看護師業界ウォッチャー

感染

溶連菌感染症の基礎知識

溶連菌感染症とは、溶血性連鎖球菌(グラム陽性のレンサ球菌)に感染し、咽頭炎、扁桃炎、猩紅熱(しょうこうねつ)などを引き起こす感染症である。飛沫感染や接触感染により感染する。溶連菌感染症は、年齢、性別を問わず感染するが、特に小児に多く、5~15歳の発症が多い。溶連菌感染症を発症すると、咽頭が充血し、痛みを伴う。また、発熱、頭痛、悪寒、筋肉痛などの症状もみられる。猩紅熱の場合には、発疹もみられる。溶連菌感染症は、抗菌薬で治療する。治療が遅れると、心筋炎、腎炎、リウマチ熱などの合併症を引き起こすことがある。
呼吸器

NPPVとは?使い方と禁忌を解説

NPPVの長所と短所 NPPVの長所は、挿管せずに気道に陽圧をかけ換気をさせることができることです。これにより会話なども可能であり、鎮静剤などによる鎮静をかける必要がなくなります。また、NPPVはマスクを装着するだけなので使用は簡便です。 一方、NPPVの短所は、マスクの圧迫や押される空気による不快感などがあります。また、マスク装着の圧迫により顔面に皮膚潰瘍などを生じることもあるため、注意が必要です。
医療機器・設備・器具

ペンローズ・ドレーン:手術後に必要な管

ペンローズ・ドレーンは、手術後の体液や血液を排出する管です。100%シリコンゴムで作られており、柔らかく、体内に挿入した際、周囲の組織を傷つけにくく、痛みが少ないのが特徴です。また、血液や体液などが表面に付着しにくい性質があり、薬剤などによる素材の変化も少ないので、安全に使用することができます。 ペンローズ・ドレールの使用目的は、手術後に摘出した臓器や組織部分などの浸出液や血液などが貯留しやすい部位に挿入し、速やかに体外に排出することです。これによって、術後出血の観察が可能となり、同時に貯留した液体への感染を予防することができます。
小児科

看護師が知っておくべき発達障害の基礎知識

発達障害とは、自閉症、アスペルガー症候群、広汎性発達障害、学習障害、注意欠如多動症(ADHD)、その他これに類する脳機能の障害のことをいう。発達障害は、生まれつきまたは幼児期に脳の機能に障害が生じることで起こる。発達障害のある人は、社会性、コミュニケーション、行動などに困難を抱えることが多く、日常生活に支障をきたす場合がある。 発達障害は、周囲の理解と対応により、将来的に支援が不要となる場合もあるため、早期発見と早期支援が重要である。文部科学省では、発達障害者支援法を定めて、発達障害に対する対応を周知している。発達障害のある人は、適切な支援を受けることで、社会参加や自立が可能となる。
内分泌・代謝・栄養

看護師が知るべき代謝拮抗薬

代謝拮抗薬とは、生物の代謝において代謝物質の利用を阻害・拮抗する物質のことである。代謝拮抗剤ともいう。代謝拮抗薬は、細胞の増殖や機能を阻害することで、がんや細菌などの病気を治療するために使用される。 代謝拮抗薬は、細胞の代謝経路に組み込まれることで、代謝反応を阻害する。例えば、抗がん剤のメトトレキサートは、葉酸の代謝を阻害することで、がん細胞の増殖を抑制する。また、抗菌剤のスルファ剤は、葉酸の合成を阻害することで、細菌の増殖を抑制する。 代謝拮抗薬は、がんや細菌などの病気を治療するために使用されるが、正常な細胞の代謝も阻害するため、副作用を引き起こすことがある。主な副作用としては、骨髄抑制、消化器障害、皮膚障害、脱毛などがある。 代謝拮抗薬は、がんや細菌などの病気を治療するために重要な薬剤であるが、副作用を考慮して慎重に使用することが重要である。
医療機器・設備・器具

小児集中治療室を知る

PICUとは、小児集中治療室の略で、重症の病気によって生命が危険な状態にある小児重症患者に対して集中治療を行う場です。英表記のPediatric Intensive Care Unitの頭文字をとり、PICUとも呼ばれます。小児専門病院や特定機能病院に設置されていますが、施設数は少なく、全国に約140施設しかありません。 PICUに入院する患児は、呼吸不全、心不全、敗血症、脳腫瘍、白血病など、生命に危険が及ぶ重篤な状態にあります。そのため、PICUには高度な医療機器が備えられ、専門的な知識と技術を持った医師や看護師が24時間体制で患児のケアにあたっています。 PICUでの治療は、患児の病態に応じて、人工呼吸器による呼吸管理、輸血、薬物投与、手術など、さまざまな方法で行われます。また、患児の家族へのサポートも行われます。 PICUでの治療により、多くの患児が救命され、社会復帰を果たしています。しかし、中には、後遺症が残ったり、亡くなってしまう患児もいます。そのため、PICUの医療スタッフは、患児とその家族に寄り添いながら、最善の治療を目指して日々努力しています。
腎・泌尿器

看護師が知っておくべき尿検査の基礎知識

尿検査とは、さまざまな疾患によって引き起こされた尿の異常を発見する検査である。尿検査は、尿の物理的性質、化学的性質、顕微鏡的性質を調べることで、疾患の診断や経過観察に役立てることができる。尿検査は、尿路感染症、腎臓病、糖尿病、肝臓病、胆嚢疾患などのさまざまな疾患の診断に役立てることができる。また、尿検査は、妊娠の診断や、薬物の使用状況の確認にも使用することができる。尿検査は、一般的に、尿を採取して検査室に送り、検査結果を待つという手順で行われる。尿検査は、比較的簡便な検査であるため、定期的な健康診断や、疾患の診断や経過観察のために広く行われている。
脳・神経

看護師に必須の用語『髄膜炎』について

髄膜炎とは何か? 髄膜炎とは、髄膜、すなわち脳と脊髄を覆う3層の膜に炎症が起こる病気です。髄膜には、くも膜、軟膜、そしてその2つに囲まれたくも膜下腔があります。髄膜炎は、細菌、ウイルス、真菌、寄生虫など、さまざまな感染症によって引き起こされます。また、けがやその他の外傷、薬剤の副作用、自己免疫疾患によっても起こる可能性があります。髄膜炎は、年齢や健康状態にかかわらず、誰にでも起こり得る病気です。しかし、新生児、乳幼児、高齢者、免疫不全者などは、髄膜炎にかかりやすく、重症化するリスクが高いとされています。
消化器

看護師が知っておきたい黄疸について

黄疸とは、ビリルビンと呼ばれる代謝産物が何らかの理由で血液中に増加することで、全身の皮膚や粘膜に沈着、黄染した状態のことである。血清総ビリルビン値が2~3mg/dl以上になり、皮膚や眼球結膜などに他覚的な黄染を認める状態を顕性黄疸と呼ぶ。血清ビリルビン値が基準値より高い状態で肉眼的に黄疸として認められない状態を、潜在性黄疸と呼ぶこともある。 黄疸は、肝機能障害、胆道閉塞、溶血性貧血などのさまざまな原因によって引き起こされる。肝機能障害では、ビリルビンの代謝や排泄が低下し、血液中にビリルビンが蓄積する。胆道閉塞では、胆汁が十二指腸に流れ出ることが阻害され、ビリルビンが血液中に逆流する。溶血性貧血では、赤血球が破壊されてビリルビンが産生される量が増加する。 黄疸の症状としては、皮膚や粘膜の黄染のほか、倦怠感、食欲不振、悪心、嘔吐、下痢、腹痛などがある。黄疸が進行すると、肝機能障害や胆道閉塞による合併症を引き起こすことがある。 黄疸の治療は、原因に応じて行われる。肝機能障害では、肝機能を改善する薬物や食事療法が行われる。胆道閉塞では、胆汁の流れを改善する手術や内視鏡的処置が行われる。溶血性貧血では、貧血を改善する薬物や輸血が行われる。
その他

看護師必見!「ラウンド」とは?

ラウンドとは、病棟や病室内の見回りを意味する業界用語である。看護師が行う場合に使うのが一般的だが、医師の回診を「ラウンド」と呼ぶ施設もある。 ラウンドを行う目的は、患者の状態を確認し、必要なケアを提供することである。看護師は、ラウンド時に患者のバイタルサインや意識レベルをチェックし、患者の訴えを聴取する。また、患者の服薬状況や食事摂取状況を確認し、必要に応じてケアを調整する。 ラウンドは、患者の状態を把握し、適切なケアを提供するために重要な業務である。看護師は、ラウンド時によく患者の状態を観察し、必要なケアを的確に提供できるように努める必要がある。
アレルギー・膠原病

看護師必須用語『CD80/CD86』

抗原提示細胞(APC)とは、抗原をT細胞に提示する細胞のことです。抗原とは、免疫系によって認識され、攻撃されるべきウイルスの破片や細菌などの異物のことです。APCは、抗原を取り込んで処理し、T細胞が認識しやすい形にして細胞表面に提示します。T細胞は、抗原を認識すると活性化され、抗原を産生した異物を攻撃します。 APCには、樹状細胞、マクロファージ、B細胞などの種類があります。樹状細胞は、抗原を最も効率的に提示することができるAPCであり、免疫系における重要な役割を果たしています。マクロファージは、抗原を貪食して処理するAPCであり、感染症や炎症の際に活性化されます。B細胞は、抗原を認識して抗体を産生するAPCであり、体液性免疫において重要な役割を果たしています。 APCは、免疫系において重要な役割を果たしており、その機能不全は、感染症や自己免疫疾患などの様々な疾患につながる可能性があります。
検査・診断

看護師が知っておきたいHLAとは

HLAの役割 HLAは、体の細胞が自己と非自己を判別するために使用される重要な分子である。自己の細胞はHLA分子によって認識され、非自己の細胞はHLA分子によって認識されない。このシステムにより、体は自分の細胞を攻撃するのを防ぐことができる。 HLAは、臓器移植の成功に不可欠な役割を果たしている。臓器移植を行う際には、ドナーとレシピエントのHLA型が一致している必要がある。HLA型が一致していない場合、レシピエントの体は移植された臓器を異物として認識し、攻撃してしまう。 HLAは、感染症に対する免疫応答にも重要な役割を果たしている。HLA分子は、感染細胞の表面にある抗原を提示することで、T細胞とB細胞が感染細胞を認識できるようにする。T細胞とB細胞は、感染細胞を攻撃して排除することで、感染症から体を守る。 HLAは、自己免疫疾患の発症にも関与していると考えられている。自己免疫疾患は、体の免疫システムが自分の細胞を攻撃してしまう病気である。自己免疫疾患を発症する人のHLA型は、特定のHLA型に偏っていることが知られている。
精神科

看護師が知っておきたい統合失調症の基礎知識

統合失調症とは、思考や感情を統合する能力が低下することで生じる精神疾患です。統合失調症は、人口の約1%が発症する精神疾患であり、慢性的な経過をたどります。統合失調症の症状は、幻覚、妄想、被害妄想、思考障害、感情障害などがあります。統合失調症の治療は、薬物療法、心理療法、社会療法などが行われます。統合失調症は、早期発見と早期治療が重要であり、適切な治療を受けることで症状の軽減や社会復帰が可能となります。
内分泌・代謝・栄養

看護師に必須!腎機能不全の基礎知識

腎機能不全は、腎臓の働きが悪く、不十分な状態のことをいいます。急性腎不全と慢性腎不全の2種類があり、急性腎不全は短期間で進行し、慢性腎不全は長期間にわたって進行します。腎機能不全の原因は様々ですが、主なものは糖尿病、高血圧、慢性腎炎、自己免疫疾患などです。腎機能不全が進行すると、血液中の老廃物が体内に蓄積して、さまざまな症状を引き起こします。代表的な症状としては、むくみ、倦怠感、食欲不振、吐き気、かゆみ、息切れ、血圧上昇などがあります。腎機能不全の治療法は、原因となる疾患の治療と、腎機能を低下させないための食事療法や薬物療法が中心となります。腎機能不全が進行すると、人工透析や腎移植が必要になることもあります。
組織・制度

看護師必見!医療法人について

医療法人とは、病院やクリニック・診療所、介護老人保健施設などの開設や所有を目的として、医療法の規定に基づき設立される法人のことです。医療法人制度は、1950年に医療法に導入され、医療もしくはそれに伴う行為を行う場所として開設されます。医療法人になるためには、都道府県知事の認可を必要とし、都道府県の医療審議会による判断を仰がなくてはなりません。医療法人は、個人事業としてクリニックを運営することとは、下記のような違いがあります。 ・医療機関は、患者から得る窓口負担以外は社会保険診療報酬支払基金や国民健康保険団体連合会から診療報酬として得ています。医療法人になるとこの支払基金や国保連合会からの診療報酬が一度医療法人団体に入り、医師個人には役員報酬などの給与として支払われます。 ・メリットとして、源泉徴収がなくなり、給与所得控除を受けることができます。また、理事長変更のみで相続税が不要になるため、分院や介護施設運営など事業展開が可能です。 ・デメリットとして、永続性が求められるので容易に引退や解散が許されず、監督官庁の監査は厳しく、書類作成の煩雑さは増します。また、交際費上限が設けられます。
感染

看護師が知っておくべき食中毒の知識

食中毒とは、原因となる細菌、ウイルス、寄生虫、化学物質、自然毒などで汚染された食品や飲料を摂取することで起こる中毒である。食中毒は、世界中で毎年何百万人もの人々を苦しめており、死に至ることもある。 食中毒は、食品の製造、加工、保管、調理、提供の過程で、食中毒の原因となる微生物や化学物質が食品に混入することが主な原因である。食中毒の原因となる微生物には、サルモネラ菌、大腸菌O157、カンピロバクター菌、リステリア菌、ブドウ球菌、ボツリヌス菌、黄色ブドウ菌、ノロウイルス、A型肝炎ウイルス、E型肝炎ウイルスなどがある。食中毒の原因となる化学物質には、農薬、重金属、ヒスタミン、シアン化物などがある。 食中毒の症状は、原因となる微生物や化学物質によって異なるが、一般的な症状としては、腹痛、下痢、嘔吐、発熱、頭痛、倦怠感などがある。食中毒の症状は、通常、食品を摂取してから数時間から数日で現れるが、中には数週間後に症状が現れる場合もある。 食中毒を防ぐためには、食品を適切に洗浄し、調理し、保管することが重要である。また、食品を食べる前に手を洗うことも重要である。食中毒の症状が現れた場合は、すぐに医師の診察を受けるようにしましょう。
医療機器・設備・器具

看護師必携!PEDとは?

PEDは、小児科を意味する英語pediatricsに由来する用語です。小児科とは、0歳から18歳までの乳幼児や子どもの健康状態を管理し、病気やケガを治療する科です。小児科医は、子どもの心身の成長や発達について専門的な知識を持ち、子どもの健康を総合的にケアします。 PEDは、英語の発音では「ぴーいーでぃー」と読みます。ドイツ語では、子供をkindと表すため、小児科をキントと略すこともあります。Kiはドイツ語で「子供」を意味し、NDは「部門」を意味する接尾辞です。 小児科は、子供たちの健康を守るために欠かせない科です。小児科医は、子供たちの健康状態を診察し、適切な治療を行います。また、子供たちの健康に関する相談にも応じ、保護者への指導も行います。
小児科

看護師が知っておくべき学習障害

学習障害とは、文部科学省の定義によると、全般的な知的障害はないものの、話す、聞く、書く、読む、計算する、または推論するといった能力のうち、特定の能力の習得と使用が著しく困難な状態を指します。アメリカ精神医学会の診断基準であるDSM-5では限局性学習症とも呼ばれています。 学習障害は、発達障害の一種であり、幼少期から青年期にかけて発症することが多いです。学習障害の種類はさまざまで、大きく分けて、読み書き障害、数学障害、注意欠陥・多動性障害、およびその他の学習障害の4つに分類されます。 読み書き障害は、文字の読み書きが困難な障害です。数学障害は、数字や計算が困難な障害です。注意欠陥・多動性障害は、注意力が散漫で、衝動的に行動する障害です。その他の学習障害には、言語障害、運動障害、社会性障害などが含まれます。 学習障害は、遺伝的な要因や脳の機能障害などが原因で発症すると考えられています。学習障害のある子どもは、学習や日常生活に困難を抱えることが多く、学校や社会生活で問題を起こしやすいです。 学習障害の治療法はありませんが、早期に発見して適切な支援を行うことで、症状を軽減し、社会生活への適応を図ることができます。学習障害のある子どもには、特別な教育支援が必要であり、学校や教育委員会は、学習障害のある子どもに適切な教育を提供する必要があります。
小児科

看護師に必須の用語『りんご病』とは?

りんご病とは、ヒトパルボウイルスB19を病原体とした、小児期に起こる伝染性の発疹性疾患である。正式名称は伝染性紅斑であり、予後は良好で自然治癒する。感染すると顔がりんごのように赤くなるため、国内では通称「りんご病」と呼ばれている。 りんご病は、主に5~15歳の小児に多く発症する。感染経路は、飛沫感染と接触感染の2つである。飛沫感染は、感染者の咳やくしゃみなどによってウイルスが空気中に放出され、それを吸い込むことで感染する。接触感染は、感染者の血液や体液に触れることで感染する。 りんご病の潜伏期間は10~20日である。感染初期は、発熱、頭痛、筋肉痛などの症状が現れる。その後、顔面と四肢に発疹が現れる。発疹は最初、淡いピンク色であるが、次第に鮮やかな赤色になる。発疹は通常1~2週間で消えるが、まれに数ヶ月続くこともある。 りんご病は、通常、軽症で自然治癒する。しかし、妊婦がりんご病に感染すると、胎児に感染する可能性がある。胎児感染は、流産、死産、先天性異常を引き起こす可能性がある。そのため、妊婦は、りんご病の感染を避けるために注意する必要がある。
循環器

看護師に必須!多臓器不全を徹底解説

多臓器不全とは、心臓、腎臓、肺、肝臓、中枢神経など、生命維持に不可欠な臓器の機能が同時に低下した状態です。重症な外傷、感染症、敗血症、心不全、肝硬変、糖尿病などの病気や、手術や臓器移植などの治療によって引き起こされることもあります。多臓器不全は、すぐに治療しなければ死に至ることもあるため、早期発見と治療が重要です。 多臓器不全の症状は、臓器によって異なります。心臓の場合、息切れ、胸痛、むくみ、不整脈などがみられます。腎臓の場合、尿の量が減ったり、尿に血が混じったりします。肺の場合、呼吸困難、咳、痰、チアノーゼなどがみられます。肝臓の場合、黄疸、腹水、出血傾向などがみられます。中枢神経の場合、意識障害、けいれん、脱力感などがみられます。 多臓器不全の治療は、原因となる病気や怪我の治療と、各臓器の機能を維持するための治療の両方を行います。原因となる病気や怪我の治療は、病気や怪我の種類によって異なります。各臓器の機能を維持するための治療は、輸血、輸液、人工呼吸、透析、抗菌薬の投与などを行います。
小児科

看護師が理解しておくべき自閉スペクトラム症の基礎知識

自閉スペクトラム症の特徴は、社会的なコミュニケーションと相互作用の障害、パターン化された行動や興味、感覚的な問題などが挙げられます。 社会的なコミュニケーションと相互作用の障害としては、他者と目線を合わせるのが難しい、非言語的なコミュニケーションがうまく理解できない、会話のやり取りが困難、自分の興味のあることばかりを話して相手の話を聞かない、などの症状があります。 パターン化された行動や興味としては、特定の動作を繰り返し行う、特定の物に強く執着する、変化を嫌がるなどの症状があります。 感覚的な問題としては、特定の音や光に過敏に反応する、触られることを嫌がる、味覚や嗅覚が過敏になるなどの症状があります。 自閉スペクトラム症の特徴は、人によって程度や症状の内容が異なります。そのため、一人ひとりの特徴に合わせて、適切な支援を行う必要があります。
アレルギー・膠原病

好酸球性多発血管炎性肉芽腫症とは?

好酸球性多発血管炎性肉芽腫症(好酸球性多発血管炎性肉芽腫症(EGPA))は、気管支喘息やアレルギー性鼻炎などのアレルギー疾患が先行し、その後、末梢血中の好酸球が増加し、壊死性血管炎や肉芽腫性病変が生じる疾患です。ANCA関連血管炎の一種であり、難病に指定されています。アレルギー性肉芽腫性血管炎(AGA)とも呼ばれます。 好酸球性多発血管炎性肉芽腫症は、全身の血管に炎症を起こす疾患であり、さまざまな症状を引き起こします。主な症状としては、発熱、体重減少、関節痛、筋肉痛、皮膚の発疹、咳、息切れ、血痰、鼻血、耳鳴り、視力障害、腎障害などがあります。 好酸球性多発血管炎性肉芽腫症の診断は、問診、身体診察、血液検査、画像検査などによって行われます。血液検査では、好酸球の増加やANCA抗体の陽性などがみられます。画像検査では、肺の浸潤影や副鼻腔炎などの異常が認められる場合があります。 好酸球性多発血管炎性肉芽腫症の治療は、ステロイド薬や免疫抑制薬などの薬物療法が主体となります。重症例では、血漿交換療法や免疫グロブリン大量療法などの治療が行われることもあります。
救急・ICU

バイスタンダー:救急処置の重要性

バイスタンダーとは、けが人や急病人が発生した場合、その付近に居合わせた人のことです。救急隊が到着するまでの数分間にバイスタンダーが行う救急処置は、患者の予後や生存率を左右するとして重視されています。この際に行われる心肺蘇生処置(CPR)を特に「バイスタンダーCPR」と呼びます。 バイスタンダーCPRは、呼吸や心臓が停止した人に対して行われる一次救命処置です。バイスタンダーCPRは、呼吸と心臓のマッサージを交互に行うことで、患者の生存率を高めることができます。バイスタンダーCPRは、誰でも簡単に学ぶことができるので、多くの人がバイスタンダーCPRを習得しておくことが大切です。 バイスタンダーが担う役割は大きく、一次救命処置を適切に行うことで、患者の生存率を向上させることができます。また、バイスタンダーは、救急隊が到着するまでの間、患者の状態を監視し、必要な処置を施すことで、患者の状態を悪化させないようにすることも重要です。
整形外科

看護師必須用語「筋肉痛」を理解しよう

筋肉痛とは、筋肉に痛みを生じることを言います。こむら返りや肉離れなどの筋肉の炎症や損傷など、痛みを引き起こす原因はさまざまあります。痛みがあれば筋肉痛です。一般的に「筋肉痛」と言われるのは、激しい運動後数時間~数日後に生じる筋肉の痛みである「遅発性筋肉痛」のことです。 遅発性筋肉痛は、エキセントリック収縮による筋肉の損傷によって起こると考えられています。エキセントリック収縮とは、筋肉を伸ばしながら収縮させることで、筋力トレーニングなどでよく行われます。遅発性筋肉痛は、筋肉に微小な損傷が起こり、筋肉が回復する過程で炎症が生じて痛みを引き起こすと考えられています。 筋肉痛は、数日から数週間で自然に治ることがほとんどです。しかし、痛みが強い場合や、なかなか治まらない場合は、医師に相談しましょう。筋肉痛を予防するには、運動前に十分なウォーミングアップを行い、運動後はクールダウンを心がけましょう。また、筋肉の疲労を回復させるために、十分な睡眠をとったり、栄養バランスのとれた食事を心がけることも大切です。