看護師業界ウォッチャー

脳・神経

看護師に必須の用語『口腔顔面失行』とは?

口腔顔面失行とは、観念運動失行が口腔顔面領域に起こることである。頬部顔面失行、口部顔面失行ともいう。口を開けたり、舌を出したりする動作が意識的にできなくなる。大脳の損傷によって引き起こされる(高次脳機能障害)。口腔顔面失行は、脳卒中、外傷性脳損傷、脳腫瘍、脳炎などの後遺症として起こることが多い。 口腔顔面失行の症状は、口を開けたり、舌を出したりする動作が意識的にできなくなることである。また、食べ物を飲み込むことが困難になったり、唾液が垂れたりすることもある。口腔顔面失行は、生活に大きな支障をきたすことがある。食事が困難になったり、コミュニケーションが取りにくくなったりする。また、口腔顔面失行は、肺炎などの感染症にかかりやすくなるリスクもある。
職種・資格

看護師の必須用語「認定看護師」とは?

認定看護分野とは、認定看護師が専門分野として認定される分野のことです。認定看護分野は、日本看護協会が定めており、現在は21領域あります。 認定看護分野は、大きく分けて3つに分類されます。1つ目は、特定の疾患や障害を対象とした分野です。例えば、救急看護、皮膚・排泄ケア、集中ケア、緩和ケア、がん化学療法看護、がん性疼痛看護などがあります。2つ目は、特定の看護領域を対象とした分野です。例えば、訪問看護、感染管理、糖尿病看護、不妊症看護などがあります。3つ目は、特定の対象者を対象とした分野です。例えば、新生児集中ケア、透析看護、手術看護、乳がん看護、摂食・嚥下障害看護、小児救急看護、認知症看護、脳卒中リハビリテーション看護、がん放射線療法看護、慢性呼吸器疾患看護、慢性心不全看護などがあります。 各認定看護分野には、それぞれ期待される役割があります。例えば、救急看護の認定看護師は、救急患者の救命と治療に熟練した看護師です。皮膚・排泄ケアの認定看護師は、皮膚トラブルや排泄障害のある患者のケアに熟練した看護師です。集中ケアの認定看護師は、集中治療室で重症患者のケアに熟練した看護師です。緩和ケアの認定看護師は、末期がん患者のケアに熟練した看護師です。がん化学療法看護の認定看護師は、がん化学療法を受けている患者のケアに熟練した看護師です。このように、各分野の認定看護師は、その分野の専門家として、高度な看護を提供することができます。
循環器

「冠状動脈疾患集中治療室」とは?

冠状動脈疾患集中治療室の目的は、心臓疾患の患者に専門的な集中治療を施すことです。冠状動脈疾患集中治療室では、急性心筋梗塞や急性心不全などの急変する疾患の患者を専門に管理しています。こうした疾患は、迅速な対応が必要なため、冠状動脈疾患集中治療室では、緊急手術や緊急心臓カテーテル治療など、すぐに対処できる体制がとられています。また、冠状動脈疾患集中治療室では、患者の状態を常に監視し、必要な処置を迅速に行うことで、患者の命を救うことを目指しています。冠状動脈疾患集中治療室は、心臓疾患の患者にとって、救命の砦となる大切な場所です。
内分泌・代謝・栄養

看護師が知っておくべき甲状腺に関する基礎知識

甲状腺とは、気管の前面にある蝶のような形をした内分泌腺です。大きさは縦横ともに4~5cmほどで、重さは15~20gほどです。甲状腺は、濾胞細胞と傍濾胞細胞で構成されており、濾胞細胞は甲状腺ホルモンを分泌し、傍濾胞細胞はカルシトニンを分泌します。甲状腺ホルモンは、全身の代謝を高めたり、交感神経を興奮させたりする働きがあります。また、胎児や小児の成長や発達にも関与しています。カルシトニンは、血中カルシウム濃度を調整する働きがあります。
血液・造血

看護師に必須!血液の知識

血液とは、血漿と血球(赤血球、白血球、血小板)を合わせたものです。血液は、体重の約7%にあたる約4~5リットルであり、成人の平均的な血液量は体重の約13分の1になります。血液は動脈、静脈、毛細血管のネットワークを流れ、体の隅々に酸素や栄養素を運び、老廃物を回収しています。また、血液には、体を守るための役割があります。白血球は、細菌やウイルスなどの異物を攻撃し、血小板は、血管が傷ついたときに血を止めるのを助けます。血液は、体にとって欠かせないものです。血液が不足すると、酸素や栄養素が不足して、さまざまな障害が起こります。
消化器

胆嚢について知る!看護師に必須の用語

胆嚢の役割と機能 胆嚢は、肝臓の右下部に位置する臓器です。胆汁を貯蔵して濃縮し、十二指腸に放出する役割を果たしています。胆汁は、肝臓で作られる消化液で、脂肪の消化を助ける役割を果たしています。胆嚢は、胆汁を濃縮することで、より強力な消化液として十二指腸に送り出すことができます。また、胆嚢は、胆汁を貯蔵することで、十二指腸に常に胆汁が供給されるようにしています。 胆嚢の主な機能は、胆汁を貯蔵して濃縮することです。胆汁は、肝臓で作られる消化液で、脂肪の消化を助ける役割を果たしています。胆嚢は、胆汁を濃縮することで、より強力な消化液として十二指腸に送り出すことができます。また、胆嚢は、胆汁を貯蔵することで、十二指腸に常に胆汁が供給されるようにしています。 胆嚢は、胆汁の流れを調節する役割も果たしています。胆嚢は、胆汁を濃縮して十二指腸に放出する際に、胆汁の流れを調節しています。また、胆嚢は、十二指腸から逆流してきた胆汁を貯蔵することで、胆汁の逆流を防いでいます。 胆嚢は、消化器系の重要な臓器であり、脂肪の消化を助ける役割を果たしています。また、胆嚢は、胆汁の流れを調節する役割も果たしています。
皮膚科

看護師の基礎知識:口角びらん症とは

口角びらん症は、唇の両端にある口角が炎症を起こす皮膚の疾患で、口角炎とも呼ばれます。カンジダなどの真菌による感染、ビタミンB群やビタミンAの不足、噛み合わせやよだれ(唾液)の付着、義歯による口角への刺激が主な原因です。糖尿病や貧血などの疾患や、薬剤などが原因になることもあります。 主な症状は、口角の発赤、かゆみ、腫れ、びらん、亀裂、出血などです。このため、口を開くと痛みを訴えることがあります。亀裂の患部から出血することが多く、その後かさぶたになります。
耳鼻咽喉科

看護師の必須知識、めまいの基礎知識と鑑別

-めまいの原因- めまいの原因は主に、平衡機能の障害である。平衡機能とは、立位・歩行・運動の際に転倒しないよう制御しているもので、通常、足裏や関節の曲がり、筋肉の緊張などの情報、目からの情報、内耳の平衡感覚(重力や頭の動きを感知)、上記の情報が脳で統合された情報が脳で統合されて体幹や四肢に伝わりバランスのとれた姿勢が可能となっている。 めまいの原因としては、内耳の平衡感覚の障害による末梢性めまいが多い。一方、脳の障害によるものを中枢性めまいと呼び区別している。 典型的な末梢性めまいは、激しくグルグルと目が回る回転性めまいである。起床時や寝返りの際に起こる良性発作性頭位めまい症が代表疾患であるが、浮動性めまいを訴えることもある。 中枢性めまいは、ふわふわする浮動性めまいを訴えることが多く、脳の梗塞や出血が原因となるため緊急性を伴う。その際にめまい以外にも身体の運動・感覚麻痺を認めるなど症状は多彩であり、また回転性めまいを症状とする小脳梗塞・出血もあるため注意が必要である。
腎・泌尿器

看護師が知っておくべきストーマに関する用語

ストーマとは、便や尿を排泄するため、手術によって腹壁に設けられた排泄口のことである。ストマともいう。また、人口肛門、人口膀胱を表す医療現場の用語である。 ストーマは、病気やけがなどによって、本来の排泄器官が機能しなくなった場合に、排泄を補助するために作られる。ストーマの種類は、便を排泄する人工肛門と、尿を排泄する人口膀胱の2種類がある。 人工肛門は、大腸の一部を腹壁に引き出して作られる。人工膀胱は、小腸の一部を腹壁に引き出して作られる。ストーマは、手術によって作られ、手術後はストーマケアが必要となる。 ストーマケアとは、ストーマの周りの皮膚を清潔に保ち、ストーマから出る便や尿を処理することである。ストーマケアは、ストーマを持つ人が日常生活を送るために必要なケアである。
内分泌・代謝・栄養

看護師が知っておくべき用語『プロラクチン』

プロラクチンは、下垂体前葉から分泌されるホルモンの一つです。プロラクチンは、乳腺の発達と乳汁の分泌を促進する作用があります。また、性腺機能を抑制する作用もあります。プロラクチンの分泌は、主に睡眠中に起こります。プロラクチンの分泌は、授乳中に増加し、妊娠中はさらに増加します。プロラクチンは、ストレスや運動によっても分泌が増加します。プロラクチンの分泌が減少すると、乳汁の出が悪くなったり、性腺機能が低下したりすることがあります。
精神科

看護師に必須の用語『精神分析』について

フロイトの精神分析 精神分析は、オーストリアの医師であるジークムント・フロイトによって創始された精神療法に関する理論、精神病理学的理論体系のことである。フロイトは、人間の心の構造は意識、前意識、無意識の3層構造になっており、無意識に抑圧された欲求や願望が、精神的な問題を引き起こすと考えた。 フロイトの精神分析では、患者の自由連想法を通じて、無意識に抑圧された内容を明らかにしようとする。自由連想法とは、患者が思い浮かぶままに何でも話し、その内容を分析者が解釈する方法である。フロイトは、この方法によって、患者の無意識に抑圧された内容を明らかにし、精神的な問題を解決できると考えた。 フロイトの精神分析は、精神療法の分野に大きな影響を与えた。フロイトの理論は、人間の心の構造や、無意識の重要性を明らかにし、精神的な問題の治療に大きな貢献を果たした。フロイトの精神分析は、現在でも精神療法の分野で広く用いられている。
その他

看護師に必須の用語『亢進』について

-亢進とはどういう意味?- 亢進とは、病勢などが高い度合いまで進むことを意味します。病名に「亢進」を含む疾病には甲状腺機能亢進症や門脈圧亢進症などがあります。 亢進は、病勢が悪化して生命を脅かす状態になることを意味します。甲状腺機能亢進症の亢進は、甲状腺ホルモンが過剰に分泌されることで起こります。このホルモンは、新陳代謝を高め、体重減少、不眠、動悸、発汗などの症状を引き起こします。門脈圧亢進症の亢進は、門脈に圧力がかかり、肝臓に損傷を与えることで起こります。この圧力は、腹水、黄疸、消化管出血などの症状を引き起こします。 亢進は、生命を脅かす状態になる可能性があるため、早期に治療することが重要です。治療法は、亢進の原因によって異なります。甲状腺機能亢進症の亢進は、抗甲状腺薬や放射性ヨウ素療法によって治療されます。門脈圧亢進症の亢進は、利尿薬やβ遮断薬によって治療されます。
感染

中枢性免疫寛容とは?~看護師が知っておくべき免疫学~

中枢性免疫寛容とは、自己抗原を異物として認識しない能力を獲得するしくみのことです。これは、自己と非自己を区別する能力を身につけるために必要なプロセスであり、免疫疾患を予防する役割を果たしています。 中枢性免疫寛容は、胸腺で行われます。胸腺は、胸骨の後ろにある臓器で、T細胞が成熟する場所です。T細胞は、自己抗原を認識して破壊する役割を持つ免疫細胞です。しかし、胸腺では、自己抗原を認識するT細胞が破壊され、自己に対する免疫反応が起こらないようにしています。 中枢性免疫寛容が破綻すると、自己抗原を異物として認識して攻撃する自己免疫疾患が起こります。自己免疫疾患には、関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、多発性硬化症などがあります。
医療機器・設備・器具

GCUとは何か?看護師が知っておくべき用語

GCUとは、NICU(新生児集中治療室)で治療を受け、状態が安定した後に移され、ケアを受ける部屋のことである。継続保育室、回復治療室、発育支援室など様々な訳語が当てられる。 GCUは、NICUよりも環境が落ち着いたところにあることが多い。これは、赤ちゃんが安静に過ごせるようにするためである。また、GCUには、NICUよりも多くのスタッフがいる。これは、赤ちゃん一人ひとりに十分なケアを提供するためである。 GCUでは、赤ちゃんは引き続き医療ケアを受けることになる。しかし、NICUでの治療よりも、より穏やかなケアになることが多い。GCUでは、赤ちゃんは発育を促すためのケアを受けることになる。これは、赤ちゃんが退院後に自宅で生活できるようにするためである。 GCUでの滞在期間は、赤ちゃんの状態によって異なる。状態が安定していれば、数日から数週間で退院できる場合もある。しかし、状態が不安定な場合は、数ヶ月間GCUに滞在しなければならない場合もある。
その他

看護師に必須の用語『モヒ』とは?

モヒとはモルヒネの略である。在宅医療や緩和ケアの現場において、痛みや不安を緩和するために使用されることが多い。モルヒネはオピオイド鎮痛薬の一種で、強オピオイドに分類される。オピオイド鎮痛薬は、脳にあるオピオイド受容体に作用して、鎮痛効果を発揮する。モルヒネは、モルヒネ水溶液、塩酸モルヒネなどの形で使用される。モルヒネ水溶液は、モルヒネを水に溶かしたもので、経口投与または皮下注射で使用される。塩酸モルヒネは、モルヒネを塩酸に溶かしたもので、静脈注射で使用される。モルヒネは、痛みを緩和する効果が強く、即効性がある。しかし、呼吸抑制、便秘、吐き気などの副作用も起こりやすい。そのため、モルヒネを使用する際には、副作用に注意し、慎重に投与する必要がある
消化器

看護師に必須の用語『ランソプラゾール』

ランソプラゾールの作用は、プロトンポンプを阻害することで胃酸の分泌を抑制することです。プロトンポンプとは、胃壁の細胞に存在する酵素で、胃酸の分泌に関与しています。ランソプラゾールはこの酵素を不可逆的に阻害するため、胃酸の分泌を抑制する効果が強く、持続時間が長くなります。 ランソプラゾールは、胃酸過多や逆流性食道炎などの胃腸疾患の治療に使用されます。また、非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)を服用している患者さんの胃粘膜保護にも使用されます。 ランソプラゾールを服用する際には、以下の点に注意が必要です。 * 空腹時に服用する。 * 服用後30分は横にならない。 * 他のお薬との相互作用に注意する。 * 妊娠中や授乳中は医師に相談する。 ランソプラゾールを服用中に、腹痛や下痢などの副作用が現れることがありますが、これらの副作用は通常軽度で、数日で消失します。もし、副作用が気になる場合は、医師に相談してください。
脳・神経

看護師に必須の用語『ニューロ』ってどんな意味?

ニューロとは、神経内科のことである。英語のneurologyより。科目を表す医療現場の用語は他に、ウロ、プシコ、リハなどがある。 神経内科とは、脳と脊髄、神経などの病気やけがを専門に診る診療科のことである。神経内科医は、脳卒中やパーキンソン病、アルツハイマー病などの病気の診断と治療を行う。また、てんかんや頭痛、めまいなどの症状の診療も行う。 神経内科は、脳と脊髄、神経という複雑な臓器を扱う診療科であり、専門的な知識と高い技術が求められる。神経内科医は、常に最新の医学情報を収集し、最新の治療法を患者さんに提供できるよう努めている。
呼吸器

看護師必携!用語『Torr』を徹底解説!

Torr とは、圧力の単位の一つで、1Torr=1mmHgである。血液ガス検査で酸素分圧や二酸化炭素分圧の単位として使用されている。Torrという名前は、イタリアの数学者・物理学者であるエヴァンジェリスタ・トリチェリにちなんで名付けられた。トリチェリは、水銀柱の高さを使って大気圧を測定する方法を開発し、1気圧を760mmHgと定義した。Torrは、この760mmHgを1000で割った値である。 Torrは、医学や生理学で広く使用されている。例えば、血液ガス検査では、酸素分圧(PaO2)や二酸化炭素分圧(PaCO2)を測定するためにTorrが使用される。また、動脈血ガス分析や静脈血ガス分析でも、Torrが使用される。 Torrは、圧力の単位としてmmHgと並んでよく使用される。しかし、mmHgはTorrよりも古く、18世紀から使用されている。Torrは、1905年に導入されて以来、mmHgに取って代わりつつある。
検査・診断

看護師が知っておくべきRB遺伝子

網膜芽細胞腫とは、小児に多く発症する目の悪性腫瘍です。この疾患は、網膜の細胞が制御不能に分裂し、腫瘍を形成することによって引き起こされます。RB遺伝子とは、網膜芽細胞腫の原因遺伝子として発見された遺伝子です。RB遺伝子は、細胞の増殖を制御する働きを持っています。RB遺伝子が変異すると、細胞の増殖が制御不能となり、腫瘍が形成される可能性が高まります。RB遺伝子は、細胞周期の調節に関与するタンパク質であるRbタンパク質をコードしています。Rbタンパク質は、細胞の増殖を抑制する働きを持っています。RB遺伝子に変異が生じると、Rbタンパク質の機能が失われ、細胞の増殖が抑制されなくなります。その結果、腫瘍が形成される可能性が高まります。RB遺伝子は、網膜芽細胞腫以外にも、肺がん、乳がん、卵巣がんなどの様々な癌の発症に関与していることがわかっています。RB遺伝子に変異が生じることで、癌の発生リスクが高まると考えられています。
消化器

看護師の知識を広げる!食道の構造と機能

食道の構造は、食道両端部分、食道、食道壁の3つに分けられます。 食道両端部分には、上部食道括約筋と下部食道括約筋があります。上部食道括約筋は、食物を感知して蠕動運動を起こす働きがあり、下部食道括約筋は、食物を胃に送り込むと同時に胃の内容物の逆流を防いでいます。 食道は、上から頸部食道、胸部食道、腹部食道の3つの部位に分かれ、胸部食道がもっとも長く、腹部食道は胃とつながるわずかな長さの部分をさします。食道の働きである食物を胃に送り込む作業は、食道を覆う筋肉が担っています。頸部食道は横紋筋、下がるにしたがって平滑筋が増え、胸部食道と腹部食道は平滑筋が主になります。 食道壁は、粘膜上皮、粘膜固有層、粘膜筋板、粘膜下層、固有筋層、外膜で構成され、漿膜を欠きます。粘膜上皮は、扁平上皮という平たい細胞が何重にも重なってできています。粘膜固有層は、様々な機能をもつ細胞が存在する緩い結合組織です。粘膜筋板は、消化管を覆う柔軟で強い筋肉の膜です。固有筋層は、筋肉の膜です。外膜は、内臓の1番外側を囲む膜で、粘膜下部にある筋肉層を囲みます。食道には、多くの内臓に存在する漿膜が存在せず、食道にがんができると外に進展しやすいです。
腎・泌尿器

看護師が知るべき『自家移植』

-自家移植の種類- 自家移植には、植皮、自家腎移植、造血幹細胞の自家移植の3種類があります。 -植皮- 植皮は、皮膚の移植です。火傷や外傷による皮膚の欠損部位、火傷や外傷が治癒した後の瘢痕の切除部位、ケロイドなどの切除部位、痣(あざ)などの切除部位、合指症などに対して、指を切り離した後の皮膚の欠損部位などに用いられます。近年は、患者自身から皮膚の小片を採取し、大きな広い皮膚に培養してから、移植に用いる研究もおこなわれています。 -自家腎移植- 自家腎移植とは、腎臓に対する外科的な治療において、一時的に腎臓を体外に摘出し、手術操作後につなぎ直す方法のことです。狭い術創内で複雑な操作を行うよりも、安全かつ確実であることが見込まれる場合に用いられます。主な適応は、複雑な腎血管病変、単腎に発生した腫瘍、複雑な腎結石、広範囲の尿管病変、腎内の動脈瘤などです。 -造血幹細胞の自家移植- 造血幹細胞の自家移植は、悪性リンパ腫や多発性骨髄腫などの血液がん治療の一部としておこなわれます。悪性リンパ腫や多発性骨髄腫は、リンパ球が腫瘍化した疾患です。あらかじめ患者自身の造血幹細胞を採取し凍結保存し、通常と比べ大量の化学治療をおこなった後に、移植する。移植をしなければ白血球や血小板が回復しない、あるいは回復に1カ月以上の長期を要するが移植によって、患者の造血能の早期回復を期待する。自家移植に用いる造血幹細胞は、ほとんどの場合、末梢血から採取します。治療の一環として造血幹細胞の自家移植をおこなう条件は、原則65歳以下までで、重篤な臓器障害がなく抗生剤治療を要するような感染症に罹患していないこと、十分な造血能を有すること。(末梢血幹細胞の採取のため)、抗癌剤に対する十分な感受性を有することなどです。
腎・泌尿器

ケトン体の基礎知識 – 看護師に知っておいてほしいこと

ケトン体とは、アセトン、アセト酢酸、β-ヒドロキシ酪酸の総称です。ケトン体は、飢餓状態や糖尿病などにより、エネルギー源として血糖を利用できないと、中性脂肪は脂肪組織で遊離脂肪酸に分解されます。この分解された脂肪酸から、エネルギー源の代わりとして肝臓で産生され、血中に放出されます。 ケトン体は、体内のエネルギー源として利用されます。脳や心臓などの臓器は、エネルギー源としてケトン体を優先的に利用します。また、筋肉や肝臓などの臓器は、脂肪酸をエネルギー源として利用することができますが、ケトン体をエネルギー源として利用することもできます。 ケトン体は、体内の脂肪を分解して生成されるため、ダイエット中にケトン体を多く産生すると、体内の脂肪が燃焼されて体重が減少します。また、ケトン体は、脳のエネルギー源として利用されるため、ケトン体を多く産生すると、脳の働きが活性化されて集中力や記憶力が向上します。 しかし、ケトン体を多く産生しすぎると、ケトアシドーシスという状態になることがあります。ケトアシドーシスは、血液中のケトン体濃度が高くなりすぎて、血液が酸性に傾く状態です。ケトアシドーシスになると、意識障害や呼吸困難、脱水症状などの症状が現れます。
皮膚科

看護師に必須の用語『ケロイド』について

-ケロイドとは- ケロイドは、一度治癒した創部に数か月後に見られるみみず腫れのような境界明瞭な紅色(または褐色)の隆起性病変である。ケロイドは、真皮の線維芽細胞が過剰に増殖してコラーゲンを産生することにより形成される。ケロイドは、ケロイド体質の人であれば、比較的軽微な外傷でも発生する。ケロイドは、顔面、耳介、胸部、背部、肩などに好発する。ケロイドは、痛みや痒みを伴うことがある。ケロイドは、放っておくとどんどん大きくなってしまうので、早期に治療することが大切である。
感染

看護師必須!BCGワクチンとは?

-BCGワクチンの有効性と副作用- BCGワクチンは、結核菌の弱毒化生ワクチンであり、結核予防に効果的なことがわかっています。結核は、結核菌によって引き起こされる感染症であり、肺やその他の臓器を侵す可能性があります。結核は、世界中で大きな健康問題となっており、毎年何百万人もの人が結核で亡くなっています。 BCGワクチンは、生後1年までの定期接種が定められており、標準的な接種期間は5~8か月とされています。BCGワクチンの有効性は、約80%とされており、結核の発症や重症化を防ぐ効果があります。 しかし、BCGワクチンには、接種部位の化膿や発赤などの副作用があります。また、まれに、ケロイドやリンパ節炎などの重篤な副作用が起こることもあります。 BCGワクチンは、結核予防に効果的なワクチンですが、副作用のリスクもあります。そのため、BCGワクチンを接種する際には、メリットとデメリットを比較検討し、慎重な判断が必要です。