脳・神経

レビー小体型認知症とは?症状や特徴を解説

レビー小体型認知症(DLB)とは、パーキンソン症状や幻視を呈する進行性の認知症である。アルツハイマー(Alzheimer)型認知症や脳血管障害性認知症とともに三大認知症の一つである。DLBの発症年齢は65歳以上が多く、男女比はほぼ同数である。 DLBの症状は様々であるが、主な症状としては、認知機能の低下、パーキンソン症状、幻視、睡眠障害、自律神経障害などがある。認知機能の低下は、記憶障害、注意障害、実行機能障害などが現れる。パーキンソン症状は、振戦、固縮、動作緩慢、姿勢反射障害などが現れる。幻視は、動物や人物、風景などが見えたり、幻聴や幻臭などが起こったりする。睡眠障害は、入眠障害、中途覚醒、レム睡眠行動障害などが現れる。自律神経障害は、血圧変動、頻脈、排尿障害、便秘などが現れる。 DLBの診断は、症状の経過、神経学的所見、脳画像検査、髄液検査などをもとに行う。DLBの治療法は確立されておらず、対症療法が行われる。認知機能の低下に対しては、コリンエステラーゼ阻害薬やNMDA受容体拮抗薬などが使用される。パーキンソン症状に対しては、L-ドーパやドパミンアゴニストなどが使用される。幻視に対しては、抗精神病薬などが使用される。睡眠障害に対しては、睡眠薬などが使用される。自律神経障害に対しては、血圧調整薬や排尿障害治療薬などが使用される。
呼吸器

看護師必見!スクイージング徹底解説

スクイージングとは、気道に溜まった喀痰をスムーズに出すための呼吸理学療法のひとつです。呼気時(息を吐くとき)に、両手でしっかりと胸を絞り込むように押すことにより、肺の容積変化と気流の変動に合わせて痰の排出を促します。スクイージングは、気道に溜まった喀痰を排出することが困難な患者さんに行われます。例えば、慢性閉塞性肺疾患(COPD)や気管支拡張症、肺炎などの患者さんです。スクイージングは、患者さんの状態に合わせて、座位または仰臥位で行われます。座位の場合は、患者さんに前傾姿勢を取ってもらい、仰臥位の場合は、患者さんを仰臥位にして、膝を立ててもらいます。スクイージングを行うときは、患者の胸部をしっかりと押さえることが大切です。また、患者の呼吸に合わせて、スクイージングのタイミングを調整することも大切です。スクイージングは、喀痰の排出を促すことで、患者の呼吸を楽にすることができます。また、スクイージングは、肺炎などの感染症を予防する効果もあります。
耳鼻咽喉科

看護師に必須の用語『声』の重要性

声の3要素とコミュニケーションへの影響 声は、人から発せられる音であり、意思疎通の手段の一つである。声は、高さ、音質、強さの3要素からなる。高さは、声の高低を示し、音質は、声の響きや特徴を示し、強さは、声の大きさや強弱を示す。 高さは、コミュニケーションに様々な影響を与える。例えば、高い声は、興奮や緊張、怒りなどの感情を表現するのに使われることが多く、低い声は、落ち着きや信頼、自信などの感情を表現するのに使われることが多い。 音質は、コミュニケーションに様々な影響を与える。例えば、明るい音質は、前向きな感情やポジティブな雰囲気を表現するのに使われることが多く、暗い音質は、後ろ向きな感情やネガティブな雰囲気を表現するのに使われることが多い。 強さは、コミュニケーションに様々な影響を与え。例えば、強い声は、力強さや自信を表現するのに使われることが多く、弱い声は、優しさや謙虚さを表現するのに使われることが多い。 声の3要素は、コミュニケーションにおいて重要な役割を果たしている。声の高さ、音質、強さを意識することで、より効果的にコミュニケーションを行うことができる。
血液・造血

看護師が知りたいカポジ肉腫

カポジ肉腫は、ヒトヘルペスウイルス8(HHV-8)によって引き起こされる血管系の肉腫であり、血管内皮細胞由来の腫瘍細胞である。この腫瘍は、皮膚、粘膜、内臓などの様々な部位に発生することができる。カポジ肉腫は、感染症、免疫不全、臓器移植、化学療法など様々な要因によって引き起こされる可能性がある。 カポジ肉腫は、一般的に皮膚に発生するが、粘膜や内臓にも発生することがある。皮膚に発生するカポジ肉腫は、通常、小さな赤い斑点や隆起として現れ、徐々に大きくなっていく。粘膜に発生するカポジ肉腫は、通常、紫色の斑点や隆起として現れる。内臓に発生するカポジ肉腫は、通常、痛みや出血を引き起こす。 カポジ肉腫の治療法は、腫瘍の進行状況や患者さんの全身状態によって異なる。治療法としては、手術、放射線療法、化学療法、抗ウイルス薬などがある。
その他

看護師が知っておくべき5S

-5Sとは?- 5Sとは、整理、整頓、清掃、清潔、躾の5つの言葉の頭文字をとった言葉で、職場環境の改善を啓発するために用いられる標語です。 整理とは、必要なものと不要なものを区別し、不要なものを処分することです。 整頓とは、必要なものを適切な場所に配置し、いつでも取り出しやすくすることです。 清掃とは、職場を清潔に保つことです。 清潔とは、整理、整頓、清掃を継続的に行い、職場を常に清潔な状態に保つことです。 躾とは、5Sのルールを守り、職場を清潔に保つ習慣を身につけることです。
呼吸器

看護師必携!吃逆の知識と対応方法

吃逆とは、横隔膜の収縮運動と合わせて、気道(空気の通り道)中の声門が閉塞すると起こる現象のことである。しゃっくりともいう。一定間隔で“ヒック”という音が出ることが特徴。症状が続く場合、睡眠が妨げられたり体力が失われたりすることで生活に支障が出るため、治療が必要である。 吃逆は、横隔膜の収縮運動が強すぎたり、弱すぎたり、不規則になったりすることで起こる。横隔膜は、胸腔と腹腔を隔てる筋肉で、呼吸をコントロールしている。横隔膜が収縮すると、胸腔が拡大して空気を吸い込む。横隔膜が弛緩すると、胸腔が縮小して空気を吐き出す。 吃逆が起こると、横隔膜が不規則に収縮して、気道中の声門が閉塞する。これにより、息を吸おうとしたときに“ヒック”という音がする。吃逆は、通常は数分以内に自然に治まるが、中には数時間から数日続く場合もある。
その他

奏効率を知る!がん治療の効果を測る指標

奏効率とは、あるがん治療法を患者に用いた際、その治療を実施した後にがん細胞が縮小もしくは消滅した患者の割合を示したものです。治療法の評価の基準として用いられます。 奏効率は、臨床試験において、治療法の有効性を評価するために使用されます。臨床試験では、参加した患者を治療群と対照群に分けて、治療法を比較します。治療群では、新しい治療法を受け、対照群では、従来の治療法またはプラセボを受けます。 臨床試験の結果、治療群の奏効率が対照群の奏効率よりも高い場合、新しい治療法は従来の治療法よりも有効であると判断されます。奏効率は、がん治療法の有効性を評価する上で重要な指標です。
その他

看護師に必須の用語『カンファレンス』

カンファレンスとは、仕事や処置に関する情報を共有し、意思決定を行うために集まる会議のことです。医療業界では、カンファレンスは患者の状態や治療計画を話し合うために開催されます。カンファレンスには、医師、看護師、理学療法士、薬剤師など、患者のケアに関わるさまざまな職種の人が参加します。カンファレンスでは、患者の病歴、検査結果、治療経過などが共有され、今後の治療方針について話し合われます。カンファレンスは、患者の状態を総合的に把握し、最適な治療計画を立てるために重要な役割を果たしています。
小児科

新生児:その特徴とケア

新生児の特徴とは 新生児は、生後28日未満の子どもを指します。この期間は、赤ちゃんが母親の子宮の外の世界に適応していく重要な時期です。新生児は、呼吸、食事、排泄など、基本的な生命活動を維持するために必要な器官が十分に発達していません。そのため、特別なケアが必要です。 新生児の特徴としては、まず、頭が大きく、胴体が小さいということが挙げられます。これは、脳が急速に発達しているためです。また、皮膚は薄く、シワが多いのも特徴です。これは、皮下脂肪が少ないためです。さらに、新生児は、呼吸が速く、脈拍も速いです。これは、酸素の需要量が多いためです。 新生児は、母乳またはミルクを主食としています。母乳には、赤ちゃんが成長するために必要な栄養素がすべて含まれています。また、母乳には、赤ちゃんを感染症から守る抗体も含まれています。母乳で育てられた赤ちゃんは、人工乳で育てられた赤ちゃんよりも、感染症にかかりにくいことがわかっています。 新生児は、1日に16~20時間睡眠をとります。睡眠は、赤ちゃんの成長にとって重要です。睡眠中に、赤ちゃんは成長ホルモンを分泌します。成長ホルモンは、赤ちゃんの骨や筋肉を成長させます。 新生児は、生後数週間で首がすわり始めます。生後3~4ヶ月で、うつ伏せから仰向けに返ることができるようになります。生後6~7ヶ月で、お座りができるようになります。生後9~10ヶ月で、ハイハイができるようになります。生後12~15ヶ月で、歩けるようになります。 新生児は、生後数週間で泣き始めます。泣き声は、赤ちゃんの意思表示です。赤ちゃんは、泣き声によって、空腹、眠気、不快感などを伝えます。親は、赤ちゃんの泣き声に注意深く耳を傾け、赤ちゃんのニーズを理解することが大切です。
産婦人科

看護師に必須!梅毒とは

梅毒とは、梅毒トレポネーマという細菌によって引き起こされる性感染症のことです。梅毒トレポネーマは、感染した人の血液、精液、膣分泌物などの体液に含まれており、性行為によって感染します。梅毒は、感染した人の皮膚や粘膜にできる潰瘍(梅毒下疳)から細菌が侵入して発症します。梅毒下疳は、感染後10日から90日の間に、性行為を行った部位にできることが多く、痛みを伴わないのが特徴です。梅毒下疳が治っても、梅毒の細菌は体内に残っており、さまざまな症状を引き起こすことがあります。梅毒は、早期に発見して治療すれば、ほとんどの場合治癒します。しかし、梅毒を放置すると、脳や心臓、血管などの重要な臓器に障害を起こす可能性があります。梅毒は、第五類感染症であるため、診断された医師は7日以内に最寄りの保健所に届け出る必要があります。
検査・診断

看護師に必須の用語『プンク』とは

プンクとは、穿刺を意味する用語である。ドイツ語のPunktion、英語のPunctureに由来する。看護師が行う処置で、皮膚や粘膜を穿刺して針を刺すことを指す。採血、注射、点滴、気管切開などの処置で用いられる。 プンクは、主に以下の手順で行われる。 1. 穿刺部位を決定する。 2. 穿刺部位を消毒する。 3. 針を刺す。 4. 針を固定する。 5. 処置を行う。 6. 針を抜く。 7. 穿刺部位を消毒する。 プンクを行う際は、以下のことに注意する必要がある。 * 穿刺部位に感染症がないかを確認する。 * 針を刺す角度や深さに注意する。 * 針を刺した後は、針を固定して動かないようにする。 * 処置後は、穿刺部位を消毒する。 プンクは、看護師が行う処置の中で、比較的簡単な処置である。しかし、プンクを行う際は、上記のことに注意し、安全に処置を行うことが大切である。
循環器

看護師に必須の用語:心臓

-心臓の仕組み- 心臓は、4つの部屋からなる筋肉製の臓器で、全身に血液を送り出しています。右心房、右心室、左心房、左心室の4つの部屋に分かれており、それぞれが異なる役割を果たしています。右心房は、体から戻ってくる静脈血を受け取ります。右心室は、右心房から受け取った静脈血を肺に送り出します。左心房は、肺から戻ってきた動脈血を受け取ります。左心室は、左心房から受け取った動脈血を全身に送り出します。心臓の筋肉は、心臓が収縮と拡張を繰り返すことで、血液を全身に送り出しています。心臓の収縮と拡張は、電気信号によって制御されています。
消化器

看護師に必須の用語『直腸』

-直腸とは- 直腸とは、大腸の最後の約20cmの部分で、肛門に続く部分です。上部は腹膜に覆われており、後方は仙骨と尾骨がつくる曲面に沿って彎曲しています。下部は長さ約3cmの肛門管に移行します。直腸と肛門管の境界は粘膜が歯のようにいりくんだ格好をしているため、歯状線と呼ばれます。肛門管の外側には、意思に従って動かすことができない内肛門括約筋と、意思に従って動かすことができる外肛門括約筋があります。通常これらは、便が体外に排泄される排便時以外は収縮し、便が漏れないように作用しています。
内分泌・代謝・栄養

看護師に必須!副腎皮質について学ぼう

副腎皮質とは、副腎の外層部分で、副腎全体の80~90%にあたる黄褐色をした内分泌性組織である。皮質は球状層・束状層・網状層の3層に区別され、それぞれの層で異なるステロイドホルモンがつくられる。それらのホルモンをまとめて副腎皮質ホルモンと呼ぶ。 副腎皮質は、副腎の外側に位置する皮質部分である。副腎は、腎臓の上部に位置する小さな臓器で、内分泌腺の一種である。副腎皮質は、副腎の約80~90%を占める。副腎皮質は、球状層、束状層、網状層の3層からなる。球状層は、副腎皮質の最も外側にある層で、アルドステロンを産生する。束状層は、球状層の内側にある層で、コルチゾールを産生する。網状層は、束状層の内側にある層で、性ホルモンであるアンドロゲンを産生する。
その他

看護師必見!コンセンサスとは?

治療におけるコンセンサスの重要性 看護師は、患者とその家族とコミュニケーションをとる際に、医学的な用語や治療法についての情報を共有することが求められます。その際に、重要なのが「コンセンサス」です。コンセンサスとは、意見の一致のこと。治療の基本的な考え方といった意味でも使われることがあり、「コンセンサスを得る」などと使います。 治療においてコンセンサスが重要である理由は、以下の3つです。 1つ目は、患者の理解と同意を得るためです。患者は、自分の病状や治療法について正しく理解し、その上で同意した上で治療を受ける必要があります。そのためには、看護師が患者の状態や治療法についてわかりやすく説明し、患者の質問に応える必要があります。 2つ目は、治療の有効性を高めるためです。患者の状態や治療法について、患者と看護師の間にコンセンサスがあることで、治療への患者の協力度が高まり、治療の有効性が高まります。 3つ目は、医療費の削減につながるためです。コンセンサスがあることで、不必要な検査や治療を避けることができ、医療費の削減につながります。 コンセンサスを得るためには、看護師が患者の話をよく聞き、患者の状態や治療法についてわかりやすく説明する必要があります。また、患者の質問に応え、患者の不安や疑問を解消することが大切です。
職種・資格

看護師必見!理学療法士(PT)とは?

理学療法士(PT)とは、国家資格を持つ医療専門家であり、医師の指示の下に理学療法を行う者を指します。理学療法とは、運動機能の回復や維持、増進を目的とした治療法であり、主に筋肉や関節を鍛える運動療法や、電気刺激やマッサージなどの物理療法などが行われます。 理学療法士になるためには、理学療法学科を有する大学または短期大学を卒業し、国家試験に合格する必要があります。国家試験は毎年2回実施されており、合格率は約70%です。理学療法士として働くためには、病院や診療所、リハビリテーションセンターなどに就職する必要があります。 理学療法士の主な仕事内容は、患者様の運動機能の評価、理学療法の計画立案、理学療法の実施などです。理学療法士は、患者様の状態に合わせて最適な理学療法を提供することで、患者様の運動機能の回復や維持、増進を目指します。
精神科

看護師に必須の用語『自己愛・ナルシシズム』とは?

自己愛・ナルシシズムとは? 自己愛(じこあい)・ナルシシズムとは、本来の意味は自分自身を性愛の対象とすることです。疼痛や危険を避けようとすることや、ありのままの自分を受け入れることも自己愛の一種と考えられます。 自己愛は、健康的なものと病的なものの2つに分けられます。健康的な自己愛は、自分の価値観や目標を知り、それに向かって努力することです。また、自分のことを大切にし、自分を尊重することでもあります。病的な自己愛は、自分のことを過大評価し、他人を軽視することです。また、常に賞賛を求め、批判に耐えられないことも特徴です。
眼科

看護師が知っておくべき「リドカイン塩酸塩」の基礎知識

リドカイン塩酸塩は、局所麻酔薬として使用される薬剤です。麻酔科医、歯科医、耳鼻咽喉科医、産婦人科医などの医療従事者によって、さまざまな医療処置で使用されています。リドカイン塩酸塩は、神経の感覚を一時的に遮断し、痛みや不快感を軽減する働きがあります。 リドカイン塩酸塩は、注射、軟膏、クリーム、スプレーなどのさまざまな形態で利用できます。注射は、局所麻酔として使用され、手術やその他の医療処置の際に痛みを軽減するために使用されます。軟膏やクリームは、皮膚の表面に塗布され、切り傷、やけど、虫刺されなどの痛みや不快感を軽減するために使用されます。スプレーは、のどの痛みや咳を軽減するために使用されます。 リドカイン塩酸塩は、一般的に安全に使用できますが、いくつかの副作用がある可能性があります。最も一般的な副作用は、注射部位の痛みや腫れです。その他の副作用としては、吐き気、嘔吐、めまい、頭痛、発疹などが挙げられます。リドカイン塩酸塩にアレルギーがある場合は、使用を避ける必要があります。
検査・診断

看護師必須!ラウエンシュタイン法を徹底解説

ラウエンシュタイン法とは、股関節斜位撮影をする肢位のことである。つまり、関節の角度のことである。仰臥位で非健側を45°挙上した斜位とし、健側の股関節を屈曲45°、外転45°とする。股関節の画像診断として広く活用されている。股関節の画像診断は、股関節の痛みや腫れ、歩行障害などの症状のある患者に行われる。股関節の画像診断には、X線撮影、CT検査、MRI検査などがある。X線撮影は、股関節の骨の状態を調べるために最もよく行われる検査である。CT検査は、股関節の骨や軟部組織の状態を調べるために有用である。MRI検査は、股関節の軟部組織の状態を調べるために有用である。
消化器

駆風浣腸について知ろう!お腹のガス解消に効果的な浣腸法

駆風浣腸とは、腸内ガス(おなら)の排出を起こすことで、排便を促し、腹痛や腹部膨満、悪心を緩和する浣腸である。ガス抜きともいう。自力でガスの排泄ができない患者に対して行い、腹部の膨満を和らげることができる。駆風浣腸は、主に手術前、分娩前、腸閉塞の治療などに用いられる。 駆風浣腸には、様々な種類がある。最も一般的なのは、石鹸水とグリセリンの混合物を使用した浣腸である。また、重炭酸ナトリウムと水、または水酸化マグネシウムと水を使用した浣腸もある。 駆風浣腸は、一般的に安全な処置であるが、まれに副作用を引き起こすことがある。最も一般的な副作用は、腹部の不快感や痛みである。また、駆風浣腸後に下痢を起こす患者もいる。
検査・診断

看護師に必須の用語『SpO2』について

-SpO2とは何か- SpO2とは、経皮的動脈血酸素飽和度(saturation of percutaneous oxygen)の略で、動脈血中の赤血球に含まれるヘモグロビンのうち、酸素と結合したヘモグロビンの割合を経皮的に測定した値である。サチュレーション(saturation)とも呼ばれる。SpO2は、動脈血酸素分圧(PaO2)とほぼ同じ値を示し、呼吸器の状態や酸素供給量を評価するのに有用な指標である。SpO2は、パルスオキシメーターと呼ばれる機器を使用して測定される。パルスオキシメーターは、指先や耳たぶに装着し、光の吸収量を測定することでSpO2を算出する。 SpO2は、正常値は95%以上とされている。SpO2が90%未満になると、酸素欠乏状態(低酸素血症)となり、意識障害や呼吸困難などの症状が現れる。SpO2が80%未満になると、生命を脅かす状態となる。 SpO2を低下させる要因には、呼吸器疾患、心臓疾患、貧血、ショックなどがある。また、喫煙や飲酒、薬物の服用などもSpO2を低下させることがある。 SpO2が低下している場合は、酸素吸入や人工呼吸などの治療が必要となる。また、SpO2を低下させる原因となっている疾患の治療も行う必要がある。
内分泌・代謝・栄養

看護師に必須の栄養用語『乳酸』

乳酸の産生プロセスは、糖を利用する際に、嫌気性代謝でグルコース(ブドウ糖)が代謝されると産生される物質である。このプロセスは、酸素が存在しない状況下で行われるため、無酸素性代謝とも呼ばれる。乳酸の産生は、筋肉の収縮時に発生するエネルギー源として利用されるが、過剰に産生されると疲労や筋肉痛の原因となる。また、乳酸は、肝臓や腎臓で代謝されて最終的には二酸化炭素と水になる。乳酸の産生プロセスは、以下の3つの段階に分けることができる。 1. グルコースの分解 グルコースは、細胞内のミトコンドリアで分解され、ピルビン酸になる。この反応は、解糖系と呼ばれるプロセスで行われる。 2. ピルビン酸の変換 ピルビン酸は、乳酸デヒドロゲナーゼという酵素によって乳酸に変換される。この反応は、嫌気性代謝で行われる。 3. 乳酸の代謝 乳酸は、肝臓や腎臓で代謝されて最終的には二酸化炭素と水になる。この反応は、クエン酸回路と呼ばれるプロセスで行われる。
循環器

看護師に必須の用語『腹痛』とは?

腹痛は、腹部に自覚される疼痛全般を指す。腹痛の原因は様々で、消化器系の疾患、婦人科系の疾患、泌尿器系の疾患、神経系の疾患など、様々なものがある。また、腹痛の種類も様々で、鋭い痛み、鈍い痛み、絞扼痛、疝痛など、様々なものがある。 腹痛の原因と種類 腹痛の原因は様々だが、最も多いのは消化器系の疾患である。消化器系の疾患による腹痛には、胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、腸炎、過敏性腸症候群、潰瘍性大腸炎、クローン病などがある。また、婦人科系の疾患による腹痛には、月経痛、子宮内膜症、卵巣嚢腫、子宮筋腫などがある。泌尿器系の疾患による腹痛には、尿路感染症、膀胱炎、腎盂腎炎などがある。神経系の疾患による腹痛には、帯状疱疹、三叉神経痛、坐骨神経痛などがある。 腹痛の種類も様々だが、最も多いのは鈍痛である。鈍痛は、じわじわと鈍く痛む痛みのことで、長時間続くことが多い。また、鋭い痛みは、突然鋭く痛む痛みのことで、短時間続くことが多い。絞扼痛は、腸がねじれたり、詰まったりして起こる痛みのことで、波のように痛んだり、ひどくなったりすることが多い。疝痛は、腸が痙攣を起こして起こる痛みのことで、チクチクと痛んだり、ひどくなったりすることが多い。
組織・制度

看護師必見!CRAとは?

CRA(しーあーるえー、Clinical Research Associate)とは、適切に治験(臨床試験)が行われているかモニタリングする職業のことである。臨床開発モニターや、モニターとも呼ばれる。 CRAは、治験の計画立案から実施、データ収集、解析まで、すべてのプロセスに関与する。また、治験参加者の安全と権利を守るため、治験の実施状況をモニターし、問題が発生した場合は適切な措置を講じる。 CRAの仕事は、責任が重く、幅広い知識とスキルが求められる。CRAになるには、薬学、看護学、医学などの医療系学部を卒業し、医薬品開発や臨床試験の経験を積む必要がある。また、CRAとして働くには、CRA認定試験に合格することが必要である。 CRAは、新薬の開発において重要な役割を担っている。CRAが適切に治験を実施することで、新薬の安全性と有効性が確認され、患者に安全な薬が届けられるようになる。