的治療は、重度の高血圧や二次性高血圧に対して行われます。外科的治療としては、腎動脈狭窄症に対する腎動脈ステント留置術、褐色細胞腫に対する腫瘍摘出術などがあります。
小児科

新生児:その特徴とケア

新生児の特徴とは 新生児は、生後28日未満の子どもを指します。この期間は、赤ちゃんが母親の子宮の外の世界に適応していく重要な時期です。新生児は、呼吸、食事、排泄など、基本的な生命活動を維持するために必要な器官が十分に発達していません。そのため、特別なケアが必要です。 新生児の特徴としては、まず、頭が大きく、胴体が小さいということが挙げられます。これは、脳が急速に発達しているためです。また、皮膚は薄く、シワが多いのも特徴です。これは、皮下脂肪が少ないためです。さらに、新生児は、呼吸が速く、脈拍も速いです。これは、酸素の需要量が多いためです。 新生児は、母乳またはミルクを主食としています。母乳には、赤ちゃんが成長するために必要な栄養素がすべて含まれています。また、母乳には、赤ちゃんを感染症から守る抗体も含まれています。母乳で育てられた赤ちゃんは、人工乳で育てられた赤ちゃんよりも、感染症にかかりにくいことがわかっています。 新生児は、1日に16~20時間睡眠をとります。睡眠は、赤ちゃんの成長にとって重要です。睡眠中に、赤ちゃんは成長ホルモンを分泌します。成長ホルモンは、赤ちゃんの骨や筋肉を成長させます。 新生児は、生後数週間で首がすわり始めます。生後3~4ヶ月で、うつ伏せから仰向けに返ることができるようになります。生後6~7ヶ月で、お座りができるようになります。生後9~10ヶ月で、ハイハイができるようになります。生後12~15ヶ月で、歩けるようになります。 新生児は、生後数週間で泣き始めます。泣き声は、赤ちゃんの意思表示です。赤ちゃんは、泣き声によって、空腹、眠気、不快感などを伝えます。親は、赤ちゃんの泣き声に注意深く耳を傾け、赤ちゃんのニーズを理解することが大切です。
消化器

看護師に必須の用語『経皮経肝的胆嚢ドレナージ』とは?

経皮経肝的胆嚢ドレナージ(PTGBD)とは、右肋間の皮膚と肝臓を介して胆嚢に細い管を入れ、溜まっている胆汁を体外に排出する治療のことである。急性胆嚢炎や閉塞性黄疸の治療として採用される。 急性胆嚢炎とは、胆嚢に炎症が起こる病気である。胆石が胆嚢の出口をふさいで胆汁が流れにくくなると、胆汁が胆嚢に溜まって炎症を起こす。閉塞性黄疸とは、胆管がふさがって胆汁が流れにくくなり、黄疸が起こる病気である。胆石や腫瘍などが胆管をふさぐことで閉塞性黄疸が起こる。 PTGBDは、急性胆嚢炎や閉塞性黄疸の治療として行われる。PTGBDを行うことで、胆汁が体外に排出され、炎症や黄疸を改善させることができる。PTGBDは、腹腔鏡手術や開腹手術よりも侵襲が少なく、比較的安全な治療法である。
整形外科

看護師必携の用語『手根管症候群』

手根管症候群とは、正中神経が手根管と呼ばれる手首のトンネル部で圧迫されることで起こる疾患です。正中神経は、手首と手のひらを通って親指、人差し指、中指、薬指を支配しています。手根管症候群になると、これらの指にしびれや痛み、感覚の低下が起こります。また、親指の付け根の筋肉が弱くなり、ものを握ったりひねったりすることが難しくなることもあります。 手根管症候群は、手首を繰り返し曲げたり伸ばしたりするような動作を長時間続けることによって起こることが多いです。例えば、パソコンのキーボードを打つ、楽器を演奏する、掃除機をかける、などの動作が挙げられます。また、妊娠、肥満、糖尿病、関節リウマチなどの病気を持っている人も手根管症候群を発症するリスクが高くなります。 手根管症候群の症状が軽い場合は、手首を安静にしたり、冷やしたり、湿布を貼ったりすることで改善することがあります。しかし、症状が重い場合は、手根管を切開して圧迫を解除する手術が必要になることもあります。
職種・資格

看護師に必須の用語『臨床検査技師』

臨床検査技師とは、病院、診療所といった医療機関において、医師または歯科医師の指示の下に、各種検査を行う専門職です。臨床検査技師は、国家資格である。臨床検査技師の主な業務は、血液検査、尿検査、便検査、喀痰検査、画像検査など各種検査を行い、その結果を医師に報告することです。また、臨床検査技師は、検査結果をもとに、医師が適切な診断や治療方針を決定できるよう、アドバイスを行うこともあります。臨床検査技師は、医療機関において重要な役割を担っており、患者さんの健康に大きく貢献しています。 臨床検査技師になるためには、まず臨床検査技師養成校に入学し、国家試験に合格する必要があります。臨床検査技師養成校は、全国に数多くありますが、いずれも入学試験があり、競争率は高くなっています。臨床検査技師養成校では、臨床検査技師に必要な知識や技能を学びます。臨床検査技師養成校を卒業後、国家試験に合格すると、臨床検査技師として働くことができます。臨床検査技師として働く場所は、病院、診療所、検診センター、大学病院などさまざまです。
検査・診断

看護師に必須の用語『ALT』とは?

ALT(えーえるてぃー、Alanine Aminotransferase)は、アラニン(血清)アミノトランスフェラーゼの略語であり、肝機能や肝疾患の評価に用いられる。ALTは、肝細胞内でアミノ酸のアラニンとケトグルタル酸の間のアミノ基を転移させる酵素であり、肝細胞が損傷を受けると血中に放出される。そのため、ALT値が高いと肝細胞の損傷が疑われ、肝機能障害や肝疾患の可能性が高くなる。 ALTは、肝機能検査の項目のひとつとして測定されることが多く、正常値は男性で10~40U/L、女性で7~35U/Lとされている。ALT値が正常値よりも高い場合、肝細胞が損傷を受けている可能性があり、肝機能障害や肝疾患が疑われる。ALT値が高い原因としては、ウイルス性肝炎、アルコール性肝炎、薬物性肝炎、自己免疫性肝炎、肝硬変、肝臓がん、胆石、胆管炎などがあげられる。 ALT値が高い場合は、さらに詳しい検査を行う必要がある。血液検査では、AST(アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ)、γ-GTP(γ-グルタミルトランスペプチダーゼ)、ALP(アルカリフォスファターゼ)、総ビリルビン、直接ビリルビン、間接ビリルビンなどを測定する。また、画像検査では、腹部エコー、CTスキャン、MRIなどが行われる。これらの検査結果をもとに、肝機能障害や肝疾患の原因を診断する。 ALT値が高い場合は、肝機能障害や肝疾患の可能性があるため、早めに医療機関を受診することが重要である。また、肝機能障害や肝疾患を予防するためには、アルコールの過剰摂取を避け、バランスのとれた食事を心がけ、適度な運動を行うことが大切である。