脳・神経

脳・神経

看護師に必須の用語『ケルニッヒ徴候』

ケルニッヒ徴候とは、髄膜刺激症状のひとつであり、髄膜炎や脳膜炎などの中枢神経系の炎症によって起こります。髄膜は脳と脊髄を覆っている膜であり、炎症が起こると刺激を受けて痛みや硬直が生じます。ケルニッヒ徴候は、髄膜炎や脳膜炎などの病気を診断するための重要な徴候のひとつであり、医師によって検査されます。 ケルニッヒ徴候は、患者を仰向けの姿勢にして、片方の足を引き上げ、反対側の膝を曲げます。このとき、痛みや抵抗感があれば、ケルニッヒ徴候が陽性となります。ケルニッヒ徴候は、髄膜炎や脳膜炎などの病気の重症度を判断するためにも使用されます。
脳・神経

看護師に欠かせない知識『迷走神経反射』

迷走神経反射は、さまざまな生理的反応を引き起こす内臓反射の一つで、精神的ストレス、過度な疼痛、排泄、腹部内臓疾患などによる刺激が引き起こします。 迷走神経反射の症状には、徐脈、血圧低下、ふらつき、失神などがあります。徐脈とは、安静時の心拍数が1分間に60回未満の状態を指し、血圧低下とは、収縮期血圧が90mmHg未満、拡張期血圧が60mmHg未満の状態を指します。ふらつきとは、平衡感覚が失われて体が揺れ動く状態を指し、失神とは、意識が一時的に消失する状態を指します。 迷走神経反射は、生命の防衛反応ですが、過剰な反応をきたした場合には異常な症状が出現します。過度の心拍抑制により徐脈となったり、急激な血管拡張により血圧低下となったりすることがあります。一時的な全脳虚血となるため、ふらつきを自覚したり、失神したりすることもあります。
脳・神経

知っておきたい! 多発性硬化症について

多発性硬化症(MS)とは、脳や脊髄にある神経を覆うミエリンと呼ばれる保護層に損傷を与える病気です。この損傷により、脳と身体の他の部分とのコミュニケーションが妨げられ、さまざまな症状を引き起こす可能性があります。MSは、最も多くの若い成人を障害にする原因となる中枢神経系の慢性疾患の1つです。中枢神経系には、脳、脊髄、視神経が含まれます。MSは通常、20歳から40歳の間に発症します。女性は男性よりも発症するリスクが高いです。 MSには、4つの主要なタイプがあります。 * 再発寛解型 (RRMS)は、最も一般的なタイプのMSであり、患者の約85%を占めています。RRMSでは、患者は発作に苦しみ、その間に症状が現れます。発作は数週間または数ヶ月続く可能性があり、その間に症状は完全に消失または部分的に回復する可能性があります。 * 二次進行型 (SPMS)は、約50%のRRMS患者が最終的に発症する進行型のMSのタイプです。SPMSでは、患者は症状が徐々に悪化するにつれて障害が増加します。 * 一次進行型 (PPMS)は、患者全体の約15%を占める、進行型のMSのもう1つのタイプです。PPMSでは、患者は症状が徐々に悪化しますが、発作はありません。 * 進行再発型多発性硬化症 (PRMS)は、進行型のMSのまれなタイプで、患者全体の約5%を占めています。PRMSでは、患者は発作を経験しますが、症状は発作の間にも徐々に悪化します。
脳・神経

看護師が知っておきたいてんかんの基礎知識

てんかんとは、大脳皮質神経細胞の過剰興奮によって起こる慢性疾患である。てんかんの症状はさまざまであり、痙攣、意識障害、感覚障害、運動麻痺などがあげられる。てんかん発作は、1回のみ起こる場合や、繰り返し起こる場合がある。てんかんの発作は、脳波異常と関連していることが多く、脳波検査によっててんかんの診断が行われる。てんかんは、薬物療法、外科手術、食事療法などによって治療される。てんかんは、適切な治療を受ければ、発作をコントロールし、社会生活を送ることが可能である。
脳・神経

看護師に必須の用語「錐体外路」とは?

錐体外路とは、脳から筋肉への運動指令を伝える神経系の経路のことです。錐体路とは別の経路であり、姿勢や運動に対する指令を骨格筋へ伝える役割を担っています。錐体外路は、大脳基底核、視床腹部、脳幹など複数の部位から構成されており、それぞれが微調整しながら運動を制御しています。錐体外路系に障害が生じると、振戦、筋硬直、動作の緩慢化などの症状が現れます。パーキンソン病は、錐体外路系が障害される代表的な疾患です。
脳・神経

項部硬直とは?原因や症状、治療法を解説

項部硬直とは、仰臥位の患者の頭部を持ち上げると抵抗がある診察所見を指す。髄膜刺激症状の一つで、髄膜炎などの診断に用いる。 項部硬直は、髄膜が炎症を起こしているときに起こる。髄膜は、脳と脊髄を覆う膜で、脳脊髄液で満たされている。脳脊髄液は、脳と脊髄を保護する役割をしている。 髄膜炎になると、髄膜が炎症を起こして腫脹する。腫脹した髄膜は、脳脊髄液の流れを妨げるため、脳脊髄液が脳や脊髄に貯留する。この状態を髄膜炎と呼ぶ。 髄膜炎の症状には、頭痛、発熱、悪心、嘔吐、意識障害などがある。項部硬直は、髄膜炎の初期症状の一つで、髄膜炎の診断に用いられる。 項部硬直は、髄膜炎以外にも、脳腫瘍、脳出血、脳梗塞などの疾患でも起こりうる。そのため、項部硬直が認められた場合は、髄膜炎以外の疾患も考慮して診断を行う必要がある。
脳・神経

看護師に必須の用語『クランプ』とは?

クランプとは、医療では「遮断する」といった意味で使用されることが多い。本来は、ドイツ語で鉗子や留め具・クリップのことを指す。手術や医療処置を行う際に、出血や組織液の漏れを防ぐために、血管や導管を遮断したり、留置したりする目的で使用される。クランプにはさまざまな種類があり、使用される部位や目的に応じて適切なものを選択する必要がある。 最もよく知られているクランプのひとつに、血管クランプがある。血管クランプは、手術中に血管を遮断して出血を防ぐために使用される。血管クランプには、さまざまなサイズと形状があり、遮断する血管の太さに合わせて選択される。また、血管を完全に遮断するクランプと、部分的に遮断して血流を制限するクランプがある。 もうひとつのよく知られたクランプは、臍帯クランプである。臍帯クランプは、新生児の臍帯を遮断して出血を防ぐために使用される。臍帯クランプは、プラスチック製または金属製であり、臍帯を挟んで締め付けることで使用される。 クランプは、手術や医療処置を行う際に欠かせない器具であり、適切に使用することで、出血や感染を防ぐことができる。
脳・神経

看護師が知っておきたい『嗜眠』とは?

嗜眠とは、意識障害(意識混濁)の程度の一つである。放っておくと眠り続け、強い刺激を与えないと覚醒し反応しない状態であり、覚醒してもまたすぐに眠ってしまう。傾眠とほぼ同様の意味を持つが、傾眠と昏迷の間を指す意味として用いられることもある。 嗜眠は、睡眠障害や薬物の影響、脳の損傷など、さまざまな原因で起こる可能性がある。一般的な原因としては、睡眠不足、薬の副作用、アルコールや薬物の乱用、うつ病、不安障害などがあげられる。また、脳卒中、脳腫瘍、外傷性脳損傷、感染症、低血糖症なども嗜眠を引き起こす可能性がある。 嗜眠は、軽度から重度までさまざまな程度がある。軽度の嗜眠では、単に眠気を感じたり、集中力が低下したりする程度である。中等度の嗜眠では、覚醒し続けることが困難になり、強い刺激を与えても反応しないことがある。重度の嗜眠では、覚醒することができず、強い刺激を与えても反応しないことがある。 嗜眠は、意識障害の一種であるため、放置すると生命に関わる可能性がある。嗜眠が疑われる場合は、すぐに医師の診察を受ける必要がある。
脳・神経

群発頭痛とは?その原因と症状、治療法

群発頭痛は、頭痛を引き起こす原因が不明である一次性頭痛の一種です。群発頭痛は、非常に激しい頭痛で、通常は片方の目またはこめかみに起こります。頭痛は、数分から数時間続き、1日に数回起こることもあります。群発頭痛は、数週間から数か月続くこともあります。群発頭痛の原因は不明ですが、遺伝的要素があると考えられています。群発頭痛は、男性の方が女性よりも多く発症します。 群発頭痛の症状は、突然始まり、非常に激しい頭痛です。頭痛は、通常は片方の目またはこめかみに起こります。頭痛は、数分から数時間続き、1日に数回起こることもあります。群発頭痛は、数週間から数か月続くこともあります。頭痛に加えて、群発頭痛の患者には、以下のような症状が現れることもあります。 * 目の充血 * 涙目 * 鼻水 * 鼻づまり * 顔面蒼白 * 発汗 * 吐き気 * 嘔吐
脳・神経

レビー小体型認知症を理解する

レビー小体型認知症(レビー小体型認知症;DLB)は、パーキンソン症状や幻視を呈する進行性の認知症である。アルツハイマー型認知症や脳血管障害性認知症とともに三大認知症の一つである。 レビー小体型認知症は、1912年にドイツの医師フリードリヒ・レビーが最初に報告した。レビー氏は、パーキンソン病の患者の脳組織を調べ、神経細胞内に異常なタンパク質の蓄積を発見した。このタンパク質は、後にレビー小体と呼ばれるようになった。 レビー小体は、レビー小体型認知症の重要な病理学的特徴である。レビー小体は、神経細胞の細胞質に蓄積する異常なタンパク質の塊である。レビー小体は、パーキンソン病やその他の認知症でもみられるが、レビー小体型認知症では特に多くみられる。 レビー小体型認知症の症状は、大きく分けて3つに分類される。 1つ目は、認知機能の低下である。レビー小体型認知症の患者は、記憶力、注意、判断力の低下がみられる。 2つ目は、パーキンソン症状である。レビー小体型認知症の患者は、筋肉の硬直、動作の緩慢さ、震えなどのパーキンソン症状がみられる。 3つ目は、幻視である。レビー小体型認知症の患者は、幻視を経験することが多い。幻視の内容は、動物、人物、物などさまざまである。
脳・神経

看護師が知っておきたい錐体外路症状とは

錐体外路症状とは、錐体外路の障害で生じた症状のことです。錐体外路は、錐体路以外の全ての中枢神経系の経路のことで、姿勢・運動に対する基本的かつ無意識的な運動をコントロールし、運動が円滑に行うことができるように筋緊張などを調節しています。錐体外路症状は、自分の意思とは関係なく症状が出現し、不随意運動による症状と筋緊張の異常を認め、明らかな運動麻痺が無いことが特徴です。 錐体外路症状には、ジスキネジア(不随意運動)、ジストニア(持続的な筋収縮)、アカシジア(安静時にジッとしていられない)、ブラジキネジア(運動の遅延)、無動症状(自発的な運動ができない)などがあります。錐体外路症状は、パーキンソン病、ハンチントン病、レビー小体型認知症、多系統萎縮症など、さまざまな神経変性疾患でみられます。また、抗精神病薬の副作用として錐体外路症状が出現することもあります。
脳・神経

バレー徴候とは?

バレー徴候とは、手足の軽い麻痺(錐体路障害)を見出す検査の際に、麻痺を起こした上下肢に認める症状のことである。本検査はバレー試験と呼ばれ、脳梗塞、脳出血、その他の錐体路障害を来す疾患を調べる目的で行われる。 バレー徴候は、フランスの神経学者ジャン=アントワーヌ・バレーが1890年に発表した論文で初めて報告された。バレーは、脳卒中を患った患者を診察している際に、麻痺を起こした手足を動かそうとすると、反対側の手足が不随意に動くことに気づいた。この現象は、バレー徴候と呼ばれ、錐体路障害の重要な徴候とされている。 バレー徴候は、錐体路障害を来す疾患の診断に有用である。錐体路は、脳と脊髄を結ぶ神経線維であり、運動や感覚を制御している。錐体路が障害されると、運動麻痺や感覚障害が生じる。バレー徴候は、錐体路障害の程度を評価するために使用されることが多い。 バレー徴候は、脳卒中、脳出血、外傷性脳損傷、脊髄損傷、多発性硬化症、筋萎縮性側索硬化症などの疾患でみられる。バレー徴候がみられた場合は、錐体路障害を来す疾患が疑われるため、詳細な検査が必要である。
脳・神経

看護師に必須の用語『指定難病』について

-指定難病とは?- 指定難病とは、厚生労働大臣により定められた医療費助成の対象となる難病のことです。指定難病は、発症する患者数が少なく、治療法が確立されていない、または治療費が高額であるなど、患者が医療費の負担に耐え難い状況にある難病です。 指定難病の患者は、医療費助成を受けることができます。医療費助成の対象となるのは、指定難病の治療に直接必要な医療費で、入院費、外来診療費、薬剤費などです。医療費助成は、患者の所得に応じて、全額助成、一部助成、自己負担の3段階に分かれています。 指定難病は、現在307種類あります。指定難病の例としては、筋萎縮性側索硬化症(ALS)、多発性硬化症(MS)、がんの一種である悪性黒色腫、膠芽腫などがあります。 指定難病は、そのほとんどが原因不明で、治療法も確立されていません。そのため、患者は長期にわたって治療を続ける必要があり、医療費の負担が大きくなります。指定難病の医療費助成は、患者の経済的な負担を軽減し、治療を継続しやすくするための制度です。
脳・神経

看護師に欠かせない脊髄とは?

脊髄とは、脳から延長した円柱状の神経の束であり、中枢神経の一部分である。脊髄は、脳から身体の各部分へと神経信号を伝達する役割を担っている。また、身体から脳へと感覚情報を伝達する役割も担っている。脊髄は、脊椎によって保護されており、31対の脊髄神経が脊髄から分岐している。 脊髄は、頸髄、胸髄、腰髄、仙髄の4つの部分に分かれている。頸髄は、首の部分にある脊髄で、8対の脊髄神経が分岐している。胸髄は、胸の部分にある脊髄で、12対の脊髄神経が分岐している。腰髄は、腰の部分にある脊髄で、5対の脊髄神経が分岐している。仙髄は、お尻の部分にある脊髄で、5対の脊髄神経が分岐している。 脊髄は、身体の各部分の筋肉や臓器を支配している。例えば、頸髄は、首の筋肉や腕の筋肉を支配している。胸髄は、胸の筋肉やお腹の筋肉を支配している。腰髄は、腰の筋肉や足の筋肉を支配している。仙髄は、お尻の筋肉や膀胱や直腸を支配している。
脳・神経

看護師に必須の用語『カタプレキシー』とは何か?

カタプレキシーとは、喜怒哀楽、恐れや羞恥といった過度の感情の高ぶりによって、全身あるいは膝や腰、あご、まぶたなどの筋力が抜けてしまう発作である。情動脱力発作とも呼ばれる。 カタプレキシーは、ナルコレプシーに伴って併発するケースが多い。オレキシン神経が失われているために扁桃体の活動が過剰になり、脱力を起こす。 発作中、意識はしっかり保たれており、しばらくすると元に戻って、自然に力が入るようになる。 カタプレキシーは、日常生活に支障をきたすことが多く、転倒やけがのリスクが高くなる。また、人前で発作を起こすと、恥ずかしい思いをしたり、周囲に迷惑をかけてしまうことがある。 カタプレキシーの治療法は、ナルコレプシーの治療法と同じく、オレキシン神経の働きを高める薬物を使用する。また、生活習慣を改善することで、発作の頻度や重症度を軽減できる。
脳・神経

看護師に必須の用語「シナプス」

シナプスとは、神経細胞であるニューロンと、次のニューロンをつなぐ接合部のことである。シナプスは、電気信号や化学信号を伝達して、ニューロン間の情報を伝達する働きをしている。 シナプスは、ニューロンの軸索末端と、次のニューロンの細胞体や樹状突起が接合する部分に形成される。シナプスには、電気シナプスと化学シナプスの2種類がある。電気シナプスは、ニューロンの細胞膜が直接接合しており、電気信号を直接伝達する。化学シナプスは、ニューロンの細胞膜が直接接合しておらず、化学伝達物質を介して信号を伝達する。 電気シナプスは、ニューロン間の情報伝達が速く、化学シナプスは、ニューロン間の情報伝達が遅いという特徴がある。電気シナプスは、主にニューロンの同期化や、ニューロンの興奮性の制御などに用いられている。化学シナプスは、主にニューロン間の情報伝達や、ニューロンの興奮性の制御などに用いられている。 シナプスは、神経系の機能に重要な役割を果たしている。シナプスの機能が障害されると、神経系の機能が障害され、さまざまな症状が現れる。シナプスの機能障害は、アルツハイマー病やパーキンソン病などの神経変性疾患の原因の一つと考えられている。
脳・神経

看護師が知っておくべき脳卒中の用語

脳卒中とは、血管の狭窄・閉塞などによって脳に十分な血液と酸素が供給されなくなり、脳細胞がダメージを受ける疾患です。脳卒中は、突然発症することが多く、半身の麻痺や言語障害、意識障害などの症状が現れます。脳卒中は、虚血性疾患(脳梗塞)と、出血性疾患(脳出血、くも膜下出血)の2つに大きく分けられます。虚血性疾患は、脳の血管が狭窄や閉塞を起こして起こり、出血性疾患は、脳の血管が破れて起こります。脳卒中は、いずれも早期発見・早期治療が重要です。脳卒中の症状が現れたら、すぐに医療機関を受診しましょう。
脳・神経

ベーチェット病:看護師が知っておくべきこと

ベーチェット病とは、炎症反応の反復により全身の臓器が障害され、さまざまな臨床症状を示す難治性の疾患です。ベーチェット病は、1937年にトルコの医師であるベーチェット氏によって最初に報告され、その後、世界中の多くの国々で報告されるようになりました。 ベーチェット病の好発年齢は20~40歳代で、男性にやや多くみられます。ベーチェット病の原因は不明ですが、遺伝的要因や環境要因などが関与していると考えられています。ベーチェット病の症状は、口腔粘膜の潰瘍、眼の炎症、皮膚の炎症、関節炎、消化器症状、中枢神経症状など、さまざまな症状が現れます。 ベーチェット病の診断は、臨床症状と血液検査、画像検査などによって行われます。ベーチェット病の治療法は、症状を軽減させるための対症療法が中心となります。ベーチェット病は難治性の疾患ですが、適切な治療を受ければ、症状をコントロールし、日常生活を送ることが可能です。
脳・神経

看護師に必須の用語『輻輳反射』

輻輳反射とは、瞳孔反射の一つであり、近くの物を見るときに焦点を合わせるために起こる一連の反応です。輻輳反射は、両側の内直筋が収縮し、両眼が内側へ向くように内転する(輻輳運動)ことから始まり、この内直筋への刺激によって瞳孔が小さくなります。輻輳反射は、目の調節や協調を維持するために重要な役割を果たしています。 輻輳反射は、主に内直筋によって制御されています。内直筋は、目の内側にある筋肉で、眼球を内側に回転させます。輻輳反射が起こると、内直筋が収縮し、両眼が内側へ向くように内転します。 輻輳反射は、瞳孔を小さくすることによっても視覚を調節しています。瞳孔が小さくなると、目のに入る光の量を減らすことができます。これにより、目の調節が容易になり、近くの物に焦点を合わせやすくなります。 輻輳反射は、目の調節や協調を維持するために重要な役割を果たしています。輻輳反射が正常に働かないと、近くの物に焦点を合わせることが難しくなり、視覚に問題が生じることがあります。
脳・神経

脊髄空洞症〜看護師が知るべき疾患〜

脊髄空洞症とは何か? 脊髄空洞症とは、脊髄の中に脳脊髄液が異常に多く溜まることで、脊髄が空洞状となる疾患のこと。脊髄とは脳からの命令を全身に伝える神経の束のこと。脳脊髄液は脳と脊髄を保護する液体である。脊髄空洞症は、頚髄や上側の胸髄に多い。 脊髄空洞症は、生まれつき(先天性)のものと、後に発症するもの(後天性)がある。先天性の脊髄空洞症は、胎児の時期に脊髄が正常に発育しなかったことが原因で起こる。後天性の脊髄空洞症は、外傷や感染症、腫瘍などによって脊髄が損傷したことが原因で起こる。 脊髄空洞症の症状は、空洞の場所や大きさによって異なる。代表的な症状は、手足のしびれや痛み、脱力、排尿障害などである。また、重症例では呼吸障害や心障害を引き起こすこともある。 脊髄空洞症の診断は、MRI検査で行う。MRI検査で脊髄に空洞があれば、脊髄空洞症と診断される。 脊髄空洞症の治療法は、空洞の大きさや症状によって異なる。軽症例では、保存療法が行われる。保存療法とは、薬物療法やリハビリテーションなどによって症状をコントロールする方法である。重症例では、手術が行われる。手術では、空洞を小さくしたり、空洞をドレナージしたりする。
脳・神経

看護師必見!日本脳炎の基本知識

日本脳炎とは、日本脳炎ウイルスに感染することによって引き起こされる感染症です。蚊を介して感染し、高熱、頭痛、嘔吐などの症状が現れます。重症化すると、脳炎や髄膜炎を起こし、死に至ることもあります。日本脳炎は、東南アジア、東アジア、西太平洋地域で多く発生しています。日本でも、毎年数千人の患者が発生しています。 日本脳炎ウイルスは、フラビウイルス科フラビウイルス属に属するウイルスです。直径は約50nmで、エンベロープを有しています。日本脳炎ウイルスのゲノムは、一本鎖RNAで、約10,000塩基から構成されています。日本脳炎ウイルスは、蚊を介して感染します。蚊が日本脳炎ウイルスに感染した鳥や豚を吸血すると、ウイルスが蚊の体内で増殖します。その後、蚊が人間を吸血すると、ウイルスが人間に感染します。 日本脳炎の潜伏期間は、10日から14日です。発症すると、高熱、頭痛、嘔吐などの症状が現れます。重症化すると、脳炎や髄膜炎を起こし、死に至ることもあります。日本脳炎の治療法は、対症療法が中心となります。重症例には、抗ウイルス薬が使用されることもあります。 日本脳炎は、予防接種で予防することができます。日本脳炎ワクチンは、生ワクチンと不活化ワクチンがあります。生ワクチンは、弱毒化した日本脳炎ウイルスを使用しており、不活化ワクチンは、日本脳炎ウイルスの抗原を不活化したものです。日本脳炎ワクチンは、1期から3期に分けて接種されます。1期は1歳から2歳の間、2期は3歳から4歳の間、3期は11歳から12歳の間です。
脳・神経

看護師が知っておくべき血栓について

血栓とは、血管の中で形成される血の塊のことです。血栓は、血小板やフィブリンなどの血液成分が集まって形成されます。血栓が血管を塞いでしまうと、その先の組織に血液が流れなくなり、組織が壊死してしまいます。血栓は、脳卒中、心筋梗塞、肺塞栓症などの原因となります。 血栓は、血液が固まりやすくなったり、血管壁が傷ついたりすると形成されやすくなります。血液が固まりやすくなる原因としては、高血圧、糖尿病、脂質異常症、肥満、喫煙、飲酒、運動不足などがあります。血管壁が傷つく原因としては、動脈硬化、血管炎、外傷などがあります。 血栓が形成されるのを防ぐためには、血液が固まりにくくする薬を服用したり、血管を傷つけないようにしたりすることが大切です。血液が固まりにくくする薬には、抗凝固薬や抗血小板薬があります。血管を傷つけないようにするためには、高血圧や糖尿病などの基礎疾患をしっかりコントロールしたり、禁煙したり、適度な運動をしたりすることが大切です。
脳・神経

看護師必見!反射の意味と重要性

反射とは、刺激に対して起きる不随意の筋収縮である。反射は、脊髄や脳幹などの神経系の中枢部で起こり、末梢神経を通じて筋肉に伝わって起こる。反射は、身体を保護したり、姿勢を維持したり、運動を円滑に行ったりするのに役立っている。反射は、客観性があるため、反射所見を正確に取ることは、神経疾患の局在診断につながる。 反射には、いくつかの種類がある。最も基本的な反射は、腱反射である。腱反射は、腱をハンマーなどで叩くと、筋肉が収縮して反射が起こる。腱反射は、脊髄の特定の神経節で起こる。反射には、他にも、皮膚反射、粘膜反射、深部反射などがある。 反射は、神経疾患の診断に役立つ。反射が亢進している場合は、その神経節に障害がある可能性がある。反射が低下している場合は、その神経節や末梢神経に障害がある可能性がある。反射が消失している場合は、その神経節や末梢神経に完全な障害がある可能性がある。反射所見は、神経疾患の局在診断を行う上で重要な情報となる。
脳・神経

脳動脈瘤とは?知っておくべき看護師必須の用語

脳動脈瘤とは、脳の動脈の壁の一部が膨らんで弱くなった状態で、脳卒中の原因となる可能性があります。脳動脈瘤は、脳のどの動脈でも発生する可能性がありますが、最も一般的なのは、脳の底部にある動脈です。脳動脈瘤は、しばしば何の症状もありませんが、大きくなってくると、頭痛、視覚障害、複視、麻痺などの症状を引き起こすことがあります。脳動脈瘤は、くも膜下出血を引き起こす可能性があり、これは脳を覆う膜に出血が起こる状態です。くも膜下出血は、重篤な状態であり、死に至ることもあります。脳動脈瘤の治療には、外科手術、血管内治療、放射線治療などがあります。